2024/06/03 - 2024/06/03
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kirinbxxさん
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レオンから西へ、アストルガという小さな町で休憩してからルーゴへ。ここはぜひとも見なければならない世界遺産があります。それは古代ローマ帝国時代に建造された城壁。
レオンからルーゴへの道は古くからの巡礼路で、その北側、ビスケー湾沿いにはヒホンやリバデオという大航海時代大好き人間の私にとっては興味深い場所もあるのですが、今回は日程も限られているため割愛です。
そのかわり、レオンからルーゴへの途上にあるアストルガという町に朝食を兼ねて立ち寄りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルの駐車場はこの地下。残った城壁部分を活用してまちづくりがされています。
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朝日に輝くカーサ・ボティネスの壁面はとてもきれいでした。
カサ デ ロス ボティーネス 建造物
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AP-71という高速道路を使って西へ向かいます。しっかり給油をしておきましょう。
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20kmちょい離れたアストルガ(Astorga)という町に立ち寄りました。ここは、現代の巡礼路で最も人気がある「フランスの道」と、近年その代わりに選ばれることが増え始めた「銀の道」と呼ばれる道の交差点にあたっています。目の前になにやら特徴のある建物が見えてきました。Cathedral of Santa María de Astorga、アストルガの大聖堂です。例によって11~13世紀に建てられたロマネスク様式の建物と同じ壁内にゴシック様式で建てられたものです。今回残念ながら素通り。
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すぐ隣にある、Palace of Gaudí Astorga、ガウディ宮殿などという妙な名称で呼ばれている建物です。何故隣にあるかといえば、ここは司教の宮殿だから。
1886年、教皇レオ13世によって任命された新任のアストルガ司教は、その2ヶ月後の火災で焼け落ちてしまった司教宮殿の再建を、ガウディに依頼しました。しかし司教は1893年に死亡、以後ガウディは教区委員会と対立し、建築監督を辞任。
スペイン内戦中は、兵舎や事務所に流用されてきました。司教邸 (アストルガ) 寺院・教会
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すぐ近くなので、先ほどの大聖堂の尖塔もよく見えます。
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すぐ近くにホテルがあり、カフェが開いていたので入店。何とその名はGaudi。入り口には帆立、店内は落ち着いた感じでした。特に食べたいものも見つからなかったので、一杯3ユーロしかしない濃いコーヒーを飲み、車内であの高級オーベルジュOSTAPEで貰ったフィナンシェを食べて朝食代わりに。フィナンシェはなかなかの出来でした。
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カフェとは反対側にちょっとした公園があってそこから先ほどの司教館を見る事ができました。
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印象的だったのはこの像。天使なんかではなく宗教色が感じられません。
どうやら、これはMaragatosと呼ばれる少数民族の男性のようです。
Maragatosは、ここアストルガを中心とした地域Maragateriaに古くから住む少数民族で、膝までのふんわりしたズボンやつばの広い帽子は、Maragatosと呼ばれるこの地方の男性達の伝統的衣装です。
この像はマラガト人の伝統や巡礼文化を象徴し、訪問者や巡礼者を歓迎する意味合いを持っているのかも知れません。 -
アストルガからはA-6でさらに西へ。
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遠くに集合住宅群が見えてきました。ちょっとした街に着くようです。
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おお、これは見事に残された城壁。
この街の名はルーゴ(Lugo)。古代ローマ時代の城壁は欧州各地にありますが、完全なものは他になく、当然ながら世界遺産に指定されています。ルーゴはガリシア州の州都ですが、スペインでローマ文明の最も重要な痕跡が残るのはガリシア州なのだそうです。 -
城壁もそうですがその脇の緑の部分、しっかり手入れがされていました。ローマ時代にはこの街はルクス アウグスティと呼ばれていたこの街では、毎年6月初旬に祭りが開催され、通りはローマの紋章で飾られ、ルーゴの人々は当時の衣装を着て、ローマ文化に関連するいくつかの文化イベントが開催されるとか。
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おお、ユリウス・カエサル!
