2023/11/07 - 2023/12/15
26位(同エリア542件中)
Decoさん
この旅行記のスケジュール
2023/11/07
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【イオンタウン荒尾/有明プラザ=三池炭鉱原万田社宅跡地】
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三池炭鉱専用鉄道・旧原万田駅
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三池炭鉱専用鉄道敷跡玉名支線・大平駅跡
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三池炭鉱・大平社宅跡
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三池炭鉱専用鉄道玉名支線・宮内駅跡
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この旅行記スケジュールを元に
これまで三池炭鉱専用鉄道敷跡をたどる旅を続けてきました。
最近まで現役だった旭町支線(三井化学専用鉄道)、世界遺産にも指定されている本線跡。
実はこれ以外にも線路跡は残っています。
それは荒尾市の玉名支線。万田坑近くの原万田駅から本線と分岐し、現在のグリーンランドのあたりまで延びていました。
この周辺には広大な炭鉱の社宅が形成され、通勤用として活用されていましたが、炭鉱の縮小、車社会の到来などで、本線よりも随分前に運行は終了していました。
その玉名支線の跡を歩いて見ます。
*この旅行記は、まず2023年11月7日に歩き、その後ネットなどで古い地図を確認した上で、再度同年12月15日に歩きました。線路跡の順路に添って両方の日付の写真を使用しています。
(2024-12-05公開)
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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三池炭鉱専用鉄道玉名支線跡を歩く旅ですが、ランチから始まります。
前回、万田坑から三池港まで歩いたときに、とみた食堂で食事をしましたが、そのお隣に気になる食堂がありました(左奥にとみた食堂の看板が見えます)。
「ももちゃん」。普通のお宅の一画が食事処になったような作り。控えめな雰囲気ですが、営業中の幟が見えます。地元で愛される定食屋、三池炭鉱専用鉄道敷跡(世界遺産)のすぐ前にあります by Decoさんももちゃん グルメ・レストラン
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【ももちゃん(食事処)】
駐車場横の看板が可愛いです。 -
中はカウンター四席のみの超ミニマムなお店。以前は数種類の食事があって、月~金の営業でしたが、今は火・金の昼のみ営業。700円の日替わり定食のみのようです。
…で定食を食べましたが、小鉢が三つ付いて栄養のバランスもよく、味付きも濃すぎず美味しくいただきました。 -
穏やかで優しい女性の店主の方や、先客の方と和やかにお話しながら食事。
家庭的で心温まるお店でした。
このみかんとコーヒーはサービス。ここからもお店の雰囲気が伝わってくると思います。
先日このお店を見て、ビビビと響いてくるものがあったのです(笑)。小さいながらよくお手入れがされた外観、アットホームな感じで…駐車場横の犬のイラストも可愛いし(笑)
そのDecoの直感が、見事に大当たり! ビンゴ! 食事も美味しく、心和むお店でした。
ちなみに本日の定食、忙しくて手が込んだ料理はできなかったと、店主の方が恥ずかしそうにおっしゃいましたが、700円でこの内容、素晴らしいです。小鉢も三つ。どこが手抜きなのでしょうか!? -
店内にあった額。店主の方のお気持ちが伝わります。
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ももちゃんを後にします。最後に駐車場横の可愛い看板。後で気が付いたのですが、五匹の犬にそれぞれ名前が付いていて…実際に飼われているのでしょうか。
動物に優しい人は、人にも優しい…
ちなみに「ももちゃん」、三池炭鉱専用鉄道敷跡、それも世界遺産認定区間のすぐ前にあります。 -
さて、本日歩くのは、地図の下(南)部分。炭鉱鉄道の玉名支線が本線から分岐する原万田駅から宮内駅まで。赤の点線で囲った部分です。
玉名支線は元々、第二次大戦下に荒尾市に三井化学工業の工場が設けられたことで、昭和16年(1944)に敷かれました。原材料や製品の運搬に使用されたのでしょうか。
三池炭鉱では、大牟田市・荒尾市に大規模から小規模まで多くの社宅が建設されました。荒尾市には比較的大規模な社宅が多かったようです。その社宅に住む人々の通勤路線として玉名支線が活用されました。
そして昭和39年(1964)年には三池鉄道として一般の旅客輸送も始まります。その後車時代の到来とともに利用客は減少。通勤列車もなくなり、昭和60年(1985)に玉名支線は廃線となります。 -
【イオンタウン荒尾/有明プラザ=三池炭鉱原万田社宅跡地】
「ももちゃん」で食事をした後、JR鹿児島本線の線路を越えてイオンタウン荒尾/有明プラザに移動します。スーパーに飲食店やその他いろんな施設が入っており、広い敷地です。
ここは、かつて炭鉱の広大な社宅がありました。原万田社宅には、1800人もの人々が暮らしていたそうです。 -
敷地内のイエローハットの裏側に細い通路があります。
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原万田駅跡への階段があります。炭鉱マンたちが通勤で利用し、その家族の人々が買物などで利用していました。また、一時期は旅客鉄道としても営業していたので、炭鉱以外の近所の人々も利用していたことと思います。
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【三池炭鉱専用鉄道・旧原万田駅】
原万田駅の跡。炭鉱鉄道の本線の駅ですが、玉名支線はここから分岐していました。この写真は三池港方面(西方向)を撮影しています。 -
振り返ると万田坑方面。それでは、玉名支線の跡を探してここからスタート!
