2023/10/31 - 2024/01/15
18位(同エリア542件中)
Decoさん
この旅行記のスケジュール
2023/10/31
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三池炭鉱専用鉄道敷跡・万田坑黒橋付近
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原万田駅跡
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西原駅跡
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早米来天満宮
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この旅行記スケジュールを元に
三池炭鉱専用鉄道敷跡周辺の旅、今回は荒尾市の万田坑から県境を越えて大牟田市の三池港へ歩きます。
郊外の住宅地から、町中へ、さらに港と工業地帯へ。炭鉱鉄道の周辺は様々な表情を見せます。
(2024/7/5公開)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今回の旅行記で歩くのは、この地図の下左の薄い赤の部分、ぼぼ熊本県荒尾市内で、三池港近くで福岡県大牟田市に入ります。
この旅行記の大部分は2023年10月に歩いたものがほとんどで、ごく一部(早米来天満宮のみ)が2024年1月のものです。 -
荒尾市の三池炭鉱・万田坑です。ここからスタート。
一般道路を通り、黒橋近くの三池炭鉱専用鉄道敷跡への入口へ向かいます。
万田坑~三池港間は、1905(明治38)年、三池港の開港に合わせて開通しました。万田坑 名所・史跡
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万田坑の西側、炭鉱鉄道にかかる黒橋から線路跡を見ます。
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横の道路から見た線路跡。高圧電流の鉄塔が線路跡上に設けられています。
鉄塔が線路跡の場所を示すことになります。
ゆるやかに右方向にカーブしながら続くのがわかります。
この先、国道208号やJR鹿児島本線と交差して前方の小山(四山)付近から県境を越えて大牟田市に入り、三池港へ向かいます。 -
線路跡に降りて万田坑方面を振り返ります。
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炭鉱鉄道のマップです。
荒尾市内で世界遺産になっているの区間は万田坑から四山付近までですが、整備されているのは万田坑から原万田駅跡(国道208号線付近)まで。
この先はJRと交差する部分など通行止めが多く、いったん一般道に降りなければなりません。 -
線路跡を進みます。このあたりの周囲はのどかな郊外の住宅街の雰囲気。
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かつては踏切があったのでしょうか。
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線路跡が堤上の高台になります。
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鉄塔を下から撮影してみました。
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線路跡は高台になり、道路と交差します。この辺りから炭鉱鉄道の玉名支線が出ていたそうですが、その跡かも知れません。
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右手にイエローハットが見えます。ここの手前に国道208号が走っており、周囲は店舗も増えて、次第に郊外から町の雰囲気に変わってきます。
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国道208号を渡ります。道路左に見えるのはイオンタウン荒尾。ここは以前は有明プラザというショッピングモールだったと思いますが…。
ここにはかつては炭鉱の社宅があり、その跡地に建設されたようです。 -
旧原万田駅の説明。ここだけでなく万田駅、妙見駅などホームが残っているのは、通勤用として利用されていたからのようです。また一時期は社員だけでなく、一般にも開放されて旅客鉄道として運行(1964~1973)されていました。
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旧原万田駅のプラットフォーム。比較的保存状態が良いです。
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イチオシ
振り返って撮影。
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旧原万田駅から見たイオンタウン荒尾。かつては炭鉱の広大な社宅があったようです。
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旧原万田駅から順調に進みますが…
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なんとJR鹿児島本線と交差する架橋部分が通行不可。
(そういえば、万田坑近くで見た掲示のマップにこのあたりは”未整備”と書かれていました)
ここから原万田駅付近に戻り、線路跡の北側を大廻りしてJRの踏切を渡ります。
*南側に降りる道も見えましたが、こちらも北側と同じくらい大廻りするようです。 -
炭鉱鉄道跡へと戻りますが…。
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その先も道路上の橋の部分が二か所ほど通行不可。
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こちらの橋の先(西側)あたりからようやく炭鉱鉄道跡へ戻ります。
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右手にマルハン(パチンコ)が見えるあたりから炭鉱鉄道跡に上がります。正面に小山(四山)が見えます。この辺りに来ると、すっかり町の雰囲気。
国道208号と389号に挟まれたエリアです。 -
四山が近くに見えてきます。
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その先を進んで振り返ります。中央にゴムのシート(通路?)があるので、このあたりは見学路として整備されているということでしょうか。
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旧西原駅へ到着。この周辺にも炭鉱の社宅が多くあり、商店街も形成されていたようです。
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イチオシ
このあたりに来ると、住宅街から商業地区や港と工場が近づいてきたような雰囲気になります。
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振り返って撮影。
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周囲の風景、正面に四山、手前には国道389号が通っています。
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国道389号を渡り、三池港へと前進。
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この区間は、線路跡は立入禁止になっています。右手には古い住宅街。
かつて、炭鉱鉄道の本線から四山坑への支線がのびていましたが、このあたりで分岐していたのではないかと思います。 -
なんと! イノシシが出没するそうです。
このあたりは、港の近く、工場があって、住宅街があって、商店がある…という地域ですが、四山に生息しているのでしょうか。 -
パイプラインの下は通路などがあったのでしょうか?
