2021/12/02 - 2023/02/27
6位(同エリア183件中)
Decoさん
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世界遺産に指定された三池炭鉱の幾つかの施設。
その中に「三池炭鉱専用鉄道敷跡」があります。1997年の採炭終了とともに炭鉱鉄道の運行も終わり、ほとんどのレールが取り外されました。
しかし、その中のごく一部ですが、旭町支線という短い路線が世界遺産の認定区間から外れたものの、三井化学専用鉄道として2020年5月まで運行してました。
そんな三井化学専用鉄道(三池炭鉱専用鉄道旭町支線)の周辺を歩いてみました。
この旅行記はここ一年半ほどに渡り、断続的に現地を訪れ撮影したものです。写真には線路や電気機関車なども撮影されいますが、運航終了後徐々に線路などが撤去されました。
2023年8月現在、現地には線路は殆ど残っておらず、機関車も存在しないと思われます。その点をご了承の上お読みただければ幸いです。
*本旅行記中、大牟田市石炭産業科学館にて開催された特別展「夏の鉄道展 炭鉱電車と九州の鉄道~宮浦からの旅立ち&西九州新幹線開業~」の写真を撮影・掲載していますが、会場のスタッフの方(NPO法人炭鉱電車保存会の方だと思います)から了解をいただいています。貴重な写真を掲載させていただき、心からお礼を申し上げます。
(2023/8/13)
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
イチオシ
福岡県大牟田市の三井化学などの化学コンビナートを南北に貫く、通称大浦線という道路。この南端部分、七浦橋付近から線路を見ることができます。
2020年5月に運行を終了した三井化学専用鉄道。かつては三池炭鉱専用鉄道の旭町支線でした。
旭町支線は炭鉱鉄道とJR(往時は国鉄)鹿児島本線とを接続させるために、1897(明治30)年に設けられた支線ですが、三池炭鉱閉山(1997年)後も三井化学専用鉄道として残りました。
旧三池炭鉱専用鉄道敷の中で世界遺産に認定されたのは宮原坑付近~三池港までの範囲で、旧旭町支線は含まれていません。しかし、廃線になったとはいえ、つい最近までレールが残り電気機関車が見られました。
旭町支線は厳密に言えば、宮浦駅(宮浦石炭記念公園の裏付近)から仮屋橋操作場までで、本線跡であるこの写真の場所は含まれませんが、三井化学専用鉄道として運行されていた区間であることから、ここからスタートします。
*化学コンビナートについては、こちらの旅行記で紹介しています。
近代化産業革命遺産の光と影 三池炭鉱(9) 大浦坑と化学コンビナート
https://4travel.jp/travelogue/11815578 -
遠くに宮浦石炭記念公園の煙突が見えます。道路(大浦線)から撮影。この日は電気機関車も出ていてラッキーでした。
*この写真を撮影したのは、2022年10月ですが、2023年1月に、三井化学専用鉄道の電気機関車が万田坑に移送されました。このときは移送の準備も兼ねて、機関車が出ていたのかも知れません。 -
ちなみに、道路の反対側は内野建設工業という会社の敷地になっています。
かつてはこの中を通り、七浦坑の横を抜けて早鐘眼鏡橋の横を通り、宮原坑、万田坑、三池港へと線路が延びていました。
この内野建設工業から早鐘眼鏡橋のあたりまでは完全に線路が撤去されているようです。また、企業の敷地内にあるため、跡地の見学もできないエリアとなっています。同じく、三池炭鉱の初期の重要な坑である七浦坑跡も見学できない場所となっています。 -
敷地の境には、コンクリートの柵が残っていました。多分炭鉱電車本線の境に設置されていたのではないかと思います。
-
【三井化学専用鉄道跡】
宮浦石炭記念公園から南に進むと、コンビナートに接近する道があります。途中、三井化学専用鉄道(=かつての三池炭鉱専用鉄道)の跡があります。既に運航は終了しており、線路内に入れないように柵が設置してありました。正面に小さく見えるのは、宮浦石炭記念公園の煙突です。
かつてこのあたりには宮浦駅があり、コンビナートへの引込線、JR鹿児島本線に接続する旭町支線の分岐点でもありました。 -
上の写真とほぼ同じ場所から、石炭記念公園と反対側、工場があるエリアを撮影。奥に小山が見えますが、このあたり一帯にコンビナートが形成されています。この小山のあたりにも、江戸時代には炭鉱の坑口があったそうです。
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踏切後から南側を撮影。三井化学の専用鉄道はこの少し先で終わっているはずです。かつての炭鉱鉄道時代は、世界遺産の宮原坑、万田坑、そして三池港まで線路が通じていました。
