2022/11/03 - 2022/11/05
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この旅行記のスケジュール
2022/11/03
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2022年 秋のシルバーウィークの旅(その2)です。
高山祭の屋台見学から古い街並の散策を終えると、お腹が減ってきました。
ホテルに戻り、ゆっくりと個室で夕食を頂き、屋上の展望露天風呂を含め3か所の温泉につかり、熟睡しリラックスできました。
11/4は、午後から天気が崩れるとの予報で、行動は迅速にと考えていたのですが、いつも通り朝ご飯をゆっくりと食べ、また朝風呂に入ってからの行動となり、先が思いやられます。
それでも、宮川、陣屋前の2か所の朝市を廻り、奥様は林檎を購入し、林檎を持ちながら陣屋を見学し、飛騨国分寺から最後にもう一度、古い街並みを散策しました。
高山周辺には、飛騨の里や飛騨古川、奥飛騨温泉郷等々、気になる場所が沢山ありますが、次回の楽しみにして、ランチに飛騨牛、棒葉味噌を頂き、40数年振りの高山を満喫いたしました。
当初の計画では、白川郷に向かい展望台から全容を眺めて、金沢に向かう予定でしたが、高山を離れる頃に雨が降り出し、結構強い降りになってきたので、白川郷はパスして金沢に向かう事といたしました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今回のホテルは、高山市役所のお隣にある「ひだホテルプラザ」です。
1989年に最初の源泉、1993年に2番目の源泉が掘り当てられ、1993年飛騨高山温泉と名付けられた、現在7か所の源泉を持つ温泉のようです。
こちらのホテルは自家源泉を持ち、 源泉の温度は30~35度と冷泉ですが、泉質はナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病等に効能があるようです。飛騨高山温泉 ひだホテルプラザ 宿・ホテル
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宿には東館、喜多(北)館、皆美館があり、私達は皆美館の<優雅>ハリウッドスタイルの部屋で、シャワーブースも別にありました。(温泉につかってばかりなので、使用はしませんでしたが。)
宴会場や会議場、温水プール迄ある、結構大きなホテルでした。 -
今回は、「創作会席 風」という食事付きのプランです。
食事は、喜多館2階にある「日本料理 華茶屋」という、飛騨の樹木をイメージした食事処の個室で頂きます。華茶屋 グルメ・レストラン
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お品書きです。
食事が提供されるまで、お品書きを見てどんな料理かな、とワクワクする時間は楽しいですね。 -
私は焼酎のロック、奥様はぶどうジュースを発注。
前菜は、紅芋胡麻豆腐、秋鮭の真丈ミルフィーユ仕立て、鴨のパストラミ山椒ソースです。 -
冗談は向付、飛騨泉ふぐ洗い 酢味噌or塩
飛騨泉ふぐって初めて聞く名前でしたが、飛騨の清流で養殖された「鯰」だそうです。淡白な味わいとコリコリとした触感がふぐのようだという事から、名付られたそうです。
臭みはなく、上品な味わいで美味しいですね。
下段は強肴で、飛騨牛ときのこの味噌鍋 飛騨山椒風味です。
飛騨牛には、厳格な定義付けがあり、きめ細やかで柔らかく、芳醇な香りの肉だという事です。
また飛騨山椒は、爽やかな柑橘系の香り成分を多く含む、天領であった高山から徳川将軍に献上していたようです。 -
左は揚物で、ネバネバ三種(飛騨ジャンボなめこ、オクラ、長芋)の天ぷらです。
飛騨ジャンボなめこは、茎数を減らし、通常の倍以上の大きさに育てられたなめこで、旨味が凝縮された味わいが特徴のようです。
右上は小鉢、海老と鯛出汁のゼリー寄せ、右下が焼物、太刀魚の大葉巻きです。 -
上段、留皿で勘八と紅心大根のサラダ 生生姜とマスタードのドレッシングです。
下段左は蒸物、宿儺南瓜と鶏肉の豆鼓蒸しで、細長い独特の形の宿儺南瓜は、管理が難しく出荷数も少ないものですが、生産者の思いが詰まった貴重な南瓜のようです。
飛騨コシヒカリと地御園の味噌汁の食事を終え、水物のパンナコッタで締めます。
