2023年 バルト三国＋北欧 (22 days) =DAY 10= ～ヴィリニュス⇒ベルゲン～

2023/04/27 - 2023/04/27

・4月18日：名古屋 ⇒ ソウル＋水原
・4月19日：ソウル⇒ヘルシンキ⇒タリン
・4月19日～21日：タリン
・4月21日：タリン ⇒ リガ
・4月21日～23日：リガ
・4月23日：リガ ⇒ シャウレイ
・4月24日：シャウレイ ⇒ カウナス
・4月25日：カウナス ⇒ ヴィリニュス
・4月25日～27日：ヴィリニュス
・4月27日：ヴィリニュス ⇒ ベルゲン
・4月28日：ベルゲン ⇒ ソグネフィヨルド ⇒ オスロ
・4月28日～30日：オスロ
・4月30日：オスロ ⇒ フェリー泊
・5月1日：フェリー泊 ⇒ コペンハーゲン
・5月1日～3日：コペンハーゲン
・5月3日：コペンハーゲン ⇒ マルメ ⇒ ヨーテボリ
・5月4日：ヨーテボリ ⇒ ストックホルム
・5月4日～6日：ストックホルム
・5月6日：ストックホルム ⇒ フェリー泊
・5月7日：フェリー泊 ⇒ ヘルシンキ
・5月8日：ヘルシンキ ⇒ ソウル
・5月9日：ソウル ⇒ 名古屋

エリア ベルゲン(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

3:50起床。4:10チェックアウト。4:19にバス停に到着。

夜明けの門の城壁内側に行くと、窓が開いていて・・・

夜明けの門 史跡・遺跡

・・・黒いマリアを撮影することができた。

2分前の4:32バス出発。

途中ガソスタで乗客を乗せたまま給油。長距離バスでもないのに、何て大胆な!?

4:47空港に到着。駅みたいな外観だなと思っていたら、実際駅だった・・・苦笑。

ビリニュス空港 (VNO) 空港

空港ターミナルはその奥にあり、駅舎に隠れて見えなかっただけだった。

早朝5時過ぎという時間帯にもかかわらず、ラウンジが開いていたので・・・

・・・中に入る。さすがに早朝ということもあってか？人は少ない。

サーモンサンドとクロワッサン、瓶コーク、カフェラテで朝食。クロワッサンが鬼美味い!!またラウンジ内のトイレがウォシュレット付きでポスター貼ってまで宣伝していたのに、電池切れ・・・。日本ではそんな経験したことが無く、日本の素晴らしさを改めて実感。

ターミナル内にはMANAMIという名の日本食があった。こちらのMANAMIはチェーン店のようで今回の北欧＋バルト三国の旅で何度か目にした。

A5ゲートからはボーディング・ブリッジではなくバスで飛行機まで移動。一国の首都とは言え、小さな空港。

片側2列の小型機。なのでタラップも飛行機の扉がそのまま階段になるタイプ。

人生初のスカンジナビア航空搭乗。

さすがに航空券はレシート形式ではなかった・・・。

6分遅れの6:36離陸。すぐ寝て、隣の人がトイレに行く時に起こされた。

着陸直前に海上風力発電の風車群が見えた。小国でこれだけの風車があるのに、海に囲まれた日本で進まないのはなぜだろうか？

定刻7:00コペンハーゲン空港到着。時差が1時間ある。乗換時間が1時間5分しかなかったのだが、ゲートがすぐ隣で(案内板にも徒歩1分と表示、笑)、セキュリティ・チェックもないため、余裕だった上に更に20分出発が遅れていたので、ラウンジへ。

途中スタバの自販機があった。そういえば乗換えがあったにも関わらずスカンジナビア航空(SAS)のチケットは1枚のみで、1枚に2つの便の情報が記載されていた。これはSASだけなのか、最近のエコ事情なのか？

