2024/11/09 - 2024/11/10
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bajicoさん
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この旅行記のスケジュール
2024/11/09
2024/11/10
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サントスピリト広場の蚤の市
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11月9日は一日、ピッティ宮殿をウロチョロしました。ピッティ宮殿のチケットはウフィツィ美術館とセットで購入しました。セットだと、ウフィツィ入場後5日のうちにピッティ宮殿に入る必要があるので、そろそろ行かなきゃ、ということです。宮殿はパラティーナ美術館を中心に見学し、イコンのコレクションや大公の宝物コレクションにもお邪魔しました。とにかくここも広い、「無理せず、興味のあるところだけ」を心がけました。
午後はボーボリ庭園に出て、半日のんびり散歩しました。端から端までせっせと歩き回ったので、のんびりとは言えないかな。
10日の日曜日はフィレンツェ最後の日です。朝のうちにメディチ家礼拝堂を訪問し、ミケランジェロの傑作群と対面。その後はおまけの時間と言うことで、まず、サント・スピリト広場の蚤の市で、それなりに本気のお買い物をしました。次は、6日に食べておいしかったジッリのティラミスを、もう一回食べて、最後は、私一人で捨て子養育院美術館に行き、屋上のカフェで気持ち良くフィレンツェの風にあたりました。これで、一応フィレンツェはおしまい。でも、また行きたくなりそう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝8時、ホテルからピッティ宮殿に向かう。アルノ川を渡り、路地を進んで行く。
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街角の噴水もちょっと優雅なデザインだ。
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8時40分頃ピッティ宮殿に到着した。横に長く広がる建物だ。
ピッティ宮殿 城・宮殿
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パラティーナ美術館に入場した。
宮殿の一室、装飾を施した白の壁とシャンデリアが豪華だ。 -
では、宮殿の壁にごちゃごちゃとたくさん飾られた絵画を見ていこう。
女性の肖像
ピエロ・ディ・コジモ 1500年頃
小さな作品だけど、白と黒のシンプルな画面と女性の表情が印象的。 -
パラティーナ美術館はウフィツィ美術館などと違い、壁一面に絵がたくさん飾られる、昔の宮殿によくある展示方法が取られている。額の下部に小さく作品名と作者が書かれているだけのことが多く、解説も一部を除き、無い。
お目当ての作者の絵を捜したりするのは大変だ。むしろ、絵の背景や作者に惑わされず、たくさんの絵の中から気に入ったものを見つけ、意外な発見をする方が楽しいかも。パラティーナ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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聖母子
フィリッポ・リッピ 1452年頃
割と有名な作品だ。 -
これは絵ではなく、石の象嵌のテーブルだ。日本にも超絶技巧ってあるが、イタリアの超絶技巧もすごい。
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眠るアモール
カラヴァッジョ 1608年
カラヴァッジョ作とわからなくても、インパクトのある絵だ。さすがだ。 -
絵の飾られた部屋の間に浴室がある。ナポレオンのために作られたらしい。
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エレナ・ガディ・クォーラティの肖像
マソ・ダ・サン・フリアーノ
作者は1536年から1571年に生きた、マヌエリスムの画家らしい。愛らしい肖像画。 -
ちょっとひと休み
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男性の肖像(ペルジーノの肖像)
ラファエロ 1500年頃
一応ペルジーノとしたが、ヴェロッキオの肖像という説もある。また作者も、ラファエロかな、という程度らしい。
どちらにしても、職人気質が感じられる、リアリティ溢れる肖像画だ。 -
マグダラのマリア
ペルジーノ 1500年頃
こちらはペルジーノが描いたマグダラのマリア -
エゼキエルの幻視
ラファエロ 1510年頃
額の下に作者と作品名が書いてあるのがわかるかな。 -
大公の聖母
ラファエロ 1505~1506年頃
ラファエロの数ある聖母子の中でも、傑作の一つだ。私の好みから言うと、ラファエロの聖母子はあまりピンとこないことが多いが、この絵は良かった。漆黒の背景から浮かび上がるマリア様とキリスト様が神秘的な微笑をたたえて、素敵だ。だが、実は黒の背景はラファエロのオリジナルではなく、後世の加筆らしい。黒の方が良いかも。 -
リンゴを持った若者の肖像(フランチェスコ・マリア・デッラ・ローヴェレ?)
