2023年 バルト三国＋北欧 (22 days) =DAY 15= ～コペンハーゲン郊外=part 1: ヘルシンオア～

2023/05/02 - 2023/05/02

・4月18日：名古屋 ⇒ ソウル＋水原
・4月19日：ソウル⇒ヘルシンキ⇒タリン
・4月19日～21日：タリン
・4月21日：タリン ⇒ リガ
・4月21日～23日：リガ
・4月23日：リガ ⇒ シャウレイ
・4月24日：シャウレイ ⇒ カウナス
・4月25日：カウナス ⇒ ヴィリニュス
・4月25日～27日：ヴィリニュス
・4月27日：ヴィリニュス ⇒ ベルゲン
・4月28日：ベルゲン ⇒ ソグネフィヨルド ⇒ オスロ
・4月28日～30日：オスロ
・4月30日：オスロ ⇒ フェリー泊
・5月1日：フェリー泊 ⇒ コペンハーゲン
・5月1日～3日：コペンハーゲン
・5月3日：コペンハーゲン ⇒ マルメ ⇒ ヨーテボリ
・5月4日：ヨーテボリ ⇒ ストックホルム
・5月4日～6日：ストックホルム
・5月6日：ストックホルム ⇒ フェリー泊
・5月7日：フェリー泊 ⇒ ヘルシンキ
・5月8日：ヘルシンキ ⇒ ソウル
・5月9日：ソウル ⇒ 名古屋

エリア ヘルシンオア(デンマーク)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 徒歩

7:00起床。7:15に昨晩予約した朝食へ。しかし自分以外は2組(4人＋2人)だけで、予約の必要があったのか？

品数はそこまで多くなく、今まで普通に出ていたサーモンはない・・・。

しかしこの朝食もそうだが、スマホがないと海外旅行ができない時代が近いうちにやってきそうだ。コペンハーゲン・カードなんかその典型だが、紙のカードは廃止され・・・、かといってPCを持ち歩いて、各施設の入口で見せるのは非現実的。更に事前予約制の施設も増えており、2月のロスのディズニーランドなんかはスマホがないとアトラクションの予約が対処できない(スマホがなければ何時間も並ぶ以外の選択肢がなく、まさにTime is Moneyで時間をお金で買っている感覚だ・・・)。
便利になり過ぎて、逆に不便とはこのことか!?

Imperial Hotel-NEW ホテル

8:10にホテルを出発、中央駅に向かう途中にあるホテルの上には・・・

ホテル アストリア ホテル

・・・王冠と羽根が設置されている。なんだこれ？

8:18中央駅着。

コペンハーゲン中央駅 駅

8:26発の列車に乗る。

列車は2階建て。

Nordhavnという駅を通過すると・・・

・・・デコボコな建物があった。

1分早く9:11、ヘルシンオア駅に到着。

ヘルシンオア駅は駅舎からもう豪華。

ヘルシンオア駅 駅

駅舎の前には男女ペアの像が建っている。この像はハムレットとオフェリアの銅像。シェイクスピアの作品「ハムレット」の舞台でもあるクロンボー城があるということで、この2人が駅から出迎えてくれるわけだ。

そして駅舎を出た瞬間に目的地であるクロンボー城が見える。

線路の向こうに見えてきたクロンボー城。

10時OPENで少し時間があるので、ほんの少しだけ遠回りすると家の壁に巨大船が描かれた建物が2つあった。

1つは造船所のもの。

またS字を描くように違う方向に続けて緩やかに曲が線路も撮影できた。道路では良くあるが、線路でS字を描くのは珍しい。

お城周辺の地図。五稜郭のようなお濠に囲まれている。

博物館と書かれているが建物がない！？

M/S デンマーク海事博物館 博物館・美術館・ギャラリー

・・・と思ったら、先ほど壁画で見たような造船所跡になっていて・・・

・・・地下の部分が博物館になっている。

この橋を渡るといよいよお城の敷地！

城の正門へ向かう途中、屋外に城の模型があり・・・

・・・やはり五稜郭のような城壁になっているのがわかる。

2つ目の橋を渡る。

橋を渡り切って振り返ると、昨日コペンハーゲン市内で何度か見かけた夕陽色の外壁だった。

昨日の朝、オスロからのフェリーの上からも見たクロンボー城が目の前に！

9:52にクロンボーの正門へ到着。

しかしまだ開いていないので、土手に上り、撮影をしてOPENを待った。

海岸沿いまで下りていくと1つだけ家紋？のようなものが刻まれた石がある・・・

・・・良く見ると家紋ではなく、東西南北を記したマークだった。

対岸はスウェーデンなので、スウェーデンとデンマークに挟まれた海の上を優雅にヨットでクルーズしている姿を見て、羨ましく思う。

海岸から見たクロンボー城。

クロンボー城 城・宮殿

風になびくデンマーク国旗。

お城に近づいてみると・・・

・・・大砲が何体も並んでいる。

10時を回ったのでいざ正門をくぐる！
コペンハーゲンから40分以上も電車に乗ってきたのにも関わらず、ここもコペンハーゲンカードで入場無料。その電車も無料！

防衛のためか、直線ではなくS字カーブを描く通路になっている。

2つ目の門をくぐると・・・

・・・中庭の井戸が良い雰囲気。

尖塔のてっぺんには・・・

・・・剣を手にした、風見鶏ならぬ風見騎馬像が！？

こちらの入口からいよいよ入城！

入るとすぐにこちらの看板があり、クロンボー城の600年の歴史を示している。

1629年に一度消失している。

ハムレットの舞台であり、世界遺産にも登録されているクロンボー城。もともとは1420年代に海の通行税徴収のための砦が築かれたことにその歴史は始まった。

城内の展示は部屋ごとに年代に合わせて展示品が設置されている。旗に記されている16世紀には・・・

・・・1574年から1585年にかけて、大規模な改修が実施され、1585年に増改築が終了。その頃の砦は三階建てで四方を翼廊に囲まれ、外縁部に塔を備えた現在の形に近い状態になり、この頃からクロンボーと呼ばれるようになる。