LEGO本社のあるデンマークということで空港内にもLEGOショップがあった。

ラウンジ到着。しかしコペンハーゲンの空港はオシャレだった。緑もあったり、ちょっとしたショッピング・モールのようだった。

アスパイア ラウンジ (コペンハーゲン カストラップ空港) 空港ラウンジ

先ほどのヴィリニュス空港のラウンジよりは大きいが、ご飯の種類は少ない。

飛行機がゲートに近づいてきて・・・

カストルップ国際空港 (CPH) 空港

・・・生まれて初めてボーディング・ブリッジが飛行機の扉に接続される瞬間を見た。これだけたくさん飛行機に乗っていながら、こんな新鮮な気持ちで飛行機を眺められるとは・・・少し感動！

7分遅れの8:32離陸。機内食はなく、コーヒーを飲んだ。

ベルゲン到着直前に見えた入り組んだ湾。

16分遅れ(もともとの予定からは36分遅れの10:01にベルゲン到着。

トイレのマークが男女ともにお漏らししそうな感じでシャレが効いている。これが本当のオシャレか、笑？

ベルゲン空港 (BGO) 空港

ベルゲン空港の外に出ると雹が降っている!?ライトレールの券売機ではSingle Ticketしか買えず、24時間チケットが買えない。

いったん空港内に戻り、WiFi経由でネットにつないでアプリをダウンロード。しかしVISAを受け付けず、マスターカードで何とか買えた。

そんなこんなで30分近くロスし、10:54ライトレールに乗車。
途中晴れたり、雨になったり、雹になったりしながら、11:40に終点となる中心街へ到着。

11:45ホテルに到着し、荷物を預けて街歩きへ出発。ホテルに入る前は雨だったが、出ると青空。街はなんか素敵な雰囲気。

こちらの建物はホテルの部屋からも見える国立劇場。

正面上部には両手に歌劇で使われる仮面を持った女性の像が3人の音楽家と思われる男性像と一緒に立っている。

そして湾を挟んた対岸に世界遺産・ブリッゲンが見える港に到着。パノラマで撮影。

その対岸に向かう。こちらの建物は・・・

・・・ハンザ同盟の盟主だったドイツのリューベックとここベルゲンの紋章が外壁に掲げられている。

そして世界遺産であるブリッゲン地区に到着！

ブリッゲン 旧市街・古い町並み

木造家屋が規則正しく連なるこのブリッゲン。

中世の時代にハンザ同盟の商人たちが倉庫として使っていた建物群。

いくつかの建物の海に面した側にはこのような人形が設置されている。航海の無事を祈って天使や神を設置しているのか？と思ったが・・・

・・・そうでもないらしい、笑。

ブリッゲンに到着すると同時に再び雨。RasissonBluホテルで一休み。15分ほどして外へ出ると雨が止んでいたので、ローセンクランツの塔とホーコン王の館を見に北上。

