2024/11/06 - 2024/11/06
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fmi(ふみ)さん
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今年の紅葉は期待できないかなと思いつつ、紅葉シーズンに突入しているはずの日光へ行ってきました。
表から入るルート、すなわち東武日光線の特急は平日でも満席の列車が多いこともあり、趣向を凝らして、裏から入るルート、要するに、東武伊勢崎線のりょうもう号で群馬県に向かい、わたらせ渓谷鉄道で足尾の通洞まで行き、そこから日光市営バスで国道122号日足トンネルを経由し、細尾清滝から日光入りする行程をとった。
今や栃木県の西側三分の一は全て日光市、足尾も日光市である。裏から入るルートは空いていたうえ景色も深山で予想外に美しく紅葉も始まっていた。
奥日光は多分紅葉は終わっている、日光社寺内で紅葉が映えるのは輪王寺と田母沢御用邸跡くらい、なので時間の都合上、輪王寺をメインに回ったが、輪王寺では見事に朱色に染まりだした紅葉が出迎えてくれた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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早朝6時40分頃の北千住駅。
東武特急の始発電車リバティけごん・会津1号。日光へ行くけごん号は3両編成ということもあり、座席数の多いリバティでも満席。会津行きの編成はまだ空席がある、という感じだった。北千住駅 駅
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早朝6時55分頃、北千住に到着する上り常磐線快速上野行き。既にラッシュは始まっており、車内は混雑している。
北千住でかなりの降車があるが、これが品川行きだとさらに混んでおり、その上ここからも乗ってくる。 -
朝7時、北千住駅に伊勢崎線特急りょうもうが入線。リバティ500系の6両編成で輸送力はある。これで群馬県みどり市の相老という駅まで行き、そこでわたらせ鉄道に乗り換えるパターン。
紅葉が始まったので、この列車に乗るハイカーや行楽客が予想以上に多く、さらに太田や館林へ行くビジネスマンも乗るので、車内は結構な乗車率だった。
朝ラッシュ時だが、北千住駅東武特急ホームは、リュックや大荷物を持った行楽客や外国人で通勤とは別の趣の喧騒だった。特急 りょうもう 乗り物
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館林を過ぎて単線区間に入ると、日光の山陽が見えてきた。雲がかかっている。
予報を見ると、日光の社寺エリアだけ雨とのこと。東武伊勢崎線 (東武スカイツリーライン) 乗り物
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相老駅に到着。長閑な乗換駅だ。
やはり、わ鉄へ乗り換える観光客が目立った。
わ鉄はスイカやパスモの類が使えず、とまどう乗り換え客が多かった。
通洞あたりまで往復する場合、企画乗車券があり、そちらを購入した方が得だ。相老駅 駅
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相老駅
東、駅舎側がわ鉄、西の島式ホームが東武。
わ鉄は非電化。相老駅 駅
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20分足らずの待ち合わせで、足尾の間藤行きディーゼルカーが入線。
単行のロングシート車でトイレ無し。わたらせ渓谷鐵道 乗り物
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わたらせ渓谷鐡道車内。平日で年配のハイカーが乗客の中心。
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大間々と水沼の間、渡良瀬川コロセ渓谷。
このあたりはまだ青葉。 -
9時51分神戸駅に到着。5分ほど停車する。
神戸駅 駅
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神戸駅の古風な駅舎。
わ鉄にはこのような古い駅舎が多く残る。そこは小湊鉄道に似ているな。列車レストラン・清流 グルメ・レストラン
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神戸を出発、草木ダムのほとりを長いトンネルで抜けると、草木ダムの湖上を鉄橋で渡る。
このあたりで標高450m。相老駅から300mは登っている。草木ダム 名所・史跡
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渡良瀬川上流はいよいよ渓谷美が増してきた。紅葉もちらほら。
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渡良瀬川の渓谷美その2