城壁を見つめているこのカエサルは、ストリートアートの専門サイトで毎年行われているコンテストで、2021年最優秀賞を獲得しました。勿論ただの落書きではなく、Urban Coresというルーゴ市のイベントの一環として描かれました。このイベントのおかげで「落書き」は減り市内の建物や公共スペースは「徐々に」ではあるが美化されてきたそうです。作者は、歴史遺産を管理する役所から許可をとり、ルーゴ市との協定で使える色を制限された中でこれを描き上げたといいますが、この色は大正解だと思います。 -
城壁をぐるりと一周しながら、車を駐められる場所を探しました。
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高さおよそ10m。3世紀にこんな城壁を2km以上にわたって作るとは。基本的に粘板岩(スレート)を積み上げてあります。2か所のスロープ、4か所の階段、10対の城門(当初は5対)、85基の塔を持つ城壁が360度、欠けることなく旧市街を取り巻いており、ローマ時代後期のほぼ完全な城壁の姿をいまに伝えている、というのが世界遺産登録の理由。
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当然ながら城壁の中へは車は入れませんが、中にあるホテルに泊まる客は別。イタリアやスペインの古い城壁があるにはこういう宿泊客だけが通行してもよい道路が沢山あります。レオンもそうですし、昔、知らずに通って痛い目にあったイタリアのピサもそうです。
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城壁には10の門があり、歴史地区に入ることができます。
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門は大小も、整備状況もそれぞれ。
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そして中に入ると、こういう場所もちらほら。
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巡礼者が通る門。
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おや、これは映画などで良く見る古代ローマの人達の衣装ですね。この城壁内の旧市街は世界遺産には含まれていません。あくまでも城壁だけの指定です。
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細い路地が沢山あります。
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ぶらぶらと歩いて広場へ。昔の鐘楼が見えます。
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ところどころにはこういうガラスで保護された古代ローマ時代の道。
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こちらがルーゴ大聖堂。12世紀に建設が始まり、1世紀以上にわたって工事が続けられたロマネスク・ゴシック様式の寺院で、サンティアゴ門として知られる新古典主義のファサードなど、その後非常に美しい部分が増築されました。
常識的な大きさです。ルーゴ サンタマリア教会 寺院・教会
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とはいっても扉がすでにこのサイズですが。実は「大聖堂」と呼ばれているものとしては、スペイン最小。
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今日もお天気がよく、塔が青空によく映え(はえ)ます。
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立派な像が3つ。真ん中は当然ながら、「マトモロス(ムーア人殺し)の聖ヤコブ」なのでしょう。
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ユネスコ世界遺産であることを示す碑がありました。
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何の車だろう、と思ったら・・・
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石畳の広場を高圧洗浄中でした。
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せっかくですから城壁に登ってみました。右に旧市街、左に拡大し今も成長をつづけているという新しい地域が見えます。もう少し涼しく、時間があればぐるりと一回りすればとても良い散歩になるでしょう。
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大聖堂が小さいということは、当然その前の広場も小さいということ。でも城壁に登れば全体像を見る事ができます。
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ルーゴの旧市街は違いますが、この大聖堂と周辺巡礼路は世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミーノ・フランセスとスペイン北部の巡礼路群」の構成資産です。入場料は大人8ユーロ。但し、レオンやブルゴスのような大規模なものではないので、車いすやベビーカーは使えません。そして残念なことに写真撮影は全面禁止。なので内部の様子はこちらでどうぞ。https://catedraldelugo.es/capilla-mayor/
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そしてこんな風に新旧の建物と城壁が繋がっている部分もありました。
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この像は?と思ったら英語ではSaint James the Great、スペイン語ではSantiago、日本語だと使徒大ヤコブ、ああ、ややこしい。この方、使徒、つまりは1世紀の人なんだけどこういう中世の騎士と見まがうような騎馬像が沢山あります。
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そしてここにも、青地にホタテの道しるべ。私たちもそろそろ出発です。目指すは港湾都市ア・コルーニャです。
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