ローセンクランツの塔 建造物

North Sea Giantという名のバカデカイ船？が停泊していて、そっちの方が驚いた。

北極海の砕氷船だろうか？とてつもなく巨大な機械が備え付けられていた。

こちらはローセンクランツの塔とホーコン王の館の北に面する公園にあるホーコン7世の像。れっきとしたノルウェー国王だった人物だが、船長のような服装をしている。

そのホーコン王の像から先ほどのNorth Sea Giantが見える。

木の向こうに見える建物がホーコン王の館で、1247～1261年にかけて建てられた。

ホーコン王の館 建造物

ここで言うホーコン王というのは先ほどの7世ではなく、ホーコン4世のことで、ノルウェー王国の最盛期を築いた時代の王。

ホーコン王の館に隣接した白い建物、何かはわかりません。

港には帆船も停泊している。

再びブリッゲン地区に戻ってきた。

ブリッゲン 旧市街・古い町並み

やはり曇り空よりも青空の方が映えますね！

正直、現地に来るまでは残念な世界遺産かな？と思っていたが凄く良い雰囲気の世界遺産。ZARDのPVに使われていても可笑しくないレベルの凄く素敵な場所！

ブリッゲン地区の北にこちらの大きな教会がある。

2つ塔を持つかなり大きな教会。

マリア教会 寺院・教会

こちらの白い外壁の建物は・・・

・・・1666年築のブリッゲン最古の建物。

ブリッゲンの裏手にある広場の中央には井戸があり・・・

・・・その井戸にはオーラヴ5世王の紋章がある。

木造の建物ということ以上に外壁のカラーリングが絶妙なブリッゲン。

そして木造建築が密集している感じも趣があって良い。

ただしその密集度合いが高すぎて過去に何度も火災で焼け落ちている。

密集した建物は基本的に2階建て以上になっていて、必ず階段がついている。

そんな密集した木造建築群の中に少しだけ開けた場所があり、そこに1つだけポツンと建つ1階建ての建物があった。建物の中心部分に梯子があるという変わった外観をしている。

UNESCOの世界遺産の記念碑には複数言語で「世界遺産ブリッゲンへようこそ」と書かれている。

ブリッゲンをあとにして魚市場へやってきた。奥にある建物は工事中。

魚市場 市場

午後の時間帯だったが閉じている店はなく、活気がある。

サーモンのお寿司が人気になったその発祥地であるノルウェー。

フィヨルドに面した海で取れるシーフードはどれも美味しそう。

蟹も生きたまま水槽に入れられているので新鮮そのものだろう。

ちょっと恐怖を感じる・・・こちらの干物の魚。

サーモンやシュリンプのサンドウィッチも美味しそう。

しかし高すぎて何も買えない・・・。ホタテくらい食べたかったが、ホタテも含めてバカ高い。ちなみにサンドウィッチがNOK189≒2400円、パスタがNOK265≒3400円という価格帯。外にあるケータリングカーでさえ、ホットドッグがNOK140≒1800円～というふざけた値段。

まだまだ旅は続くので、ここはセーブ。

魚市場を後にして大聖堂へと向かう。

ベルゲン大聖堂に到着。しかし中に入れない。

木造の世界遺産がある町の市庁舎はコンクリート造りの近代的な外観。

15:50ライトレールに乗り、16:09にFantoftで下車。

MAPS.MEアプリで確認しながら目的地を目指す。

途中、この建物を見て百目をなぜか連想してしまった・・・。

ところどころにこのStavkirkeという看板がある。

アスファルトの道から突然森の中に迷い込む。

苔むした森がとても幻想的。

そしてトラムの駅から15分程歩くとファントフト・スターヴ教会へ到着。苔むした森の中に突然黒い教会が現れるインパクトはとても大きい。

ファントフト スターブ教会 寺院・教会

スターヴ教会とは、かつてヨーロッパ北部に多く存在したが、現在ではほとんどが石造りの近代的な教会に建替えられ、最盛期には1000以上あったノルウェー国内でも、わずかに28棟を残すのみとなった木造教会のこと。

