2023年 バルト三国＋北欧 (22 days) =DAY 21= ～ヘルシンキ～

2023/05/08 - 2023/05/08

・4月18日：名古屋 ⇒ ソウル＋水原
・4月19日：ソウル⇒ヘルシンキ⇒タリン
・4月19日～21日：タリン
・4月21日：タリン ⇒ リガ
・4月21日～23日：リガ
・4月23日：リガ ⇒ シャウレイ
・4月24日：シャウレイ ⇒ カウナス
・4月25日：カウナス ⇒ ヴィリニュス
・4月25日～27日：ヴィリニュス
・4月27日：ヴィリニュス ⇒ ベルゲン
・4月28日：ベルゲン ⇒ ソグネフィヨルド ⇒ オスロ
・4月28日～30日：オスロ
・4月30日：オスロ ⇒ フェリー泊
・5月1日：フェリー泊 ⇒ コペンハーゲン
・5月1日～3日：コペンハーゲン
・5月3日：コペンハーゲン ⇒ マルメ ⇒ ヨーテボリ
・5月4日：ヨーテボリ ⇒ ストックホルム
・5月4日～6日：ストックホルム
・5月6日：ストックホルム ⇒ フェリー泊
・5月7日：フェリー泊 ⇒ ヘルシンキ
・5月8日：ヘルシンキ ⇒ ソウル
・5月9日：ソウル ⇒ 名古屋

