2025/04/25 - 2025/05/04
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RiEさん
旅行2日目(4月26日)。
広島県の三次を出発して中国道から浜田道を走り、11:00前に浜田城や北前船寄港地として日本遺産に認定された外ノ浦を紹介する施設“浜田市浜田城資料館”を見学した後、浜田市街地から北方約2kmに位置する北前船の西回り航路の風待ち港及び瀬戸内方面への中継点として栄えた浜田藩最大の貿易港地“外ノ浦”を見に行った。
古くから石見の代表的な名所として和歌にも詠まれ、徒歩でトンネルを抜けると波によって侵食された海食崖や、千畳敷と呼ばれる隆起海床が広がる“石見畳ヶ浦”を散策し、自然が織りなすロマンに心馳せる。
日本海と美しい姉ヶ浜海水浴場の海岸線を見渡せる“赤鼻展望台”は私たちの他にもう1組しか観光客がおらず独占状態、風音と波音しか聞こえないなか雄大な自然美を堪能してから、今夜から2泊するHOTELを目指した。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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AM7:00に起床すると三次の今朝の気温は3℃しかなく、出発した9:30もピリッとした空気の冷え込みが残っていた。
中国道から浜田道を走り、10:45に浜田ICで降りて10分ほど走ると… -
“浜田資料館”に到着。
手前にある巨大な鈴は第12代浜田藩主:松平康定が三重県松阪の本居宣長に贈った駅鈴のモニュメントで、地場産業である石州瓦の技術を用いて浜田市と松阪市の友好の証として製作されたもの。浜田城資料館 美術館・博物館
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2019年10月にオープンしたばかりなので建物もきれい。
靴を脱いでスリッパを借りて見学する。 -
見学前に受付に声をかける必要があり、写真撮影は可能だけど資料はクローズアップした撮影は不可で、ガラスケース全体が映るくらい遠目でシャッターを切るよう指示された。
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こちらで展示されているのは浜田城関連の資料。
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そして北前船寄港地として、日本遺産に認定された外ノ浦のことを知ることができる。
国内旅行をするようになってから北前船寄港地は結構訪れているので興味深い。 -
資料館の建物自体も歴史的建造物で御便殿と呼ばれており、後の大正天皇が1907年に山陰を行啓する際の宿泊施設として、旧浜田藩主:松平家によって建設された建築されたもの。
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奥の雛壇には浜田市長浜地区に伝わる長浜人形の愛好家が50年に渡って収集した252体の長浜人形(市に寄贈)が展示されていて圧巻。
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近くで眺めると色の鮮やかさや小道具、それに勝る豊かな表情とバリエーションの多さが大変魅力的で華やかだった。
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車で10分ほど移動して無料駐車場に車を停めると、飲料水自販機に混ざって紙絵馬がポストカード付き330円で販売されていた。
だるまの正体は浜田の偉人:会津屋八右衛門からインスピレーションを受け数字の8の形をした「はちえもんだるま」だそうで、隣に吊るす場所はあるけど神社ではないらしい。 -
波音に惹かれて歩いていくとテトラポットが各所に重なって、白い波しぶきをあげていた。
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入り江に視線を移すと、海に突き出た先端に碑が立っているので行ってみることに。
会津屋八右衛門頌徳碑 名所・史跡
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ゴツゴツした岩肌に沿って整備された通路が造られており、数人の釣り人が糸を垂らすこの場所は、先程の会津屋八右衛門の偉業を偲び建立された碑。
鎖国制度で海外貿易が禁止されていた江戸時代末期に、窮乏していた浜田藩の財政を救うため会津屋八右衛門が禁を犯して海外へ大航海し、密貿易を行って藩の財政を救ったものの、捕らえられて処刑されてしまった。
「鎖国の時代に海外に目を向け、郷土に尽くした偉人」として周辺史跡の1つに数えられている。 -
碑の裏側まで行って覗いてみると、荒々しい波が打ち寄せて白い波飛沫を上げていたので、テトラポットの多さから予想するに季節によっては海が酷く荒れそう。
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そしてこの入り組んだ辺りが、北前船の西回り航路の風待ち港及び瀬戸内方面への中継点として栄えた浜田藩最大の貿易港“外ノ浦”。
外ノ浦海岸 自然・景勝地
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この辺りは穏やかで深い青色の海が広がっていて、晴れ渡る空とのコントラストが夏の足音を感じさせた。
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堤防から少し身を乗り出してみると、海の底も見えたので透明度も高い。
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海沿いに民家が数軒並んでいるけど人の姿はなく、汽笛と波音しか聞こえなくてとても静かな外ノ浦。
堤防沿いに歩いていくとカーブに差し掛かった途端、巨大な岩がゴロゴロ生えて雑多な雰囲気になり、その奥に小さな社が見えたので行ってみることに。金刀比羅神社 (外ノ浦) 寺・神社・教会