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国道208号を渡ります。左手に有明プラザが見えます。
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国道を渡ってすぐに、右手(南側)に降りるような部分があります。
ここで本線から玉名支線が分岐していたのかも知れません。 -
昔の地図と照らし合わせると、ここが線路跡のようです。
赤の線で示したように、一つ前の写真のように本線から分岐して右(南)にカーブして進んでいました。
今は本線跡から下るような感じですが、かつて玉名支線は、本線と同じく築堤が築かれてその上を走っていたそうです。今は築堤はほぼ撤去され、大きくその姿を変えているようです。 -
降りてみると、ガード下を道路が通っています。この左手から玉名支線が本線から湧分かれてきて、この道路の場所を通っていたようです。
線路下のガードは相当古いように見えますが、玉名支線廃線前からあったのでしょうか? それとも廃線になった後道路として整備され、その際に設けられたのでしょうか? -
下に降りてゆるやかなカーブの線路(築堤)跡らしき道を進みます。
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突き当りはT字路ですが、炭鉱鉄道玉名支線は、赤の矢印のように線路が伸びていたと思われます。
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T字路を右折して、そのすぐ右側の道路を南下します。
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道路を進むと線路跡は住宅街の中にはいり、迂回して南側に廻りこみます。
南側の道路より北側(本線方向)を見ると一本の道のような場所。ここは線路(築堤)跡ではないかと思います。 -
振り返って南側。この道も線路跡のようです。
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今回の探索は、大牟田市石炭産業科学館でもらったマップ(炭鉱鉄道跡の位置が大まかに示されている)をグーグルマップやヤフーマップと照らし合わせて、位置の見当をつけて歩いています。
地図を良く見ると、かつての路線跡を避けるように住宅が建っていたり、道路が走っていたりと、なんとなくわかってきます。
*探索後、今昔マップという昔と今の地図を比較できるサイトがあることを思い出し、再度確認しました。
さて、この辺りから線路跡の形跡が残っているのですが…その反対側を見るとフェンスで覆われた一画がみえます。線路跡なのかも知れません(左側の道かも知れません)。 -
その横には有働病院という大きな病院があります。緑豊かなお庭があって、公園か、文化的な施設かと思いました。
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先ほどの線路跡と思われるフェンスの向かい側の道路。この道路と左右の新しい住宅地が線路跡のようです。
玉名支線の跡は、グーグルマップなどを見ても、比較的よくわかります。それは築堤が撤去されて再開発されたことも関係しているのかも知れません。 -
道を進むと広い道路に出ます。その前には「とんかつ処とんぞう」というお店。ランチ時ですが、お客さんが多いです。口コミを見ると人気のお店のようでした。
こちらも、線路跡の敷地に建っているようです。とんかつ処 とんぞう グルメ・レストラン
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「とんかつ処とんぞう」の左側(東側)の道を進むと、アラオ・ガーデン・ヒルズという集合住宅があります。ここも線路跡のような雰囲気ですが、私有地ゆえに入るのは断念。ここから左に進み迂回します。
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ちょっと迂回して道路沿いから線路跡付近と思われる小路へ。
線路(築堤)跡の横の敷地の跡かも知れません。 -
振り返って撮影。この道を進むと、「とんかつ処とんぞう」の西側に出ます。
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その先、車道に突き当たりますが…、右側に橋脚跡。
炭鉱鉄道の跡です。恐らくは、この左手の白い建物(集合住宅)の場所には築堤があり、その上に線路があったのだと思います。 -
反対側に廻って撮影。
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ここから線路近くの道はないので、ぐるっと大廻りします。途中の古い住宅街。この住宅街の奥まで行けば、炭鉱鉄道の跡が見られるかも知れません。
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丘の上の住宅街の一画から線路跡と思われる所を撮影。赤の2本のラインで挟まれた部分が線路跡、その上野黄色い線の中には石垣跡らしきものも見えました
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同じく丘の上の住宅街の北側から撮影。先ほどの橋脚部分の北側です。
赤のライン2本で挟まれた部分が線路跡かと思われます。かつては左側の台地から橋脚が道路上をまたぎ、右に向かって築堤(線路)があったのだと思います。 -
丘の上の住宅街を下りて西へ進むとて、切通のようなコンクリートの橋脚が見えます。
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反対側から撮影。
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北側橋脚跡のそばに階段(跡)があるので上がってみます。
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鬱蒼とした藪の中になんとか人が通れるような小路。
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【三池炭鉱専用鉄道敷跡玉名支線 大平駅跡】
そこを進むと大平駅の跡です。屋根付きの待合室があったのでしょうか?