最後まで美味しく頂きました。 -
良く朝、朝食はバイキング形式ですが、こちらのホテル自慢のようです。
飛騨こしひかり、御味噌汁、朴葉味噌に、地元の小屋垣内農園のミックスサラダ盛り合せ、飛騨牛すじ大根、堤果樹園のりんごジュースや牧成舎ヨーグルト 等々の、地産地消の逸品が用意されていました。
これだけ取って食べていたら、時間もかかるしお腹も一杯になりますよね。(反省です。) -
朝食に時間を取りすぎ、加えて朝風呂にも入っていたので10時前になってしまいました。
朝市ってまだやっているかな、と不安な気持ちで宮川朝市に向かいます。
飛騨高山の朝市は、千葉県勝浦市、石川県輪島市の朝市と並ぶ日本三大朝市といわれています。
宮川朝市はAM7時から12時まで、(12月~3月はAM8時から12時)毎日開催されているそうです。
2004年に発表されたデータによると、「行ってみたい観光地の地方都市」では飛騨高山が第1位となりました。
高山祭と朝市の人気が高く、高山と言えば朝市と言われる位有名ですが、こちらの魅力は「ふれあい」ですね。
COVID-19の大打撃を乗り越え、売り手の温かさによって守られてきた伝統を、これからも守って欲しいですね。飛騨高山宮川朝市 市場・商店街
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陣屋前朝市に移動です。
陣屋前という場所は、文字通り高山が藩主金森氏の転封後に徳川幕府の直轄となり、177年間天領として代官、郡代25代の執務所となっていた建物(陣屋)の前で開かれている朝市です。 -
高山では野菜中心の朝市として、1887年代以後場所や形は度々変わりつつも、市民の生活の一部、台所の役目を担って続けられてきました。
終戦の10月、いち早く陣屋前に闇市(青空市場)が立ち、高山に疎開した人や復員者達25人で食料品、野菜、魚介類を売り始めたのが陣屋前朝市の始まりのようです。高山陣屋前朝市 市場・商店街
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沢山の種類の林檎。
私達、「林檎を齧ると血が出ませんか?」どころでは無く、齧ると歯がグラつくのでそんな危険なことは出来ません。
という事で、奥様手作りのミックスジュースのお世話になるのですが、その材料をこちらで調達するようです。
お店の方と話しながら、両手一杯の林檎を受け取ります。 -
高山陣屋は、1692年金森氏が江戸幕府の命で出羽国の上山に国替となり、飛騨を直轄領として役所を設置し、幕府から派遣された代官、郡代が執務を行いました。
幕末に60数ヶ所あったと言われている代官、郡代所の中でも、当時の主要建物が残っているのは、高山陣屋のみという事です。
この表門は、1832年に再建されたものです。高山陣屋 名所・史跡
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この建物は、明治維新後も県の事務所として利用され、1969年に県事務所が移転するまで277年間、この地の行政の拠点となっていた建物です。
1929年に、国史跡に指定されています。
県事務所の移転を機に、江戸時代の姿に復元し一般公開するため、整備事業が行われ1996年に、江戸時代の姿に再現されました。 -
真向兎とは、部屋の長押等に打ちつけた釘の頭を隠すための装飾で、うさぎは子沢山という事から、縁起が良いや、火災から建物を守ってくれる魔除けの意味があると言われています。
ただ、なぜ高山陣屋の意匠として採用されたかは、不明なようです。 -
御居間、別称嵐山の間です。
江戸から派遣された代官、郡代とその家族が居住した役宅内にあり、代官、郡代の日常生活に使われた部屋で、奥には茶室もあります。 -
大広間は、年始をはじめとした重要な年中行事などで使用された書院造りの部屋で、49畳敷の3部屋続きとなっています。
高山陣屋内で最大の広さを誇り、縁側を通して季節毎に移り変わる庭の景色を一望できる部屋です。 -
大広間から見ると、縁側越しの庭では紅葉が始まっていました。
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御白洲で、陣屋内に2ヶ所あるようです。
1か所は、訴えや願いごとを受ける、役所の窓口という感じの場所ですが、こちらは罪を犯した人の取り調べや裁きが行われる、いわゆる法廷の場所です。