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渡良瀬川の渓谷美その3
列車は所々、渓谷の見ごろな位地で徐行したり一時停止する。
原向駅周辺の渓谷。既に標高は500mを超えている。
列車はいつのまにか群馬県みどり市から栃木県日光市に入っている。 -
通洞駅の手前で列車は再び渡良瀬川を渡る。
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列車はかつての足尾町の中心、通洞駅に到着した。
紅葉が進んでいる。標高はとうきょうスカイツリーよりも高い647m。通洞駅 駅
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通洞駅前風景。
足尾町の中心はこの駅から国道122号旧道沿いにかけて存在、銅山観光もこの駅が下車駅。足尾駅ではないので注意。 -
通洞駅の裏手にあるお寺、蓮慶寺。
ようやく紅葉らしい紅葉に出会った。 -
足尾の街を国道122号旧道沿いに南下、銅山観光施設へ向かう。
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旧道を進むと橋になり渡良瀬川をわたって現道の足尾バイパスに繋がる。
その渡良瀬川畔にある、「足尾市民センター」。
観光地、足尾銅山観光施設が併設。 -
渡良瀬川にかかる通洞大橋から見た、足尾の街並み。
鉱山が廃業して以降、鉱山の施設を活用した精錬事業を行っていたが、平成初期にそれも停止している。現在は、小坂鉱山と同じように、「都市鉱山」としてリサイクル事業を細々とおこなっているのみ。
休日はわ鉄のトロッコ列車や産業遺産の観光に来る人も増えるが、平日午前中は閑散としている。 -
通洞大橋から見下ろす渡良瀬川。現在は深山幽谷の赴き有、鉱毒事件の川と思えない。
足尾事件で必ずヴィランとして名が挙がるのが、古川財閥である。
私は知人から、以前「郷土の観影、佐倉宗吾」を記述した(詳細はhttps://4travel.jp/travelogue/11748434)ことについて、「一方的な被害者史観のみで文物を記すのはフェアではない」と指摘されたことがある。
「田中正造史観」意外の歴史観、一連の足尾事件は、水俣病とともに義務教育の教科書にまで載っている「近代産業史」の影であり、「古河史観」という物を纏められるほど私は人間が出来ていない。
ただ、人間と言うものは恥を知り反省をするから人間なのである。我が国の産業史への反省から生まれたのが現在の「環境省」であり数々の法規である。 -
通洞大橋から、通洞駅の裏手、丘の上に建つ「足尾歴史館」。
古河財閥の創業者の人となりだけ記述する。創業者である古河一兵衛は天保に生まれた没落庄屋から起業した明治の立身出世の人であり、当初は事業もうまくいかず相当苦労したらしい。その中から伊達宗光や西郷一族と縁戚関係を持ち、渋沢栄一とも関係があったという。
二番目の奥さんは鉱毒事件の際、神田川に入水自殺し、それをネタに古河は新聞に鉱毒事件も兼ねて色々書かれ叩かれた。
跡を継いだ養子、古河潤吉の代になると副社長に原敬を迎え、鉱毒問題も佳境に差し掛かる。田中正造の「直訴」や渡良瀬川遊水地建設に関する運動があったのもこの頃である。三代目の古河虎之助の頃から公害対策や社会福祉・教育事業も行うようになるが、四代目の頃に財閥解体と公職追放の憂き目にあう。だが、富士通やニフティはじめ古河グループは健在であり、足尾には今も古河機械金属の事業所が操業している。現在の古河金属は、自然再生や環境保全に力を入れている。足尾歴史館 美術館・博物館
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通洞大橋から見た、足尾銅山観光施設、トロッコ列車が停まっているのが見える。これで坑道内へ進んでいく。
一方の田中正造。もともと佐野市の名主の生まれ。領主に抗議し投獄されたのをはじめ生涯数度に渡る投獄経験を持つ不屈の人物。地方官吏からマスコミを経て代議士になった立身出世の人で自由民権運動にも参加という「闘士」であった。1891年頃から足尾事件にかかわるようになる。
田中正造はキリスト教徒ではないが聖書を愛読していた。その思想バックボーンは、我が北総出身の先覚者でキリスト教徒である津田仙であることは間違いない。津田は田中とともに宗教的見地から足尾事件の解決に尽力したからだ。青山学院の創始者、津田は足尾救済のの功労者なのである。この事実は地元である佐倉でもあまり知られていない。足尾銅山観光 名所・史跡
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銅山観光施設、往時の通洞坑が観光施設として残されている。
ここから先は有料。廻っている時間が無いのでここで引き返す。足尾銅山観光 名所・史跡
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かつての芦尾町役場。現在の日光市足尾行政センター。
平日だからか、もう10時過ぎだと言うのに人気がほとんどない。