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線路越しに、電気機関車が見えました。
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三井化学専用鉄道、既に運行は終了していますが、踏切跡を進み線路の東側へ。北に向かって進みます。コンビナートのすぐ近くを通ります。
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宮浦石炭記念公園の裏側に出ます。線路越しに撮影。
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道路を振り返って撮影。線路沿いに細い道が延びています。
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化学コンビナートの風景。このあたりは一部山と言われ、石炭も採れたそうです。
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【宮浦駅跡】
しかし、ここでショックな出来事。
冒頭で書いたように、この旅行記の写真は何度か現地を訪れて撮影しています。最初に訪れたとき(2021年の末頃)にはここには宮浦駅が残っていました。駅といっても旅客ではないので、古い木造の二階建ての事務所のような建物でした。しかし、その佇まいは往年の炭鉱列車の駅。
このときはとり損ねて、後で駅だったことを知り、再訪したときには更地になっていました。三井化学専用鉄道が廃止されて二年余り。
跡地は刻々と変化しつつあります。 -
ここにシブい木造の宮浦駅がありました…。
-
前述のように宮浦駅の写真を撮り損ねたのですが…大牟田市石炭産業科学館にて特別展「夏の鉄道展 炭鉱電車と九州の鉄道~宮浦からの旅立ち&西九州新幹線開業~」(2023年7月22日~8月27日開催)を見学した際、スタッフの方に展示写真の撮影及びブログへの掲載についてうかがったところ、三井化学専用鉄道関係の写真は差し支えないとのことでした。宮浦駅が写っている写真を本旅行記に掲載いたします。
写真は特別展の説明です。その趣旨が簡潔にわかりやすくまとめられています。 -
写真は宮浦駅の前に並ぶ電気機関車。時間がなく急いで撮影したのであまり良い写真ではありませんが、自分で取り損ねていただけに撮影させていただき、嬉しかったです。 -
宮浦駅の最後の方の姿です。
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駅の側にたたずむ電気機関車。どの写真も炭鉱電車への愛情に溢れて素晴らしかったのすが、この写真が一際心に残りました。
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この写真の次から、線路跡に戻ります。 -
化学コンビナートの中にはところどころ小山が見えます。藩政期には、このあたりにも坑口があったようです。赤茶色の焼けたような岩肌と工場の配管が独特の雰囲気を醸し出します。
-
西側には線路が見えます。
この線路の向こう側(宮浦石炭記念公園の北側)あたりに、かつて熊本県監獄三池出張所があり、熊本県の囚徒が宮浦坑に出役していたそうです(明治22-32年)。
*熊本県監獄三池出張所は、別の場所に設けられていましたが、西南戦争により一時中断して囚徒は引き揚げ、後に再び出役となり、この地に新たに設けられたそうです。
尚、三池集治監からは、宮浦坑には出役していないようです。ただし集治監の敷地内にあるトンネルが、かつては宮浦坑につながっており、本宮という採炭場に送られたとの話もありますが、定かではありません。
*位置情報は、熊本県監獄三池出張所があった場所にしています。 -
道をさらに北上すると、再び踏切跡を越えて線路の西側に戻ります。
踏切跡より北側を撮影。まっすぐに伸びる線路が三井化学専用鉄道(旧三池炭鉱専用鉄道旭町支線)のようです。左側の取り外された線路跡は工場などへの引込線だったのでしょうか。
正面にはゆめタウン大牟田のベスト電器、その左手にはホテルニューガイアオームタガーデンが見えます。 -
反対側(南側)を撮影。
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石炭記念公園の煙突が見えます。
