2024/10/30 - 2024/10/30
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bajicoさん
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世界遺産は、ウィキペディアによると、2023年で1157件あるそうです。こう言っては何ですが、有名無名を合わせれば、今や世界中にヤタラメッタラたくさんあります。
でも、その中で、だれもが絶対知っている超有名世界遺産となると、数はある程度絞られますね。例えば、ピラミッド、アンコールワット、マチュピチュ等々。その一つだと私が思うのが、ナポリ近郊の遺跡ポンペイです。
ポンペイを訪れるのは2回目、ほぼ40年ぶりです。その時のことは、ほどんど覚えていません。今回訪れて先ず思ったこと、すんごいデッカイということです。きっと、掘れば掘るほど遺跡が出てくるのでしょう。2000年前のローマ帝国の真ん中は、今と同じ、いやそれ以上に人口が密集する市街地が広がっていたんですね。また、ヴェスヴィオ火山の噴火がどれだけ多くの街を飲み込んだのか、自然の脅威も感じます。
とにかく、1日じっくり見て回ろう、と思って行ったのですが、1日でも足らず、後半は急ぎ足になってしまいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前日はオペラで遅くなったので、今日はゆっくりめ。でも、朝8時40分には出発した。今日も地下鉄ムニチピオ駅からスタートだ。
(地下鉄駅の写真は後日撮影もある) -
地下への階段とエスカレーター
広告とかはあまりない。 -
改札口のあたり
照明があまり明るくないし、ただっぴろくて、ちょっと殺風景。非常時の避難場所になりそう。でも、改札口には係員がちゃんといるし、心配ない。
インターネットなどでは、ナポリの地下鉄駅は、個性的なモダンアートで飾られていると、紹介されてるようだ。もちろん、そういう素敵な場所もあるのだが、普通は大体こんな感じ。 -
ホームの様子
こちらも少々暗いが、電光掲示板はあり、次がいつ来るかはちゃんとわかる。
写真は空いている時に撮ったが、全体的に混んでいた。 -
地下鉄はナポリ中央駅そばのガリバルディ駅で下りた。ちなみにガリバルディ駅は1号線の終点だ。
ここからポンペイへは、ヴェスヴィオ周遊鉄道で行った。
ヴェスヴィオ周遊鉄道はガリバルディ駅でも乗り換えられるが、始発ではない。座れるか心配だったので、ガリバルディ駅ではなく、ひと駅手前の始発駅、Porta Nolana(ポルタ・ノラーナ)駅まで歩いた。またまたグーグルマップに頼りながら、徒歩10分位だ。
写真はポルタ・ノラーナ駅のホーム入口。切符は駅の有人窓口で買える。ポンペイまで1人3.3ユーロ(約544円)。 -
ポルタ・ノラーナ駅には改札口あり。
ヴェスヴィオ周遊鉄道にはいくつかの路線があるので、注意が必要だ。ポンペイに行くには、Sorrento(ソレント)行きに乗る。下りるのはPompei Scavi Villa dei Misteri(ポンペイ・スカーヴィ)駅だ。所要時間は30分~40分、昼間は大体30分に1本位の間隔で運行している。
ポルタ・ノラーナ駅までわざわざ歩いて正解だった。始発駅だとガラガラで、十分座れたが、ガリバルディ駅からは滅茶苦茶混んで、通勤列車並みだった。年寄りはこのひと手間が大切だ。 -
ポンペイ・スカーヴィ駅には10時頃に到着した。
駅からポンペイ遺跡のポルタ・マリーナ(マリーナ門)の入口までは5分程度だが、途中には土産物屋やレストランが軒を連ね、ゴチャゴチャで歩きにくい。また、ここにはツアーの案内所もいっぱいあるので間違えないように。
チケットは1か月くらい前に、Get Your Guideのアプリで買った。ポンペイの場合、見学が結構天気に左右されそうで、ギリギリまでキャンセル可能な方法で買いたかったからだ。秘儀荘にも入れるポンペイ・プラスのチケットに、日本語オーディオガイド付きで、1人5777円だった。手数料の分だけ多少割高だと思う。
チケットオフィスで、アプリの画面を見せて、紙のチケットと引き換えたと思う。また、オーディオガイドは、マリーナ門での受け渡ししかできないので、注意が必要。パスポートを預ける方式。
このあたりの流れは、窓口の係員が慣れているようで、そんなに困ることはなかった。また、チケットオフィスはすいてはいなかったけど、混んでて大変というほどではなかった。
昔のマリーナ門を通って、いよいよポンペイ遺跡入場だ。マリーナ門 史跡・遺跡
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ポンペイはさすがに、案内図がほしいと言ったら、立派なのをもらえた。案内図とオーディオガイドを頼りに進もう。
「Casa del Marinaio」(船乗りの家)
玄関のモザイクの絵柄から船乗りの家と呼ばれているようだ。ポンペイの住居の名前は、こんな感じで便宜的に付けられているみたい。 -
「Casa di Trittolemo」(トリプトレモスの家)かな。同じような住居ばかりでわからなくなっちゃった。
トリプトレモスはギリシャ神話上の人物で、穀物栽培を広めたことになっている。
ところで、今日はすばらしい天気だね。 -
「Basilica」(バシリカ)
ポンペイ遺跡の中心部に出てきた。
バシリカはキリスト教の教会を意味することもあるが、ローマ時代の場合は、裁判所を意味する。バジリカ 史跡・遺跡