ネットにはかつての大平駅跡の写真も見られます。以前はここまで荒れておらず、ホームも良く見えてコスモスの花も咲いていましたが、今はこの状態です。 -
足元にはホームの跡。
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振り返って撮影。右側がホーム。草で覆われた左側が線路跡と思われます。
かつては駅の近くに炭鉱の大平社宅があり、1000人もの人々が住んでいたそうです。この場所も多くの人が乗降していたのでしょうか… -
西側に目をやれば、有明海に遠く雲仙が見えます。夕陽がきれいな場所でしょう。ただし、ここまで来るのはかなりのもの好き…でしょうね。
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ここで線路跡沿いから少しだけ離れます。
大平駅跡近くの橋脚付近のすぐ近くに、三池炭鉱の大平社宅跡があります。 -
【三池炭鉱 大平社宅跡地】
進むと、左右(東西)は藪になっています。 -
少し開けた場所に来ました。
左手(東側)は藪、右側は施設や駐車場など。先の方には住宅街も見えます。
大平社宅は、三池炭鉱専用鉄道玉名支線と国道208号線沿いに挟まれた長方形の敷地に道が碁盤の目のように通っていました。今もその痕跡は残っています。
現在は御覧のように藪のままだったり、住宅街になったりとその姿を変えていますが、道路は社宅時代そのままのようです。 -
さらに進むと左手には藪に挟まれた道。かつては炭鉱の社宅が立ち並んでいたようです。
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道を進むと右手に住宅街、左手には藪。
大平社宅は上述のように炭鉱鉄道と国道の間にあったということですが、この長方形の土地がすべて社宅跡だったのか、それとも半分ほどだったのか…少し調べてみましたが、わかりませんでした。
ただ、道路などから見ると、敷地全部が社宅跡だったのかも知れません。 -
さらに進むと東側にも住宅が開けています。国道に近い場所では住宅が多くなります。
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住宅街の東端。国道に近い場所です。
私の印象ですが、国道に近い南側は築年数を経た住宅が多いようで、国道側から再開発されたように見えます。 -
炭鉱鉄道跡の方へ戻ります。社宅跡の北側部分。
右の住宅街は比較的新しく、最近再開発されたようです。左手はまだ藪のままになっていました。
次の写真から橋脚付近へ戻ります。 -
大平駅跡近くの橋脚付近から、線路跡の右側(南西側)の道路を進みます。
上り坂になっています。
線路跡は先ほどの橋脚の場所からこの道のどこかに出ていたようです。 -
坂道の道路を上がると左手に電信柱と電気関係の設備のフェンス。
先ほどの橋脚からここにつながっていたようです。
三池炭鉱専用鉄道は、重い石炭を運ぶことから、切通や高架が多く起伏が少ない線路になっています。玉名支線は主に通勤路線として使用されていたようですが、起伏を少なくする工夫はされていたように思えます。 -
右側の一般道路と並走していたようです。
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振り返って撮影、中央の電信柱らしきものの右側付近が炭鉱鉄道が橋脚付近から出てくる地点です。
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道路の側溝が左から中央に向かっています。
かつては一般道路(右側)と炭鉱鉄道玉名支線(左側、白い矢印の部分)が並走しており、玉名支線廃線後に一般道路が拡張されたのだと思われます。
だから合流点のあたりから側溝が中央にあるのでしょう。 -
炭鉱鉄道跡を進むと…
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切通を抜けると、広い空間に。宮内駅跡が見えてきます。ホームの位置からして、道路の左車線が鉄道跡で間違いないように思えます。
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【宮内(くない)駅跡】
きれいな住宅街の一画。公園のような場所に宮内駅跡があります。周囲はきれいに清掃されています。先ほどの大平駅跡を見て来ただけに、ほっとします。多分地元の方々がお手入れされていると思いますが、頭が下がる思いです。 -
ホームにあがります。
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ホームの跡。
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椅子に座ってみます。こうして列車が来るのを待っていたのですね。
かつては近くに宮内社宅があり、1500人もの人々が暮らしていたそうです。 -
イチオシ
東側から撮影した駅跡。紅葉の季節は周囲も美しいのでは。
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イチオシ
こうしてみると、まだ炭鉱電車がやってきそうな気がします。
この旅行記はここで終了いたします。
この後は、この宮内駅跡から終点(グリーンランド付近)までの線路跡を辿りますが、改めて続編で公開する予定です。
付近最後まで御覧いただき、ありがとうございました。
*宮内駅跡から終点までの旅行記を公開しました。
https://4travel.jp/travelogue/11865493
「三池炭鉱専用鉄道敷跡をゆく(8) 玉名支線跡を探索 宮内駅跡~終点・平井駅跡(グリーンランド付近)」
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