2023/06/02 - 2023/06/04
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レイジーさん
この旅行記のスケジュール
2023/06/04
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2023JGC修行の28~29レグの北陸旅。後編は2日目夜と3日目。前編でも少し触れた富山県小矢部「津沢夜高あんどん祭」と、氷見「雨晴海岸」のサイクリングを中心として記します
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JALグループ JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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今回の旅行記は前後編。前編では「津沢夜高あんどん祭」の1日目と
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金沢の「金沢百万石まつり」を楽しみました。人が多すぎて疲れはしましたが・・後編の旅行記はこの金沢百万石まつり以降になります
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百万石行列を見終え、石動駅から小矢部市のシンボルであるクロスランドタワーと月、田畑を背に宿に帰ります
クロスランドタワー 名所・史跡
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夕日に映える散居村。全国にある散居の中でも砺波平野の散居村は有名。散居村とは広大な耕地の中に民家(孤立荘宅)が散らばって点在する集落形態のことです。要は家の周りは全て自分の田(畑)で、そういった形式の家々が点在する場所のこと
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宿に荷物を置き、昨日に引き続きあんどん広場に来ました。ここは「津沢あんどんふれあい会館」。祭り期間以外は祭りのPRも担っています。消防の分所を改装してコスト圧縮を図った施設
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施設内には源平倶利伽羅合戦で活躍した「火牛」をご先祖に持つ、小矢部市シンボルキャラクター「メルギューくん」と彼女の「メルモモちゃん」行燈も。でもあんたらのご先祖は平家の兵士と一緒に崖下に落っこちたんやで
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石動駅の観光案内所でいただいたマンホールカードもこの図柄
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行燈(あんどん)各部の名称。先端の三つ俵で相手の吊り物などを破壊するのが喧嘩あんどんの「突き合わせ」の醍醐味
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行燈の芯材は竹。それに和紙を張り付けています。青森のねぶたで使われる針金のように自由に折り曲げたりはできないとはいえ、自然素材由来の素朴な素材を使って十分な造形を見せています
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喧嘩あんどんの試合は「突き合わせ」といい、台棒の先に据え付けられた三つ俵で相手の吊りもの等を破壊します
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喧嘩といっても人同士ではなく、あくまで行燈同士の喧嘩です
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とはいっても初日には人同士でエキサイティングする場面もありはしましたが
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台棒が上になるか下になるかで攻防が決まり、下になった行燈(防御側)は相手の台棒を下げられないように突き上げ、上になった行燈(攻撃側)は突き上げを上回る力で台棒を振り下げて相手の吊り物などを破壊します
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これを交互に繰り返し15分ほどで行燈を入れ替えて祭りは進行します
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吊り物を破壊されても幾つも予備を制作しているので、次の取り組みには概ね完全体で戻ってきます。このバリエーションがまた趣向が凝らされていて面白い
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行燈に乗っている指示役が作戦を指示し、皆それに従って動きます
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祭りの名前にもなっている「夜高」とは「夜高くかかげるもの」という意味で、江戸時代に勧請した伊勢神宮の御分霊が町に着く前に日が暮れてしまい、町の人々が行燈を手にして迎えに出たことに由来しています
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突き合わせは非常に激しいですが昔は今のような試合形式ではなく、町中を各行燈が引き回し、エンカウントした行燈同士がその場で喧嘩をするという形だったそう
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津沢には昔は鉄道もあったものの、今は駅からも遠く(ICは近くにあり)不便な地理にあることもあり
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加越能鉄道加越線が廃止され、資金難や人材流出により津沢の夜高は途絶えてしまいました
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ですが津沢夜高あんどん保存会が設立され、祭りが復活
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復活した時には「あんどんがまたできるゆうて、興奮して夜も眠れなんだ。」という当時を偲ぶ古老もいたとか
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電線がない時代には11mにも達する行燈もあったらしいです
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金曜は雨ということもあり、全然観客がいませんでしたが
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土曜はかなり人がいました
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それでも地元の人がメインで観光客はさほど多くないのではないかと推測されます
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今年の夜高は4年ぶりの本来の形での開催
