2025/04/25 - 2025/05/04
2285位(同エリア2338件中)
RiEさん
旅行4日目(4月28日)。
9:00にチェックアウトを済ませて無料の山陰道を走行して1時間半後、島根半島西端の日御碕に鎮座する古社“日御碕神社”に到着した。
途中のクネクネ山道で見かけたレトロな“日御碕ドライブイン”が気になっていたのでブランチしてから、高天原から降った建御雷神が大国主神に国譲りの談判をしたといわれる“稲佐の浜”を訪れた。
“出雲大社”拝殿だと思い込んでいた表紙写真の見慣れた極太注連縄は、実は神楽殿だと現地で気づいて驚いたけど、実際に行ってみないとまだ知らないことは沢山ある。
出雲大社から東へ約2kmの場所にある国道431号線沿いに建つ“島根ワイナリー”は全体的に軽くてどちらかというと甘口な印象だったけど、有料試飲で注文した完売商品:横田カベルネ・ソーヴィニヨンはどっしりした味わいでとても好みだった。
旅行5日目(4月29日)、前編。
CMで登場してベタ踏み坂として知られる“江島大橋“は松江市八束町から境港市渡町へ中海をまたいで結ぶ日本一のPCラーメン橋で、ベタ踏み坂を渡って45都道府県目の鳥取県を初めて訪れる。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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AM7:00頃は小雨がパラパラしていたのに江津出発前に曇り空になり、少し風があって過ごしやすい。
10:25に“日御碕神社“に到着すると修学旅行生と入れ違うところで、にぎやかだった境内は一気に静寂を取り戻した。日御碕神社 寺・神社・教会
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島根半島西端の日御碕に鎮座する日御碕神社には夕日にちなんだ御社「日沉宮」が祀られていて、「日の本の昼を守る」と言われる伊勢神宮に対して、日御碕神社は「日の本の夜を守る」とされ、古来より出雲は日が沈む聖地として認識されてきたそう。
日沉宮が現社地に遷座されたのは948年頃で、以前は約200m西側にある経島に鎮座していて、日沈宮があった経島は聖地として一般人の上陸は許されておらず、現在も日御碕神社の宮司ただ1人が年に1度だけ上陸して祝詞をあげている。 -
楼門をくぐると正面に天照大御神を祀る日沉宮があり、下の宮とも呼ばれている。
その手前左右には門客人社が配されていた。 -
正面上部には鴨らしき彫り物がされている。
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両方とも扉が閉まっていたので参道を進んでいく。
後ろに見える回廊は日御碕神社をぐるっと取り囲んでいるけど、タイミングを逃してスルーしてしまったのが残念。 -
1644年に建立された本殿の現在の建物は日光東照宮完成直後に徳川家光の命によって築かれたもので、桃山時代の面影を残している。
天照大神は太陽の神様なので基本的に日の出方向に建っていることが多いけど、この日沈宮は太陽の沈む方向に社殿が建てられているのが興味深い。 -
見上げると上部に日光東照宮で見たような彫刻が施されていた。
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しっかり色が残っていて華やかな印象。
立ち入ることはできないけど本殿内壁や天井には、狩野派や土佐派の絵師たちによる壮麗な壁画もあるそう。 -
本殿から向かって左に建ち、橋でつながっているのは日沈宮(下の宮)禊所。
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向かって右には玉砂利の庭があり、小さな蛭子神社と宝庫が並んでいた。
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日沉宮(下の宮)右斜め向かいの小高い場所には素盞嗚尊を祀る神の宮(上の宮)が見下ろすような場所に建っていて、珍しい形式なのも見どころの1つ。
ちなみにこの神の宮は現在の社殿背後にある山に鎮座していたけど、安寧天皇の時代に勅命があり現在の地へと遷された。 -
権現造りで上部の左右には、顔だけの象が施されていて日光東照宮っぽい。
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左脇から参道が伸び奥には石段が続いていたけどどう見ても森で、その奥にも鳥居があり結構急階段だったためUターン。
後で調べたら稲荷社があるらしい。 -
神の宮から見下ろすとこんな光景が広がっていて、それほど大きな神社じゃないのに見どころが多い。
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日御碕神社に向かう途中、くねくね山道の途中で目に飛び込んできたレトロな佇まいに惹かれて“日御碕ドライブイン”へ。
11:00過ぎたばかりでランチには早いけど、出雲大社周辺は絶対混みそうだからブランチすることに。 -
入口直ぐの大きなテーブル席以外は座卓で、奥に畳半個室テーブル椅子席があった。
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Menu。
ドライブインだからバラエティに富んでいるけど、みさき丼メニューが気になって尋ねてみたら「穴子は店で捌いている」とのことで早速注文。 -
【穴子丼】1700円
たれでコッテリしているのに全然重たさがないし、柔らかさと食感が絶妙で身が大きく、とにかくたれが美味しい。
ごはんが薄く敷いてあるから足らないかな?と思ったけど、穴子単体でも箸が進むから量がちょうど良かった。 -
【日本海丼(刺身のづけ)】1700円
甘い醤油が絡められたヒラマサが10枚以上入っていて、中央はとろろ月見+大葉が乗っている。
トロっとした食感を夫は大層気に入っていた。
ちなみにPayPayga使えるけど建物内の電波が悪すぎてQRコードが読み込めず、何度も場所を変えながら試してようやく決済出来たので、混んでいたら現金払いするつもりでいた方が良さそう。 -
12:00に出雲大社の西方1kmにある海岸で、国譲りや国引きの神話で知られる“稲佐の浜”に到着。
この浜は旧暦10月10日に全国の八百万の神々を迎える場所にあたる。稲佐の浜 自然・景勝地
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丸みがあるこの大きな岩は“弁天島”と呼ばれている。
かつては稲佐湾のはるか沖にあったため沖ノ御前や沖ノ島と呼ばれていたけど、近年急に砂浜が広がったせいで島の後まで歩いて行けるようになった。
