2024/05/29 - 2024/05/29
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kirinbxxさん
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この日は、美食の街として世界中のその名を知られているサン・セバスチャンに泊まる事にしていました。実は前日のフライトも、最初はサン・セバスチャン行きで予約してあったのですが、なんとフライトキャンセル、それでやむなくビルバオ行きに変更したのです。
もっとも、ビルバオからサン・セバスチャンは、AP-8という有料道路を使えばたったの101km、あっという間についてしまいます。調べてみたところ、サン・セバスチャンにはさほど興味をひかれる場所もないので、夕方につけば十分。ということで、あちらこちらに立ち寄りながらドライブを楽しむ事にしました。
ビルバオ→塩の谷→ゲタリアが午前の行程です。メインイベントは、ゲタリアで海の幸を堪能すること。建物の側面に埋め込まれたグリルで焼き、塩とオリーブオイルだけで調味した新鮮な魚を食べるために走りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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kirinが設定してくれたこの日のルートはこれです。ビルバオのほぼ真南に約7000年前から塩作りされていたといわれる「アニャナ塩田(Salinas de Anana)」があるというので、まずここを訪れてみることに。多分、昨日のステーキに使われていた塩もここの塩ですね。お昼の魚にも、きっと。
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高速道路にのって快適に、青空の下を走ります。Skoda Kamiq君、なかなかの乗り心地です。
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途中のサービスエリアで朝ご飯にしました。さすが、KAFETEGIAとバスク語表記ですね。
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さすがスペイン、甘いパン、ビール、ワインの品揃えもしっかり。
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でも何よりもスペインらしいのはこれですね。イベリアンセボハム、丸々1本、78.75ユーロのお買い得価格。
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わが家の朝食はこれ。
サンドイッチ6.4ユーロ(高い)、スターバックスのラテ2.7ユーロ×2,道中に飲むための水2.15ユーロ(写真は既に水筒に移したあと)。合計13.94ユーロの朝ご飯。やっぱりこういうものは、割高です。 -
再びA68を走ることしばし。やがて、路傍に花が咲き乱れる小さな町に到着。
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それらしい風景が見えました。
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このようなレリーフも発見。車を駐めてちょっと歩いてみました。
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塩は生命を維持するための必需品ですから、製塩業は世界で最も古い産業の一つです。その中でも、このSALINA DE AÑANAという場所は、7000年以上にわたって途切れることなく続いてきたそうです。
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森に囲まれた、石と木と粘土を使って建てられた蒸発プラットフォームたち。とても美しい眺めです。使うのは、泉から自然に湧き出る塩水、というのがここの特殊なところです。
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ここにもこんなレリーフが。開発でダメになることもなく泉が枯れることもなく、営々と続けられてきた伝統的製塩。それでもやはり20世紀には工業的に作られる塩に押されて、一度は衰退したそうです。しかし2009年、非営利の財団が設立され、伝統的製塩技術を守り、世界中のシェフに認められる塩を安定供給するようになったのだとか。
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あいにく製塩風景を見ることはできませんでしたが、気持ちのいいドライブになりました。
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漁師町ゲタリアに向かう途中で、日本人なら誰でも知っている町にも立ち寄りました。もっとも、それが町の名前だとは知らない人も多いかもしれませんが。
そこは、バスク民族にとっては最大の自由の象徴です。 -
ゲルニカ。 Gernika-Lumo、スペイン・バスク地方にある小さな町、1936年の人口はわずか6,000人ほどでした。1937年4月26日、ナチスドイツ空軍のコンドル軍団とイタリア軍航空隊がフランコの要請に応えてこの町を3~4時間もかけて爆撃、1,654人の民間人が死亡、町は壊滅しました。これは、ナチスドイツが来たるべき日に供えて研究していた電撃戦術作戦と戦争継続能力を奪うための民間人への爆撃の「実験」だとされています。
ゲルニカ平和博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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当時、ドイツ占領下のパリに住んでいたピカソは、35日間かけて大作を完成させ、ポール・エリュアールの詩『ゲルニカの勝利』とともに、1937年7月のパリ万国博覧会に展示されました。
現在はマドリードの美術館にあるゲルニカですが、ここゲルニカにも実物大の壁画が展示されています。近くには平和博物館もありました。 -