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

7:30起床。
ホテルの朝食会場、フィンランドということもありマリメッコ柄のテーブルクロス。

ホテル ヘルカ ホテル

ホテルの朝食は意外とメニューが多く、サウナもあり、アアルトの家具を使っていて、見た目以上に良いホテルだと改めて知る。

8:40にチェックアウトし、4番のトラムに乗車。

9:00直前にフェリー乗場へ到着。しかし9:00出発はなく、9:20出発。

待合室に置いてあったサウナという名の雑誌。さすがフィンランド！

この旅最後の船旅。
目的地はこの旅最後の世界遺産・スオメンリンナ島だ。

路線図にも記された世界遺産の島(写真右下の円の中)。

フェリーの中には・・・

スオメンリンナ島の地図がある。
1つの島ではなく、6つの島からなる群島。

スオメンリンナ島が見えてきた。

高い塔を備えた建物が1つだけ見える。

振返ってヘルシンキの街並みを眺める。

15分後、9:35にスオメンリンナ島到着。

こちらのピンク色のインフォメーションでゲットした地図に従って南の端まで歩く。

スオメンリンナ 観光案内所 散歩・街歩き

壁面には世界遺産のロゴがある。

トンネルを抜けると・・・

・・・のんびりとした雰囲気の町並みが広がる。

フェリーから見えた高い塔を建つ建物がこちらのスオメンリンナ教会。

スオメンリンナ教会 寺院・教会

てっぺん部分が灯台も兼ねた造りになっている珍しい教会。

教会の周囲には大砲と鎖のモニュメントに囲まれている。

大砲の上の部分はライオン？

スオメンリンナ教会の説明書き。
スオメンリンナ教会は1849年に建築を開始し、1854年に完成。

こちらの教会が島唯一の教会。

要塞群の建設が始まったのは1748年。

ロシアに対する守りを固めるため、当時フィンランドを支配していたスウェーデンにより40年の歳月をかけて築かれた。

しかし1809年にロシア軍に占領され、その後100年以上ロシアの要塞として使われる。

そして1917年のロシア革命でフィンランドは独立を果たし、島はスオメンリンナ＝フィンランドの要塞と改名した。

この日は地元の子供たちが遠足で訪れていた。
遠足で世界遺産に・・・なんて羨ましい！とは言いつつも子供たちはそんなことは意識していないだろう・・・とも思う。

当時の衣装を着て案内するガイド。

当時攻撃の主力だった大砲への備えと、攻め寄せる敵軍に対し防御する際に死角ができないように造られた星形要塞であるスオメンリンナ島。

全長約8kmにおよぶ城壁で囲まれ、島全体が堅固な要塞だった。

現在もフィンランド海軍の基地が置かれている。

スオメンリンナ島の初代総督エーレンスヴァールトの墓標。

城壁部分にやってきた。

城壁の下はこのような形で歩くことができるようになっている。

とはいえ、そんなに広い空間ではなく、すぐに行き止まりになってしまう。

島内には至るところにこのような看板がある。

海沿いの部分までやってきた。

ところどころにこのような海水浴が楽しめそうなビーチもある。

海に向かって大砲がいくつも並んでいる。

弧を描くレールに沿って大砲が方向転換できるようになっている。

海沿いに一定間隔で大砲が並んでいるのがわかる。

貯水池の向こうに城塞らしい建物が確認できる。

海岸へと続く階段もあり、いろんな楽しみ方ができるようだ。

星形城塞の先端部分。更にその手前に大砲が設置されている。

更に城壁の中にも大砲が設置されており・・・

・・・通りかかる船を射撃できるようになっている。

こちらの城壁の門を抜けると・・・

・・・ちょっとした広場になっていて・・・

・・・VIKING LINEの船が通りかかるところに出くわした。

こうして見るとその大きさに圧倒される。

島内にはたくさんの鳥がいたが・・・

・・・皆同じ種類。

こちらはキングスゲートと呼ばれる島の南東にあるスウェーデン時代の王様の船着場。

キングスゲート 史跡・遺跡

第2次世界大戦中に実際に使われていた潜水艦が展示されている。

潜水艦ヴェシッコ号 文化・芸術・歴史

潜水艦ヴェシッコ号に関する説明書き。

船尾のプロペラ。

船尾から船全体を眺めると・・・

・・・水に潜るはずなのに艦の上に機関銃が設置してあった。

続いて訪れたのがこちらのドライ・ドック。

スオメンリンナ島のドライ・ドックは、現在でも稼働している世界最古の乾ドックの一つ。

1760年代にはここでスウェーデンの群島船団の船が建造されていた。

現在、このドックは古い木造船舶の修繕に使用されている。

11:20のフェリーに駆け乗り・・・

・・・スオメンリンナ島を後にする。

船を追うようにカモメがついてきた。

昨日の朝乗ってきたタリンク・シリヤラインの船を横目に見ながら本土へ戻る。

クレーンが建ち並び、まだまだ進化を続けるヘルシンキの街。

そのヘルシンキのシンボルとも言うべきヘルシンキ大聖堂。

昨日訪れたウスペンスキー大聖堂と・・・

・・・サウナ付き観覧車。

11:33に本土に到着。

船着き場から向かったのはヘルシンキ大聖堂・・・

ヘルシンキ大聖堂 寺院・教会

・・・ではなく、その西隣にあるこちらの国立図書館。

フィンランド国立図書館 建造物

入口はこちらではなく、回り込んだところにあると指示された地図。