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ガードレールの向こうには大牟田川が流れてえおり、石垣の先にパイプラインが見えます。これと並行して旧三井化学専用鉄道の本線と旭町支線が走っていました。この先にはかつて三井三池製作所(三池炭鉱の機械部門が独立した企業)があり、現在はショッピングモール(ゆめタウン)になっています。
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イチオシ
大牟田川を渡り、ゆめタウン方向に進みます。先ほどのパイプランの下を通過。このパイプラインの横には旧三井化学専用鉄道の旭町支線の跡があり、東側(工場側)には現在も線路が残っています。
旧三池炭鉱専用鉄道、古い地図を見ると宮浦坑のあたりから本線(大牟田川河口北側へ向かう)と旭町支線が分かれています。
炭鉱から港へ連絡する鉄道は、まず大浦坑から大牟田港への馬車鉄道が引かれ、後に途中から七浦港へ分岐する線路が引かれました。馬車鉄道の軌道は既にありません。
しかし需要は増大し、蒸気機関車による線路(本線=現在の三池炭鉱専用鉄道敷跡)が宮浦坑から三池港まで引かれました。写真の高架部分は、その最初期の軌道の跡です(後に七浦、勝立へと延伸され、さらに七浦から分かれて宮原、万田へ。後に三池港まで延伸されました)。
宮浦坑から大牟田港(三池浜)までは俗に浜本線と称され、三池港完成後には沿岸部の貯炭場や三井系の工場と結ばれていたようです。本線の線路は閉山(1997)以前に撤去され(1993)、高架の線路敷が残っています。
旭町支線はJR鹿児島本線との接続線でした。閉山後も三井化学の専用鉄道として運行されました。
ここから先は私の推測ですが…本線は写真のパイプラインの高架の上を通っていたのではと思います。ホテルニューガイアオームタガーデン 宿・ホテル
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工場側からの線路です。
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ここから西側は既に線路が撤去され、工事が行われているようでした。
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東に進むとゆめタウン大牟田の南側近くに出ます。左側が旭町支線の跡と思われます。右側の堤のような高い部分が本線跡です。
かつてはこの左側に三井鉱山の社屋がありました。 -
ゆめタウン大牟田から国道208号線に出て南方向に少し歩くと線路の跡があります。旧三井化学専用鉄道の支線・旭町線の跡です。道路を横切る形ですが、かつては遮断機も設けられていました。
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こちらは反対側(西側)。ホテルニューガイアオームタガーデンの横を通り、この先でJR鹿児島本線に接続していたようです。かつては、鉄道ファンも泊まりにきて撮影していたそうです。
この場所には、かつて炭鉱の購買所があり、その後にホテルが建てられました。ホテルニューガイアオームタガーデン 宿・ホテル
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既に線路は外されていました。
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ホテルニューガイアオームタガーデンの裏手に廻ります。柿園町付近の踏切近くから南方向を撮影した写真です。草ぼうぼうになっていますが、旭町支線の跡が見えます。この踏切近くで、JR鹿児島本線に近づきます。
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踏切から北方向を撮影。線路とフェンス(駐車場)の間の細長い部分が旭町支線跡。JRと並行して走ります(JRの左手には西鉄天神大牟田線の線路があります)。
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ホテルニューガイアオームタガーデンの右側(西側)にはJR鹿児島本線の線路。右手には西鉄新栄町駅が見えます。
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フェンスの先には空地があります。ここは旭町駅の跡のようです。駅といっても貨物なので、宮浦駅同様小さな施設で操作場のような建物だったのでしょう。恐らくこのあたりでJRと接続していたと思われます。
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少し進むと、旭町線の跡はJRから離れて少し右側(東側)に逸れていきます。