島の上には沖御前神社があり、神仏習合の時代は弁財天が祀られていたものの、明治あたりから豊玉姫命が祀られている。
到着した頃はまだ波も岩周辺に押し寄せる程度だったけど… -
数分もしないうちに距離が縮まって、賽銭箱を波が飲み込みそうなところまで近づいてきた。
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そしてあっという間に砂浜が消える。
海風が吹くと肌寒くて多くの人がサッと戻っていった。 -
稲佐の浜から出雲大社の参道は徒歩15分程度らしいけど、また戻るのが面倒なので車で出雲大社併設無料駐車場に移動したら僅か2分だった。
思ったより混んでおらずサッと駐車でき、出雲大社目指して歩いていくと巨体という言葉が相応しいキジトラ猫がスロープ中央を陣取って日向ぼっこしていた。
人の往来が多いから「デカい猫!」「うちの猫よりデブじゃない?」と散々好き勝手言われててウンザリしたのか、ノシっと立ち上がって芝生へ移動してまたうたた寝し始めたけど、猫は人間の言葉が分かるから陰口はいけない。 -
出雲大社の境内図。
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駐車場から進んでいくと、まず最初に現れるのがTVなどの媒体で見慣れた巨大注連縄が印象的なこの建物。
今まで拝殿だと思い込んでいたけど「神楽殿」と案内板があり、実際に訪れてみないと知らないことはまだ沢山あると実感した。出雲大社 寺・神社・教会
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本来は稲佐の浜から歩いて参道を進み、出雲大社の二の鳥居:勢溜の大鳥居をくぐるけど、戻るのが面倒でここから出雲大社へ。
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絵馬掛け前を通り過ぎると…
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神馬・神牛が祀られた小屋に辿り着き、ここで参道に合流。
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出雲大社の参道は途中から左右に分かれていて、西参道側には「御自愛の御神像」という大層な名前が付けられた因幡の白兎伝説を模した像と、童謡のだいこく様の歌詞が刻まれていた。
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東参道側に移動すると…
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出雲大社は出雲神話で語られる大国主命を主祭神として祀る神社なので、大国主尊が両手を掲げて凛々しい表情で待ち構えていた。
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この像は「ムスビの御神像」と呼ばれていて、幸魂 奇魂と題された案内板によると…
<時に、海を照らして依り来る神あり。
「吾在るに由りての故に汝その國造の大業を建つるを得たり。吾は、汝が幸魂奇魂なり」
大国主神、「これ吾が幸魂奇魂なりけり」と知りぬ>
と書いてあったけどザックリ言えば…
<大国主命自らの幸魂奇魂を祀ることで、内なる神性に気づいて国づくりの大業を果たし、生きとし生けるものの幸せを結ぶ「むすびの大神」となった>
というのが出雲大社の指針だそう。 -
四の鳥居である銅鳥居は1580年に毛利輝元によって寄進され、1666年に損傷部分が多かったため、長州藩主だった孫の毛利綱広が造り直した鳥居が残っていて、銅製鳥居としては日本最古らしい。
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こちらが出雲大社の拝殿。
神楽殿の注連縄の方が迫力あるせいか、小さく感じてしまうけど十分太い。 -
神社の一般的な参拝は二礼・二拍手・一礼だけど、ここ出雲大社の参拝方法は二礼・四拍手・一礼。
出雲大社を訪れたことがある人から聞いていたお陰で間違えなかったけど、倍の拍手を打つのは違和感があった。 -
本殿は拝殿の真裏なので脇から周る。
ドンと構える八足門。 -
その奥に楼門があり、もっと奥にチラリに本殿らしき建物が見えてる。
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ここからは反時計回りに歩いていくと、東十九社と隣に釜社が建っていた。
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この角を曲がると本殿の真裏へ。
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間裏には出雲大社でも最大とされるパワースポットと呼ばれる素鵞社があり、大国主命の祖先とされる素戔男尊を祀っている。
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それほど大きくないこの社を、反時計回りに回る人で軽い行列が出来ていたので混ざってみると、下に木箱が複数置いてあった。
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稲佐の浜で集めた砂を持参した小瓶やビニール袋に集めて素鵞社で納め(木箱の砂と混ぜる)、代わりに素鵞社のパワーを受けた神の砂:御砂を同量詰めて授かれるシステム。
参拝方法を教えてくれた人が「絶対やったほうが良い、パワースポットだから!」と強く勧めてくれたけど、これだけ神社参拝してるのに私は建築が見たいだけで、パワースポットに興味ゼロ。
御守りも返すのが面倒で購入しない主義だから私たちはパスした。 -
素鵞社の斜め向かいは本殿真後ろにあたり、本殿を見上げて合掌するペアの兎像が可愛かった。
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他にも本を読んでいたり、ハートを持っていたり。
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出雲大社に伝わる各種資料を陳列する彰古館を曲がると…
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本殿の西側が大国主命正面にあたるので、参拝客は立ち止まって皆手を合わせる。
ということは拝殿から参拝すると大国主尊の側面に向かって拝んでいることになる?