ラファエロ 1504~1505年
この絵には解説があった。この絵のモデルはおそらく、フランチェスコ・マリア・デッラ・ローヴェレ。彼は子供がなかったウルビーノ公の養子で、この時14歳の子供だったようだ。
パラティーナ美術館はラファエロの絵をたくさん持っていることで有名。私は甘ったるい感じのラファエロの聖母子があまり好きではないが、ここのラファエロは、肖像画など、聖母子以外の作品が多くて、なかなか良かった。ちょっと見直した。 -
聖家族(籠の聖母)
ルーベンス 1615年頃
マリア様が、先日ウフィツィ美術館で見たルーベンスの最初の妻、イザベラ・ブラントに似ているなぁ。 -
もちろん彫刻もある
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ヴェールを被る女性の肖像
ラファエロ 1516年頃 -
聖母子
ムリーリョ 1650年代
こちらはスペインの画家ムリーリョの聖母子だ。こちらも優しく甘ったるい感じのマリア様とキリスト様だが、たまにはこういうのも良い。 -
男性の肖像
テッツィアーノ 1540年代 -
トスカーナ大公フェルディナンド3世の彫像
彼はマリア・テレジアの次男レオポルト2世の次男だ。つまりマリア・テレジアの孫。
ややっこしいのだが、父のレオポルトはマリア・テレジアの旦那フランツの家系を継いで、メディチ家亡き後のトスカーナ大公になった。ところが兄のヨーゼフ2世が子供がないまま亡くなったので、オーストリアに戻って、神聖ローマ皇帝を継いだ。レオポルトの長男もオーストリアを継いだので、次男のフェルディナンドがトスカーナ大公として残った。 -
ピッティ宮殿の一角にはイコンのコレクションもある。メディチ家やその後のハプスブルク・ロレーヌ家のコレクションを引き継いだものだ。ロシア以外ではヨーロッパ最古のコレクション。
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大公の宝物館にも入場した。
まず、ロレンツォ・イルマニフィーコのデスマスク。肖像画の容貌に似ている。 -
十字架に宝石にちりばめたもの、14世紀にドイツの工房で制作されたらしい。
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豪華なキャビネット
1709年にフィレンツェの職人集団、ガレリア・ディ・ラヴォリによって製作された。プファルツ選帝侯に嫁いだ娘のために、メディチ家のコジモ3世が注文したものだ。未亡人となってフィレンツェに戻った娘と一緒に、この家具もフィレンツェに戻った。 -
織の中の馬
フィリップ・フランゾーン 1624年
ひとつの象牙から彫られたものだ。 -
魚の形をした水晶の花瓶
ジョバンニ・バティスタ・メテリーノ作とされる 1713年頃
優雅な器だ。
ここに展示されている宝物は実際に使用したり、飾ったりした感じがする。ちょっと前に訪れたドレスデンの宝物は、宝物のための宝物、わざわざ作ったんだぞ、という感じが強くしたが、こちらのお宝はもう少しさりげない。豪華さでは一歩譲るが、ちょっとほしいなって気にさせる。 -
宮殿の中から出てきた。回廊で囲まれた中庭でひと休みだ。
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中庭の一角にあるカフェでスイーツの軽食だ。ちょっと汚くてごめんなさい。ババ・オ・ロムとザッハトルテをいただく。結構おいしい。そう言えば、ザッハトルテはハプスブルクの都、ウィーンの看板スイーツ。ハプスブルク家の大公がいたピッティ宮殿とは縁があるね。
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亀にまたがる「浦島太郎」、ではなくて「小人モルガンテ」。モルガンテはメディチ家のコジモ1世に仕えた宮廷道化師で、人気者だったらしい。パラティーナ美術館には彼の肖像画もあった。
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午後はボーボリ庭園をくまなく回ろう。
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階段を上って、宮殿の建物を眺める。カゼルタ宮殿よりずっと小さいが、均整がとれてる。
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ネプチューンの噴水
ボーボリ庭園 広場・公園
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せっせと上って、バラの庭園からの景色、トスカーナらしい丘とオリーブと糸杉。
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土曜日のせいか、ボーボリ庭園は多くの人で賑わっていた。
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花壇にはまた花が残っている。バラも見事。
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ちょっと暑いかな。木陰でひと休み。
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バラの庭園から下る道。小さな噴水が階段状に続いている。モスタッチーニの噴水。
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糸杉の大通りの先にある、島の噴水までやって来た。ユニークな顔の彫刻がある。ここからも水が出るんだね。
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池の真ん中の島にも彫刻が見える。
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公園には植物園や温室(リモナイア)もある。
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りっぱな観葉植物だね。
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そろそろ夕暮れだ。カフェハウス近くの高台からフィレンツェの街並みを眺める。
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最後に出口近くのグロッタに立ち寄る。これは奥方の洞窟だったかな。
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今日ももう終わり。
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宮殿の外に出て来たね。4時過ぎだ。
