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 初日は十勝を出発し、海岸線日本一周の起点は豊頃町大津海岸から。この日は襟裳岬を回って新ひだか町の静内まで行きます。<br /> この日の走行距離:258㎞

日本一周海岸線ドライブの旅 Part1 (その2 襟裳岬は何もないどころか何も見えない)

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2024/05/07 - 2024/05/07

53910位(同エリア59278件中)

かさおばけ爺さん

かさおばけ爺さんさん

この旅行記のスケジュール

2024/05/07

  • 国道38号線など。 天気が悪く、海に近づくにつれて霧も出てきた

  • 国道336号線など。 対向車は大型トラックが多い

  • 国道336号線など。雨がひどくなり、襟裳岬に近づくにつれ、いっそう視界が悪くなる。

  • 雨が激しく、海は渚付近しか見えない。

この旅行記スケジュールを元に

 初日は十勝を出発し、海岸線日本一周の起点は豊頃町大津海岸から。この日は襟裳岬を回って新ひだか町の静内まで行きます。
 この日の走行距離:258㎞

  •  海岸線一周の旅なので、まずは十勝の海岸をめざします。国道38号線を東に走り、十勝川を渡る手前で道道に入って豊頃の中心地茂岩を抜け、十勝川右岸沿いに海岸へ向かいます。この日は朝からどんよりした曇り空で、海岸が近づくにつれて霧で見通しが悪くなってきました。<br /> 茂岩から50㎞ほど走って、豊頃町の漁港大津に着きました。ここは、十勝川の水でできた氷が太平洋の波に削られてできたジュエリーアイスを見ることができるところです。地元の写真家が紹介してから広く知られるようになり、今では冬になると全国や海外からも大勢の観光客が訪れます。私が訪れたのは5月ですので、当然ながらジュエリーアイスは見られず、観光客らしい人は誰もいない静けさでした。<br /> ここが本来のスタート地点となります。まずは地元の神社に参拝して、これからの旅の安全と成功を祈願することにしました。大津の大津稲荷神社は、19世紀初頭の文政年間に建立された十勝においては歴史の古い神社で、建立したのは当時の場所請負人(松前藩の家臣に代わってアイヌとの交易を担った商人)の杉浦嘉七という人です。幕末のカムイノミ(神に供物を捧げる儀式)を描いた絵図があることで知られていますが、普段は公開しておりません。<br />

     海岸線一周の旅なので、まずは十勝の海岸をめざします。国道38号線を東に走り、十勝川を渡る手前で道道に入って豊頃の中心地茂岩を抜け、十勝川右岸沿いに海岸へ向かいます。この日は朝からどんよりした曇り空で、海岸が近づくにつれて霧で見通しが悪くなってきました。
     茂岩から50㎞ほど走って、豊頃町の漁港大津に着きました。ここは、十勝川の水でできた氷が太平洋の波に削られてできたジュエリーアイスを見ることができるところです。地元の写真家が紹介してから広く知られるようになり、今では冬になると全国や海外からも大勢の観光客が訪れます。私が訪れたのは5月ですので、当然ながらジュエリーアイスは見られず、観光客らしい人は誰もいない静けさでした。
     ここが本来のスタート地点となります。まずは地元の神社に参拝して、これからの旅の安全と成功を祈願することにしました。大津の大津稲荷神社は、19世紀初頭の文政年間に建立された十勝においては歴史の古い神社で、建立したのは当時の場所請負人(松前藩の家臣に代わってアイヌとの交易を担った商人)の杉浦嘉七という人です。幕末のカムイノミ(神に供物を捧げる儀式)を描いた絵図があることで知られていますが、普段は公開しておりません。

  •  参拝を終えて大津を後にした昼過ぎには、その前から降り始めていた雨の降り方が、しだいに激しくなってきました。このあと大津港の南側の海岸線を1㎞程度ですが走りました。これが今回の旅で初めて見る海です。風が強いのか海はかなり荒れていて、かろうじて沖合も見えましたが、水平線ははっきりとしませんでした。しばらくして内陸に折れ、国道336号線に入って広尾に向かいました。国道336号線は海岸からやや隔たり、丈の低い樹木に覆われた丘陵地帯を走ります。すれ違う車両は、圧倒的に大型トラックなのが印象的でした。これは、この道が広尾の十勝港から釧路方面に物資を運ぶ産業道路の役割を持っているためかもしれません。

     参拝を終えて大津を後にした昼過ぎには、その前から降り始めていた雨の降り方が、しだいに激しくなってきました。このあと大津港の南側の海岸線を1㎞程度ですが走りました。これが今回の旅で初めて見る海です。風が強いのか海はかなり荒れていて、かろうじて沖合も見えましたが、水平線ははっきりとしませんでした。しばらくして内陸に折れ、国道336号線に入って広尾に向かいました。国道336号線は海岸からやや隔たり、丈の低い樹木に覆われた丘陵地帯を走ります。すれ違う車両は、圧倒的に大型トラックなのが印象的でした。これは、この道が広尾の十勝港から釧路方面に物資を運ぶ産業道路の役割を持っているためかもしれません。