ゲタリアの町に到着。目当てのレストランに行くのにちょっと苦労しました。車載のナビも、Google Mapも、町そのものが立体になっているところは苦手のようです。海を眺めながら同じ道を何度も通る羽目に。
ゲタリア漁港 観光名所
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何しろフランス国境は目と鼻の先、海に飛び出した場所にあるため、三十年戦争でもナポレオン時代の半島戦争でも、常にフランスとスペインの戦闘の舞台となった町ですが、今は観光客で賑わう平和で小さな町です。
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なんとか無事に到着、TXOKOという新鮮な魚料理を売り物にしているレストランです。13時30分に予約をしてありました。
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室内は黄色を主体としたインテリアでした。お天気がとてもいいので、全ての客が屋外席を希望。
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海が見えるところの席は満席。
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英語も併記されている判りやすいメニュー。一応、肉の料理も用意はされています。ここにも、TEMPURAという言葉が。もちろん、焼き魚は時価です。
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突き出しは当然のごとくオリーブ。
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飲み物は、これから先も車を運転しなければならないので、大人しくCañaで。これはスペインでは、「小さいサイズのビール」のこと。
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前菜はEsparagos Parrilla、15.5ユーロにしました。ヨーロッパでは私の大好物ホワイトアスパラガスの季節です。予想に反して、凝った盛りつけの料理がでてきました。
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白と緑の両方だし、ただグリルしたのがポンとでてくるかと思いきや。新鮮なアスパラガスがとても美味でした。
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本当はこのあたりの名物である「ココチャ」というものを食べたかったのですが(この店で実に美味しいココチャを食べた、という記事を見たので)この日はないと言われてがっくり。でもこのLOTTEというアンコウの仲間のグリルがとても美味しかったので無問題!1kg60ユーロの量り売りで69ユーロ。LOTTEは、フランス料理では定番ですが、さすがゲタリア、バターソースなんぞはかかっていません。こうでなくちゃ。
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まだいけるなぁ、とSopa de Pescado、魚介のスープを注文。これまた、完全に予想を裏切るルックスで現れました。熱々で、いろんな魚介の旨味がぎっちり。
ビール2杯、料理3皿で107.6ユーロ、お昼としてはなかなかの金額ですがその価値はあり、十二分に満足のいく(ビールしか飲めなかったこと以外は)昼食となりました。 -
座った席が、さらに坂の上に行く道に面していたので、いろんな車や人が通ります。秀逸だったのはこれ。ポチがきょろきょろしていて可愛かったのです。
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魚介料理を食べさせるレストランが並ぶ通り。現在のゲタリアはこれらのレストラン目当てに人々が訪れる町です。
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この町出身の、ファン・セバスティアン・エルカーノ Juan Sebastian De Elcano。マゼランの香料諸島遠征で唯一生き残ったビクトリア号が帰還したときの船長(つまり、マゼランとは違い、実際に地球を一周した人)ですが、当時の複雑な政治的事情から、その功績は殆ど無視されてきました。創作では悪役を振られることもしばしば。
もう一人のこの町出身者、今ではエルカーノよりずっと有名なのは、クリストバル・バレンシアガで、その名を冠した美術館もあります。ファッションには二人とも興味がないので行きませんでしたが。 -
ゲタリアでもう一カ所、ぜひ行きたかったのがこちら。
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この町の有名な魚介加工品メーカーMAISORのブティック(隣が工房)です。もとは漁師だった一家がやがて卸売業、加工業に進出、今ではヨーロッパ各地に顧客を持っています。
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ブティックにはオイルサーディンやアンチョビの他、それに合う調味料やワイン(もちろんチャコリが中心)も販売していました。美味しそうかつ珍しいものがいろいろあったのですが、残念なことに賞味期限がとても短く、断念。オイルサーディンだけ買って帰りました。帰宅後食べると、これが旨い。オーストラリアでは手に入りにくい、身がしっかりした小型のもの。なおさらにあの日持ちしない奴が・・・・
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となりの工房では加工作業の様子を見ることができました。ここでは、工房見学やカンタブリア海産のオイルサーディンを作る体験、試食なども行っています。
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魚焼き用網もありました。欲しい!と言ってはみたものの、そもそもわが家では、七輪とこれを使って焼くべき魚が手に入らないのでした。
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