内子の町並み・49番浄土寺・50番繁多寺☆四国お遍路ドライブ第2弾2023年秋③-2

2023/10/24 - 2023/10/24

四国お遍路ドライブ第2弾の3日目は、JR下灘駅、大洲、内子の観光と、49番浄土寺と50番繁多寺を参拝して、道後温泉のふなやに宿泊しました。

【3日目その１】いよプリンスホテル→JR下灘駅→大洲（臥龍山荘・大洲城）
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11867477

本編は【3日目その２】内子（町並み・内子座）→49番浄土寺→50番繁多寺
【表紙写真】内子座

【3日目その３】道後温泉散策→ふなや（泊）
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11868955

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四国八十八か所お遍路をいつかしたいと思っていました。
退職後で時間的に自由なので、気ままに自分のペースで、マイカーでドライブしながら回りました。
第1弾は1番札所から43番札所まで、2023年3月26日（日）～4月12日（水）の17泊18日で回りました。
第2弾の今回は44番札所から88番札所まで、観光を織り交ぜながら、2023年10月22日（日）～11月7日（火）の16泊17日で回りました。

【参考資料】
　『まっぷる 四国八十八か所 お遍路の旅』2021年 昭文社
　『四国八十八ヶ所霊場会HP』⇒ https://88shikokuhenro.jp/
【参考】Google画像検索（Googleレンズ）、Wikipedia

エリア 愛媛

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

【3日目】10月24日（火）その２　快晴
大洲から45分で到着。

13:30　内子 町並み駐車場（愛媛県喜多郡内子町）300円
ここに車を止めて、1時間半ほど徒歩で内子の町並み（約600m）を散策します。

八日市・護国地区の町並み 名所・史跡

八日市 護国町並保存センター
右の建物がセンターで、町並保存事業の取り組みや歴史、建物の構造や大工道具などが展示されています。

八日市 護国町並保存センター 名所・史跡

江戸時代後期の町屋の「大戸（おおど）」と「蔀戸（しとみど）」は、敷地間口が狭いのを開放的にする工夫。
「大戸」は、板戸を昼間は内側にはね上げておいて、「蔀戸」は、上下2枚の板戸を一つに重ねた状態で外にはね上げておく構造。

漆喰壁の格子状の窓は『虫籠窓』

鏝絵（こてえ）
漆喰を塗る技術で、浮き彫りのように描いています。

屋内にも展示してあって、見学できます。

清正広場には休憩所とトイレもあります。

河野商店
何を売っているんだろう？

レモンやキウイフルーツが安いです。

「上芳我家住宅」は内子町並みの最大のスポット。
上芳我家は内子最大の製蝋業者だった本芳我家の筆頭分家。
江戸時代から大正時代に木蝋生産で栄えた商家で、主屋は、木蝋生産の最盛期だった1894年（明治17年）の建築。

木蝋資料館 上芳我邸
主屋の他に、炊事場、仕舞部屋及び便所・産部屋、離座敷、風呂場・便所、釜場、出店倉、物置、土蔵、離部屋の10部屋が現存。
主屋以外の建物も、明治30年代頃には完成。

木蝋資料館上芳我邸 名所・史跡

蝋を精製する釜場と土蔵は無料で見学できます。
木蝋はハゼの実から採る蝋のことで、ロウソクや鬢付け油、光沢剤や化粧品などに利用。

木蝋生産の行程を紹介。

出店倉
現存する上芳我家で最も古い建物で、本家から分家した1861年（文久元年）頃のもので、蝋生産に使われていた。
正面のなまこ壁や格子窓、虫籠（むしこ）窓など、手の込んだ細工から、芳我家が盛んであったことがうかがえます。

居住施設と木蝋生産施設を合わせて10棟が国の重要文化財指定です。

中芳我邸
明治・大正時代に内子最大の製蝋業者だった本芳我家の分家。
漆喰の「龍」の文字はどんな由来があるんだろう？　気になります。

中芳我邸 名所・史跡

中芳我邸ゲストハウス
暖簾の「〇」だけではわかりにくいですが、ゲストハウスです。

中芳我邸ゲストハウス 宿・ホテル

竹工芸 武工房
竹ひごと紙で風車を作っていました。

本芳我（ほんはが）家住宅は重要文化財ですが、非公開です。
製蝋業で栄えた芳我一族の本家で、内子製蝋の基礎を築いた家です。

本芳我家住宅 名所・史跡

1736年（元文元年）から木蝋生産を始めたとされていて、明治期には「旭鶴」の商標で海外にも製品を輸出。
1861年（文久元年）以降は、分家やその分家が続いて、上芳我、中芳我の通称で呼ばれています。