周辺には古河関係の工場や事業所が散見されるのだが。産業的にも、観光的にも、終わってしまった地域なのだろうか? -
丘の上を、乗車したわ鉄の気動車が通り過ぎて行った。終点の間藤駅から折り返してきたのである。
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11時10分頃、足尾観光センター前のバス停に、日光市営バスが到着。
日に数往復走る、足尾と日光を結ぶバスだ。通洞からいったん間藤まで入り、かつて製錬所などがあった足尾地区最奥の赤倉まで経由し、そこから引き返して、田元から122号現道に入り、あとは日足トンネルを越えて、日光の細尾、清滝に出る、そこから先は田母沢記念館や日光社寺エリア、神橋をへて日光駅まで至る長距離バス。足尾地区は乗車のみ、日光地区は降車のみの扱い。路線バス (日光交通) 乗り物
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乗車時は数人乗客がいたが、日光に入るころには私一人しか乗っていなかった。
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間藤地区。渡良瀬川上流。
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最奥部の赤倉地区。古ぼけた古河橋という鉄橋、背後に精錬施設や鉱山施設の廃墟か。その後ろは既に廃線になった足尾貨物線跡。
後ろの山、妙に木々が若い。この周辺の山々はみな、不自然に木々が小さく若いのだ。鉱山創業時はげ山だったこのあたりの山々に植林したのである。
足尾事件に一応の決着がつくのは1970年代に入ってからだが、平成に入ってからも大雨のたびに渡良瀬川流域からカドミウムやヒ素が環境基準を超えて検出される。足尾問題は、終わってはいないのだ。古河橋 名所・史跡
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バスは渡良瀬川の支流にそい国道122号を北上。
もう、標高は800mを超えている。さすがに紅葉が目立ってきた。 -
標高930m。
バスはいよいよ、日光と足尾を分ける細尾峠の直下に建設された、国道122号、日足トンネルに入る。 -
日足トンネル内。
日足トンネルは1978年開通、これにより日光社寺エリアから桐生方面へ抜けることが容易になった。長さは2700mあまりの長いトンネル。国道120号金精道路と違い、通年運行可能なので重要な路線である。 -
トンネルを越え、ついに日光清滝地区に出た。
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清滝地区、いよいよ大谷川を渡り、国道120号と合流する。
大谷川の向こうに見えるはずの男体山は霧に隠れてしまっている。
標高は737m。
ここ、清滝地区は日光社寺エリアより奥であるが、古河電工の工場や事業所が林立する産業地帯でもある。 -
輪王寺、東照宮、二荒山神社など、日光社寺エリアに近い、安川町バス停で降車。これより手前のバス停は1.3kmほど前の日光植物園で東武や持参めぐりバスが停車する田母沢御用邸や西参道には停まらない。
シーズン関係なく、このあたりの国道122号は、神橋を先頭に、田母沢御用邸まで数珠つなぎに渋滞する。このバスもやや渋滞にはまり、若干遅れが出ていた。
この安川町バス停は、輪王寺に近い。
それにしても足尾とは全く対照的な表日光の喧騒である。
この国道122号(清滝から神橋までは120号と重複)は、通称岩槻街道といい、都内豊島区巣鴨で国道17号と別れ、王子駅で東北線をくぐり荒川を渡り、川口市、鳩ヶ谷市、岩槻市を貫通、蓮田駅付近で再び東北線と交差、埼玉県羽生市から東武伊勢崎線と併行、館林市、大田市を抜け桐生市から渡良瀬川に併走し足尾から山を越え清滝、そして日光の神橋で終点になる。
有料のバイパスがあるのにこのあたりで渋滞するのは、120号との合流部に工場が多く大型車も往来するにかかわらず、ここ安川町から輪王寺の真下、そして神橋横の交差点がくびれており、文字通りのボトルネックとなっているから。逆に奥日光へ行く場合は、日光駅から神橋が渋滞する。田母沢御用邸から神橋は1.5kmあるが、歩いた方が確実に速い。 -
日光安川町、西参道にある、関東自動車の東照宮バスターミナル。
古風なバスターミナル。目の前の国道はご覧の通りの渋滞。
丁度12時。宇都宮駅行長距離バスが出発するところ。
日に6往復だけ、ここから宇都宮までバスが出てる。大体国道119号を経由し、1時間25分くらいかかる。 -
渋滞の中を関東自動車のバスが去っていく。大谷川対岸の山々は色づき始めていた。
路線バス (関東自動車) 乗り物
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日光東照宮西参道から国道を見下ろす。
色づき始めたモミジ。これは期待できそうだ。 -
西参道から陽明門を望遠。
見よ、この紅葉。今年初めて見たまともな紅葉だ。日光東照宮 寺・神社・教会
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五重塔付近。
