2025/04/25 - 2025/05/04
1328位(同エリア1346件中)
RiEさん
旅行6日目(4月30日)、後編。
ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の生涯や遺愛品の展示をしている“小泉八雲記念館”を訪ねてから、同じ塩見繩手沿いにある松江でも江戸時代の城下町らしい面影を残す“武家屋敷“を見学した。
一旦HOTELに戻って身軽になった後は徒歩で“島根県立美術館”へ。月替わりで北斎の版画作品や肉筆画など約40点を常時鑑賞できる北斎展示室が観たくて、西日がキツい時間帯に宍道湖のほとりを散歩した。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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松江城の堀沿いに歩いていくと、遊覧船がゆっくり滑り込んできて風情がある。
松江城 名所・史跡
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信号を渡ると北掘り沿い角に建つ“小泉八雲記念館”が見えた。
小泉八雲記念館 美術館・博物館
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小泉八雲旧居に隣接したこの記念館では、小泉八雲という作家を知る基本情報や生涯を編年で見ながら、遺愛品の展示や解説を通して深く知ることができる。
「小泉セツーラフカディオ・ハーンの妻として生きて」という企画展も行われていて、2025年秋からNHK連続テレビ小説「ばけばけ」がの主人公モデルとして注目を浴びているそう(我が家はTVが無いので未視聴)。 -
館内は撮影禁止で入口の肖像版の写真しかないけど、ギリシャ西部のレフカダ島で生まれたラフカディオ・ハーンこと小泉八雲が、1890年年8月から松江にある島根県尋常中学校に赴任して英語教師となり、在任中の1年3ヵ月の間に出雲の地に日本の伝統文化を見出し松江の士族の娘:小泉セツと結婚して研究に取り組んだこと、英語+日本語と松江の方言が入り交ざった「ヘルン言葉」と呼ばれる2人だけの言葉にも注目しつつ、代表作「怪談(Kwaidan)」が誕生した経緯を紐解く。
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外に出ると再び遊覧船が堀を通過していった。
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武家屋敷は北堀に面して建っており、主屋・長屋門・塀などから構成されていて江戸期の面影を今に伝え、塩見縄手の名前由来とされる塩見小兵衛も住んだ屋敷でもあり、上級武士や中級武士が屋敷替えによって入れ替わり住んでいた。
現在の建物は1733年の大火で焼失後に再建されたもので、主屋はその後も増改築を経て、2016年から3年に及ぶ保存修理工事で明治期の図面をもとに復元された。武家屋敷 名所・史跡
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松江城・小泉八雲記念館・武家屋敷 3館共通券を受付で提示して中へ。
3本の木が並んだこのデザインは家紋? -
<長屋門>
入口受付の右側に続く長屋門は武家屋敷の特徴のひとつで、門番や中間(武家奉公人)住居として使用されていた。 -
物見窓から塩見縄手通りを望むことができるので、屋敷に出入りする人の監視や案内などの雑務にあたったとされている。
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<主屋>
面積の広い低木で隠れているけど右側に内玄関があり、左側に式台玄関が並んでいる。 -
<式台玄関>
式台玄関は来客用玄関とされており、従者が平伏して迎えてくれるけどここからは上がれない。
見学者は内玄関から入る。 -
<内玄関>
6畳間で正面に神棚があるけど、順路は内玄関入ってすぐ左に曲がるよう指示があった。 -
<次の間>
左は次の間になっていて、奥の部屋で当主が待ち構えている。 -
松江城を描いた立派な屏風。
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振り返ると先程の平伏す従者がいて、次の間は式台玄関になっていた。
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<座敷>
10畳ある広々したこの部屋は当主が来客を迎える客間にあたり、座布団に座ってOKなので茶を飲むよう勧めてくれる当主と写真を撮る人続出。
玄関から座敷部分は表側として面皮柱に柾目の長押を用いており、魅せる構造になっている。 -
床柱にある九曜紋の釘隠しは意外に大きく、主張が強くて目立っていた。
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この先は私生活の場として裏側にあたり、明治期に増設された。
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<家族部屋>
