2022/11/03 - 2022/11/05
391位(同エリア4763件中)
まつじゅんさん
- まつじゅんさんTOP
- 旅行記571冊
- クチコミ1107件
- Q&A回答61件
- 686,414アクセス
- フォロワー151人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
ひがし茶屋街を散策し、ブラブラと兼六園方面に向かって歩きます。
ひがし茶屋街の整った街並みの裏側に、小さな神社・仏閣がいくつかあり、こちらに少しお詣りして、金沢と言えば金箔という位有名ですが、金箔の歴史等を学習できる「金沢市立安江金箔工芸館」を見学し、兼六園に到着です。
庭園を一通り見て、金沢21世紀美術館の外観をグルーっと見て、内のカフェレストランで軽く夕食を頂き、兼六園から金沢城跡のライトアップを見てきました。
ホテルへの帰路、少々バスに迷いましたが、親切な方々の力を借りて、何とか無事に金沢駅に辿り着いたのは21時。。。。
北陸自動車道金沢西IC
から名神高速に入り、新名神高速川西ICまで、3時間半一寸。。。
途中養老SAで休憩した以外、軽自動車はひた走り、マンション到着は日が変わってしまいましたが、何とか無事に帰着することが出来ました。
2泊3日とは思えぬ、中身の濃い、40数年振りの高山、金沢の旅となりました。
金沢編 その3、全5部作の完結です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
ひがし茶屋街の北側の通りは、電線の地中化もなされておらず、少し雰囲気の違う通りとなっていました。
紅柄格子と木虫籠という建物もありましたが、外観も茶屋建築に統一されておらず、道も少し狭くなっていて、生活感のある通りでした。ひがし茶屋街 名所・史跡
-
ひがし茶屋街の外れにある東山菅原神社は、隣に鎮座する「宇多須神社」の末社で、昔からお茶屋で働く芸子さんの守り神として、見守って来たようです。
こじんまりとした神社ですが、前田利家公が使用していた「加賀梅鉢紋」や、大きな鳥居に格式の高さが感じられますね。
東山菅原神社にはいつの時代からか、言い伝えがあります。
狛犬さんには、性別が無い、と言われていますが、右下の狛犬さんがオスの狛犬さんのようです。
オスの狛犬さんの頭をなでると、女性は幸せになれるとの言い伝えがあるらしいです。
また、境内には右手にアカマツ、その奥の拝殿に行くと右手にクロマツが生えています。
アカマツを女とし、クロマツを男とし、昔は参道に両方の松が並んで植えられ、間を通ると良縁に繋がると言い伝えがあります。
鳥居をくぐり、拝殿で参拝をすると、松の間を通った事になり、良縁祈願に御利益があるらしいです。東山菅原神社社務所 寺・神社・教会
-
こちらの神社には、毎年2月3日の節分祭では、芸妓衆が踊りを奉納するようです。
謂れとしては、718年に卯辰治田門天社として創建、江戸時代には加賀前田家2代 利長公が、境内に卯辰八幡宮を建てて藩祖 利家公を合祀し、明治時代に入ると利家公の神霊が尾山神社に遷座された後、背景の卯辰山の本名 宇多須山にちなんで宇多須神社と改称されたようです。
金沢城の鬼門にある卯辰山の麓に、鬼門鎮護の神として祀られた神社で、金沢五社のひとつと言われています。
高皇産靈神他、12柱の神を祀り、病気平癒、商売繁盛、魔除け、金運向上に御利益があるという事です。宇多須神社 寺・神社・教会
-
茶屋街の中にある寺院で、山号は藤嶋山、浄土真宗大谷派の寺院です。
由来によると、前田藩3代藩主 利常公が卯辰山に鷹狩りに行った時、小休憩所として利用したと伝えられています。
その縁により、利常公の位牌を守り、剣梅鉢の袈裟使用等が許されている、格式高い寺院のようです。円長寺 寺・神社・教会
-
こちらに、廻るカラクリ御堂というのがありました。
御堂内の八角形の輪蔵が回せるようになっていて、棚の中には約5,000巻以上の般若心経等のお経が納められていて、これを廻し一周させると、それらのお経の全てを読んだのと同じご利益が得られるらしいです。
頑張って回してみました。
https://youtube.com/shorts/13iDOakuAuM?feature=share -
「金沢市文化施設共通観覧券」を利用して、金沢市立安江金箔工芸館に入場です。
日本で生産される、金箔の殆どは金沢で作られているそうです。