この先が旧仮屋橋操作場。旭町線の終点になります。
ちなみに…JRと右に逸れる旭町線の間には大牟田中央自動車学校があります。 -
南側を振り返ってみます。左手奥にホテルニューガイアオームタガーデンがちらっと写っています。踏切付近の写真からの距離がおわかりいただけると思います。
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大牟田市内の白川地区へ。大牟田中央自動車学校があります。
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自動車学校のお隣は旧三池炭鉱専用鉄道旭町支線の仮屋橋操作場跡。旭町支線は宮浦石炭記念公園の裏からゆめタウン大牟田の南側を通り、ホテルニューガイアオームタガーデンの横を抜けて、JR鹿児島本線と接続していました。
その先、旭町線はJRとの接続地点から北上してやや東側にそれ、ここ仮屋橋操作場へ。旭町線の終点です。
かつては、さらに三池と白川の間にある石炭の露天堀り(現在は池になっている)まで延びていたそうです。 -
自動車学校の横には長く延びた空き地があります。
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ズームで撮影しています。こうしてみるとなんとなく線路跡地のように見えます。
実は10年程前までは線路もありました(三井化学専用鉄道として現役でしたから)。しかし2020年に廃線になり、線路も撤去されたようです。 -
イチオシ
仮屋橋操作場のすぐ近くには「堂面川の桜並木」もあります。
この付近にはこの堂面川と、かつては長溝川が流れており、藩政期から石炭の積出に使用されてきました。長溝川は地盤沈下などにより水が流れなくなり、第二次大戦前後は白川の露天堀からトロッコの線路が引かれていたとのことです。
*堂面川の桜並木及び次の白川の露天堀跡については、こちらの旅行記で紹介しています。
「堂面川 桜めぐり」 https://4travel.jp/travelogue/11819558堂面川の桜並木 花見
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こちらがかつて仮屋橋操作場付近とトロッコで結ばれていた露天堀跡の池。周囲には三井鉱山(炭鉱)や三井三池製作所の社宅がありましたが、ごく一部を除いて再開発されて、住宅街やスーパーになっています。
*こちらの露天掘跡、なんと100メートルの深さまで掘られていたそうです。跡地の崩落を防ぐために水が入れられ、水位はポンプで調節されているそうです。 -
国道208号付近に戻ります。
旭町支線跡に隣接するショッピングモール・ゆめタウン大牟田へ。
ここには以前、三井三池製作所という会社がありました(現在は三池港の近くへ移転、かつて三池炭鉱の機械類を作っていた会社です)。
工場からショッピングモールへ。時代は変わって行きます…。ゆめタウン大牟田 ショッピングモール
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【三井三池製作所旧鍛冶場工場の遺構】
ゆめタウン大牟田の国道入口付近に、煉瓦造りの小さな建物があります。周囲の地面も煉瓦敷き。建物の煉瓦は万田坑や宮原坑と同じくイギリス積みと呼ばれる方式です。アーチ形の窓のような跡も見えます。 -
横から見ると…なんとトイレ。
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奥には空き地がありますが、その一角に記念碑のようなものが。
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記念碑です。ここには三井三池製作所の工場があったとのこと。会社が移転し、市の中心部に近いこの場所はショッピングモールへ。そのとき、煉瓦造りに建物の保存をめぐり、三井三池製作所とイズミの間で話し合われてこのような形で一部保存となりました。
完全に無くなるよりは良かったし、保存に関して話し合いが行われただけでも良かったのか。世界遺産認定のずっと前の話ですしね。でも、一度壊したものは元には戻らない。建物はそのままに内装をきれいにしてレストランにでも活用できなかったものか。新しい時代に即して、古い建物を活用していくのも、大切だと思うのですが。 -
ゆめタウン大牟田からは工場の煙突が見えます。
この周辺を歩くと、大牟田の街の形成過程がわかります。
