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「日本のウイスキーの父」と呼ばれるニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝が、第一の蒸溜所建設の地として選んだのが北海道の余市です。日本のスコットランドと称される、冷涼湿潤な気候と豊かな自然の中、創業時と変わらない伝統の技を今に受け継ぎ、重厚で力強いモルトウイスキーをつくり続けています。<br /><br />令和4年(2022)には、キルン塔(乾燥塔)をはじめとする複数の施設が、日本のウイスキー産業発展におけるかけがえのない歴史的資産として認められ、国の重要文化財に指定されています。無料ガイドツアー(要予約)では、製造工程に沿って余市蒸溜所の施設を回り、最後に無料のテイスティングが楽しめます。

全国旅行支援で道南の旅・・ニッカウヰスキー余市蒸溜所を訪ねます。

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2023/07/05 - 2023/07/05

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旅行記グループ 続全国旅行支援

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YAMAJI

YAMAJIさん

「日本のウイスキーの父」と呼ばれるニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝が、第一の蒸溜所建設の地として選んだのが北海道の余市です。日本のスコットランドと称される、冷涼湿潤な気候と豊かな自然の中、創業時と変わらない伝統の技を今に受け継ぎ、重厚で力強いモルトウイスキーをつくり続けています。

令和4年(2022)には、キルン塔(乾燥塔)をはじめとする複数の施設が、日本のウイスキー産業発展におけるかけがえのない歴史的資産として認められ、国の重要文化財に指定されています。無料ガイドツアー(要予約)では、製造工程に沿って余市蒸溜所の施設を回り、最後に無料のテイスティングが楽しめます。

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  • ニッカウヰスキー余市蒸溜所の正門と事務所棟です。<br />無料ガイドツアーに参加しました。9時30分スタートの回を予約してあります。ツアーの15分前には正門で受付を済ませます。

    ニッカウヰスキー余市蒸溜所の正門と事務所棟です。
    無料ガイドツアーに参加しました。9時30分スタートの回を予約してあります。ツアーの15分前には正門で受付を済ませます。

  • 余市蒸溜所MAPです。<br />無料ガイドツアーは約70分かけて、工場見学と無料試飲を楽しみます。

    余市蒸溜所MAPです。
    無料ガイドツアーは約70分かけて、工場見学と無料試飲を楽しみます。

  • ビジターセンターを見学しながら、スタート時間を待ちます。<br />

    ビジターセンターを見学しながら、スタート時間を待ちます。

  • 余市蒸溜所の紹介映像が流れ、ウイスキーの製造工程が展示されています。<br />昭和9年(1934)に「大日本果汁株式会社」として創立、昭和15年(1940)に念願の第1号ウイスキーを出荷、社名を「ニッカウヰスキー」に変更しています。

    余市蒸溜所の紹介映像が流れ、ウイスキーの製造工程が展示されています。
    昭和9年(1934)に「大日本果汁株式会社」として創立、昭和15年(1940)に念願の第1号ウイスキーを出荷、社名を「ニッカウヰスキー」に変更しています。

  • 乾燥塔(キルン塔、重要文化財)です。<br />発芽した大麦をピートでいぶしながら乾燥させ、麦芽をつくる施設です。現在は使われていませんが、2棟のキルン塔は余市蒸溜所のシンボルです。

    乾燥塔(キルン塔、重要文化財)です。
    発芽した大麦をピートでいぶしながら乾燥させ、麦芽をつくる施設です。現在は使われていませんが、2棟のキルン塔は余市蒸溜所のシンボルです。

  • ピート(泥炭・草炭)です。<br />ウイスキーの独特の香りを決めるのがピート(泥炭)です。

    ピート(泥炭・草炭)です。
    ウイスキーの独特の香りを決めるのがピート(泥炭)です。

  • 粉砕・糖化棟です。<br />麦芽を粉砕し、マッシュタンと呼ばれる糖化槽で麦汁をつくる施設です。粉砕麦芽に温水を加えて攪拌、酵素のはたらきによりでんぷんが糖分に変わり甘い麦汁ができあがります。

