2025/02/05 - 2025/02/05
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万歩計さん
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・司馬さんは”北のまほろば”で弘前城について、『三層の天守閣が、津軽平野の象徴ではなく、じつはこの天守閣は、神である岩木山に仕えているのだということを知らされる』と書いている。天守閣の背後に鎮座する神の岩木山を見たかったがここでも雪雲の中。この旅では最後まで岩木山を仰げなかったのが唯一の心残り
・弘前城の後は近くに点在するレトロな洋館を見て回った。弘前に洋館が多い理由の一つは、旧藩校の流れをくむ東奥義塾が開明的な英語教育に力を入れたこと。洋館建築の多くに携わったのは棟梁堀江佐吉で、彼は開拓使関係の工事に従事しながら洋風建築を見て回り、洋風建築の知識や技能を習得したそうだ
【旅程】
2/1(土)伊丹空港→青森空港→青森駅→津軽半島(ストーブ列車、十三湖、金木)→青森市内観光(津軽三味線ライブ)(泊)
https://4travel.jp/travelogue/11965175
https://4travel.jp/travelogue/11966745
2/2(日)三内丸山遺跡と県立美術館(棟方志功)→青森市内観光(ベイエリア)→奥入瀬渓流氷瀑ナイトツアー→十和田市(泊)
https://4travel.jp/travelogue/11966978
https://4travel.jp/travelogue/11967476
2/3(月)十和田市→青森駅→酸ヶ湯温泉(泊)
https://4travel.jp/travelogue/11967561
2/4(火)酸ヶ湯温泉→青森駅→黒石温泉郷・温湯温泉→青荷温泉(泊)
https://4travel.jp/travelogue/11967792
https://4travel.jp/travelogue/11968015
★2/5(水)青荷温泉→黒石市重伝建地区→弘前市内観光(弘前市重伝建地区、弘前城、レトロ建築巡り)→青森空港→伊丹空港
https://4travel.jp/travelogue/11968726
https://4travel.jp/travelogue/11969292
★https://4travel.jp/travelogue/11969472
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11:55 弘前城の北の亀甲門から入ると護国神社の鳥居
青森県護国神社 寺・神社・教会
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明後日2/7から開催される「弘前城雪燈籠まつり」のため、大型の雪の彫刻が並んでいます
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制作を担当するのは自衛隊。この平和が続きますように
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天守閣の方向に歩いて行くと
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二の丸丑寅櫓。手前のお堀は雪で埋まっています
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「弘前城雪燈籠まつり」は2/7から5日間で、この間にいろんなイベントがあるようです。
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津軽錦絵大回廊
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各地のねぶた愛好会が描いた天女や武者の錦絵
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三の丸東門、ここで津軽と南部について少し説明
もともと青森県全体は岩手県を含め南部藩が治めていました。しかし津軽地方の一豪族だった津軽為信が次第に力を付け、当時飛ぶ鳥を落とす勢いの豊臣秀吉に取り入り大名の地位を得ました。ここから南部と津軽の長い確執が始まります。 -
それを決定づけたのが戊辰戦争。当初は津軽は南部と共に奥州列藩同盟でした。しかし津軽は途中で同盟を抜けて新政府軍へ付き南部を攻撃しました。しかし明治新政府は、あろうことか津軽、南部を同じ青森県にしました。
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『同居させられたために、両者がたえず悪口をー芸術的表現ながらーいうはめになった。南部人の場合、悪口の種が尽きると、古い話をー津軽氏初代の為信は南部領ををかすめとったという話をーもちだす。』
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下乗橋を渡って天守閣のある本丸へ
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イチオシ
端正な天守閣
『三層の天守閣が、津軽平野の象徴ではなく、じつはこの天守閣は、神である岩木山に仕えているのだということを知らされる。』弘前城(本丸 北の郭) 名所・史跡
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その神である岩木山は、とうとう最後まで見えませんでした
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二の丸南門から
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杉の大橋を渡り弘前城を出ました
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弘前城の南に藤田記念庭園。弘前出身の実業家 藤田謙一が、大正年間に別荘として造らせたものです
藤田記念庭園 公園・植物園
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庭園の中に赤いとんがり屋根の洋館
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大正浪漫喫茶室
大正浪漫喫茶室 グルメ・レストラン
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大正浪漫喫茶室
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旧第八師団長官舎。ハーフティンバーを使った英国風で大正6年の建築、現在はスターバックスが使っています