藩政期に採炭が始まった高取山の西側に初期の坑(大浦・七浦・宮浦)が設けられ、この三つの坑に囲まれるように石炭を主原料としたコンビナートが形成され、さらにそれを囲むように中心街が形成されています。実際、三井三池製作所の跡地は国道沿いで商業地としても一等地でショッピングモールになっているのですから。大牟田の街は、三池炭鉱とそれから派生した三井系企業に引っ張られるような形で形成されていったように思えます。
工場跡のショッピングモールから見る三井系の企業の工場と煙突。石炭産業から発展し、三池炭鉱が終焉しても町は生き続け、変化を続けます。大牟田市の過去から現在までの歴史を象徴している風景のようにも思えました。ゆめタウン大牟田 ショッピングモール
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最後に老舗の洋食屋さんでランチを食べます。
「軽食&喫茶 ブルボン」
国道208を横切る旭町支線のすぐ近く、ズバリ旭町交差点にあるお店です。ブルボン グルメ・レストラン
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ショーウィンドウ。可愛いお花や置物など。
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ご案内。ランチのみの営業です。
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それでは入ってみましょう。
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店内はカウンター席と…
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テーブル席が5つ。逆光の写真でみにくいのですが、赤い布張りの椅子がレトロな雰囲気を醸し出します。
落ち着ける感じがします。 -
ランプ風のライトも良い感じです。
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ランチメニューは5種類ほどから選択。
こちらはハンバーグランチ(1200円)。
硬すぎず柔らかすぎず、ホクホクした食感。
ソースも辛すぎず甘すぎず、とても美味しかったです。
付け合わせの人参も美味。
うマキシマム!
これにコーヒーが付きます。 -
イチオシ
人気のポークカツランチ(1200円)。特大のカツが出てきました。
こちらもソースが美味しくて、カツにからんで絶妙な味わい(*^^)v
うマーベラス!
久しぶりに美味しい洋食を食べた気分です。
コーヒーも美味しかった!
お店の方にうかがったら、今年(2023年)で創業51年とのこと。1972年(昭和47年創業)に始められ、今はお一人で営業されているそうです。
穏やかで落ち着ける雰囲気。美味しい洋食。気さくで優しいお店の方との会話。心和む幸せなひと時でした。
*お一人で営業されていらっしゃるので、忙しいときは少々時間を要するようです。 -
お店の水彩画が飾られていました。お客さんが描かれたのかな?
愛されるお店のようです。
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これにて三池炭鉱専用鉄道敷跡旭町支線の旅行記は終わりです。
観光とは縁遠い内容でしたが、現時点で線路跡、街の風景を残しておきたいと思い作成致しました。
御覧いただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (17)
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- ちちぼーさん 2023/08/17 00:22:04
- 大作ですね
- Decoさん、こんにちは。
1年半丁寧に回った旅行記、大作ですね。
思い付きで旅をしてしまう私なので、こうして丁寧に調べていくって
凄いことだと思います。
お師匠様の前で、炭坑に興味があるなんて恥ずかしくて言えなくなってしまいます。
そして、三池炭鉱とのつながりでまた横浜臨海公園さんからも凄いお話を聞くことが出来ました。
「ブルボン」良い雰囲気のお店ですね。
Decoさんの選ぶお店、いつも素敵な所が多い気がします。
ちちぼー
- Decoさん からの返信 2023/08/17 05:38:37
- Re: 大作ですね
- ちちぼーさん、おはようございます。
長期間の旅行記、実は一昨年秋に炭鉱シリーズを初めてからなのです。
家庭の事情で時間や機会が限られてますので、一度に見て廻れなかったり、見たつもりでも不完全でだったり、本やネットで調べて新しいことがわかり、また同じ場所を見に行ってうろちょろしています(笑)