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回り込むとピンク色のつつじが入口を飾る小さな神社が姿を現した。
“金刀比羅神社”は1711年に松原浦心覚院の二世隆禅和尚により外ノ浦に海上の安全を祈念して創建されたそうで、明治の神仏分離令により現在の金刀比羅神社になった。 -
境内がコンパクトだから、写真だと小さな拝殿が大きく見える。
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1905年頃の失火で拝殿とともに多くの奉納物が焼失したため、現在の拝殿は翌1906年に信者の寄進により、波子の名宮大工:藤川長吉により建立されたもの。
特に心魂を尽くした龍の彫刻は傑作の1つと言われており、躍動感ある滑らかな躯体や、爛々と輝きを放つ瞳に心奪われるものを感じた。 -
車で移動して石見畳ヶ浦の駐車場は、駐車代1日200円を現金でセルフ投函する。
ちなみに6台しか停めることができないので、混雑しそうなGW前に来て良かった。石見畳ケ浦 自然・景勝地
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駐車場の向かいは唐鐘漁港。
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漁港の北東角にあるトンネルから入場するけど、歩行者専用で自転車も通行不可。
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無機質な一直線のトンネルはフラットで歩きやすく、バギーを押しながらでも平気。
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急に明るくなったと思ったら、ゴツゴツした岩肌が降ってきそうな迫る天井に驚かされるここは賽の河原洞窟とも呼ばれていて、波の力によって海食崖に作られた海食洞だった。
壁際には小さな祠があり、江戸時代から続く言い伝えによると北前船が多く往来した当時、住民が遭難した船の残骸から小さな観音像を拾って供養したところ、海難事故が減ったそうで穴観音と呼ばれて親しまれていた。
後に観音像は行方知らずとなったけど約80年前、言い伝えを知る当時の有志が観音像を建立して祠を整備したのがこの場所とのこと。 -
2か所大きな穴が開いていて光が差し込むけど、ゴロゴロ石が積み重なり打ち寄せる波音が響き渡る。
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遠くに視線を移すと少し波が荒い。
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通路に従って進んでいくと再びトンネルへ。
こちらのトンネル内は石見畳ヶ浦の歴史・地震・地層などの解説パネルが一定間隔で並んでいる。 -
駐車場から歩いて約10分、ようやく出口が見えてきた。
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突然広がる広大な景色は砂浜じゃなくて、硬そうな地層が遠くまで広がっていた。
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左側に広がるのは緑がふさふさ生い茂る小山で、あの中のトンネルを歩いてきたらしい。
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ズームレンズで寄ってみるとゴツゴツした岩肌に穴が開いていたので、祠がある場所とつながっているのかもしれない。
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イチオシ
ここは1872年の浜田地震の際に浅海が隆起してできた珍しい隆起海床で、広さが約4.9haもあるところから千畳敷と呼ばれ、隆起はほぼ見られずフラットなのが特徴。
奥に見えるのは馬の背と呼ばれる小高い丘のようになった岩場で、ブーツのような形をした可愛い亀裂も見つけた。 -
節理が配管のように繋がっていて面白い。
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直径50cm前後の腰掛のような丸い岩はノジュール(団塊)と呼ばれ、貝の化石などに含まれる炭酸カルシウムなどがしみ出して堅く固まったもので、浸食や風化を繰り返してこのような形になったのだそう。
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地面から高さのないノジュールは宇宙っぽさが感じられる。
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この辺りはまるで畳を敷いたように見える規則的な亀裂が縦横に走っていた。
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近づいてみると端が捲れ上がったように立っていて、亀裂に深さがあるのがわかる。
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この水路には雲丹がゴロゴロいて海水の透明度も高い。
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視線を右側に移すとさっきよりも馬の背が近づいているけど、実際結構な距離があるためここから眺めるだけにした。
地震をきっかけに地面が盛り上がったことで、遙か昔に降り積もっていた地層を見ることが出来たり、私は全然見つけられなかったけど化石となった当時の生き物たちが散らばっているのでロマンがある。 -
続いて訪れたのは“赤鼻展望台“。
駐車場周辺はつつじが満開で華やかな雰囲気だったけど、14:00頃だったのでカメラ泣かせの強い日差しが降り注ぐ。 -
しばらく歩いていくと向かって右側は下り階段、向かって左側は緩やかな坂道になっていたので階段側に行ってみると…