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振り返って撮影します。
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線路跡の突き当りが荒尾市と大牟田市の県境になります。
そこから右手(北方向)へ細い道を抜けると大牟田市の三川地区。
西村健さんの小説「地の底のヤマ」の主人公の故郷です。
*「地の底のヤマ」では、主人公の故郷・三川地区と、その妻の故郷・三池地区(旧陣屋町・宿場町)が対照的に描かれますが、確かにこの周辺の雰囲気は三池地区とはかなり異なるように感じます。 -
途中、早米来(ぞうめき)の天満宮神社の入口があります。行ってみます。
早米来の地名の由来ですが、景行天皇がこの付近に上陸して、住民がいち早く米を献上した…との言い伝えがありますが、地名研究家の方によると、波の音を表しているのだそうです。 -
三川の街は、三池港と共に整備されたのか、直線状の広めの道が多いのですが、このあたりは細い路地のようになっていて、古くから人が住んでいたことがうかがわれます。
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拝殿でお詣りしました。
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狛犬さん。
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本殿の裏には炭鉱鉄道跡がありました。
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【福田酒店】
表の通りに戻り、三池港の方向へ進みます。
道の角にシブい酒屋さんがありました(福田酒店)。中央の煙草売場が懐かしい雰囲気。かつては炭鉱の社宅に住んでいた人々も買物に訪れていたのでしょうか。 -
その先には、炭鉱鉄道の橋脚が見えます。
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炭鉱鉄道の西側です。
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【県堺大蛇山格納庫】
その向かいには倉庫のような建物が見えます。
背後には炭鉱鉄道跡。 -
横の入口付近には「県堺」の表示があります。
ここは「県堺大蛇山」の山車の格納庫のようです。
大牟田市など南筑後(や熊本の南関町)で見られる大蛇山。市内の神社由来の祇園六山から始まりましたが、地域の商店街や公民館などが母体となって活動を始めた地域山も多くあります。
県堺大蛇山は1960年代半ば頃から三川町五丁目の商店街が母体となって活動を始めた歴史のある地域山です。かつては公民館や隣接する商店街の大蛇山もあったそうで、その頃は三川の街の隆盛ぶりがうかがわれます。 -
その先、道を挟んで三池港周辺の工場地帯に入ります。
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そのまま北上し、有明海沿岸道路への入口手前から左に曲がります(写真の左に延びている道路)。
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途中見えた風景。発電所でしょうか。
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道路沿いに幟が見えます。わかりにくいのですが「旧長崎税関三池税関」とあります。ここから左に曲がると…
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旧長崎税関三池税関支署が見えてきました。土日祝のみの公開です。
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目の前には三池港。明治38年、團琢磨によって築かれた人工の港。
三池港(世界遺産)と光の航路 自然・景勝地
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干満の差が激しい有明海において、人口の門で開閉し、大型船の寄港を可能にしました。今も現役です。
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この岸壁から石炭が積み出されたことと思います。
かつての炭鉱鉄道は、この岸壁に沿って北に延び、港の北側、三川坑の西側が本線の終点でした。 -
旧長崎税関三池税関。三池港は、海外への輸出も行ったので設けられました。和洋折衷のレトロな建物です。
旧長崎税関三池税関支署 名所・史跡
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そして、旧長崎税関三池税関支署の横には炭鉱鉄道の線路が見えます。
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イチオシ
ここは本線ではなく引込線かと思いますが、それでも線路が残っているのは貴重です。
二年前にここを訪れて、線路が気になり、線路跡を辿ってみたいと思っていました。 -
振り返って逆方向を撮影。
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税関支署の先にもレールが残っています。
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振り返り撮影。税関支署の先に延びているはほんの僅かでした。
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税関署横の線路前の道を挟んで反対側(本線に向う側)には線路跡のような形跡が見えます。
ここから万田坑へ帰りますが、帰路は先ほどの広い道ではなく、税関支署の西側から南下する裏道を進んでみます。 -
道に沿ってパイプラインが延びますが、その左側は炭鉱鉄道(引込線)の跡のようです。
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振り替えて撮影。パイプラインの形からして、踏切があったのでしょうか?