主祭神を横向きに安置するなんて他に知らない。
国譲りによって幽冥界へ隠れてしまった大国主命を、鎮魂しているという噂もある出雲大社。 -
太い木を包み込むようにビッシリおみくじが巻かれている。
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荒垣を出るとようやく最初の神楽殿へ。
日本一の大きさを誇るというこの大注連縄は、一般的な神社の注連縄と左右逆に張られているのが特徴。 -
イチオシ
2018年7月に交換されたものが現在も取り付けられており、長さ13.6m・重さ5.2t・胴回り8mという途方もない大きさ。
大型クレーン車を用いて取替作業が行われた写真は圧巻だった。 -
真下から見ると断面の美しさに驚かされるし、吊り下げているのが奇跡としか思えないくらいデカい。
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隣接する鏡の池に咲く藤棚が美しい。
じっくり見て回って1時間20分かかったから、見るもの・やることも多いので時間制限のある団体ツアーで訪れると忙しそう。 -
出雲大社から東へ約2km、国道431号線沿いにある“島根ワイナリー”までは車で10分。
大きな駐車場には観光バスが停まっていて大盛況だった。島根ワイナリー 名所・史跡
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入ってすぐの土産コーナーで見つけたワイン塩ゴーフレットは絶品で、今まで食べたゴーフレットの中でもダントツにワインとの相性抜群だった。
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充実した土産コーナーに加えて、ワインの種類が多いから迷ってしまうけど…
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試飲即売館バッカスでは約10種類の旬のワインが、セルフで無料試飲できる。
無料試飲できるワインは全体的にライトで甘口傾向だったから、好みが見つからなかったので主力のワインも試したくなった。 -
ワインバル バッカスはカウンター席で有料試飲できるようになっていて、支払いは現金飲み対応。
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Menu。
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【橙雲甲州オランジュ】300円
2種類あるオレンジワインの片方はデラウェアで甘さが残ると説明されたため、辛口のこちらをチョイス。
オレンジワインにしてはタンニンが控えめで、ワインを飲みなれない人でも飲みやすい印象。 -
【横田カベルネ・ソーヴィニヨン】600円
完売して有料試飲でしか飲めないと聞いて注文したけど、横田シリーズは島根ワイナリーから1時間半離れた標高の高い自社園でぶどうを育てており、上品で柔らかいのにボリュームがあって、とても好み。
メイン料理を選ばなさそうな橙雲甲州オランジュを土産に購入して、今夜の宿泊地である松江へ。 -
1時間強で松江中心地に到着。
今夜から3泊する“東横イン松江駅前”の詳しい口コミは下記をご覧くださいませ。
https://4travel.jp/dm_hotel_tips/15248761東横イン松江駅前に泊ったよ by RiEさん東横イン松江駅前 宿・ホテル
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松江駅併設のシャミネ松江で購入した、特急やくもオリジナルラベルの大山Gビール×JR西日本とのコラボ商品をコンプリート。
3泊だから1日2本ずつ味わう。 -
旅行5日目(4月29日)、前編。
キリっとした青空が広がる朝。
AM9:00にHOTELを出発した時は気温が13℃しかなく、風もあって過ごしやすい。
この何も無さそうな場所にやって来た目的は… -
“江島大橋“こと、通称:ベタ踏み坂を撮影するため。
CMで登場したことで一躍知られた江島大橋は、松江市八束町から境港市渡町へ中海をまたいで結ぶ日本一のPCラーメン橋。 -
イチオシ
松江市側の勾配が高いそうで、車を置いて歩いて行ってみると迫りくるものがあった。
江島大橋 名所・史跡
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ただ実際に走行してみれば見た目ほどのインパクトはなく、普通の長い坂道。
この後はベタ踏み坂を渡って45都道府県目の鳥取県を初めて訪れる。
続きは06へ。
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