ただ、ある程度まとまってきたということと、あまり長くなると旅行記を作る上で当初の感覚から変わってきてしまうので、このあたりで公開した方が良いと思いました。
実は、今年になって公開した「三池炭鉱の故郷」シリーズも同じで、また作成期間はやや短いものの「向田理髪店」や化学コンビナートの旅行記も同じような感じで作ったものです。
実はこのあとも長期作成のものを数作予定しており、年度内になんとか公開したいと考えています。
横浜臨海公園さんのお話、びっくりですね。まさか企画された方に旅行記をご覧いただきコメントもいただけるなんて(#^^#)
ブルボンはとても良いお店でした。あの雰囲気も含めての美味しいお食事。豪華ではありませんが、店主のお人柄があらわれたような良い雰囲気、歴史の感じられるお店が私は大好きです。いつまでも長く続けていただきたいと思います。
それからお師匠様って私のことでしょうか…(^^ゞ
私も試行錯誤で皆さまに教えられることが多いです。今までに何度か書きましたが、ちちぼーさんの万田坑旅行記は感性豊かに施設やガイドさんなどを受け止められて大変感銘を受けました。皆さまに教えられ支えられてできたのが私の旅行記です(#^^#)
ありがとうございます。
Deco
- ちちぼーさん からの返信 2023/08/17 07:12:20
- Re: 大作ですね
- Decoさん、おはようございます。
そうですね。
Decoさんの旅行記は、大作が多いですよね。
先日、夫と「向田理髪店」をAmazonで見ました。
都会にはない人々とのつながりと町の雰囲気で事件もあるけど
役者さんも映画にぴったりで心が穏やかになる良い映画でした。
夫も田舎だなあといいながら、息子が住む近くを見られてうれしそうでした。
良い映画をご紹介有難うございます。
ちちぼー
- Decoさん からの返信 2023/08/17 18:19:43
- Re: 大作ですね
- ちちぼーさん
向田理髪店、楽しまれたようで何よりです。
私も実際に見て、予想していた以上に良い映画だと思いました。
ちちぼーさんがおっしゃるように、配役が絶妙で、高橋克実と富田靖子の夫婦がはまり役。周囲も実力のある俳優が固めていました。ストーリーやエピソードの繋がりも自然でよく練られた脚本と演出だったと思います。
大牟田といえば炭鉱や工場のイメージがありますが、意外にも三池山のある三池地区や橘香園がある上内地区などは緑豊かなのです。
冒頭の帰郷のシーンで登場した桜の石橋(岩本橋)は、実は大牟田ではなく、お隣の市なのです(#^^#)
Deco
-
- 横浜臨海公園さん 2023/08/14 10:57:03
- 三井三池専用線
- Decoさま、こんにちは。
何時も旅行記を興味深く拝見させて頂いております。
三井三池専用線では国鉄63型風客車で旅客扱をしたり、JR九州の連絡線廃止時には、熊本支社営業課で1度だけ熊本駅発着で12系客車を使用しJR九州DE10型牽引で三井三池線ではオリジナル電気機関車牽引での三井三池線乗入ツアーを企画し大当たりした事もありましたが、今では夢のまた夢となってしまったのは残念に思います。
電気機関車群は歴史的貴重な車輌ばかりで、保存に力を入れて頂きたいと願っております。
横浜臨海公園
- Decoさん からの返信 2023/08/14 20:24:48
- Re: 三井三池専用線
- 横浜臨海公園さま、こんばんは。
三井三池専用線乗り入れの話、初めて知りました。さすが、鉄道や路線について綿密に調べて詳しく書かれている横浜臨海公園さまですね。
ご存知かと思いますが、三池炭鉱の鉄道では一時期、一般の旅客も扱っていました。ただ、その頃でも連絡線(=旭町支線)では旅客は走ったことがないはずです。
廃止時の乗り入れツアー、鉄道ファンならずとも大変魅力的な企画ですね。JRからかつての炭鉱列車の路線に乗り入れ、国道を横断して街を見ながら工場のすぐ側、かつての宮浦坑の横へ。今から思い返すに…私も乗ってみたかったです。大当たりしたのも納得ですね。
この旅行記のために撮影に行って、線路上に出た電気機関車、車庫の前の電気機関車を見ることができて、今となっては本当に良かったです。その電気機関車は万田坑で動態保存されているそうで、いつか見に行ってみたいと思います。
知らなかったお話を教えていただき、ありがとうございました。
Deco
- 横浜臨海公園さん からの返信 2023/08/15 09:30:25
- 拝復
- Decoさま、こんにちは。
該企画を提案したのは実は何を隠そう小生で、当日招待もされたのですが、いかせん熊本に1日で往復の日程が取れず諦めざるを得ませんでした。
たいへんな競争率だったそうです。
横浜臨海公園
- Decoさん からの返信 2023/08/15 16:21:33
- え、えー!!!