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こんな素晴らしい祭りをもっと多くの人に見てもらいたい
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という気持ちもありますが、観光化せずにこのまま地域の祭りとして続いていってほしいという感想を持ちました
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ただ、津沢の夜高祭りは最高にエキサイティングで、クールで、永遠に残してほしい祭りであると思いました
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本当にお勧めです
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片側がダルマの吊物を出せば
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突き合いの相手もダルマを出してきます。こういう趣向は大好き
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どこかで見たような半液体生物が・・・
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でも半壊
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よくわからない吊物のあんどんに潰され
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そして全壊
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静止画だと伝わりにくいですが、祭りの熱気は半端なく、見ているだけのこっちまで活力を分けてもらっている感じがします
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そして楽しい祭りも終わりに近づき、0時近くになりまして
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シャンシャンと呼ばれる手打ちの儀式で締めくくられ、祭りは終わります。ヨイヤサー
津沢夜高あんどん祭 祭り・イベント
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昼も夜も祭り。最高の一日になりました。ほぼ満月に見送られ宿に帰って就寝
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翌日。宿をチェックアウトし、少し歩いて藪波バス停から石動駅に向かいます。時刻表の通りであれば高岡方面の電車に間に合うのですが、バスが遅れて間に合わず。交通量は明治時代並みに少ないとは思うのですが、まあ、よくあること
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次の電車まで待つと1時間弱。いっそのこと金沢に行くか・・などと別のプランを練ったりもしましたが、今日は快晴。であればやっぱり雨晴海岸に行くしかないと思いなおし電車を待ちました。写真はバスに乗った薮波バス停近くの薮波神社。銅葺きの鳥居が素晴らしい
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観光可能な時間が短くなりましたが、高岡から氷見線で氷見を目指します
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氷見駅に到着、駅の観光案内所で氷見市観光協会からレンタサイクルを借りることもできますが
氷見駅 駅
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100円バスで移動して氷見市漁業文化交流センターでレンタサイクルを借ります。ここではレンタサイクルと温泉のセットキャンペーンをやっています
氷見市漁業文化交流センター 美術館・博物館
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温泉はいくつか選べますが、道の駅にある総湯にしようと最初から決めていました。総湯は入湯料700円なのでレンタサイクルは実質100円。最高!観光協会ではママチャリやアシストなのですが、ここではクロスバイクが借りられます。ジャイアント
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なんか氷見を象徴しているような光景。一路雨晴海岸へサイクリングを楽しみます
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立山連峰は少し見える程度でしたが、残雪なども確認できるほどには視認できました
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自転車の調子も良好
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JR雨晴駅を通り過ぎて約400m
雨晴駅 駅
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雨晴海岸に到着しました
能登半島国定公園雨晴海岸 公園・植物園
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パノラマで撮影
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道の駅と海岸をつなぐ踏切の脇にある義経社。このすぐ下に源義経が奥州に落ちのびるとき、にわか雨にあった際に雨宿りしたという伝承のある義経岩があります
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この周辺では多くの撮り鉄の方々がいらっしゃいました
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道の駅に来ました。外は暑い。酒飲みたい。海を見つつ宇奈月ビールや三郎丸ハイボールが飲めたらどんなに幸せか。でも自転車だから我慢・・・・
道の駅 雨晴 道の駅
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展望台に出ました。なお、この景色は
女岩 名所・史跡
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マンホールの絵柄にもなっています。ちょっとアングルは違いますが
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電車が来ましたので他の方々に見習って
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写真を撮ってもみました
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折角来たのだから何か食べようとカフェ イソミ テラスに来ました
