2024/06/05 - 2024/06/06
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kirinbxxさん
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ついに2024年のイベリア半島旅行の動機となった街、サンティアゴ・デ・コンポステーラにやってきました。
キリスト教徒ではなく、発心した巡礼者でもない私たちは大聖堂見学はそこそこに街歩きを楽しみ、グラナダ以来となるパラドールでの滞在を楽しんだのでした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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それではいよいよ、今回の旅行の最大の目的地であるカトリック信者の聖地がある街へと向かいます。
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街に到着しました。
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こちらが、日本人の旅行記などで「安くて街の中心部に近い」と紹介されているXOAN XXIIIの駐車場です。ですが、パラドールに宿泊する私たちには実はここに駐める必要などはありませんでした。中心部は一般車の進入は禁止されていますが、パラドール宿泊者はその真ん前まで車で入ることができます。まぁ、荷物がリュックサックだけなら、ここに駐めて担いで行ってもいいですが。
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別に街全体が古い建物しかないわけではありません。これはこの街の公共図書館です。とても近代的な施設ですが、ANXEL CASALという名がつけられていました。
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図書館に固有名詞?と思ってよく見たら、碑がありました。Ánxel Casal Gosenxeは、あの好ましい街、ア・コルーニャで生まれたガリシアの偉大な出版人・政治家で1936年にスペイン内戦が起きた直後に暗殺された人物です。2008年に建てられたこの図書館や、スペインの文学賞などにその名を残しています。
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サンフランシスコ修道院(Convento de San Francisc)、2015年にユネスコがスペインのサンティアゴ巡礼路を「サンティアゴ・デ・コンポステーラへの道:フランスの道と北スペインの道」に拡張することを承認したときに遺産群に追加されました。
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その脇の壁際です。
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18世紀にシモン・ロドリゲスによってバロック様式で設計された教会のファサード。
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脇にはこんな路地が。
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歴史ある西欧の観光地ではお馴染みの乗り物です。
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パラドールにチェックインだけしてすぐに昼食に出かけました。だってもう2時になろうとしていたのです。
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お腹がぺこぺこで、ゆっくり良さげな店を探す気力ももうなし。こういうときは、観光客が沢山たむろしている広場や路地に行くに限ります。
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ということで手近な広場に並んでいるお店から、ゆったりと座れるここを選びました。スペインではこういう庶民的な店にあまり大ハズレはありません。
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英語メニューはないのかな。まぁ、メニューなら大体読めるので特に問題はありません。
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ガリシア風のスープ(6ユーロ)とガリシア風のタコ(16.5ユーロ)を注文。勿論ビールは欠かせません。パンとビールを合わせて30.5ユーロのお昼ご飯でした。
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お腹が満たされたので、落ち着いてゆっくりと路地の散策を楽しみました。こういう路地の店のメニューを見て歩くのは楽しいものです。中には右上のようなのも。裕福ならざる巡礼者向けのお安いセットメニューですが、枝豆だのワカメだのキムチだのが満載。極めつけは枝豆ワカメのカレーライス!韓国人の巡礼者には受けそう。
左下はなんと六カ国語で書かれたメニュー。こちらは地元の名物料理が基本で中央にある本日のお勧めはすべて「ガリシア風」でした。店内もいい雰囲気で夜だったらここに即決したかもしれません。 -
他にもこうやって自慢の食材を見せつけるお店もあるし、いかにも巡礼者向けのような店、外来者だらけの通りにあるとは思えない落ち着いた感じのカフェなどがあって飽きる事なく散策できる通りでした。
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これは郵便局のディスプレイ。コンポステーラ(巡礼証明書)を貰うには、徒歩なら100km、自転車なら200km以上という規定があるそうです。でも、聖地到達という目的を果たしたらそこから先も自転車で移動する必要はなし、ということで自宅に送り返す人が多いそう。もちろん、「世界中どこへでも」お届け可能です。以前読んだ記事では、富豪夫妻が小さなリュック一つでアルベルゲという安い巡礼宿に泊まりながらフランスの道を完歩、そのあと飛行機でマドリッドに行って高級車とそれに見合う服を買いそろえてそこからは高級ホテルを泊まり歩いてのスペイン観光を楽しんだのだとか。いろんな人が「巡礼」しているんですね。
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さて、これがサンティアゴ・デ・コンポステーラ聖使徒大聖堂。1075年建築開始、1211年にアルフォンソ9世に奉献後も建築が続きました。他のスペインの大聖堂の多くと同様にその長い建築期間の間の時々の流行が取り入れられています。この大聖堂の存在価値は、あくまでも聖ヤコブの遺骸が埋葬されたという伝説にあります。
スペインの主要な大聖堂と比べると大きいわけではないですが、前の広場が広くて全景が見やすいこともあってかなり大きく感じます。均整のとれた美しい大聖堂ですね。 -
そしてその広場で寝転ぶ人が多数。ハイシーズンだとどうなることやら。
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広場の反対側にあるのはPazo de Raxoi、1766年に神学校として建てられた新古典主義の建築物です。今でもかなり人がいますが、7月の聖ヤコブの日には混雑しそうです。そもそも7月半ばにこの国で歩いたり自転車で旅をするなんて、どうかと思いますが。