- 横浜臨海公園さま
そうだったのですか! びっくり。でも、ちょっと考えて納得です。
あれだけ綿密に資料を調べて、撮影されるのだから、企画の提案もしっかりしたものだったと思います。
旭町支線(三井化学専用鉄道)は短い路線ですが、企画はJR、炭鉱鉄道を軸に炭鉱、そこから発生したコンビナート、両者と共に発展した大牟田の町が見られる稀有なコースだったと思います。車窓から見える場所の近くには行って見られますが、動く列車から連続して見える町の景色はどのようなものだったのか。
会社の営業のための路線だったから廃止は仕方なかったのかもしれませんが、残しておいて横浜臨海鉄道さまの企画を一年に一度で良いから実施してくれたら、と思いました。
Deco
- 横浜臨海公園さん からの返信 2023/08/16 08:36:19
- 再拝復
- Decoさま、おはようございます。
たまたま別の熊本出張時に時間があった事から、熊本支社営業課の方々と飲み会があり、その際に思い付き的に提案したのが例の企画でした。
ジョイロード熊本とジョイロード大牟田との共同企画となり、1両分88席は大牟田、荒尾両市民の為に確保され、残り1両分が公募だったのですが、乗車希望者が殺到し、12系2両を3両にしても、お断りするのが大変だったと聞きました。
三井側の電気機関車を機回しでは無くプッシュプルにして運転して大成功だったそうです。
実は、いさぶろう・しんぺい号運転企画提案もした
横浜臨海公園
- Decoさん からの返信 2023/08/16 20:28:46
- なんと!
- いさぶろう、じんぺい号も企画提案されたとは!
鉄道ファンは横浜臨海公園さまに足を向けて寝られませんね(#^^#)
三井三池専用線乗り入れ、好評なら午前と午後とか何回かやったらよかったかな~と思いました。
Deco
- 横浜臨海公園さん からの返信 2023/08/17 16:19:24
- 再々拝復
- Decoさま、こんにちは。
小生がJR九州熊本支社に提案した事案で不採用となったもの。
豊肥本線東海学園前駅混雑激化対策
→学園側に、もう1本ホームを設置し上下線旅客分離をはかる。
実現の為の資金不足により不採用!!!