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「Santuario di Apollo」(アポロ神殿)
アポロはギリシア神話でも人気の神様だから、フォロ(公共広場)の隣の、なかなか便利な場所に建ってる。 -
神殿にあるアポロの銅像
矢を射るポーズをしている。ここにあるのは複製だ。 -
ポンペイは猫ちゃんも有名だ。おかげ様で、何匹かお目にかかることができた。
この三毛ちゃんは、我が家の猫に似ていると、相方がいたく気に入っていた。 -
「Foro」(フォロ)
フォロはラテン語でForum(フォルム)のこと。フォーラムと同じ語源で、公共の広場を示す。昔はポンペイの公共的な建物、神殿とか市場とか裁判所が集まっていた。今もポンペイ遺跡の中心で、多くの観光客が集まっている。
遠くに霞むのが、ヴェスヴィオ火山。噴火は西暦79年に起こり、1昼夜に渡り火山灰が降った後、大規模な火砕流により街ごと埋まってしまった。街と共に多くの逃げ遅れた人も埋もれている。
噴火の後、この地に町ができることはなかったが、地下に町が埋まっていることは、ある程度知られていたようだ。本格的な発掘が始まったのは18世紀からで、相方が大好きなモーツァルトも、ここを訪れているよ。フォーラムアットポンペイ 文化・芸術・歴史
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「Casa del Cinghiale」(イノシシの家)
入口のモザイクがイノシシだ。
現在も、こうしてあちこちで修復や発掘が行われている。だから、ポンペイが広大でも、入場できる場所は限られている。 -
フォロ(公共広場)の近くでも、有名な場所を外れると結構静かだ。
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フォロ(公共広場)の北に売店があり、ひと休みして、ジェラートを食べた。
このあたりの慣れ慣れ猫ちゃんだ。 -
もう1匹の慣れ慣れ猫ちゃん
2匹は喧嘩してた。こっちが負けてた。そんな面構えでしょ。 -
「Casa del Poeta Tragico」(悲劇詩人の家)
入口に有名な番犬のモザイクがある。「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するらしいが、私は漫画を読んでないのでよく知らない。
ナポリ国立考古学博物館にも別のワンちゃんモザイクがあったので、番犬デザインは結構人気だったようだ。悲劇詩人の家 建造物
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「Thermopolium」(テルモポリウム)
「悲劇詩人の家」の隣にある。
古代の飲食店、レストランや居酒屋の先駆け
お惣菜を入れる壺が並ぶカウンターは、現代のファストフード店を彷彿とさせる。
古代ローマでは自宅に台所がない人も多く、こういう所で買って食べたようだ。
今の食生活は何だか古代ローマに戻っているみたい。 -
「Casa dei Dioscuri」(ディオスクリの家)
ディオスクリはギリシャ神話の双子、カストルとポルックスの事だ。きっと、どこかに二人のフレスコ画かモザイクがあるのだろう。
たしかこういう古代ローマの柱廊をペリスタイルと言うんだっけ。 -
ディオスクリの家のフレスコ画
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「Casa del Fauno」(ファウノの家)
ポンペイの住居の中では有名な家で、大きい。
ファウノは牧神のこと。敷地から牧神の銅像が見つかったので、こう呼ばれている。牧神は、現在ナポリの国立考古学博物館にある。 -
これがファウノ(牧神)の複製で、案外小さい。
牧神の家 史跡・遺跡
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アレクサンダー大王とダイレオス3世の一騎打ちのモザイク
ファウノの家が有名なのは、大きいからというより、このモザイクが見つかったからだ。ここにあるのは複製だが、ナポリ考古学博物館では本物を見られなかったので、これで満足しよう。 -
「Casa dei Vettii」(ヴェッティの家)
Vettii(ヴェッティ)は、持ち主の名前から来ている。つまり、ポンペイの住居には珍しく、持ち主の名前がわかっているのだ。所有者は2人の解放奴隷、おそらく兄弟か仕事仲間だった。
建物内部の壁は、たくさんのフレスコ画で飾られている。写真の絵は、ギリシャ神話のミノス王の妃パシパエと職人ダイダロスだ。ヴェッティの家 建造物
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このフレスコ画は船の絵かな。
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パン屋の石臼
あちこちにあったので、パン屋さんもいっぱいあったのだろう。 -
道に面した壁には、こんな看板のようなものが付いていた。
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「Terme Stabiane」(スタビアーネ浴場)
ポンペイには二つの浴場跡があるが、両方とも大人気で、混雑していた。入場が大変なので、こちらの浴場しか見ていない。
写真はフリギダリウムと言い、冷たい水が張られた室内プールのようなものらしい。スタビアーネの浴場 史跡・遺跡