東照宮や二荒山神社は、実は杉ばかりで紅葉する木に乏しい。
表日光で紅葉と言ったら田母沢と、輪王寺である。東照宮五重塔 名所・史跡
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輪王寺を裏から見る。見よ、この見事な紅葉。
日光山輪王寺 寺・神社・教会
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輪王寺の紅葉2
光明院 稲荷社 寺・神社・教会
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輪王寺の紅葉3
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輪王寺の紅葉4
日光山輪王寺 寺・神社・教会
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輪王寺の紅葉5
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輪王寺境内、宝物殿
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輪王寺の庭園、逍遥園。
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逍遥園その2
外国人ばっかり -
逍遥園3
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輪王寺境内に戻る
日光山輪王寺 寺・神社・教会
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勝道上人像、日光社寺の祖とされる。奈良時代の人物。
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表参道からかいま見える、大谷川の清らかな流れ。
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表参道から見る神橋
標高だが、輪王寺境内が大体630m前後、東照宮陽明門が658m、国道122号、西参道入口が620m、神橋が585mである。紅葉が見ごろなのはこの標高差の為である。
神橋の目の前が国道の交差点なのに、道幅がくびれているのが分かる。社寺や国立公園の関係から、ここに右折レーンを設置したり拡幅が出来ない。渋滞して当然である。 -
日光のシンボル神橋。両岸の紅葉の美しさ。
今回は来てよかった。神橋 名所・史跡
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神橋前のバス停で日光駅行バスを待つ。
日光社寺エリアまではバスの本数が多い。
位置関係だが、東武日光駅から神橋まで1.4kmある。
神橋を起点に、東照宮陽明門まで831m、田母沢御用邸まで1.2kmである。
同じく神橋から清滝の市街地までは5km、細尾までは8km,トンネル超えて足尾の通洞までは21km。神橋から馬返は7.5km。
東武日光駅から明智平まで直線距離で9kmあまり、中禅寺湖まで直線距離11kmあまりである。日光から足尾までがいかに遠いか分かるが、時間的距離は中禅寺湖や明智平のほうが遠く感じるのが日光なのです。 -
東武の世界遺産めぐりのバスが遅れてやってきた。
これで東武日光駅まで行く。路線バス (東武バス日光) 乗り物
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スムーズに東武日光駅に到着。予定よりも早くついた。
東武日光駅 駅
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...なので、一本早い東武特急、しかも、コレに乗ることが出来た。
贅沢な内装、スペーシアx! by fmi(ふみ)さん特急スペーシア (スペーシアX) 乗り物
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レギュラーシート車内。豪華。
この列車は、珍しくビュッフェが営業し、飲み物や軽食程度なら列車によって予約なしで購入できる。
東武も、りょうもうやリバティは車販はやってないので貴重。東武日光線 乗り物
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1時間35分くらいで北千住に到着した。
日光と足尾、同じ市内だがあまりにも対照的に感じた旅行であった。
足尾が世界遺産(負の遺産)に認定されたら、どうなるだろうか。北千住駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- Fidelioさん 2024/12/02 00:35:06
- 足尾から日光へ
- fmi 様
fmiさんこんばんは、Fidelioです。
私自身久々の投稿となりましたが、信州と湘南の旅行記へのいいねをありがとうございました!