カフェ イソミ テラス グルメ・レストラン
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雨晴サンデー ベリー&マンゴー。コーヒーをセットにすると安かったです
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海をフォーカスするとこんな感じ。最高のロケーションのカフェ
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屋外で売っていた人形焼っぽいの。高岡大仏焼きのバリエーションかなとも思いましたが、その通り。大伴家持の万葉焼きでした
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道の駅を出るときに値下げされていましたが、120円でこれはお得。酒飲みなのにスイーツばっかり食べてる気がします・・・
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道の駅から少し進んで女岩を逆から眺めたら引き返し
女岩 名所・史跡
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松並木を見つつ、他に行く場所は・・・と探しまして、北に向かいます
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着いたのは阿尾城跡。見るからに堅城
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阿尾城跡の奥に進んでいきます。鳥居の手前には駐車場やトイレもあります
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阿尾城の城主は菊池氏。能登へ向かう街道と海上交通をおさえる要衝に位置し(中略)菊池氏が前田方についた天正13年(1585年)、阿尾城に入った前田方の武将のひとりが傾奇者として知られる前田慶次郎である。(Wikipedia)とのこと
阿尾城跡 名所・史跡
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緑がまぶしい。伝本丸跡に向かいます
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途中、氷見市街を見渡せるビュースポットもあります
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伝本丸跡には展望台もありますが、あまり眺めはよくなかったかな
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そして帰路。よく見るとこの本丸に続く道の左右は傾斜地になっており、そりゃ防御に向いているなというのが実感できました。まあ水の問題はありそうですが
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高澤酒造でお酒を買おうと思ってきましたが、日曜定休・・残念。曙の生酒が飲みたかった
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氷見観光の定番、ひみ番屋街 (道の駅 氷見)に来ました
ひみ番屋街 (道の駅 氷見) 市場・商店街
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氷見市の豆腐屋「さがのや」さんの豆腐の味噌漬けを購入。ずっしり重くてこれで500円はお得な気がします。日本酒に合うことは言うまでもありません
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そのあと、レンタサイクルを借りた際に頂いた入浴券で
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「氷見温泉郷 総湯」に入ります
氷見温泉郷 総湯 温泉
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源泉掛け流しで泉質は塩化物強塩泉。ものすごく濃い温泉でした
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氷見といえばブリ。マンホールもブリ×3。JR氷見駅でこのマンホールカードを入手し忘れてしまいましたので実物で
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喪黒福造のスマイルベンチ
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ビリ犬だったか・・・というようにここ氷見は藤子不二雄Aこと安孫子 素雄氏の生まれ故郷。JR氷見駅から道の駅氷見の間には多くのキャラクターコンテンツがあります
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空港に向けて電車で移動。やっとお酒が飲めます。三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール。蒸留所には来週行きます
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氷見駅で氷見→小松の連絡切符を購入しました。途中下車無効と表記はありますが旅客連絡運輸規則76条において「連絡接続駅を除いて途中下車をすることができない」とあるので逆に言えば連絡接続駅だったら途中下車ができるということ
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高岡駅は「あいの風とやま鉄道」の連絡駅なので途中下車。駅員に切符を見せて改札の外に出ます。「うどんそば今庄」さん
今庄 クルン店 グルメ・レストラン
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ちゃんぽんをいただきました。長崎などのちゃんぽんではなく、そばとうどんのちゃんぽんです@350円
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高岡に来たら必ず訪問する「富岡屋」さん。改札から90秒で到達できます
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今回は富山県八尾町にある福鶴酒造 八王 (やつおう)純米にごり生原酒を購入(右の)
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電車の中では銀盤 大吟醸生酒180ml缶でお凌ぎ
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小松空港からの帰りはJTA。6月になったのでアイスコーヒーをいただきました。2023JGC修行の28~29レグは祭りが楽しい北陸旅になりました。ここまでお付き合いいただきありがとうございました
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2023JGC修行
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