    粉砕・糖化棟です。
    麦芽を粉砕し、マッシュタンと呼ばれる糖化槽で麦汁をつくる施設です。粉砕麦芽に温水を加えて攪拌、酵素のはたらきによりでんぷんが糖分に変わり甘い麦汁ができあがります。

  • 麦芽の粉砕・圧縮機です。

    麦芽の粉砕・圧縮機です。

  • 醗酵棟です。<br />麦汁に酵母を加えて醗酵工程に入ります。酵母が麦汁の糖分をアルコールと炭酸ガスに分解し、もろみができます。もろみは地下のパイプを通って蒸溜棟に送られます。

    醗酵棟です。
    麦汁に酵母を加えて醗酵工程に入ります。酵母が麦汁の糖分をアルコールと炭酸ガスに分解し、もろみができます。もろみは地下のパイプを通って蒸溜棟に送られます。

  • 醗酵タンクです。

    醗酵タンクです。

  • 蒸溜棟(重要文化財)です。<br />もろみをポットスチルと呼ばれる単式蒸溜器で2回蒸溜します。余市蒸溜所では伝統的な石炭直火蒸溜により、力強く重厚なモルトウイスキーがつくられます。

    蒸溜棟(重要文化財)です。
    もろみをポットスチルと呼ばれる単式蒸溜器で2回蒸溜します。余市蒸溜所では伝統的な石炭直火蒸溜により、力強く重厚なモルトウイスキーがつくられます。

  • ポットスチール(蒸溜器)が並んでいます。<br />ポットスチルにしめ縄が巻いてあるのは、政孝の実家の造り酒屋にならい「良いウイスキーができるよう」と願いを込めたものです。

    ポットスチール(蒸溜器)が並んでいます。
    ポットスチルにしめ縄が巻いてあるのは、政孝の実家の造り酒屋にならい「良いウイスキーができるよう」と願いを込めたものです。

  • 石炭をくべる所を見られました!!<br />余市蒸溜所は世界中でただ一つ、石炭直火蒸溜を残した蒸溜所です。

    石炭をくべる所を見られました!!
    余市蒸溜所は世界中でただ一つ、石炭直火蒸溜を残した蒸溜所です。

  • 奥から3番目にある小さい蒸留器は、創業当時の昭和11年(1936)から使われている蒸溜器です。

    奥から3番目にある小さい蒸留器は、創業当時の昭和11年(1936)から使われている蒸溜器です。

  • 旧事務所(重要文化財)です。<br />創業者・竹鶴政孝の執務室として、昭和9年(1934)に建てられています。ニッカウヰスキーの原点となったこの旧事務所は、余市蒸溜所の発展を示す文化的資産として今も大切に保存されています。

    旧事務所(重要文化財)です。
    創業者・竹鶴政孝の執務室として、昭和9年(1934)に建てられています。ニッカウヰスキーの原点となったこの旧事務所は、余市蒸溜所の発展を示す文化的資産として今も大切に保存されています。

  • 旧事務所の中です。

    旧事務所の中です。

  • リタハウス(旧研究室、重要文化財)です。<br />創業前の昭和6年(1931)に建てられた施設で、昭和59年(1984)までの約50年間、ニッカウヰスキーの研究室として使用されていました。

    リタハウス(旧研究室、重要文化財)です。
    創業前の昭和6年(1931)に建てられた施設で、昭和59年(1984)までの約50年間、ニッカウヰスキーの研究室として使用されていました。

  • 余市蒸溜所は「平成14年度緑化優良工場」として、経済産業大臣から表彰を受けています。<br />現在の全敷地における緑化率は37%になっています。

    余市蒸溜所は「平成14年度緑化優良工場」として、経済産業大臣から表彰を受けています。
    現在の全敷地における緑化率は37%になっています。

  • イチイ(オンコ)です。

    イチイ(オンコ)です。

  • ニオイヒバです。

    ニオイヒバです。

  • ハマナスです。

    ハマナスです。

  • ハマナスの花です。

    ハマナスの花です。

  • 竹鶴政孝の銅像です。<br />レンゲツツジが満開でした。

    竹鶴政孝の銅像です。
    レンゲツツジが満開でした。

  • 竹鶴政孝(1894~1979)は、ニッカウィスキーの創業者で日本のウイスキーの父と呼ばれています。

    竹鶴政孝(1894~1979)は、ニッカウィスキーの創業者で日本のウイスキーの父と呼ばれています。

  • 旧竹鶴邸です。<br />竹鶴政孝がリタ夫人と暮らした余市町の郊外山田町の住居を、平成14年(2002)に移築しました。和洋折衷のスタイルは夫妻の生活様式を反映しています。