今回はわたらせ渓谷鐵道で足尾まで行き、そこから日光へ出られたということで、まさに3年前の秋に私が足尾・日光へ出かけたとき(fmiさんからいいねとコメントをいただいた旅行記です)と同じルート。沿線の景色や足尾の写真を拝見しながら、当時私が見たこと感じたことを振り返っておりました。
足尾鉱毒事件はまさに近代日本産業の影と言える部分ですが、国力増強・経済発展を推し進めたい政府・古河財閥と、ただひたすら自分たちの生活環境を守りたいと強く願う渡良瀬川流域住民、顕著な双方の対立の影響が長きにわたって続いているというのが、端的な私の認識です。
私個人的には、ある出来事・事象に関して言葉に表して意見を述べる場面では、客観性と主観性、どちらも欠かすことができないものと考えております。1つの「客観的」な事象に対して、多種多様な「主観的」な意見があることで、それだけ多角的に物事を捉えることができ、理解を深めることができるからです。
以前拝見した宗吾義民伝・成田闘争の旅行記もそうですが、fmiさんは事実を客観的に非常に分かりやすく整理されたうえで、熱い血潮の通った実に人間味溢れる感想も兼ね備えていらっしゃいますので、読んでいてこちらも充実感を覚えます。これぞ「旅行記」なのではないでしょうか!
私の旅行記は毎度テキトー節が炸裂しているので、トライ&エラーを繰り返しながらこうした実のこもったものも時折書ければな、と思っています(^^;。
それにしても紅葉が本当にキレイですね!輪王寺は行ったことがあるものの逍遥園はないんですよね。日本の秋という感じがして素晴らしいです。あとスペーシアXも羨ましい…
またいろいろと旅行記読ませてください。
今後ともよろしくお願いいたします!
Fidelio
- fmi(ふみ)さん からの返信 2024/12/10 22:58:41
- RE: 足尾から日光へ
- Fidelio様
再び、私の旅行記をご覧くださり有難うございました。fmiと申します。
私は現在、仕事も半ば引退し、地域の活動を行っており、その中には政治関係の活動も含まれます(地元で役人として勤めていた以上、避けて通れません)。
肉親を失った後、いろいろバタバタとしており、また活動も忙しかったことから、数か月ほど旅行記執筆から遠のいていました。
実は、例の「佐倉宗吾」の記事を書いた後、日頃お世話になっている大学教授(外科医)より、「惣五郎史観のみではなく堀田史観というものもあるはずだ、それも書かなくてはフェアではない」という意見を頂き、至極もっともだと考えました。
一方的な主義のみに肩入れしていけば、世の中は割れてしまいます。それを地元でも体験しましたし、何よりも2年前の「7.8事件」をはじめ実際に世の中に騒動として現れてきています。それは避けたいと常に考えていました。大和西大寺にこの12月に行きましたので、あの事件も記事にするつもりです。
今回の足尾から日光に抜けるルートは2回目になります。実はもっと足尾滞在の時間をとりたかったのですが。足尾事件は有名な事件ですが、私としては田中正造と我が北総の津田仙との関係、そのバックボーンとなったキリスト教、というものにシンパシーを感じました。今後はそちらも詳しく調べてみたいと思います。
紅葉の撮影方法にはコツがあります、私は広報マンの時代にそれを会得しました。
拙稿をご愛読いただき感謝しております。今後ともよろしくお願いします。
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