こちらは、金箔職人であった安江孝明氏が、「金箔職人の誇りとその証」を後世に残したいとの思いから、私財を投じ金箔にちなむ美術品や道具類を収集し、北安江の金箔工芸館で展示したことが始まりで、金沢市に寄贈され、国内で唯一の金箔の博物館として運営されてきましたが、老朽化等のため2010年この地に移転したそうです。
金箔に関する美術品、金箔の性質の紹介や厚さ1万分の1mmの金箔に込められた、先人たちの熱い思いが随所に紹介されています。金沢市立安江金箔工芸館 美術館・博物館
-
金箔を英語で言うと「gold leaf」らしいです。
金箔には2つの製法があり、縁付箔と断切箔で、これは打ち紙の違いによるようです。
市販されている金箔は、純金(99.99%以上)ではなく、銀や銅を添加した合金でできているそうです。
これは、打ち延ばしやすくし、適度の硬さと変形抵抗を与えるためで、純金ではかえって延びにくいらしいですね。
今、金は高騰していますが、金箔の平均厚さは0.1μmらしいです。
ソフトクリームに掛けられていても、重さは大したことの無いようです。 -
ブラブラ歩いていると、15分程で兼六園に到着、兼六園桂坂口から入場です。
兼六園は、岡山の後楽園、水戸の偕楽園と共に「日本三名園」の一つと言われる、江戸時代の代表的な林泉廻遊式庭園です。
歴史は古く、1676年 加賀藩5代藩主 前田綱紀公が、金沢城に面する傾斜地に別荘を建て、その周辺を庭園にしたのが礎で、当時は「蓮池亭」と呼ばれていたそうです。
しかし、1759年の大火で、蓮池庭の殆ど焼失してしまい、1774年 11代藩主 治脩公が再建に着手し、翠滝や夕顔亭、1776年に内橋亭を造り、整備が完了しました。
1792年に11代 治脩公は、蓮池庭上部の千歳台に藩校となる明倫堂と経武館)を建築、12代斉広公は、その藩校を旧奥村邸跡に移転し、1822年跡地に竹沢御殿という隠居所を築造し、奥州白河藩主の松平定信公が、斉広公の依頼によって、宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望の六景観を備えているという事から、1822年に兼六園と命名されました。
斉広の死後、竹沢御殿は13代斉泰によって取り壊されましたが、斉泰は庭園にさらに手を加え、維新の後、1874年に藩主の庭であった兼六園は、一般市民に全面開放され、多くの茶店が出店しました。
1922年には国の名勝に指定され、1985年に「特別名勝」になっています。兼六園 公園・植物園
-
坂道を上がると、目の前に広がる霞ヶ池です。
兼六園のほぼ中心部に位置している、園内で最も大きな池で、面積は約5800m2、最も深いところでも1.5mという事です。
栄螺山、内橋亭、徽軫灯籠、虹橋、唐崎松、蓬莱島等の名勝が、霞ヶ池の周辺に配され、回遊しながら四季折々の庭景を楽しめるようになっています。 -
唐崎松です。
13代藩主 斉泰が、近江八景の一つ、琵琶湖畔の唐崎松から種子を取り寄せて育てた黒松らしいです。
兼六園で最も枝ぶりの見事な木と言われているようで、雪の重みによる枝折れを防ぐために設けられている雪吊りは、兼六園の風物詩となっています。 -
曲水にかかる木橋「雁行橋」の袂にある旭桜、兼六園の名桜の一つらしいです。
ヤマザクラの一品種で、江戸時代造営を行っていた13代藩主 斉泰が、重臣の村井家の庭から取り寄せたものと伝えられています。
樹齢500年の園内第一の老樹で、大桜と呼ばれていましたが、1937年頃に枯死し、現木は根元から傍芽した蘖が成長した2代目で、遅咲きでソメイヨシノ等の後に満開になる樹種のようです。 -
真弓坂口に向け進むと、瓢池に出ます。
瓢池周辺は、かつては蓮池庭と呼ばれ、兼六園の作庭はこの辺りから始まったと言われています。
この池の名前は、池のなかほどがくびれていて、瓢箪のような形をしていることから名付けられたらしいですが、池の中には不老長寿の島、神仙島をかたどった大小二つの島があり、東岸には1774年に建てられた茶亭があります。
蓮池庭にあった四亭の一つで、本席は小間ながら、本格的な茶の湯が催せるようになっているそうです。 -
陽も落ちてきて、夕焼けが綺麗です。
ライトアップ迄、少し時間があるので、金沢21世紀美術館に向かい、一旦兼六園を後にします。 -
金沢21世紀美術館は、2004年10月開館の金沢市立の美術館で、この場所は金沢大学附属の幼・小・中学校があった場所です。
地上2階、地下2階建、延べ床面積17,069m2、高さ14.9mで、「まちに開かれた公園のような美術館」というコンセプトで、芝生の敷地中央に直径112.5mの総ガラス張りの円形の建物となっています。