赤い弁柄の出格子が特徴的です。

木蝋が盛んだった頃に建てられた建物は、亀甲型のなまこ壁、鶴・亀・波などの華麗な漆喰細工などの華やかさで、内子の町並みで際立っています。

土蔵の一番上の鏝絵は、本芳我家の商標「旭鶴」です。

大村家住宅も重要文化財です。非公開。
主屋は寛政年間（1789-1801年）の建築で、内子の町並みの中で最も古い民家の一つ。

大村家住宅 名所・史跡

八日市資料館
「ご自由にご覧ください」と書かれていますが、閉まっています。

町屋資料館
大戸や蔀戸によって、全面的に開放できる町屋の構造になっています。

町家資料館 美術館・博物館

1793年（寛政５年）築の家を復元。

お膳、食器も展示されています。

森文あま酒茶屋
「森文醸造株式会社」の大きな看板がかかっています。
味噌、醤油、柚子入りポン酢などもあって、創業明治26年、昔ながらの伝統製法で手間ひまかけているそうです。

森文あま酒茶屋 専門店

『おいしい酢卵』の無料試飲を勧めていました。水で薄めて飲みやすくしてあります。健康に良いらしいですが、360mlで2500円くらい。

伊予銀行内子支店
明治時代の旧内子銀行の外観を模して、1985年（昭和60年）頃に建て替えられた建物。

ところで、ここまでの「八日市 護国地区の町並み」には、電柱と電線が全くないのがとても良いですね。
ここで右に曲がります。

伊予銀行 内子支店 名所・史跡

坂見輝月堂
漆喰と瓦屋根の店構えがシックで引き寄せられました。
最中や栗饅頭が名物らしい。

坂見輝月堂 専門店

『栗饅頭』120円
店内でイートインさせていただきました。
中はホクっとして、上品な甘さで、美味しかったです。

坂見輝月堂 グルメ・レストラン

商いと暮らし博物館（内子町歴史民俗資料館）
1921年（大正10年）頃の薬屋を再現している博物館です。

商いと暮らし博物館(内子町歴史民俗資料館) 美術館・博物館

店内に入ると、番頭さんらの人形が話しかけてきます。

表情、動きもリアルです。

レトロな薬袋も昔の本物のように見えます。

内子児童館
明治のフランス風小学校の外観を再現して、1983年（昭和58年）に建築されたもの。

内子児童館 名所・史跡

1879年（明治12年）近隣小学校3項を統合して、珍しいフランス風建築の「化育校（かいくこう）」を建設。22年間小学校として利用。
その後、内子郵便局、内子信用組合、農協事務所として、昭和40年代後半まで活用。

内子町ビジターセンター
1936年（昭和11年）に建てられた旧内子警察署。

内子町ビジターセンター 名所・史跡

お洒落なロビーの吹き抜けの空間

スタジオジブリ美術スタッフが内子で研修合宿をして描いた内子座

こちらは本物の内子座

内子座 名所・史跡

全景がカメラに収まらないほど大きいです。

1916年（大正5年）、地元商家の有志、旦那衆が建てた劇場。

木造2階建て、瓦葺き入母屋造りで、回り舞台や花道、升席があります。

招き猫ならぬ、「招き狐」かな？

14:50　内子を後にしてお遍路に戻ります。松山市内の49番札所浄土寺に向かいます。

松山自動車道（伊予-松山430円）を利用して、約1時間で到着しました。
15:50-16:05　49番札所 浄土寺（愛媛県松山市鷹子町）仁王門
真言宗 豊山派、西林山 三蔵院。

浄土寺 寺・神社・教会

鐘楼
一突きして、仏様にご挨拶をします。

本堂
創建：749-757年（天平勝宝年間）
開基：恵明上人
御本尊：釈迦如来（伝行基菩薩作）
ろうそくとお線香をあげて、納札箱に納札を入れて、お賽銭をあげます。
『南無大師遍照金剛』を3回唱えます。

大師堂
本堂と同様に、ろうそくとお線香、納札とお賽銭。
『南無大師遍照金剛』を三唱します。

『納経印』300円、駐車場代100円
右：奉拝
中央：（梵字）（御本尊名）釈迦如来
左：（寺号）浄土寺

16:10-16:27　50番札所 繁多寺（はんたじ）（愛媛県松山市畑寺町）山門
真言宗 豊山派、東山 瑠璃光院。

繁多寺 寺・神社・教会

龍の手水舎

鐘楼
「一人1回、優しく突いてください」とあります。
（終始鳴りっぱなしじゃ、お寺さんやご近所さんにはご迷惑でしょうね）

惜しい！　鐘楼の天井には鮮やかな「二十四孝天井絵」が描かれていたんです。もっとよく見ればよかった！

本堂
創建：749-757年（天平勝宝年間）
開基：行基菩薩
御本尊：薬師如来
ろうそくとお線香、納札とお賽銭。『南無大師遍照金剛』を三唱します。

聖天堂
江戸時代に徳川四代将軍家綱が念持仏としていた3体のうちの歓喜天を祀った。
この聖天堂内に安置してある。富貴、厄除け、夫婦和合、商売繁盛などのご利益あり。

大師堂
ろうそくとお線香、納札とお賽銭。
『南無大師遍照金剛』を三唱。

『納経印』300円
右：奉拝
中央：（梵字）（御本尊名）薬師如来
左：（寺号）繁多寺

御影とカード

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この続きは【3日目】10月24日（火）その３「道後温泉ふなやに泊まる」
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11868955