旧第八師団長官舎 (弘前市長公舎) 名所・史跡
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思い出されるのは映画「八甲田山」の冒頭。弘前第八師団司令部で首脳たちが八甲田山雪中行軍の計画を議論する場面です
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続々と洋館が現れます。これは明治39年建築の旧弘前市立図書館
旧弘前市立図書館 名所・史跡
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イチオシ
3階建てのルネッサンス様式で、赤い屋根、白壁に緑の縁取りが鮮やか
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雪の中に建つ姿はロシアの修道院のよう
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入館無料
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1階内部はこんな感じ
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こじんまりとした図書室
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8角形の明るい部屋は婦人閲覧室。小学校の机のような閲覧台が並んでいます
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2階に上がると
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弘前に関係ある文学資料を展示
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旧東奥義塾外人教師館。東奥義塾は弘前藩の藩校であった「稽古館」を母体に、明治5年に県内で最初に開校した私学校です
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弘前に洋館が多い理由は、東奥義塾が英語教育のため外国人教師を招いてキリスト教が広まったこと、ヨーロッパをモデルにした旧陸軍の第八師団司令部が置かれこと、等が挙げられています
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東奥義塾の歴史と招聘された歴代外国人教師
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書斎
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リビング
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廊下にブランコ、と明治期の外国人の暮らしぶりが分かります
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最後に青森銀行記念館(旧第五十九銀行)
青森銀行記念館 美術館・博物館
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明治37年に竣工したネオルネサンス建築。左右対称の端正な姿は気品があります。
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これを建築したのは堀江佐吉棟梁。堀江家は代々弘前藩の御用大工で、佐吉は函館の洋風建築の街並みに驚き、開拓使関係の工事に従事しながら洋風建築を見て回り洋風建築の知識や技能を習得したそうです。
これまで見てきた旧東奥義塾外人教師館、旧弘前市立図書館、斜陽館も堀江佐吉が手掛けています。 -
12:55 これで弘前の街歩きを終了
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13:20 弘前バスターミナルを出発
弘前バスターミナル総合案内所 名所・史跡
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青森空港に向かいます
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14:11 青森空港に到着して遅い昼食。朝の大阪から青森に向かう便は雪で欠航になってました。
青森空港 空港
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15:45青森空港発、17:25伊丹空港着。今回の旅の計画で多くの示唆を与えてくれた司馬遼太郎さんに感謝
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この旅行記へのコメント (2)
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- おくさん 2026/01/12 14:29:38
- 天守閣
- 紅葉の季節にかつての同僚三人で行きました。
さすがに真冬の風景とは行って帰るほど違いますね。
天守閣は石垣を修理中で離れた所に仮置きされていました。
歴史好きの友達が説明してくれましたが、天守閣正面から見える面は破風が整えられていて豪華に見えますが、裏に廻ると何の飾りも施されてなくてのっぺら。極端に質素なものでした。
当時の殿様の精一杯の強がりが垣間見えた気がしました。
- 万歩計さん からの返信 2026/01/12 21:37:07
- Re: 天守閣
- おくさん、こんばんわ。
津軽の殿様の強がり、見栄っ張りの話し、なるほどと思いました。司馬さんは”北のまほろば”のなかで、こんなことを書いています。
『コメというのは食料という以上に通貨であり、その多寡は身分をあらわした』
『津軽藩初期の高は四万五千石に過ぎなかった。もし津軽藩が表高をその程度にとどめ、小大名並みに我慢していれば出銭が少なくて済む』
『ところが現実の津軽藩はそのようには向かわなかった。コメがこの藩の気候の上から危険な作物であるにかかわらず、コメに偏執し相次ぐ新田開発によって江戸中期には実高三十万石を上げるに至った。無理に無理をかさねた』
津軽藩では回米を鯵ヶ沢から上方に送り出しました。しかし新田開発で無理を重ねた藩は、大阪の商人からの借金がかさみ、度重なる飢饉で領民が飢えようが死のうが、借金返済のために回米を出さねばならない台所事情でした。
昔の武士階級は民の苦しみなどお構いなし、勝手なものです。
万歩計
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