2024/05/29 - 2024/05/29
156位(同エリア410件中)
kirinbxxさん
- kirinbxxさんTOP
- 旅行記343冊
- クチコミ111件
- Q&A回答62件
- 218,721アクセス
- フォロワー29人
5月29日の宿泊地は、サン・セバスティアン、またの名をドノスティア(バスク語)です。もう随分昔から、「美食の街」として日本でも有名ですし、古くからの友人が20年くらい前から毎年のように通っていたこともあり、私たちも10年以上も行くか、やめるか、やっぱり行くか、と迷い続けていたのですが、今回、やっぱり一度は行って見よう、と意を決したのでした。
長い間、その名声だけを知っていた街やお店や料理は、行ってみるとがっかりすることも多い(期待が多きすぎるのでしょう)ので、今回はあんまり期待せず(メインではないし、特に予約もしないので)にいきましょう。
バル巡りをすると、さすがに歩きますね。この日の歩行数は13,890歩でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ゲタリアを出てAP-8を使って東へ進み、GI-20へ。サン・セバスチャン方面の出口で出てすぐのところにあったのがこれ。
レアレ・アレーナ スタジアム・スポーツ観戦
-
REALE ARENAと書いてあります。そう、スペインのサッカーチーム、レアル・ソシエダの本拠地です。
-
この日は全ての施設が閉鎖されていましたが、ショップには久保選手もいました。
-
さて、ホテルに行く前に高台へ。右手に見える町がサン・セバスティアン。
-
広いビーチが広がっています。サンセバスチャンの宝石とか言われている、ラ・コンチャ海岸ですね。
-
旧市街の方の眺め。真ん中にまるで城のような古い建築物がありました。特に観光名所になっているでもなく・・・どうやら昔の神学校のようですが、ちょっと気になりました。
-
この素晴らしい眺めは、ここから。Monte Igeldo(イゲルド山)にある遊園地です。
-
遊園地といっても、原型ができたのが1925年、1911年にできたカジノが法改正で営業できなくなったために改装したもの。もはや100年選手ですし、人口が多くもなく、この地方一帯が子どもに人気の観光地でもないため、施設の更新も中途半端。
-
でも入場料を払って大人が来るのは、絶景ポイントだからです。
-
バカンスシーズンは混むのかもしれませんが、この日はガラガラ。落ち着いて眺めを楽しむ事ができました。
-
サンセバスチャンの宿はここ、Hotel PARMAにしました。海に近い団体さんも利用するこじんまりとしたホテルで、清潔でバル街にも近くなかなか便利なところでした。しかし、予約した後クレジットカードを変更していためチェックイン時に、「あなたのカード番号が認証されなかったのでキャンセルしたわよ」と言われ焦りましたが、無事一部屋確保できました。ハイシーズンだと「現地決済より予約時に決済」が安心ですね。
ホテル パルマ ホテル
-
道路の両側の縦列駐車と、建ち並ぶアパートメント。西ヨーロッパではよく見かける町の風景です。バルコニーの柵がそれぞれ趣があります。ホテルの駐車場は、少し離れた地下駐車場です。
-
ホテルパルマはウルメア川に面しています。川を左に見て歩いて行くと・・
-
Kursaal zubia、クルサール橋です。サン・セバスチャンには多くの橋がかかっていますが、その中でも目立つ橋の一つです。左手に見えているのは、国際会議場・公会堂、ガラスを多用した建築として知られています。
-
さらに進むと右手に見えてきた、これは随分と由緒ありげな立派な建築物です。ビクトリア・エウヘニア劇場、スペインの建築家フランシス・ウルコラが設計し、1912年に完成しています。サン・セバスチャン国際映画祭の会場として有名です。
-
劇場の前はDe Okendo Plazaという広場になっていて立派な彫像がありました。
銘板に曰く、
「偉大なる提督アントニオ・デ・オケンドに。優れた航海者、英雄的な兵士、敬虔なキリスト教徒。スペインの勢力が衰退する中、数多の戦いにおいて祖国の名誉を守った彼に。この愛の敬意を込めて、誇り高き彼の生地、サン・セバスティアン市より捧ぐ。1577年 - 1640年」
悲運の海将、今は「ダウンズの戦い」でオランダのトロンプに完敗した提督として知られる彼ですが、故郷の街は彼がペルナンブコを奪還した記念日にこの像を建立しています。 -
川沿いの道を車で移動中に何度も見たこの橋は、Maria Kristina zubia、マリア・クリスティーナ橋というそうです。この名は、毎年夏をこの街で過ごしていた当時のスペイン王妃から。
-
パリのアレクサンドル三世橋を模したそうです。やたらとこの写真が載っている若者の旅行記が多いと思っていたら、実はすぐそばにバスターミナルがあるのでした。道理で写真だけで名前も載っていないはず。
-
時計の上ではやっとそれらしい時間になり(まだまだ明るいですが)、お腹も空いてきたのでバル巡りに繰り出しました。
-
まずは、有名店の一つであるLa Cepaへ。
アサリのリゾットと生ハムが有名なお店だそうです。 -
チャコリを注ぐおじさん。
-
生ハムを切るおじさん。
しばらく見てましたが、とても働き者です。 -
一軒目からアサリのリゾットなんて食べるわけにはいきませんが、これは欠かせません。Jamon de Jabugo、というそうです。ほどよく脂の入った切りたての生ハム。スペインで食べる生ハム、それぞれ味わいは違うけれど、みんな美味しいんですよね。
23ユーロ、一見多く見えますがぺろり、でした。 -
もうひと皿はこれ。シシトウが大好きな私は、これが一番楽しみでした。素揚げのピメント。有名店だけあってとにかく人が多い。忙しい中、愛想のいいおじさんはまだまだ料理を勧めてくれるのですが、この辺で。まだお店が一杯あるんですし。
-