隣接する座敷と比較すると長押も杉の面皮を使うなど、造りも材料も区別して武家の暮らしぶりを伺わせる。 -
一旦縁側に出て再び居室に入ると…
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<当主居間>
座敷ほどの格式は無いものの面皮の長押を使用したり、遊び心ある造りをしている。 -
<奥方居間>
鏡など身支度品が並べられていていた。
当主居間から奥方居間に進んで右に曲がれば内玄関に、左に曲がると縁側がL字に繋がっていて、3畳の間に出る。 -
<茶室>
3畳の間は2つの部屋にアクセスできるようになっていて、まずは築山式の庭園に面している2畳しかない茶室へ。
茶の湯は武家の嗜みとされ、特に松江藩松平家7代藩主は大名茶人として知られていたため、藩内の町民にも茶道が普及したそう。 -
<仏間>
もう1部屋は4畳間の仏間だった。 -
<内玄関>
順路が続いているので、次の間とは逆の部屋に入ると… -
<台所>
板張りされた床の台所に出た。 -
台所にある木製襖の奥は味噌部になっていて巨大なカメに味噌を貯蔵していた。
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<水屋>
窓から日射しが入るので明るい。 -
<湯殿>
水屋の隣に造られた湯殿は台所からアクセスする。 -
靴を履いて庭に周ってみる。
正面に見えるのが座敷で、瓦屋根が付いた壁の右側が式台になっている。 -
座敷からみた庭は簡素。
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家族部屋に面した裏に回ると、飾りを省いた素朴な築山式の庭園があり質実剛健の気風が感じられた。
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通路両端はモサモサ草が生えているけど涸れ池があり、奥に小さな邸内社が祀られている。
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バスでHOTELまで戻ってカメラを置き、今日は車に乗らないのでJR:松江駅にある居酒屋で遅めのランチ飲みをしてから、酔い覚ましを兼ねて徒歩で“島根県立美術館”へ。
松江城の天守から見えた穏やかな波状のカーブを描くチタン製の大屋根を撮ろうとしたら、駐車場の警備員が「道路入口端から皆撮ってるよ」と教えてくれた。島根県立美術館 美術館・博物館
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1999年に開館した島根県立美術館は2022年にリニューアルオープンしたばかりで、水と調和する美術館・夕日につつまれる美術館をテーマにしている。
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館内に入ると宍道湖がよく見えるようガラス張りになっていて、大パノラマが迫ってくる。
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宍道湖畔にも屋外彫刻の展示がされているので自然と一体化したような感覚になった。
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今回は北斎コレクション約1600点の中から、北斎の版画作品や肉筆画など月替わりで約40点を常時観覧できる展示室:北斎展示室が目的なので、チケットはコレクション展大人:300円だった。
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展示内容はパネルに表示されている。
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白で統一された館内は広々してスタイリッシュ。
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2階に上がってテラスに出ると宍道湖が一望できた。
ここは夕日につつまれる美術館だけど、まだ太陽の位置が高すぎて体験できそうにない。 -
島根県立美術館は閉館時間が毎日異なる。
10:00開館は固定だけど、日没後+30分が閉館時間のため分単位で面白い。 -
展示見学を終えて外に出てみると「宍道湖うさぎ」と題された屋外展示があり、ここはチケットが無くても自由に見学可能で、12匹のうさぎが走っていく様子が展示されていた。
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1匹が走っていく様子をコマ送りしているのかもしれないし、先頭うさぎの後を追って12匹が続いているのかもしれないと想像が膨らむ。
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最近旅先で美術館を訪れる機会が増えたけど、明日も美術館へ。
島根県で1番行きたかった“足立美術館”を鑑賞してから、鳥取県に移動する予定。
続きは09へ。
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