2024/05/28 - 2024/05/28
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kirinbxxさん
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いよいよ、バスク地方を出発点に、サンティアゴ・デ・コンポステーラへのドライブ旅行が始まりました。
最初の宿泊地はビルバオ(Bilbao)、バスク語ではビルボ(Bilbo)ですが、日本語でも英語でも、こちらで検索すると大抵、ビルボ・バギンスが先に出て来てしまいます。
人口35万弱、19-20世紀にかけてスペイン第二の重工業都市として発展したものの180年代には衰退、それを今度は芸術・観光都市として再生した、という波瀾万丈の歴史を持つ都市です。
この日は到着後すぐに、ビスカヤ橋を見にいきました。19世紀、軽量鉄ケーブルを使用するという画期的な手法で作られた、産業革命期を象徴する鉄構造建築物である、という理由で2006年にユネスコ世界遺産に登録されています。
5月28日の総歩行数はおよそ2万歩でした。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回最初の自動車旅行の相棒は、チェコの名門スコダのKamiq、スコダが生産しているSUVで最も小さい車種だそうです。いやいや、十分大きいです。海外でレンタカーを借りる楽しみは、こうやって乗ったことのない、名前も知らない車にも乗れることです。
ビルバオ空港 (BIO) 空港
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まずは街が一望できる高台へ。気持ちのいい風が吹いていました。
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19時30分過ぎでこの明るさ。空港にも展示があったビスカヤ橋を見ておこうと、Getxoという町にやってきました。スペイン語では Guechoなので、「ゲチョ」と読むのでしょうか。
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小さな漁村の一部が、産業革命による経済の発展とともに中産階級の居住地となり、今はビルバオのベッドタウンで人口7万5千人ほど。ビスケー湾に注ぐネルビオン川にかかる、世界でも珍しい仕組みの鉄橋がビスカヤ橋です。
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完成・開通は1893年、設計したのは、エッフェルの弟子である、アルベルト・パラシオ。船の航行の妨げにならない高さの構造物を作り、そこから吊り下げられたゴンドラで人や車を運搬するという、世界最古の運搬橋であり、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなどの地域で運搬橋のモデルとなりました。
ビスカヤ橋 建造物
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じっくり見たいのですが、駐車場が全て埋まってしまっていて、車を降りる事ができません。仕方ないので、私だけ降りてとりあえず写真撮影を。
水面からの高さ45m、橋の長さは164m、ゴンドラは8分ごとの運行で所要時間2分だそうです。このゴンドラ、6台の自動車と300人もの人を運ぶことができるといいます。 -
ガソリンスタンドに立ち寄り初給油。まぁ、どこも似たようなものです。
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この日のホテルは、NH Bilbao Deusto、ぶらぶらと歩いて遅い夕食を食べるところを探しました。スペイン=夜更かし、というイメージがあったので、しまっているところが多かったのにちょっと驚きました。
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この店がまだ空いてました。Restaurantes Bilbao De Santa Rosalia。中の様子もよく見えます。表にテラス席もある、気軽に入れそうなお店だなぁ、と見ていたら・・
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おお・・・・これは見事な肉!たまにはガッツリ、肉もいいか、ということでこちらのお店に。
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タパスもあります。まぁ、例によってパンにのってますが。
でも、あの肉塊を見た以上は、タパスはなし。オーストラリアの肉は食べ飽きてますが、こっちにきてから肉塊を食べてないので、ここはステーキで。 -
ちゃんとした食事のはじめは勿論カヴァ。グラス1杯、たったの4ユーロ。突き出しと、ややや、パンが来てしまった!それもこんなに。。。でも美味しそう。このパンが1ユーロしかしません。
まずはぐっと一杯。 -
頼んだ料理その1、DE TOMATES DE LA HUERTA 11ユーロ。久しぶりにたっぷりのトマトスライスにエキストラバージンオリーブオイルと酢と塩。他にも店の名を冠したボリュームたっぷりのミックスサラダやシーザーサラダもあります。
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表のあれをみたら、これしかないです。
Solomillo de Wagyu、Wagyuのサーロイン250g、42ユーロ。当然本来は一人用ですが、シェアでとお願いしたら快く応じてくれました。この店の2人分は600gと800g、とても食べきれないに決まってます。
実はこのレストランは、スペイン屈指のWagyu生産業者の直営レストランだったのでした。この業者のWagyuは、日本の神戸牛の雄と胚を輸入するところから始めたそうです。レストランで出すのはすべて生後40ヶ月以上の肉。
これが・・・・絶品。和牛サーロインとは違って「肉」なのがまず嬉しい。シンプルにしっかり塩をして外はこんがり、中は程よく焼かれた肉の塊。付け合わせは世界中で定番のフライドポテトとスペインらしい唐辛子をマリネしたのと焼いたのと。久々に本当に美味しい肉を堪能しました。これでたったの42ユーロです。さすが生産者直営店。 -
勿論これには、赤ワイン。有機農法で育てたテンプラニーリョとガルナチャという品種で3ヶ月オーク樽で熟成したのが1.5ユーロ、16ヶ月熟成したのが2.2ユーロ、これまたお安いこと、この上もなし。ほんま、スペインってええ国です。私は、3ヶ月熟成の方が好みでした。
他にも興味をひかれるWagyu料理がいろいろ。もしもまた、ビルバオに来る事があるなら、一も二もなくここに来ることでしょう。 -
さて、バスクに来たなら1軒で終わりではつまらない。そもそもが飲み足りないので、数分ぶらぶら歩いて見つけたABANDOという店へ。バスク名物のチャコリが飲みたかったので訊ねてみると勿論ある、と。
Itsas Mendiという銘柄で、一杯2.4ユーロ。アルコール度数13%、フレッシュでフルーティ。なるほど、これがチャコリですか。 -
さっきはがっつり肉だったので、今度はこれ。やっぱり魚は旨し。ピンチョスの中では高い方で3.2ユーロ。
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も一つ名物を、名物をとトルティージャTortilliaを。日本では「ジャガイモ入りオムレツ」とか言ってますが、ほとんどジャガイモ。2.4ユーロ。
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ワインのあるところ、粕取りブランデーあり。フランスのマール、イタリアのグラッパ、ではここスペイン、それも北部では?それがこれ、オルホ(Orujo)です。オルホも飲みたい!というと笑いながら出してくれたのがこれ。これは珍しいお味。これからあちこちで飲み比べてみましょう。一杯3.1ユーロ。
このあとバーボンも飲んで(5ユーロ、輸入酒はさすがにお高い)、全部で21ユーロ。スペインは本当に、懐に優しい国です。 -
翌朝、わが家としては遅めの9時出発。ホテルの多い通りではこのようにリネン類の回収に大忙しです。
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もう一度ビスカヤ橋を見に行きました。
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