    旧竹鶴邸です。
    竹鶴政孝がリタ夫人と暮らした余市町の郊外山田町の住居を、平成14年(2002)に移築しました。和洋折衷のスタイルは夫妻の生活様式を反映しています。

  • 玄関ホールまでは見学出来ます。

    玄関ホールまでは見学出来ます。

  • 旧竹鶴邸の模型です。

    旧竹鶴邸の模型です。

  • 一号貯蔵庫(重要文化財)です。<br />創業時に建てられたこの貯蔵庫のある場所は、元は余市川の中洲でした。床は土のままで適度な湿度が保てるよう、また、外壁は石づくりで夏でも冷気が保てるように設計されています。

    一号貯蔵庫(重要文化財)です。
    創業時に建てられたこの貯蔵庫のある場所は、元は余市川の中洲でした。床は土のままで適度な湿度が保てるよう、また、外壁は石づくりで夏でも冷気が保てるように設計されています。

  • ここで数年~数十年かけて熟成させることで原酒が琥珀色に色付き、口当たりや香り、味わいに深みが増していきます。

    ここで数年~数十年かけて熟成させることで原酒が琥珀色に色付き、口当たりや香り、味わいに深みが増していきます。

  • 樽の材質は、ホワイトオークが主流です。<br />樹齢80年を超えるミズナラの木樽も使用しているようです。

    樽の材質は、ホワイトオークが主流です。
    樹齢80年を超えるミズナラの木樽も使用しているようです。

  • 製造工程図とツアーガイドさんです。

    製造工程図とツアーガイドさんです。

  • レストラン・ショップ・テイスティングホールです。

    レストラン・ショップ・テイスティングホールです。

  • ラベンダーが満開です。<br />良い香りがします!!

    ラベンダーが満開です。
    良い香りがします!!

  • テイスティングホールです。<br />ガイドツアーで製造工程を見学後、シングルモルト余市などを無料で試飲出来ます。ソフトドリンクも用意されています。

    テイスティングホールです。
    ガイドツアーで製造工程を見学後、シングルモルト余市などを無料で試飲出来ます。ソフトドリンクも用意されています。

  • 本日の試飲は、余市とスーパーニッカ、アップルワインです。

    本日の試飲は、余市とスーパーニッカ、アップルワインです。

  • 試飲用のグラスです。

    試飲用のグラスです。

  • 世界最高峰のシングルモルト「余市」、妻リタに捧げた「スーパーニッカ」、昭和13年から愛かれている「アップルワイン」です。

    世界最高峰のシングルモルト「余市」、妻リタに捧げた「スーパーニッカ」、昭和13年から愛かれている「アップルワイン」です。

  • テイスティングを楽しんでいます。

    テイスティングを楽しんでいます。

  • 面影のウイスキーも並んでいます。<br />最上段の中央が、昭和15年(1940)に発売された「Rare Old NIKKA WHISKY」(ニッカ第1号ウイスキー)です。最上段に並ぶ、「余市1986」や「余市1987」は、発売時の価格は約2万円くらいでしたが、現在40万円~100万円で取引されています??

    面影のウイスキーも並んでいます。
    最上段の中央が、昭和15年(1940)に発売された「Rare Old NIKKA WHISKY」(ニッカ第1号ウイスキー)です。最上段に並ぶ、「余市1986」や「余市1987」は、発売時の価格は約2万円くらいでしたが、現在40万円~100万円で取引されています??

  • ショップです。<br />蒸溜所限定のウイスキーやグッズ、ウイスキーを使ったお菓子などが並んでいます。「余市と竹鶴」の小瓶、おつまみ2種類を、お土産用に購入しました。

    ショップです。
    蒸溜所限定のウイスキーやグッズ、ウイスキーを使ったお菓子などが並んでいます。「余市と竹鶴」の小瓶、おつまみ2種類を、お土産用に購入しました。

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