2軒目のお店へ。ガラスケースの中の魚介より、上の方が目立ってました。
-
混んでいて、空いてたのは鏡の前の小さなカウンター。
-
店のロゴといい、このメニューといい、シーズンだと牡蠣が売り物になるようです。
-
前の店にもあったけど、生ハムを優先したので食べられなかった亀の手、今度は食べましょう。スペイン語で亀の手は「ペルセベス(Percebes)」と呼ばれ、高級食材として扱われています。スペインのガリシア地方で特に人気があり、特別な機会や祝いの席で提供されることが多いそうです。貝好きには好まれるかも。
-
私は亀の手にはそそられなかったので、もう一度シシトウ。大好きな野菜なので、食べ飽きたりはしません。オーストラリアにはない野菜ですし。
-
沢山のバルがあり、どの店も客で賑わっています。でもまだ5月末、しかも平日のためか、テレビなどで見るような、すべての店が客で溢れかえっている、という状態ではありません。
-
次のお店へ。ここは料理に番号が振られているので、注文は楽々。でも、やっぱり分厚いパンの土台つきが殆どです。10番なんか、分厚いパンに分厚いマッシュルーム×3、そこに蝦・・・
-
酒はMistinguettのカヴァ3.9ユーロと、Cascarelaのヴェルデルホ2.0ユーロをグラスで。ヴェルデルホは南オーストラリア州でもよく見かける葡萄品種です。違うのかなと思って頼んでみましたが、あまり変わりませんでした。
-
パンに載ってなかった鱈のコロッケ。
もう一つは鰯のエスカベーチェ、これは下にパンが。。。。 -
カウンターの料理ケースにマジックで料理名が直接書いてあります。店員さん達はみんな活気に溢れていて、キビキビ、陽気に働いています。
-
酒の品揃えもお見事です。リオハは20ユーロ以下のものから、280ユーロのものまで。
-
メインディッシュが到着。Esparragos Natural、お昼に食べたのとはうってかわって、Naturalの言葉通りです。マヨネーズとトマトソースつき。いい季節にヨーロッパに来たものです。
-
この日最後の店はここ、Bixigarri Taberna。ここへ辿り着くまで、結構時間がかかりました。というのも、前の店を出た10時40分には、多くの店が閉まっていたり、すでにオーダーストップだったりだったのです。日付が変わらないうちに閉めちゃう酒場ってどうなの???話ちゃうやん!と思う飲んべえ2人。
-
黒板に、バスク語、スペイン語、英語でびっしり書かれたメニューは判りやすくて助かります。
-
他に開いている店もなし、ここが最後なので赤ワイン。つまみはバカリャウのオムレツをいただきました。
-
時刻は23時40分。人通りもなくなった道でゴミ収集車が活躍していました。
初めてのサン・セバスティアン、なんとなく消化不良の気分です。
大賑わいのバル街を見たければ、バカンスシーズンや週末がいいのでしょう。その頃になるともっと遅くまで営業している店が多くなるのかもしれません。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2024年 イベリア半島紀行 第三部 スペイン北部ドライブ旅行
-
前の旅行記
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編(2)魚が食べたい! ゲタリアで
2024/05/29~
バスク地方
-
次の旅行記
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編 (4) フランス領バスクへ
2024/05/30~
サン=ジャン=ド=リュズ
-
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編(1)世界遺産ビスカヤ橋とビルバオのバル巡り
2024/05/28~
ビルバオ
-
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編(2)魚が食べたい! ゲタリアで
2024/05/29~
バスク地方
-
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編(3)サン・セバスティアン
2024/05/29~
サンセバスチャン
-
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編 (4) フランス領バスクへ
2024/05/30~
サン=ジャン=ド=リュズ
-
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編 (5) Auberge Ostape ーBidarray
2024/05/30~
その他の観光地
-
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編 (6)TXISPAへ
2024/05/31~
バスク地方
-
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編 (7) アルタミラを目指して
2024/06/01~
カンタブリア地方
-
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編 (8)アルタミラ国立博物館からブルゴスへ
2024/06/01~
カンタブリア地方
-
2024年イベリア半島紀行 スペイン北部ドライブ編 (9)ブルゴスぶらり歩き
2024/06/01~
ブルゴス
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
ホテル パルマ
3.33
この旅行で行ったスポット
サンセバスチャン(スペイン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2024年 イベリア半島紀行 第三部 スペイン北部ドライブ旅行
0
40