名古屋の南極スポット　砕氷船「ふじ」を訪れる

2023/07/29 - 2023/07/30

”よりもい”ことテレビアニメ”宇宙よりも遠い場所”をきっかけに南極への関心が高まっているかも(私の周りだけかな？)。
今回は、「宗谷」の次に南極へ向かった船「ふじ」の見学に行ってきました。

名古屋前泊して飲み食いして、名古屋ガーデンふ頭の南極観測船「ふじ」、海洋博物館、展望台を見て回りました。名古屋港水族館も目と鼻の先ですが、すごく規模が大きいそうなのでまたの機会にしました。

エリア 名古屋港(愛知)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

名古屋に到着。
JRで一駅の金山駅前で一泊。近くにイオンがあって便利。

名鉄イン名古屋金山 宿・ホテル

ホテルに荷物を置いて晩御飯。
手羽先(めっちゃ胡椒効いてる)！土手鍋！

風来坊 金山店 グルメ・レストラン

翌朝。地下鉄で終点名古屋港へ。
10時ですが、子連れも結構いて少し混んでいました。

名古屋港駅 (名古屋市営地下鉄) 駅

3番出口からぞろぞろと地上へ出て南へ進むと分岐点。
9割が右へ行きました。。。我々は直進です。

いました！
奥の白いビルが海洋博物館と展望台があるポートビルです。

「ふじ」の前は芝生で南極をイメージした円形の歩道になっています。

雪上車！

「コイツ中に入れるみたいだぞ！」
東京の極地研のは現在は中に入れないので貴重ですね。

「ふじ」のプロペラとシャフトもありました。
2本あるうちの右舷側になります。直径4.9mのステンレス製です。
左舷側はもうちょっと海の方へ歩いたところにあるみたいです。

こちらは「ふじ」の主錨。4160kg。

タロとジロもいるよ！

自動券売機でチケットを買います。
今回は船と博物館と展望台の3施設共通券。各300円のところが710円になります。
水族館もセットの4施設入場券もあるみたいですが窓口販売。

それでは乗船！

南極観測船ふじ 美術館・博物館

入ってすぐの場所で企画展「南極写真展」をやっていました。
3月に帰ってきたばかりの第64次南極観測隊(夏隊)の広報担当として「ふじ」の学芸員の方が参加されていたそうです。
ご本人による解説ツアーもやっていたみたいです。リサーチ不足でした…

入ってすぐのこの場所は食堂でリアルなマネキンがいて一瞬びっくりします。

マネキンはあちこちにいます。
こちらは士官寝室。この時代から今の「しらせ」と同じく2段ベッドで開閉式のデスクみたいですね。

医務室。診察用のベッドは手術にも対応。
「しらせ」では手術室が独立しました。設備がよくなるのはよいことですが、出番がないのが一番ではあります。

現役の「しらせ」ではなかなか見せてもらえない士官じゃない人の寝室。
3段ベッドです。寝るだけのスペース。これで何か月も過ごすのはしんどそう。

ベッドというか布。これに布団を敷いていたみたいです。
裏にこっそり落書きが残っています。

「ふじ」の推進系はちょっと特殊です。少し詳しく知りたい人向けにもちゃんと解説があります。こういうの大事。
士官寝室に並んでいた本には軸系プロペラとか電気推進とかかれた書籍がありましたよ。

プロペラを回していた推進電動機を上からのぞくことができます。
鉄道用に比べてもかなり大きなモーターですね。

ヘリの格納庫は展示室に改装されていました。
こちらには屋外にあったものよりも小さな雪上車がいました。「宗谷」の第1次隊から活躍し、「ふじ」が日本に持って帰ってきた貴重な車両です。

他にも歴代の観測船模型や隕石、観測ロケット、白瀬矗関連の資料など展示されていました。

ヘリ甲板にはヘリコプター！
「宗谷」の甲板よりもだいぶ大きい。

最後にぐるっと回って船橋へ。船首がとんがっています。

操舵室。舵輪は丸いハンドル。伝声管があるあたり時代を感じます。
これにて「ふじ」は撤収。

ちょうどお昼時。この辺りほぼ唯一の食事どころJETTYのフードコートへ。
名古屋でフードコートといえば定番のスガキヤラーメン。
安くておいしい。コスパ最高だ。

JETTY ショッピングモール

続いて奥のポートビルへ入ります。

7階建て。
無料で入れる1階のロビーも広くてトイレもあるので休憩にもよさそう。船の模型や標識も展示されていました。

名古屋港ポートビル 名所・史跡

エレベータで上がって名古屋海洋博物館へ。
総取扱貨物量などで実は日本一。輸出入差引額は大赤字の東京港に対して、それを埋めるほどの黒字額。自動車のT社ってやっぱすごいんだな。

名古屋海洋博物館 美術館・博物館

日本一の陸域面積も誇る名古屋港のジオラマやクレーンでのコンテナ積み下ろしの模型など見てて飽きない。
伊勢湾台風被害の展示などもありました。

子供に人気の操船シミュレータも割と本格的なものがありました。
昭和50年ごろの船のブリッジを再現して機器を並べたコーナー。本物のテレグラフなども触れました。

ビルの3階なのになぜかプリウスが。名古屋にいるといろんなところでT社の存在感を感じます。

ここでも南極写真展をやっていました。「ふじ」と博物館と展望台の3か所で開催のようです。
「よりもい」で見たことある道具や景色もたくさんありました。

最後に展望台。「ふじ」を上から見ることができます。
もうちょっと早く来ればシャチショーを眺められたかも…

以上、南極探訪 in 名古屋でした。
愛知県には白瀬矗のお墓があるそうなので次回は行ってみたいかも。