なぜ黒い外観をしているのか？というと、腐食を防ぐ為にタールが塗られているため。

風見鶏も真っ黒。

こちらのファントフト・スターヴ教会はもともと別の場所にあったものを移築したもの。

1992年6月6日、ファントフト・スターヴ教会は放火により一度は焼失してしまう。

しかし1997年5月に再建し、現在に至っている。

教会の屋根に取り付けられた火を吹く竜をかたどった竜頭は、もともと"異教"であったキリスト教に対する"魔除け"の意味を持つらしい。

15分程撮影して、帰路に就いたらまた雨が降り出した・・・。

17:42にホテルへ戻り、チェックイン。

クラリオン コレクション ホテル オレアナ ホテル

紫を基調にした室内。

バスタブはなくレイン・シャワーのみ。

部屋からは先ほどの国立劇場が見える。ストックホルムのホテルを予約し、18:40出発。

廊下の月当たりにも紫を基調にしたイラストが描かれている。

階段の踊り場には少し過激な、バイオリンを持った女性がいた！？

近くのスーパーで水を買う。水はそこまでだが、コーラとか鬼高い!!500mlがNOK36≒460円くらい。

夕陽が沈みかける直前のブリッゲン地区。

先ほど訪れた時に残念だったのが工事中の建物の外壁が覆われていたこと。仕方ないといえば仕方ないのだが・・・。

近くでは気づかなかったがこうしてみると奥に行くにつれて少しずつ高さが高くなっていくような造りになっている。

目線を右の方に移すと、先ほど訪れたハンザ同盟の紋章がある石造りのビルもある。そして写真右上にズームすると・・・

・・・フロイエン山に登るケーブルカーが見えた。

夕陽を浴びるブリッゲンの撮影を終え、20:00にマック。

マックの入口前には謎の女性の像があった。

ビックマックセットがNOK118≒1500円！
日本の倍！？

自分はフィレオフィッシュに野菜の入ったチキンサルサを注文した。それでNOK141≒1800円。

20:30、フロイエン山のケーブルカーにギリギリ駆け込んだ。

フロイエン山とケーブルカー 山・渓谷

ケーブルカーの屋根はガラス張り。

頂上に着くと再び雹が!?すぐに止み、晴れてきた。

フロイエン山とケーブルカー 山・渓谷

しかし、絶景!!

夕陽が海面を照らしできた光の道の上に丁度船が通りかかる。

手前には先ほど間近で見てその大きさに圧倒されたNorth Sea Giantも見える。

逆光を利用してシルエット状態にすると海面の潮流？も上手く映り込む。

本当に素晴らしい景色で、何度も何度もシャッターを切る。

パノラマでも撮影、その1：シルエットバージョン。

パノラマでも撮影、その2：街並みバージョン。

何度も言うが、本当に素敵な景色です。

せっかくなので山頂を散策。こちらの建物はレストラン。営業していなかったが・・・。

奥の方に行くと・・・

・・・ヤギがいた。しかも柵とかはなく放し飼いの状態。

こちらの建物は・・・

・・・おそらくコテージ？にしても凄い造りだ。

子供が遊べるスペースもあった。

そして空港で見たのと同じようなトイレのマーク。
もしかして、これがノルウェーの標準なのだろうか？

そしてトロールの人形もある。
トロールは北欧の国、特にノルウェーの伝承に登場する妖精のことだが、日本人の感覚からすると妖精には見えない・・・。

レストランの前から見た夕陽もとても美しい。

ケーブルカー型の看板には・・・

・・・世界各国の都市までの距離が記されていて、その中には東京もあるのだが、ウクライナの首都キーウだけは国旗の色にカラーリングされており、ロシアのウクライナ侵攻に対するバルト三国の支援の熱さを引き続き、ここノルウェーでも見ることができた。

そして空には綺麗な半月が確認できる。

そしてここから先は夕陽の創り出す幻想的なサンセット・ショー！

写真で見ても眩しく感じる気がする夕陽。

いよいよ地平線に太陽沈み始めた・・・。

North Sea Giantも逆光ではなくなり、その全景が綺麗に確認できる。よくこの重心で沈まないものだと感心させられる。水中ではどのような形になっているのだろうか？

沈みゆく夕陽に向かって航行する船。

地平線(水平線か？)近くの太陽の端っこが反射して見えた。

半分以上沈むと反射部分がなくなった。

最後の最後の輝きを放ち・・・

・・・21:32に日が完全に沈んだ。

沈んだ直後のベルゲンの街並み。

日が完全に没し、大半の人が帰っていく。

ベルゲンの町に少しずつ灯りが灯り始める。

ズームしてみても綺麗なものは綺麗だ。

カメラを少し左に振ってみる。

しかし空が真っ暗になることなく、22時を過ぎたため、22:30のケーブルカーに乗って下山。

ケーブルカーのチケットはバルト三国と違ってレシートではなく厚紙だった。

ケーブルカー乗場には山の上にも麓にもこのような愛らしい絵が描かれていた。

麓の夜景をしばらく撮影。

ブリッゲンも反対岸から撮影。

フロイエン山のケーブルカーのところだけライトアップされている。

ブリッゲンもズームアップして撮影。

国立劇場はウクライナカラーにライトアップされていた。

23時にホテルに戻り、仕事でアメリカのパートナーと1時間近くLINEしたりで、26時就寝。