江戸時代の取り調べは、自白重視となっているため、自白が得られない場合には厳しい拷問が課される場合でもあったようです。
ただし、高山陣屋の拷問道具は、人々を威圧するために置かれていたようで、実際は牢屋内で行われていたらしいです。 -
台所です。
代官、郡代とその家族の食事を用意する場所で、隣接して女中部屋があります。 -
御蔵は改修中でした。
飛騨の歴史と文化を紹介する展示施設になっていますが、元は近隣の村々から納められた年貢米を収納する米蔵です。
現存する江戸時代の米蔵(土蔵)としては、全国でも最古、最大級のものです。 -
高山陣屋を出て、もう一度古い街並みを歩き、高山の空気を思いっきり吸い込みました。
ホント、良い街並みですね。高山の古い町並み 名所・史跡
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飛騨国分寺です。
高野山真言宗の寺院で、山号は醫王山。
741年 聖武天皇により国分寺建立の詔が発せられ、757年頃、行基によって建立されたということです。
819年に火災で焼失し、855年頃の再建と伝えられていますが、本堂は室町時代の建立で、飛騨随一の古刹と言われています。
庚申堂の横には「願掛けなでさるぼぼ」があり、さるぼぼ人形の供養が行われています。飛騨国分寺 寺・神社・教会
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三重塔は1615年に再建、1791年に暴風雨で倒壊し、1820年に再建されたのが、現在の塔のようです。
塔の前に立つ大イチョウは、推定樹齢1,250年、幹周10m 高さ37mで、「乳イチョウ」と呼ばれています。飛騨国分寺の大イチョウ 自然・景勝地
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お昼も過ぎ、朝あれほど食べたのに、お腹がすいてきました。
岐阜クーポンを使って、こちらで少しリッチなランチを頂く事としました。
創業80年という、長く高山の人々に愛されてきたお店で、建物も風情が感じられます。郷土料理 みかど グルメ・レストラン
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奥様は、飛騨牛陶板焼き定食を発注。
炭火焼きと朴葉味噌焼きの2種類が楽しめます。
お肉の量が多く、最初は網焼きで頂き、途中から朴葉味噌と一緒に頂くという、飛騨の味を存分に堪能できる料理ですね。 -
私は飛騨牛メンチカツ定食。
メンチカツに弱い私ですが、飛騨牛ってチョット贅沢気分ですね。
どちらも美味しく頂きました。
こちらのお店、美味しいですね。 -
ホテルに向け帰る途中、最後にJR高山駅に立ち寄りました。
1934年10月の高山本線開通に合わせて設置された歴史のある駅です。
島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線を持つ、列車交換が可能な地上駅で、2016年10月2日に橋上駅となりました。
すべての特急「ひだ」が停車し、特急の約半数が当駅を始終着としている駅ですが、時刻表を見ると普通列車は少なく、岐阜、富山方面共2時間に1本位しか走っていませんでした。
このタイミングで、ポツポツと雨が落ちてきました。
ホテルに戻り、白川郷経由金沢に向け出発です。高山駅 駅
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東海北陸自動車道に入り、白川郷ICを目指しますが、雨は本降りとなってきて視界もモヤって来たので、白川郷は次回の楽しみとして、金沢に向かう事としました。
40数年前も、高山と白川郷を廻り、白川郷の合掌集落の民宿に宿泊したねと、奥様と昔話をしつつ、強めの雨の中城端サービスエリア 城端ハイウェイオアシスで休憩です。
こちらには、桜ヶ池クアガーデンホテルもあり、リゾートゾーンになっているようです。
福光ICで降り、金沢大学の横を通り、金沢市内を目指しますが、2時間弱で金沢駅近くのホテルに到着。
近いもんですねぇ。
高山編、これまで。城端サービスエリア 道の駅
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