よりもいの舞台を訪ねる　呉編

2018/08/25 - 2018/08/25

”よりもい”ことテレビアニメ”宇宙よりも遠い場所”の舞台を訪問。世にいう聖地巡礼ってやつですね。
女子高生がすったもんだしながら南極を目指す青春ものアニメです。
第1話・2話で主人公のキマリとしらせの二人が南極観測船「しらせ」の見学のために呉に行くシーンをたどってみました。

アニメの中でしらせが接舷していた埠頭は普段は立ち入り禁止のため、今回は歴史の見える丘→アレイからすこじま周辺を散策してみました。この辺りは旧海軍の敷地内だったこともあり当時を偲ぶことができました。
朝ごはんは劇中に登場した駅弁を、お昼ご飯には聖地でご当地「海自カレー」をいただきました。アニメの作画のレベルの高さを実感、ファンとして感慨深いものが得られた気がします。

エリア 呉・海田・安浦(広島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩

新幹線のぞみに乗って広島へ向かいます。キマリたちも群馬からはるばる新幹線に乗って呉を目指しました。
キマリたちとは反対のE席を確保。富士山が見え…ない。

劇中で1000円を超える駅弁には手が出ず、代わりに買ってキマリとしらせで半分こしたお弁当。
駅の売店で買うことができました。単体で430円、お茶とセットで500円と高校生でも手が届くお値段。
ランチじゃなくて朝向けの商品だったようですね。

中身はこんな感じ。アニメと全く同じです。

呉に到着。とりあえずあの場所へ向かいます。
バスで簡単に向かうことができますが、今回はお散歩してみます。まずは線路沿いに南下します。

呉駅 駅

呉線をくぐって海側へ。ここから海岸沿いの道路を進んでいきます。

線路をくぐった先で山側へ向かって伸びる美術館通りが分岐します。
この通りの先に呉市美術館と入船山記念館があります。今回はスルー。

美術館通り(旧海軍病院坂) 名所・史跡

この通りには戦艦ヤマトのマンホールが何枚もあって楽しい。
これは分岐すぐの2枚。

さらに歩いていくと海側に自衛隊の敷地が広がり、旧鎮守府の建物も見えました。

坂を少し上った先が戦艦大和を造った造船所の入口。

ここの歩道橋が「歴史の見える丘」です。日本遺産に登録されています。

歴史の見える丘 名所・史跡

戦艦大和の塔が立っています。
平和を祈念し先人の業績をたたえ悲壮な最期を偲び、慰霊と栄誉を顕彰のため昭和44年に建てられたものだそうです。

案内図もあり親切です(ちょっと年季が入っていますが)

見えるぞ、呉の歴史が！！

晴れてきて歩くのもしんどくなってきたのでバスで移動します。

子規句碑前>>広島電鉄バス>>潜水隊前
Suica利用OKです。

到着。

港町珈琲店 グルメ・レストラン

このアングル　アニメを見た人ならわかるかも。
建物の形もお店の名前もそのまま。
「あれ、もしかして潜水艦！？」

ロー○ンが裏でからんでいる作品なので1階のコンビニはなかったことになっていますが。

この席ですね。
南極へ行く方法を説明するシーン。座席がちょっと変更されていますが他はそっくり。

アニメとか抜きでも結構いいロケーションのお店です。
潜水艦もばっちり見えます。

せっかくなので潜水艦「くろしお」で出されているカレーの味を再現した海自カレーがあるとのことなのでいただきます。
(劇中通りパフェもありましたが、注文する勇気はさすがに…)

トロっとしていて美味。

お店の前が「アレイからすこじま」
日本で唯一、潜水艦を間近で見ることができる公園です。
護衛艦も沢山見ることができます。奥に見えるのは国内最大級の「かが」ですね。

アレイからすこじま 名所・史跡

明治30年代に建設されたというレンガ倉庫群もこちら。
道路挟んだ反対側にすぐあります。
現在はこのように自由に立ち入ることができますが、終戦まで鎮守府から造船所、このあたりの船着き場、そしてこの先にある製鉄所まで海軍の施設であり最高機密扱いでした。

この写真の奥のレンガ倉庫が澎湃館というお土産屋さんとして中が公開されています。

”よりもい”の二人がどこまで観光したかはわかりませんが、画面の中の世界が実際に目の前にあるとわくわくしますね。