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キラキラ輝く海と白い砂浜が広がっていて思わず息を呑む。
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イチオシ
ズームレンズで近づいてみると砂浜は複数の弧を描きながら抉られていて美しい。
砂浜に降りてみたいと夫に伝えたら、予定してるルートじゃないから無理と一蹴された。 -
なので左側の砂利道を進んでいく。
最初はほぼ平坦な道のりだったのに… -
波音が近づくと突然勾配が激しくなり、かなりの急坂を上ったのが始まりで、この後未舗装の道をずっと上り下りを繰り返して地味にキツかった。
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最初の急坂を上りきるとこの景色で、またすぐ坂を下りていく。
風はあるけど強すぎないので心地よく、波音だけが響き渡る。 -
イチオシ
赤鼻展望台は赤茶けた奇岩が連なる地形が特徴で、日本海の荒々しい波と我慢比べしているように見える。
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マーブル模様の岩肌。
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木々が重なり合うような自然のトンネルを抜けると…
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荒々しくも美しい日本海の海岸線に、白い波飛沫が激しく打ち寄せる。
このようなダイナミックな景色を色んな角度から眺めることができるのに、誰1人すれ違わず独占状態だった。 -
緑に覆われてしばらく海が見えないと思うと、急に開けて現れる大パノラマ。
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案内がないので確証はないけど展望台らしき場所に到着。
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東屋の反対側からは最初に見た美しい砂浜を別角度から見れたので、なんとなく現在地が把握できた。
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最先端まで芝が敷かれていて管理が行き届いており、勾配は激しいけどきちんと整備されていて歩きやすかった。
遠く水平線まで広がる大海原を一望! -
来た道をUターンしようとしたら、艶がある褐色の石州瓦を発見。
石州瓦はここ石見地方で生産されており、固くて丈夫で凍害や塩害に強く水を通さないという性質から、日本海沿岸や内陸部でよく用いられるそうで山口県や広島県を周遊したとき頻繁に見掛けた。 -
風穴があいたような最初の奇岩まで戻ると、ようやく初めて他の人とすれ違ったけど、なぜかUターンして帰ってしまった。
結局片道10分程度の距離を倍の40分以上かけて周ったけど、想像以上の絶景が楽しめるのでここは穴場。 -
車で10分移動して“JR:波子駅”へ。
江津市内を東西に走るJR山陰本線の無人駅舎に訪れた理由は…波子駅 駅
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駅構内に併設されている小さなブルワリー“石見麦酒”。
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2024年に波子駅をまるごとクラフトビール工場としてリニューアルし、タンクを見ながら飲んだり販売もしているけど、残念ながら希望のクラフトビールはどれも売り切れていて、土曜のせいかビール自体がほとんど残っていなかった。
ただ地元の酒屋でも取り扱っていることを教えてもらえたので、後で探してみることに。 -
実際に稼働している駅構内にクラフトビール工場があるのはインパクトがある。
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ちなみに駅舎を出るとこんな景色が広がっていて長閑な雰囲気。
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今夜から2泊するのは“スーパーホテル江津駅前”。
詳しい口コミは下記をご覧くださいませ。
https://4travel.jp/dm_hotel_tips/15248752スーパーホテル江津駅前に泊ったよ by RiEさんスーパーホテル江津駅前 宿・ホテル
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このスーパーホテルはWelcomeBarをHOTEL内で開催しておらず、フロントに申請すれば日曜日を除いてこのカードが1人1枚ずつ貰える。
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HOTEL向かいにはコンテナを改装したカウンター席のみのコンパクトなBarがあり、ここは江津を活性化させたくてスーパーホテルが運営しているBar(誰でも利用可)だそうで、カードを提出すれば黒板に書かれたドリンクが1杯無料で楽しめるシステム。
ドリンクと共にナッツやチョコなどのスナックを出してくれるけどつまみMenuは無いため、食前・食後ににササっと利用していく人が多いそう。 -
【右田ウィスキー シェリーカクス(ハイボール)】700円
【TUMUGI(文旦スピリッツ)】600円
【壱岐誉(日本酒)】600円
Barなので宿泊客専用Menu以外にも色々作ってもらえるし(現金のみ)、犬好きのバーテンダーと話が弾んだ私たちは、食事前なのにBarで腰を落ち着かせてだらだら飲んでいたら、自分で掘った筍子と山葵葉漬けをサービスしてくれた。
どちらもピリリと辛くて美味しかった! -
地元の酒屋で石見麦酒のPALE ALEを見つけたので部屋で飲み。
明日は島根県で1番の目的地である“石見銀山”を訪ねる予定。
続きは03へ。
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