横浜臨海公園
- Decoさん からの返信 2023/08/18 04:49:38
- Re: 三井三池専用線
- 横浜臨海公園さま、おはようございます。
施設関係はお金が絡むし、やっぱりハードルが高いですね。
でもJR九州、そのあたりも含めて頑張ってもらいたいです。
Deco
- 横浜臨海公園さん からの返信 2023/08/18 10:27:24
- 然るに
- Decoさま、こんにちは。
然るに、小生提案不採用後に該駅に於いて東海大学付属高校生徒が電車に跳ねられ即死する事件が起き、後悔先に立たずと嘆いておられました。
横浜臨海公園
-
- pedaruさん 2023/08/13 14:20:09
- 三池炭鉱専用鉄道敷地
- Decoさん こんにちは
先進国から 大きく引き離された日本の経済は今や消えようとしている工業地帯が世界に追いつけ追い越せ の勢いで頑張ってきました。
日本が何とか 豊かになって 先進国の仲間入りができたのも炭鉱 や製鉄事業のおかげです。
これら 繁栄の遺産を忘れてしまってはいけませんね。
跡地を巡って当時の歴史を思うのも 意義深いことかと思います。
レンガ積みの風情ある建物、横から見たらなんと これはトイレだった、 遺産にふさわしい 豪華さ です 。笑い
pedaru
- Decoさん からの返信 2023/08/13 19:29:24
- Re: 三池炭鉱専用鉄道敷地
- pedaruさん、こんばんは。
大牟田市の工場地帯、昔は大気汚染に水質汚染が酷くて、お世辞にも良い環境とは言えませんでした。
今は環境対策が行われて水も空気もきれいになりましたが、公害が酷かった昔は活気があって、pedaruさんが書かれた「世界に追いつけ追い越せ」の勢いがあったのだと思います。今となってはその頃を懐かしく思い出します。
ショッピングモールのトイレがあった場所には大きな煉瓦造りの工場があって、無くなってしまったのは本当に残念です。市内には同じような煉瓦の建物をリノベーションして会社の社屋にしたり、スイーツが美味しいカフェにして繁盛しているお店もあるのですから。
三池炭鉱が世界遺産になる前の出来事だし、トイレとはいえ当時の煉瓦が残されただけでもまだ良かったのかなと思いつつも複雑です。
Deco
-
- ma-yuさん 2023/08/13 13:43:18
- 時代の流れ!!
- Decoさん
こんにちは(^^)
「三池炭鉱専用鉄道敷跡」を一年半をかけての撮影、地道にコツコツと散策されましたね!!
旅行記を拝見しますと炭鉱の絶頂期から次々に廃線になり時代の流れが見えて来ます!
しかし専用鉄道も長い距離で跡地はどうなるのでしょう?
それに大牟田市は三井系の企業での強い繋がりだったのが判りました!
三井化学専用鉄道が廃止されて二年で木造の二階建ての宮浦駅も撤去で更地に!!
私の地元の東レの工場も昔は工場の線路からJRに繋がっていましたが時代の流れでトラック輸送に切り替え廃線になりました。
ランチはレトロ感満載のレストラン、室内も昭和のイメージで心が和みますね!
ハンバーグランチもポークカツランチもコスパが良く、美味しそうですね!!凄く雰囲気が良さそう♪
毎日暑い日が続きますがご自愛くださいね(^^♪
ma-yu
- Decoさん からの返信 2023/08/13 19:21:29
- Re: 時代の流れ!!
- ma-yuさん、こんにちは (=^・^=)
今回の旅行記は、まとめるのに時間がかかってしまいました。いろいろ事情があって、なかなかまとまった時間を取ることができず、数度に渡って訪れています。統一感のない旅行記ですが、時間がかかった分、廃線後の変化も見ることができました。
専用鉄道跡地ですが、世界遺産に指定された部分と、指定外の部分があります。今回取り上げた旭町支線は世界遺産指定外で、線路が取り外されて…この後どうなるのか、私も気がかりです。
世界遺産の宮原坑~万田坑~三池港の間は鉄道跡も世界遺産に指定されているので、線路は取り外されていますが跡地はそのまま残されています。
大牟田は三池炭鉱と共に発展してきた町です。三井化学などの工場群もそこから派生していますので、市の中の三井系企業の重みは圧倒的なものがありました。炭鉱鉄道は1997年の炭鉱閉山と共に役割を終えたのですが、旭町支線だけはつい三年前まで現役でした。三井化学はよくここまで維持していたと思います。ma-yuさんが書かれたようにトラック輸送の時代ですからね。
ブルボンの雰囲気、なかなか良いでしょ(#^^#)
レトロで落ち着けて、お店の方も優しくて。料理もコーヒーも美味しかったです。
台風7号、心配しています。上陸すれば勢力は弱まっていきますが…。気を付けてくださいね。
Deco
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旅行記グループ 三池炭鉱専用鉄道敷跡をゆく!
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