よりもいの舞台を訪ねる　晴海編(SHIRASE 5002 一般公開)

2018/07/16 - 2018/07/16

海の日ということで国土交通省諸々の旗振りの下「海と日本プロジェクト」として様々な船の一般公開が行われました。

そのなかに元南極観測船の初代しらせもあるとのことで見学に行きました。普段は船橋に繋留されお隣のビール工場とセットで見学ができるそうですが、”よりもい”の聖地晴海でしらせに乗れるのは貴重な機会です。
南極まで25往復した船の内部をあちこち見させてもらいました！

エリア 月島・勝どき(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

晴海埠頭にやってきました！
この日は田町・豊洲からシャトルバスが出ていました。都営バスもあります。

晴海埠頭(客船ターミナル) 名所・史跡

オレンジ色のSHIRASEは遠くからでもよく目立ちます。竣工時は自衛隊最大の船でしたしね。
奥から赤い煙突の「よこすか」、元南極観測船「SHIRASE」、海上保安庁「ぶこう」が並んで接岸しています。
そしてその手前に、、、

商船三井の自動車運搬船「BELUGA ACE」
全長約200m、6800台の自動車を積載できる貨物船は巨大ですね。隣に止まっている自動車がすごく小さく見えます。テレビ東京の番組でも取り上げられましたね。この船だけは事前申し込みが必要でしたので残りの3隻を見学しました。

それではまずはSHIRASEへGO!

この船は2代目しらせができて引退した後、スクラップになる予定だったものをWNI気象文化創造センターが譲り受けて気象・気候について研究・広報する場として第2の人(船)生を送っています。
(よりもいで出てきた船のモデルは本船ではなく2代目の方ですが気にしない)

大きな船に乗るにはこのようなタラップで上がる必要があります。ちょっと怖いかも…

船の後ろのヘリポート！

格納庫は教室になっていました。

厨房！広いです。

食堂の片隅にあった冷蔵庫救出警報装置　ナニコレ？
(船の冷蔵庫は部屋みたいな広さなので中で人が閉じ込められると警報が鳴るそうです)

寝室は2段ベッド。う～んこれで揺れる海の上で何日も過ごすのはキツそう。

歯医者の設備もありました。おとなりには手術もできる診療施設もありました。

床屋の設備も。髪がのびるくらい船の中で過ごすのか！

資料の展示コーナー
これは！コンパサー！！

装甲板、船の外板の事かな？荒波や氷に耐えられる鉄板に触ってみました。

重い、分厚い

船の一角にこんな展示がありました。

小回りが利きにくい大きな船を動かしたりするときに活躍するのがタグボート。
SHIRASEは、引退後は自力で動けないためこのようなタグボートに曳かれてやってきたとのこと。

タグボートの模型
船の大きさに対して巨大なスクリューがついています。船を押すための緩衝材としてタイヤがついています。

もちろん「よりもい」コーナーもありました！

船をぐるりと回ってブリッジにやってきました。

SHIRASEはスクリューが3つあるのでそれぞれのコントロールハンドルがありました。一番奥へ倒すと前進一杯！手前に倒せば後進一杯！

艦橋の隅にこんなステッカーが。本当に南極へ行ったんだ。

こういうラッパがあるとやっぱり自衛隊の船だなあと感じますね。

外へ出ました。マストに掲げられているのはUW2＝Welcome!の意味の旗です。

艦橋の上に上がることができました。サーチライトと双眼鏡。

いや～楽しかった！
船って不思議な乗り物ですよね。でも海の上にあるだけで乗っている人は陸と同じようにそこで生活している訳で。髪も伸びるし虫歯にもなる。

さて次の船を見ていきましょう。
海のJAXA的な存在JAMSTECの「よこすか」

操舵室。

こちらはスクリューが2つ。こちらも奥へ倒すとFull Ahead。

ちょっとしたミーティングスペースでしょうか。こういう空間があるのは元自衛隊の船のSHIRASEとは違いますね。

船員の暮らす部屋です。SHIRASEの2段ベッドと個室では大きな差ですね。こっちの方がいいや笑

さて、この「よこすか」の最大のミッションが日本が誇る潜水艦「しんかい6500」の母船の役割です。
本物の「しんかい6500」にご対面！

スクリューだぁ！船と違って3次元に動くので3方向に推進装置がついています。

ありがとうJAMSTEC！

最後に海上保安庁の巡視船「ぶこう」の見学。

船尾のヘリポート。SHIRASEに比べたらちょっと小さい。広いんだけどね、感覚がマヒしちゃったね。

船首についている放水銃、その奥にあるのがマジな銃。

厨房。SHIRASEに比べたらちょっと小さい。広いんだけどね、感覚がマヒしちゃったね。

こちらもスクリューが2つ。テプラペタペタ。
プロペラのピッチが変わるタイプなので前でも後ろでも加速するときは奥へ倒します。

以上、見学終了！