荷物をロッカーに預け中に入ると宮殿の大広間のような空間が出迎えてくれる。

フィンランド国立図書館 建造物

目線を下に向けると本棚があり、ここが宮殿ではなく図書館だとわかる。

ドームの部分だけ見るとここが大聖堂のようにも思える。不思議な建物だ。

2階部分に上るとコリント式の柱が目の前に！

2階から見た図書館。

3階の本棚の上には四方に・・・

・・・それぞれ異なるタイプの絵が描かれている。

ドームの下の方から光が差し込み、館内は明るい。

奥の方に進むと・・・

・・・吹き抜けのホールがある。

せっかくなので最上階まで上ってみた。

上から先ほどの吹き抜けを覗いてみる。

もちろんこの吹き抜けの建物も図書館。

少しだけ下がって下から上を見上げる。

この吹き抜け部分を中心に放射線状に本棚が伸びている。

昨日訪れたヘルシンキ市立図書館が近未来的な美を感じる図書館だったが・・・

・・・ここフィンランド国立図書館は歴史的な美を感じる図書館だった。
12:05に退館。

マリメッコのお店があったので少しだけ立ち寄る。

マリメッコ (エスプラナーディ店) 専門店

このお店はアパレルだけでなく・・・

・・・キッチン用品も陳列されている。

マグカップやお皿などの食器もある。

お店の外にはピンク色の椅子が並べられていてカフェのようになっている。

12:23にカンピ礼拝堂に到着。

木目の温かみのある教会ということで、この旅の初日にも立ち寄ったが中に入ることができなかった。

カンピ礼拝堂 寺院・教会

今度こそ！と思って再び来てみたが・・・

・・・更なる告知があるまでずっと閉まっているようだ。

国会議事堂へ行くがガイドツアーはないとのこと。パンフレットだけもらい、テンペリアウキオ教会へ。

テンペリアウキオ教会 寺院・教会

教会の前で撮影していると急に鼻血が出てきて、なかなか止まらず、ホテルが近かったのでいったんホテルへ戻る。

鼻血は止まったが、テンペリアウキオ教会に行く気は失せていたので、そのまま空港へ向かう。

ヘルシンキの地下鉄に乗っていなかったので、1駅だけだがカンピ駅から乗車。

13:33中央駅に到着。

ストックホルムと違い、特にこれといった装飾は駅にはなかった。

電光掲示板で空港行きのプラットフォームを確認。

ヘルシンキ中央駅 駅

行き止まり式の駅もこれで見納め。

この旅の最初の到着時とは違う18番ホームから・・・

・・・P線で13:46出発。

車内には停車駅がいくつか先まで表示されるモニターがある。

14:19空港駅に到着。

ヘルシンキ空港駅 駅

ここのエスカレーターは無機質なのに格好良い。

コンクリート打ちっ放しの壁とエスカレーターの銀色が作り出す雰囲気が良い。

エスカレーターを上り切り、空港の外観を確認してから中へ。

ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港

北欧デザイン、ここに極まれり！な空港内部。

チェックインはスマホで昨晩済ませていたが、2月のアメリカの台湾便の時にスマホのみのチェックインで済ませ、空港で紙出しをしなかったら搭乗口の手前でトラブった経験があるので、今回は空港でも紙出ししてチェックイン。

セキュリティを抜けるのに20分かかり、抜けたところにマリメッコのショップがある。

免税店では芸者という名前のキャラメルが売られていた。

ラウンジに15:05到着。

アスパイアラウンジ (ヘルシンキ ヴァンター国際空港) 空港ラウンジ

ブロッコリーライスなるものがあった。

ラウンジを出てゲートへ向かう途中、寿司屋や・・・

トゥー タイガーズ スシ アンド ヌードルズ 和食

・・・赤提灯のお店があった。

16:45にラウンジを出てゲートへ向かう。
そういえば出国のスタンプを押してもらっていない。デジタル化が進むにつれて、スタンプ無しの国が増えていくのは少し寂しい。
すると37-60番ゲートに行くのにパスポートコントロールが必要で、ここでスタンプを押された。ラウンジの後にパスポートコントロールがあるのは初体験。少し早めにラウンジを出たので問題はなかったが、もう少し遅かったら焦っただろうな・・・。

イミグレを抜けたところに味千ラーメンもあった！

味千ラーメン (ヘルシンキ バンター空港店) 和食

味千ラーメン1杯?17.50≒2600円。

さらに進むとヘルシンキ到着時に上から見えたムーミン・カフェの前を通過。

ムーミンコーヒー カフェ

スナフキン、ミイ、ムーミンパパ、ムーミン、そしてニョロニョロも手前に見える。

ゲート前のベンチは文字通り尖ったデザイン。

17:00に49番ゲートに着くともう搭乗が終わりかけていた。

しかし空港のベンチや照明のオシャレなこと・・・

・・・と言ったらこの上ない。

紙のチケットも印刷したが、電子チケットで特に問題なく搭乗できた。

こちらが搭乗した機体。

定刻より1分早い17:29離陸。

高速道路のインターらしき場所付近に・・・

・・・2つの曲線的な建物が向かい合って建っていた。一体何の建物だろうか？

窓から見えるヘルシンキとタリンの間の群島。

夕陽を浴びてシルエット状の群島が織りなす不思議な光景が目の前に広がる。

スピルバーグ監督の最新作「フェイブルマンズ」を鑑賞。

機内食はマカロニサラダとチキンカレー。コーラに白ワインも頼んだ。
行きのフライトと同じく、マリメッコの紙ナプキンと木製のフォークとナイフ。