2024/06/02 - 2024/06/02
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kirinbxxさん
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カトリック全盛期のブルゴスには大聖堂の他に、非常に重要な宗教施設がありました。それは、レコンキスタを大きく前進させ、高貴王と呼ばれたカスティーリャ王アルフォンソ八世と、その妻エレノア・オブ・イングランドによって創設されたサンタ・マリア・デ・ラス・ウエルガス王立修道院 Monasterio de Santa María la Real de Las Huelgas です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ブルゴスのホテルのガレージです。ホテルの地下です。一日16.5ユーロ。ちょっと高いかな。
ホテル シルケン グラン テアトロ ホテル
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修道院に着くとかなりの車が駐車している上に、観光バスも来ていました。
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なかなか大きな規模の修道院です。
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1187年6月、アルフォンソ八世と王妃によって創建されたシトー派の女子修道院です。この王妃は有名なアリエノール・ダキテーヌの次女でその優れた政治的資質をもっとも色濃く受けついでいました。教皇クレメンス三世は創設の請願を認め、シトー会もここに強い権限を付与しました。
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地元の人達は気軽に中に入ったりしているようでした。
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大聖堂とは違い、あくまでも修道の場所として設立され、富を誇示する必要などなかっただけに、落ち着いた雰囲気です。創建時はロマネスク様式で建てられましたが、その後改築や増築が繰り返されたのは、他のスペインの宗教関係施設と同じですね。
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ちょうど12時30分のガイドツアーがあるので、これに参加することにしました。料金は8ユーロ。ガイドはスペイン語です。この施設は、Patrimonio Nacionalという 王室関連の資産を管理維持する大統領府所属の機関が管理しています。大小のロッカーもあって手ぶらで見学することができます。
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この噴水は創建当時からのもののようです。
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アルフォンソ11世の塔、かっての市壁の一部です。
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さて、ツアーがはじまりました。スペイン語しかないので、雰囲気しかわかりません。参加者はほとんどがスペインの方のようでした。
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扉を開けて貰って制限された区域へ入っていきました。
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これがこの修道院を有名にしているものの一つです。下に敷かれた石がとても美しい。
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場所によって違う意匠が、細かな石で表現されています。
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ヨーロッパでは街中でもこういう小石で美しく舗装された小径を見かけることがありますが、さすがに保存状態が違いますね。
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多くの石棺のうち、こういう見事な装飾をされているのは、この修道院に関係した人達(歴代修道院長や、ここで何らかの儀式を行った人など)です。
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随所に細かい装飾が施されていました。
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内部ツアーのスタート場所の案内には、幾つか注意が書かれていました。幸いなことに迷惑な人達はいませんでした。
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天井から吊されたリング状の照明がいい雰囲気です。
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さすが王家の建てた修道院、規模こそ小さいですが立派な祭壇です。
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女性が懺悔を聞いたり、ミサや説教を行うことが禁じられた後、ここの女子修道院長はそれらを行う司祭を独自に任命する権利を持っていました。
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ここでは、 1254 年のイギリス王エドワード 1 世とカスティーリャのエレノア王の結婚式、フェルナンド3世、イングランド王エドワード1世、アルフォンソ11世、ペドロ1世、フアン2世などの騎士叙任式、二人の王の戴冠式などが行われました。
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ラス・ナバス・デ・トロサの戦いを描いた壁画です。この修道院の創設者アルフォンソ八世が最も輝いた戦いで、直後は「レコンキスタの最高潮」と喧伝されてきました(実際にはその影響は限定的なものという説が現代では有力ですが)。
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女子修道院として設立されたこの場所は、時代とともに石棺が置かれる王室の墓所になっていきました。現在置かれているうち、およそ60は主にカスティーリャとレオンの王族のもので、11人の王も含まれています。
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アルフォンソ10世の長男、フェルディナンド・デ・ラ・セレダ王子の墓で熱弁を振るうガイドさん。この王子は父がドイツに赴いた不在中に侵入したモロッコ軍を迎撃するために19歳で出撃、ビジャ・レアルで突然死去しました。スペイン独立戦争中に、ナポレオン軍はこの修道院でも略奪をはたらきましたが、この王子の遺骸は無事に残されていました。
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北側廊 (聖カタリナの側廊と呼ばれる) にある、フェルディナンド王子の息子ドン・アルフォンソ・デ・ラ・セルダの墓。父の若死にのせいで王位を叔父に奪われてしまった不運の王子さまです。
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ここで最重要な棺、カスティーリャ王アルフォンソ8世と、その王妃、レオノーラ女王とも呼ばれたエレノア・オブ・イングランドのものです。
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ナポレオン軍の略奪から難を逃れた美術・工芸品は僅かだったそうです。
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立派なタペストリー。
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チャプタールームには、歴代女子修道院長の肖像ががありました。この女子修道院長は教皇直属で大きな権限を有していたのだとか。
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元は修道院の穀物倉庫だった場所に、中世織物博物館がおかれていました。墳墓から見つけ出された11~13世紀の衣装が丁寧にクリーニングされて展示されています。
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こちらの大回廊は様々な改修、補修を経て昔ほど優雅ではない、ということですがなかなかどうして。
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見飽きることのない美しい小回廊。
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ロマネスク様式、ムデハール様式、ゴシック様式、スペインではごく当たり前のこの複数の様式が混ざったこの美しい修道院は、今も30人近くの修道女が暮らす生活の場として運営されています。
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見学を終えて外へ。修道院前の道路の歩道も小石で舗装されていました。
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お昼時なのでレストランも営業中。
スペインの庶民的な店では、「Menú del día(今日のメニュー)」という料理二皿を基本とする安上がりな定食があるのが普通です。
これはフランコ政権が1960年代半ばに「内戦後の新生スペイン」を知らしめるための観光誘致政策の一つとして、ツーリスト・メニューの義務化によるもの。これでスペイン全国、どんなカテゴリーのレストランへ入っても必ず固定価格の定食があり会計で驚かされる心配なく食事ができるシステムが出来上がりました。現在は義務化はなくなっていますが、観光客だけではなく自宅で昼食を摂るのが難しい現代のスペイン人にも恩恵となっています。
しかし、さすが有名観光地、世界遺産の真ん前だけあって超強気の値段設定ですねぇ。勿論、パスしてそそくさと、次の目的地レオンへ向かいました。
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