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ちょっと違う角度から。私にとってはこうやっていろんな角度から全体を眺められるのは、この大聖堂の最大の美点です。大きな街の大聖堂ではこうはいきません。
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巡礼の場としてのサンティアゴの道を、人々と民族の交わりの場所として、時代を越えて兄弟愛の象徴となり、真のヨーロッパの協力の対話へと昇華させたことを称えて。
これは、現国王が皇太子だったころに創設した財団がこの街に賞を与えた時に作られた銘板です。 -
1993年の「道」として初めての世界遺産登録から25年、そして「フランスの道」も追加登録されたことを記念する銘板。
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大聖堂につきものの博物館です。大人気で行列ができていました。Mestre Mateo(マエストロ・マテオ)は、12世紀のスペインの彫刻家、建築家、そして政治家で「栄光の門」(Pórtico de la Gloria)の設計と建設した人ですね。ガリシアのロマネスク建築に大きな影響を与えた人らしい。
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しみじみと見なおしてもやはりとても美しい塔です。
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さて、今夜の宿泊先のパラドールへ。パラドールに泊まるのはグラナダ以来。2009年ですから、15年も前のことです。あれから世界は大きく変わりましたね。
https://4travel.jp/travelogue/10792943 -
見事なファサードです。plateresca様式というそうです。このプラテレスクとは、「銀細工師のやり方で」(スペイン語で「銀」を意味する)という意味なのだそうで、、15世紀後半の後期ゴシックから初期ルネサンスの間に現れ、その後2世紀にわたって広まったのだとか。いろんな様式が融合されていますが、特徴の一つはファサードを三分割すること。そういえば、これまでにも似たような様式のものがありました。
パラドールとは、スペインの国営ホテルで、古城や宮殿、修道院などの歴史的建造物を改装して宿泊施設にしたものです。ここは、カトリック両王に避難所を提供するために王立病院として設立され、外側のプラテレスク様式のファサード、4 つの回廊、優雅な廊下やホール、そして見事な部屋が保存されています。 -
正式な名称は、ホスタル・ドス・レイス・カトリコス、格付けは「5 estrellas Gran Lujo」です。スペイン独自、しかも州ごとに決めている分類で、通常の五つ星ホテルに加えて多くの条件を満たす必要があります。全135室、うちシングルが12室あるのは昔の従者用の部屋の名残とのこと。
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サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街は1985年にUNESCO世界遺産に登録されているので、当然このホテルも含まれます。ということで、ここに宿泊しない観光客や巡礼者も見学に訪れます。なので、そういう人でも入れるエリアと、宿泊客限定のエリアはしっかりと分けられていました。
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こちらは、チェックアウト後のお客が預けた荷物なのでしょう。
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立派な部屋の鍵、上質な木製の家具、ちゃんとしたバスタブ(我が家にはこれがとても重要です)に小さな冷蔵庫。中のスティルウォーター2本は無料、それ以外は有料でした。
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では館内探検に。長い廊下の中間点にはこんなくつろぎスペースが。
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これだけ見ると教会にしか見えません。1486年、カトリック両王がこの地を訪れたとき、巡礼を終えてもこの地で亡くなったり怪我や病に苦しむ巡礼者が多い事を知り、病院拡充の資金調達を始めたのがこのホテルの始まりです。当然ながら、入院患者にはミサを行う場が必要だったのです。
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ステンドグラスもちゃんと保存されていました。
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こちらも何百年も前から保存されているタペストリーです。
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客室エリアの廊下や踊り場なども、いろいろな美術品や古い家具、宗教具が置かれていました。
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立派なラウンジも複数用意されています。
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よく手入れされた中庭。
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このエリアは外来者も自由に入ることができます。
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私たちも昼下がりのビールタイムを楽しみました。オリーブの旨さはさすがと言わざるを得ません。オーストラリアもオリーブの名産地ですが、カフェやバーでこのレベルの物を見つけるのは難しいでしょう。シンプルなのに何が違うのやら?
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夕食はもちろんパラドールで。多分、あの路地の気軽な店をはしごする方が旨いワインと肴に出会えるのでしょうが、ここは雰囲気重視。暗くて写真がボケボケですが、昔の食堂を利用したものです。
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これはいつの時代のものか???
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食べたのは、こんなもの。一応全部ガリシア風。味はまずまずといったところでした。アラカルトで注文できたのはありがたかったですね。
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ワインは、当然ながらまずはカヴァ、そしてこの2つのワインをグラスで。スペインワインの知識はゼロ、経験もごく僅かなのでお任せです。
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ホテルのレストランで食べる最大の利点は、歩いて数分で自室で寛げることです。なんとこの世界遺産の一画をなすホテルで、日本のテレビ番組を見ることができました。
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