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浴場の床暖房システム
床は上に乗っかり、下に温風を送ったらしい。
今と同じような物が、何でもあるね。感心するよ。
このあたりで、すでに午後1時半を過ぎている。ちょっと急がなくては。 -
東へ移動する途中にも、テルモポリウム(レストラン・居酒屋)があった。この店のカウンターは上部にきれいな石が張ってある。なかなかお洒落だ。
テルモポリウムはとてもいっぱいあった。食べ物に関係する商売は昔も今も廃れないという証拠だね。 -
とにかく急いで、マリーナ門から一番離れた東の端、円形闘技場までたどり着いた。
現代の子供グラディエーターが戦ってるよ。 -
「Praedia di Giulia Felice」(ジュリア・フェリーチェの地所)
裕福な女性のジュリア・フェリーチェが、自分の所有する土地に、今で言う賃貸の高級リゾートマンションを建てた。その遺跡だ。円形闘技場のすぐ近くにあり、結構広い。
写真は、貴族が宴会を開いた部屋らしい。出発直前に見たNHKの番組にもここが出てきた。番組によると、貴族はここで寝そべって食事をとり、食べ過ぎると、真ん中の凹みに食べ物を戻したりしたそうだ。NHKの言うことだからね、どこまで本当かは不明。 -
今度はポンペイの北西の端っこにある、「Villa dei Misteri」(秘儀荘)を目指して、スタコラ、スタコラ大移動。
イタリアの南でも、そろそろ陽が短くなってきた。2時半なのに、夕方みたいな日の当たり方だ。 -
「Villa di Diomede」(ディオメデスの別荘)
名前は家の向かいにある墓からとられていて、彼の家とは限らない。
秘儀荘の手前にある、大きな別荘だ。 -
ここでも壁にフレスコ画が描かれている。広い庭もあり。
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最後に端っこの「秘儀荘」到着した。
大きなお屋敷だが、素晴らしい壁画があるのは順路の一番最後、奥まった一室だ。秘儀荘 史跡・遺跡
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身づくろいする女性かな。でも、この部屋の絵は、ディオニュソスに関連する一種の儀式を描いているそうなので、もっと深い意味があるのかも。
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まだ見てない所もいっぱいあるけど、時間切れ。ここでポンペイ遺跡見学は終了としよう。傾く日の光を浴びながら、マリーナ門まで戻る。
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おやおや、ここにもテルモポリウム(レストラン・居酒屋)がある。
ファンタを売っているのは、どこのおじさんかな。 -
この素朴な食器は発掘されたものではない。
そう、猫ちゃんの水飲みボウルだ。 -
いたいた、この猫はちょっと個性的な模様だ。
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猫の集会も開かれている。
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出口に向かって進もう。
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午後4時頃、Ponpei Scavi Villa dei Misteri(ポンペイ・スカーヴィ)駅に戻ってきた。ここの駅名は、本当はポンペイ・スカーヴィ・ヴィッラ・ディ・ミステリ駅で、とっても長い。日本語では「ポンペイ遺跡・秘儀荘駅」という意味だ。ポンペイ・スカーヴィ駅と言ったり、ヴィッラ・ディ・ミステリ駅と言ったりすることもあるので、注意が必要だ。この他にも、何にもつかないポンペイ駅が、ヴェスヴィオ周遊鉄道とトレニタリアの両方にあるので、さらにややこしい。
帰りもヴェスヴィオ周遊鉄道でナポリまで戻る。ホームは待っているお客さんでいっぱいだった。列車はソレントから来るので、どんなに頑張っても座れない。ヴィッラ ディ ミステリ駅 駅
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40分近くの乗車時間で、無事にポルタ・ノラーナ駅に到着した。
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落書きだらけの車両だ。塗装し直しても、また描かれちゃうしね。装飾だと思えば私は平気
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現代的なデザインの地下鉄ガリバルディ駅
ここはちょっとしたショッピング・モールになっている。 -
地下鉄1号線の乗り場は大層深い。長い長いエスカレーターで下りていく。
ナポリ ガリバルディ駅 駅
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ホテルに戻って、近所のレストランで夕食だ。このところ緑の野菜が足りない気がして、サラダを注文した。
さて、明日はカゼルタ宮殿に行くよ。カゼルタ宮殿も世界遺産だけど、ちょっとマイナーかな。
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