お台場から晴海へ散歩　最新鋭の調査船見学

2024/05/06 - 2024/05/06

GW最終日、昨年就航したばかりの最新鋭の漁業取締船の見学ができるということで晴海へ。
せっかく東京港へ行くならとレインボーブリッジ、船の科学館、東京国際クルーズターミナル、青海南ふ頭公園に立ち寄りいろんなお船も眺めてきました。

エリア 月島・勝どき(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

新橋からゆりかもめで最初に降りたのは芝浦ふ頭駅。レインボーブリッジを渡る直前で最初の下車。

芝浦ふ頭駅 駅

田町方面へ歩いていくとコンビニがあった。ローソンのようでローソンでない。
喫煙所のような屋内の広めのスペースが併設されていましたね。
ここは倉庫街で港湾・海運関係者が多い町。

そんなポートストアの隣の公園に立つペンギン。
明治43年に日本で最初の南極探検隊が出発したのこの地だったのです。白瀬矗率いる探検隊が開南丸を抜錨したのが当時ここにあった港だったのです。

埠頭公園 (南極探検隊記念碑) 公園・植物園

開南丸→宗谷→ふじ→初代しらせ→2代しらせ(現役)
と南極観測船は受け継がれています。ここには初代しらせのスクリュープロペラが1枚置いてあります。船自体は千葉県船橋に係留されていますね。
開南丸を模した遊具もあって子供たちが遊んでいました。

さて、駅へ戻って今度はレインボーブリッジに行ってみましょう。
ゆりかもめで通過したことは何度もありますが、今回初めて徒歩で登ってみました。

お～、さすがに高いな。水面まで約50m。

レインボーブリッジ 名所・史跡

埠頭に並ぶ海上コンテナたち、その奥には東京タワー。
さらに右手にはスカイツリーもビルの合間から見えて2本同時に観賞できるレアスポット！

対岸の晴海ふ頭。中央に写る船が今日の最終目的地の船です。

あるいて橋を渡ってお台場に行くこともでき、ランナーの姿もありましたが私は体力を温存するべく芝浦ふ頭駅に戻ってゆりかもめ。
続いて降りたのは東京国際クルーズターミナル駅。駅から見える白い建物がかつての駅名だった船の科学館。

東京国際クルーズターミナル駅 駅

残念ながら船の科学館は長期休館を経てついに解体が始まりました。
この姿を見られるものこれが最後かも。

船の科学館の先に後から作られた東京国際クルーズターミナル。この日は寄港する船がいないので静かでした。こどもの日に合わせてこいのぼり。

東京国際クルーズターミナル 乗り物

前日寄港していたクイーンエリザベスの絵葉書が残っていたのでスタンプとセットでゲット。

対岸の大井コンテナターミナルのお船見。
珍しいRoRo船とコンテナ船のハイブリッドがいました。

船の科学館で唯一展示が継続されている南極観測船「宗谷」。
最初に訪れた公園の開南丸の後に南極へ行った船がここに。こちらもこいのぼりが上がっていました。

船の科学館 美術館・博物館

再びゆりかもめ。1日乗車券を買ったので何度も乗ります。
一駅移動してテレコムセンター駅。

テレコムセンター駅 駅

少々歩いて青海南ふ頭公園に到着。こちらも初めての訪問。

コンテナの積み下ろしに使うクレーンが目の前に！

コンテナ船が運んできたコンテナをせっせと下ろしてトレーラに積み込んでいました。

青海南ふ頭公園 公園・植物園

地図の通りそれなりに広い公園になっていました。海上保安庁のかわいい船がいました。

お台場をぐるり一周して市場前へ。
市場といえば豊洲市場。ちょうどお昼時とあって外国人をはじめ多くの人でにぎわっていました。

市場前駅 駅

そんな混雑をスルーして隣の島へ。奥に見えるのが今朝渡ったレインボーブリッジ。

晴海ふ頭に上陸。ここもかつては大型船がよくきて、南極観測船が日本を出航する場所としても長年親しまれてきましたが、オリンピックを境に景色が一変。
宇宙よりも遠い場所の聖地のひとつでしたが、もう入ることができません。

晴海埠頭(客船ターミナル) 名所・史跡

晴海フラッグは投資目的に買い漁られて、NHKの報道通り規模の割には人が少ない印象でした。

ようやく到着、晴海ふ頭公園。そして本日の目的地「開洋丸」。

晴海ふ頭公園 公園・植物園

昨年、岡山県玉野で建造されたばかりの新造船。
護衛艦の一般公開のように入口に長蛇の列はできていませんでしたが、割と賑わっていました。

乗船。ファンネルマークは水産庁の「水」！

トロールができるように船尾にクレーンと引き網がついています。結構広い。

今回の公開では珍しく機関室が見学できました。
スクリューを回すための主機関。でっかいディーゼルエンジンが2台。

そしてこちらが機関制御室。いろんなモニターやボタンが並んでいます。

先ほどのエンジンはなんと軽自動車225台分の排気量。

食堂や厨房も見学できました。水産庁オススメの魚のレシピがお土産に配布されていたのでもらってきました。

お風呂場。小さいながらも湯船がありました。このほか洗濯スペースもありましたが、昔ながらの二層式。全自動だと船が揺れたときにエラーが出て止まってしまうのだとか。

CTD観測装置だ！

プランクトンを集めるやつ。ノルパックネットというらしいです。

ぐるりと回ってブリッジに。レーダーなど色々な装置が並んでいて、さすが最新鋭というカッコいい感じ。

操舵輪は意外とちっちゃい。子供が握るとちょうどよい。

最後に入ったのはサロン。船の中にこんな豪華な部屋がありました。

表彰状。サンマ資源調査で早速実績を上げたようです。これからの活躍も期待したいですね。

下船。こんなにいろいろ見学できる一般公開は珍しいですね。大満足でした。

こいのぼりはさすがに無し。