  •  広尾のコンビニで簡単な買い物をして、ここからいよいよ十勝を出ます。十勝を代表する神社の一つ十勝神社に参拝して、今一度これからの長旅の安全祈願をすることにしました。<br /> この神社は広尾町という十勝の一町村の神社でありながら、広尾神社ではなく十勝という名が冠せられているところに特徴があります。その訳は、この神社が1666年創建で、350年以上という大変古い歴史を持つ神社であり、創建当初から「刀勝(トカチ)大明神」と呼ばれていたこと。明治当初、「十勝国」(国は明治政府が北海道開拓にあたって設けた行政区画)において最も格式の高い神社として位置づけられていたことなどがあげられます。<br />

     広尾のコンビニで簡単な買い物をして、ここからいよいよ十勝を出ます。十勝を代表する神社の一つ十勝神社に参拝して、今一度これからの長旅の安全祈願をすることにしました。
     この神社は広尾町という十勝の一町村の神社でありながら、広尾神社ではなく十勝という名が冠せられているところに特徴があります。その訳は、この神社が1666年創建で、350年以上という大変古い歴史を持つ神社であり、創建当初から「刀勝(トカチ)大明神」と呼ばれていたこと。明治当初、「十勝国」(国は明治政府が北海道開拓にあたって設けた行政区画)において最も格式の高い神社として位置づけられていたことなどがあげられます。

    十勝神社 寺・神社・教会

  •  写真にはありませんが、境内には天保年間の手水鉢や慶応年間の石灯籠など江戸時代に奉納されたものがあります。この日はまだ雨も降っていたので、ひとしきり参拝をすませて車に戻りました。 

     写真にはありませんが、境内には天保年間の手水鉢や慶応年間の石灯籠など江戸時代に奉納されたものがあります。この日はまだ雨も降っていたので、ひとしきり参拝をすませて車に戻りました。 

  •  雨が降りしきる中、国道336号線を南下して襟裳岬へ向かいます。広尾をすぎると左手に海が見えてきます。ここからの海岸線は山が海まで迫っており、国道を通すのは大変な難所でした。道路に黄金を敷き詰めるほどの費用がかかったといういわれから、通称を「黄金道路」といいます。落石・高波・雪崩などの災害に見舞われることも多かったため、近年、防災を目的とした新しいトンネルがつぎつぎ作られました。その中でも「えりも黄金トンネル」は全長4,941m と、道内有数の長さを持ちます。<br /> こうして、いくつもトンネルを抜けて襟裳岬に近づいたわけですが、岬の駐車場につくとかなりの濃い霧で、もう「何もないどころか何も見えない」。観光に訪れていそうな他の車も皆無でした。景色を見るために車を降りても仕方がないので、そのまま国道336号・235号線を通って新ひだか町方面へ向かいます。このルート、大部分が海岸線沿いを通っていて、晴れていれば左手に太平洋をずっとながめられそうなのですが、残念ながらこの日は波打ち際から沖合は全く見ることができませんでした。そういうこともあって、広尾から先で紹介できるこの日の写真は全然ないのです。<br /> 襟裳岬から90㎞すこし走って新ひだか町の中心地静内に着きました。ここは市ではありませんが日高地方ではもっとも人口が多く、そこそこ大きな街です。今日の泊まり静内エクリプスホテルも、割と大きなホテルでした。<br />

     雨が降りしきる中、国道336号線を南下して襟裳岬へ向かいます。広尾をすぎると左手に海が見えてきます。ここからの海岸線は山が海まで迫っており、国道を通すのは大変な難所でした。道路に黄金を敷き詰めるほどの費用がかかったといういわれから、通称を「黄金道路」といいます。落石・高波・雪崩などの災害に見舞われることも多かったため、近年、防災を目的とした新しいトンネルがつぎつぎ作られました。その中でも「えりも黄金トンネル」は全長4,941m と、道内有数の長さを持ちます。
     こうして、いくつもトンネルを抜けて襟裳岬に近づいたわけですが、岬の駐車場につくとかなりの濃い霧で、もう「何もないどころか何も見えない」。観光に訪れていそうな他の車も皆無でした。景色を見るために車を降りても仕方がないので、そのまま国道336号・235号線を通って新ひだか町方面へ向かいます。このルート、大部分が海岸線沿いを通っていて、晴れていれば左手に太平洋をずっとながめられそうなのですが、残念ながらこの日は波打ち際から沖合は全く見ることができませんでした。そういうこともあって、広尾から先で紹介できるこの日の写真は全然ないのです。
     襟裳岬から90㎞すこし走って新ひだか町の中心地静内に着きました。ここは市ではありませんが日高地方ではもっとも人口が多く、そこそこ大きな街です。今日の泊まり静内エクリプスホテルも、割と大きなホテルでした。

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