このあたりのどこかで、本線と税関支署横の引込線の分岐点があったはずです。 -
さらに進むと荒地のような雰囲気。反対側から来ていたら、ここが線路跡とはわかりにくかったと思います。
このあたりで、本線と税関支署横の引込線が分岐していたのではないかと思います。 -
広い道(往路で炭鉱鉄道跡が途切れた付近)に戻ります。
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税関支署横からの裏道から表の広い道に出てきました。
*写真の赤い矢印のところから出て来たのですが…広い道路から見たら、工事現場からの出入口にしか見えません。こちら側から入るのはかなりわかりにくいと思います。 -
イチオシ
往路で通った福村酒店横の橋脚です。
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橋脚の西側。入れるようなので、疲れていましたが奥まで行ってみました。
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奥は藪になっていましたが、線路跡に上がれる場所があり、線路跡を撮影しました。
こちらは三池港方面。 -
こちらは万田坑方面。
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万田坑への帰路、三川の街を通りました。
写真の中の標識にあるように、県境になります。
左手に進む道は、昔は路面電車が走っていました。
かつては大牟田から荒尾にまたがり、賑やかな通りでした。大牟田市中心部に次ぐ繁華な町。港町でもあり、昼夜問わず人が絶えなかったそうで、映画館などもあったとか。今は寂しくなってしまったようです。 -
帰途、旧西原駅近くで「キッチンよつやま」の前を通ります。
コスパ抜群の定食屋 by Decoさんキッチン よつやま グルメ・レストラン
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今回は前を通っただけですが、以前利用してコスパ抜群の定食屋さんでした。
リーズナブルで美味しくボリュームもあっておすすめのお店です。 -
【とみた食堂】
万田坑へとひたすら戻りますが、途中、JR鹿児島本線の西側で昼食を取ります。
とみた食堂。歴史を感じさせる町食堂。
テイクアウトも人気なようで、ひっきりなしに弁当のお持ち帰りのお客さんが来ていました。甘辛いからあげが名物です by Decoさんとみた食堂 グルメ・レストラン
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ネット上のクチコミで人気のから揚げ定食をいただきます。
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甘辛いタレがかかったから揚げ。ちょっと変わった味付けで食が進みました。
甘辛いからあげが名物です by Decoさんとみた食堂 グルメ・レストラン
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旅行記はこのあたりで〆とさせていただきます。
最後に、街歩きの途中で出会った猫ちゃん。
人懐っこい、さくら猫さんでした。
ご覧いただきありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2024/07/06 15:10:49
- 三池炭鉱専用鉄道敷跡
- Decoさん こんにちは
かっては日本のエネルギーを支えていた炭鉱の専用鉄道、この跡をたどる旅、
夢があって、ちょっぴり悲しくて、栄枯盛衰の跡ですね。
写真は絶景があるわけでもないし、とりたてて珍しい景色ではないのですが、何処までも続く線路の先はどうなっているのかな?とロマン心を刺激しますね。
永井荷風が真間川沿いを散歩していて、いったい上流はどうなっているのだろうと、予定もなく何処までも歩いてみたという話に似ています。(ちなみに、真間川は我が町市川市にある2~3間の幅の小さな川です)。
私も自転車で夢の島までいったとき、帰り道に道路にかすかに露出していた細い線路を発見しました。予想もしない線路なのですが、いったい何のため?現役?誰も知らない線路?草に埋もれながらも遠くまで続いているようです。スマホで調べると越中島貨物駅に接続している越中島貨物線14番ということでした。
なんか得したような気持ちになりました。
pedaru
- Decoさん からの返信 2024/07/06 20:10:45
- Re: 三池炭鉱専用鉄道敷跡
- pedaruさん、こんにちは。
炭鉱鉄道跡の旅は”兵どもの夢のあと”といった感じで、石炭を搬出するためによくこれだけの線路をひいたものだと思います。今は線路もほとんど外されて、寂しさも感じますが、紛れもなくこの線路が三池炭鉱とコンビナートの大動脈だったのですね…。ちなみに、工場や炭坑敷地内に引込線と呼ばれる線路が引かれていましたが、本線の数倍の長さがあったそうです。
私も川沿いを歩くのが好きなのです。この先に何があるのだろう…どんな景色が見えるのだろうか、と先を見てみたくてついつい進んで疲れ果てて帰ってきたり。思いもかけない景色が見えると、ちょっと嬉しくなったりもします。
夢の島に行かれたときのお話もちょっとわかるような。草に埋もれた線路。何のために、どんな目的で引かれたのか。そこにはそれなりの理由があって、歴史や経緯があって人が関わって…そう思うと不思議なロマンを感じるような気がしました。
Deco
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