4か所の出入口があり、誰でもどこからでも気軽に入場できるように考えられており、外側から館内の様子がわかるだけでなく、館内からも外側の光景を見ることができる建物です。
設計者はSANNA(妹島和世&西沢立衛)で、この建物の設計等で、ヴェネツィア・ビエンナーレ第9回国際建築展の最高賞である金獅子賞を受賞しています。
両先生とは、少し関わらさせて頂きましたが、設計プロセス等いろいろ勉強させて頂きましたが、こちらも綺麗な建物ですね。
SANAAの作品見学等↓
・豊田市生涯学習センター逢妻交流館
https://4travel.jp/travelogue/10594915
・SHIBAURA HOUSE
https://4travel.jp/travelogue/10628648
・岡山大学Jホール(Junko Fukutake Hall)
https://4travel.jp/travelogue/11418437金沢21世紀美術館 美術館・博物館
-
有名な、レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」です。
地上(無料)と地下(有料)から見学ができますが、地下からの見学は、直ぐに予約が埋まってしまい、見ることが出来ませんでした。 -
SANAAは、学芸員の方々から、世界中の美術館の展示室をモデルに正方形や長方形、円形等の様々なタイプの展示室の提案を受け、当初は美術ゾーンと交流ゾーンを独立した建物にする計画だったようですが、一つの建物に集約することを提案し、設計されています。
-
夕食はこちら、美術館内にある、カフェレストラン Fusion21で頂きます。
私は、能登豚のミートライス、奥様は名前は忘れましたが、季節メニューの貝料理でした。
結構、どちらもきちんとした味付けで、美味しかったです。Fusion21 グルメ・レストラン
-
食事を終えて外に出ると、すっかり日が暮れていました。
内部の灯りが、外壁のガラスを通して浮かび上がって見えます。
これも金沢21世紀美術館のカタチですね。
シルエットと灯りが凄く綺麗です。 -
それでは、再度兼六園に入場です。
「兼六園ライトアップ秋の段」と銘打たれたイベントで、11/3~27迄の18:30~20:45まで実施されていて、無料で観覧できます。
真弓坂口から入り、霞ヶ池を一周し、蓮池門から退出しました。
詳細は、きちんと纏められたのがあるので、そちらで臨場感を味わってください。↓
https://www.youtube.com/watch?v=SSJ2XCaKXU8金沢城 兼六園ライトアップ【秋の段】 祭り・イベント
-
雪つりを施された唐崎松がライトアップされて、池に映る景色は凄く綺麗でした。
丁度、紅葉も色付始め、ライトアップされた松の緑とのコントラストも見ごたえがありました。 -
昼間に見た景色と比べて、凄く幻想的な空間となっていました。
雪つりのロープが綺麗な円錐となって、夜空に浮き出ています。 -
石川門から金沢城公園に入場です。
正規ルート(と言うのかな?)は、鼠多門でデジタル制御で加賀五彩に変化する提灯を受け取り、玉泉院丸庭園から石川門で返却、というルートのようですが、私達は時間が無いので、三の丸庭園で、プロジェクションマッピングを見学しました。 -
五十間長屋が提灯と同じ「加賀五彩」を基調として映し出され、鼠多門から歩いてきた人が持つ提灯も、音楽と連動して色が変わっています。
秋の夜長、幻想的な空間でした。
時間がたつのは早く、20時近くとなりました。
今からホテルに戻って車を出して、川西まで約300㎞・・・。
流石に少し焦ってきましたが、帰りのバス停が良く分かりません。
親切な方に駅方面へのバスを教えて貰い、何とか金沢駅に到着。
さぁ、頑張って帰ります。金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
-
金沢駅で、少しのお土産と翌日の朝ごはん・・・を購入。
富山の「ますのすし」のミニを購入。
私、大好物です。
金沢西ICから北陸道、名神、新名神経由でひた走り、なんとか無事帰着いたしました。
久しぶりの高山、金沢の旅、これまで。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
まつじゅんさんの関連旅行記
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
金沢(石川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
24