全国旅行支援で東北慰霊の旅・・高田松原津波復興祈念公園を訪ねます。

2023/09/19 - 2023/09/19

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、岩手県にも甚大な被害をもたらしました。岩手県では最大震度6弱の揺れを観測、その後襲来した津波は最大約40m（遡上高）にも達しました。東日本大震災による岩手県の犠牲者は、5,785人（2022年3月現在、行方不明者を含）にも及んでいます。

「高田松原津波復興祈念公園」は、東日本大震災による犠牲者への追悼と鎮魂・震災の記憶と教訓を後世へ伝えると共に、国内外に向けて復興に対する強い意志を発信するため、国と岩手県・陸前高田市が連携して整備した、追悼と復興を象徴する公園です。その中心に国営追悼・祈念施設を設置しています。

震災遺構として、奇跡の一本松（高田松原約7万本の松の中で唯一残った復興のシンボル）、陸前高田ユースホステル（建物は半壊・水没しており津波の威力を後世に伝えています）、タピック45（旧道の駅高田松原、14.5mの津波に襲われました）、気仙中学校、下宿定住促進住宅が保存されています。

エリア 陸前高田・住田(岩手)

高田松原津波復興祈念公園マップです。
東日本大震災の国営追悼・祈念施設です。令和3年4月に全園開園しています。

東日本大震災津波伝承館です。
「大屋根のファサード（白い一本のライン）」のパネルには、東日本大震災の被災者の数18,434個の間接照明が配置されており、夜間にはその燈が灯ります。

「トップライトと水景施設」です。
復興の軸と祈りの軸が交わるポイントです。

津波伝承館のエントランスです。
入館料は無料です。

ゾーン１の、「津波災害の歴史をひもとく」コーナーです。

ゾーン２の「事実を知る」コーナーです。
被災した消防車両が展示されています。

ガイダンスシアターです。

ゾーン３の、「教訓を学ぶ」コーナーです。

「祈りの軸」です。
津波の襲来した広田湾と、津波の遡上した気仙川上流方向を結ぶ、象徴的な軸線を示しています。

「献花の場」です。
祈りの軸と、奇跡の一本松・タピック45を結ぶ交点に位置しています。

左右に芝生の「追悼広場」広がっています。

川原川に架かる橋部分です。

川原川です。
気仙川と古川沼を繋いでいます。

第二線堤へ上る階段です。
防潮堤の高さは12.5mあります。

「海を望む場」です。
東日本大震災による岩手県の犠牲者は、5,785人（2022年3月現在、行方不明者を含）です。東日本大震災による犠牲者への、追悼と鎮魂の祈りを捧げてきました！！

献花台の先には、再生が進む名勝高田松原、そして津波が襲来した広田湾が広がっています。

振り返ると、祈りの軸（写真中央の縦軸）と復興の軸（写真上の横軸）の全景が確認できます。

ここから震災遺構を回ります。

「震災遺構 奇跡の一本松と陸前高田ユースホステル」です。
奇跡の一本松は、高田松原7万本のうち唯一残った復興のシンボルでした。

「震災遺構 陸前高田ユースホステル」です。

やなせたかし画「ヒョロ松君」のモザイクタイルです。

「復興の軸」を歩いて旧道の駅タピック45へ。
復興の軸は、震災の脅威を伝えるタピック45、県の津波伝承館、市の地域振興施設を繋いだラインです。

「震災遺構 旧道の駅タピック45」です。

写真中央右に「道の駅 高田松原 TAPIC45」の文字がまだ鮮やかに残り、左下の中央に「津波がここまで T.P.14.5m 2011.3.11 東日本大震災」のプレートが貼られています。

照明塔の残骸が残されていました。

旧道の駅タピック45の裏側を見ています。