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さて、今日もメルカート・チェントラーレで夕食だ。面倒がないので、つい来ちゃう。
セントラルマーケット 市場
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今回はパスタ。カルボナーラのブガトーニとバジルソースのパスタで、うまかった。
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翌日10日は、朝一番でメディチ家礼拝堂に訪れた。比較的ホテルから近いので、8時30分頃には入場したと思う。入場料は一人9ユーロ、当日窓口で購入。
ここのミケランジェロは絶対見たい。そういう訳で、まず入ったのは、ミケランジェロがメディチ家出身の法王レオ10世の依頼で作った、「新聖具室」と呼ばれるメディチ家の墓所だ。
こちらはロレンツォ・イルマニフィーコの孫のロレンツォの墓。3体の彫刻はもちろんミケランジェロが手掛けた。ここにあるミケランジェロはすべて傑作! -
ロレンツォ・イルマニフィーコと弟のジュリアーノの墓ができる予定だったところ。結局二人の墓は完成しなかったが、墓のために作られた3体の彫刻は飾られている。
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真ん中にある聖母子はミケランジェロ作だ。残りの2体は別の彫刻家が制作した。
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こちらはロレンツォ・イルマニフィーコの三男ジュリアーノの墓、ロレンツォの墓と対をなすように向かい合って作られている。
メディチ家礼拝堂 寺院・教会
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墓のせいか、ここの彫刻はミケランジェロにしてはそんなにムキムキではないようにも見える。この位が私は良いな。
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新聖具室の脇の壁には、建設に携わった人たちの落書きも残っていて、楽しい。
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次に入ったのは、巨大な「君主の礼拝堂」だ。これまで見てきた教会建築と全く異なる空間。様々な色の大理石や半貴石で飾られた豪華絢爛な装飾に圧倒される。
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そして、とにかくデカい。ひたすら驚く。
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メディチ家が治めた都市の紋章が並んでいるが、これも半貴石の象嵌ですごい。
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でも、私が一番すごいと思ったのは、祭壇の象嵌かな。
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礼拝堂の外に出た。まだ時間は9時30分だ。これから蚤の市に行こう。
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向かったのは、サント・スピリト広場の蚤の市だ。アルノ川を渡ったサント・スピリト教会前の広場で毎月第2日曜に開かれている。そんなに広くないので、観光客にはちょうど見やすい規模だ。
「ヨーロッパの街に行ったら、週末は蚤の市」、これが私のお約束になりつつある。 -
今回の旅では防寒用のセーターを一つしか持って行かなかったので、ここの古着屋さんでカーディガンを買ってしまった。ちょっと安くしてもらったが、32ユーロ(5280円)もした。でも、チロルで作られた素敵なカーディガンで、ボタンも凝っていたので、満足。
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こちらの陶磁器屋さんは、すべての品に値札が付いている良心的な店だった。特にカップ&ソーサーはお買い得な価格、どんどん売れていたよ。私も5ユーロ(825円)でパン皿を買っちゃった。
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と言う訳で、今回の戦利品。
パン皿は毎日使っている。買ってよかった。
カーディガンは汚すのが怖くて、旅行中は結局着ないまま持ち帰った。春になって少し暖かくなったら羽織ろうかな。 -
買物の後はお腹が空いたので、ジッリでお茶。前に食べておいしかったティラミスをもう一回食べちゃった。ここで、ちょっと疲れ気味の相方はホテルに戻ることになり、私一人でもう少しお散歩だ。
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やって来たのは、捨て子養育院美術館(孤児養育院美術館)だ。
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ここの回廊も美しい。誰もいない、嘘のように静かだ。
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拝観者がいないので、心配しながら案内どおりに階段を上って美術館の展示室へ。
元は身寄りのない子供たちの施設だったこともあるのか、展示品は圧倒的に聖母子が多い。
授乳している聖母
チェンニ・ディ・フランチェスコ・ディ・セル・チェンニ
1395~1400年頃 -
天使と聖母子
ボッティチェリ 1465年頃 -
こちらはドメニコ・ギルランダイオに近しい画家が描いだ聖母子だ。
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布に包まれた幼子イエス
ほんとにかわいいね。
ここはそんなに大きくなくて、ゆっくりのんびり見学するのにちょうど良い美術館だった。 -
最後は最上階のカフェで休憩しながら、フィレンツェの風にあたった。美術館と違い、日曜日の昼下がりのカフェは、結構賑わっていた。
孤児養育院美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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いよいよ、フィレンツェも大詰めだ。
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夕食後にもう一度、夜のドゥオーモに挨拶。
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月が出ているね。明日はローマに出発だ。
サン ジョヴァンニ洗礼堂 (フィレンツェ) 城・宮殿
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