先程の壁にもあったように1629年9月、クロンボー城の大半が焼失。その後何度かの改修工事を経て、今の姿になった。

ある部屋には羽ペンのためしが気ができるコーナーがあった。

お城と名前はついているものの、昨日コペンハーゲン市内で見たローゼンボー城/離宮やクリスチャンスボー城程の豪華さはない。

扉の上にはC4＝クリスチャン4世のロゴが設置されている。クリスチャン4世は火災で焼失した城の再建を命じた王様。

寝室のベッドの横には・・・

・・・猪？の毛皮が敷かれている。ここはライオンじゃないのか？

続いて訪れこちらの部屋は・・・

・・・ダイニング・ルーム。当時は鳩も食卓に並んでいたのだろうか？

らせん階段を上り上の階へと向かう。

階段を上がるとボールルームになっている。北欧最大の広さらしい。

ボールルームの端っこには玉座がある。

玉座の背後と・・・

・・・玉座の上にはタペストリーが飾られていて、上の中央には王冠の下に3頭の獅子が描かれたデンマークの国章もある。

玉座は木製で派手な装飾はない。

ボールルームから見える中庭。四方を翼廊に囲まれているのがわかる。

続いてチャペルへ。

こちらのチャペルは1582年に設置され、1629年の大火で唯一燃えずに生き残った場所。

大聖堂ではなく、チャペルなので派手な装飾はない。といってもそもそもこのクロンボー城自体の天井が特に装飾はなく、すごく質素。

主祭壇部分は・・・

・・・絵ではなく、金色のレリーフ。

振返るとなかなかに立派なパイプオルガン。

自分が訪れた時はMONSTERなる特別展示が行われていた。

いったん中庭から外に出ると、巨大な目がある。

その目のところから中に入ると地下道になっていて・・・

・・・空間ごとにモンスターが設置されている。こちらの白いモンスターは・・・

・・・ヨーロッパの伝承上の生物バジリスク。

目が光る別のモンスター。

このへんになるとモンスターといってもポップさすら感じてしまう、笑。

タコの妖怪？

山の妖怪？

そして三角形に目・・・の例の奴もいた！

MONSTERなる特別展・・・正直いらなかったかな？

外に出ると軍服を来た人たちが大砲のところに集まっていた。

もしかして射撃が始まるのか？と思ったが、始まらなかった・・・。

続いてこちらのキャッスルへ。

2階から先ほどの大砲と軍服を来た人たちが見えた。

フレデリック5世のアパートと名のついた部屋。

大きな空間に食卓が並んでいる。

その奥は寝室になっていて・・・

・・・当時の衣装が展示されている。

暖炉の上にはオリエンタルな要素満載の陶器も置かれている。

別の寝室はかなり大きな空間。

それに対してトイレはこじんまりしている。

また別の寝室。この部屋で驚いたのが・・・

・・・寝室なのにこの絵を飾るのか？

古いタペストリーが展示された部屋もある。

最後にキャノン・タワーに上る。

タワーと言っても、独立した塔ではなく、翼廊と一体化している。

らせん階段を上る。

タワーの上は建物の屋上と一体化していて、360度の景色を楽しむことができる。

こちらは駅のある南西方向。

ヘルシンオア駅はこうしてみると本当に立派な駅舎。

東方向には・・・

・・・灯台を兼ねた塔がある。

海の方向をパノラマで撮影。

夕陽色の外壁の建物の全景が見える。

キャノンタワーの頂上には3人家族の日本人がいて、ヴィリニュスのレストラン以来、久しぶりに日本語を聞いた。

トイレのシルエットが中世を連想させる感じで面白い。

北東入口の向かいの壁にあるシェークスピアの胸像レリーフ。
中央くらいにHAMLETSという文字が見える。よく見ると2行目にはAMLETHとも書いてあり、デンマークの伝説の1つにAMLETHという王子の物語があり、その名前の最後のHを前に持ってきてHAMLET＝ハムレットにしたらしい。

再びこのS字カーブの通路を通り、11:20正門を出て、外へ。

行きとは違う道で城壁に沿って駅へと向かう。

弧を描いているのは砂浜ではなく、石浜。
その弧の先端には・・・

蛇に囲まれながらも、棍棒を手にした人間の像がある。

海越しのクロンボー城を眺める。

船上からも眺めることができるのだろうか？

線路沿いにあった何かのクレーン。

駅が見えてきた。

11:45にヘルシンオア駅到着。

ヘルシンオア駅 駅

駅舎の内部の天井は正直クロンボー城よりも装飾が綺麗。

ホームに行くと電車が既に停まっていた。

11:52の列車に乗車し、次の目的地へ向かう。

この日の中編：ヒレロズ編へ続く。
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