2023/01/01 - 2023/01/01
2121位(同エリア3722件中)
ぱくにくさん
過去2年間は、自家用車で静岡エリアを中心に滞在し、年越しをしていました。
2年間同じホテル(屋上のお風呂から初日の出が見える)で年越しをしたのですが、今年はそのホテルがコロナ療養で貸し出されたため、思い切って生まれて初めて九州での年越しをすることに決めました。
旅程は以下。
12/29:門司港・下関
12/30:博多市内
12/31:武雄温泉、嬉野温泉
1/1:軍艦島、長崎市内
1/2:雲仙・島原
1/3:長崎市内、博多市内
この旅行記は元旦の長崎です。
元旦早々軍艦島行きの船に乗るという、少しぶっ飛んだスケジュール。
結局軍艦島に近づくにつれて波が高くなり上陸はかないませんでしたが、景色が見れただけでも良かったです。
その後、長崎市内の観光地を訪問しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 船 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
PR
-
長崎での拠点は、JR九州ホテル長崎にしました。
長崎駅直結で観光に便利!
のはずでしたが、新幹線開業に伴う長崎駅前の再開発により工事エリアが多く、ぐるっと回ってアミュプラザの脇から回り込んではいるような形になってました。JR九州ホテル長崎 宿・ホテル
-
元旦の朝から軍艦島ツアーに向けて外出です。
「ペーロンの覇者」像。
写真を改めてみると「櫂」を持ってますね。
長崎港で行われるペーロン競漕をモチーフにした像みたいです。
長崎駅の歩道橋のあたりにあります。 -
路面電車で「大浦天主堂」(石橋行)に乗ればいいのに、何も調べずに油断して乗ったので違う電車に乗ったり乗換駅間違えたりで右往左往w
途中結構歩きました。
途中の出島です。
函館とごっちゃで、距離感舐めてた。
大浦天主堂までは、長崎駅から結構あります。
元旦早々、いい運動しました。 -
軍艦島デジタルミュージアム。
軍艦島コンシェルジュのツアーに入ると、ここで基礎知識を得てから実際に船で出航することになります。
朝から快晴でしかも無風。
これは上陸できること間違いなしでしょ。
今日上陸できなかったら、いつできるの?
という天気に見えました。・・・と思ったのは甘かったのです。軍艦島デジタルミュージアム 美術館・博物館
-
建物の1階で受付をした後、上層階のミュージアムを出発まで自由に見学ができます。
-
軍艦島に行く前に、軍艦島に関して色々展示から学ぶことができます。
早めに行って展示を見ても十分楽しめます。
というか、色々見た方が絶対に良い! -
当時の生活を映像で再現しています。
-
これは、軍艦島のマンション(?)があと何年崩壊せずに耐えられるかをシミュレーションしたものです。
北海道のかつての炭鉱跡とか廃線跡を見ると、結局自然に還っていくのが摂理なのかと思いますけどね。 -
なお、こういうのは置く必要はないと思う。
強制労働させられたかどうか、判断するのは労働した側ですし、労働させていたとしても、しっかり正規のお給料を出して契約関係の下で働かせていたのなら堂々としてりゃいいんです。(だって、ただの合意に基づく労使関係ですから)
後ろめたいことしてたから、こういうものを出すんだろうとしか思わんですね。 -
世界遺産の掲示です。
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」
軍艦島やグラバー園に代表される長崎の施設は相応しいと思います。
ただ、失敗した反射炉とかまで、一緒に認定されてるんですよねぇ。
韮山(成功作)と失敗作を比べると、やっぱねぇ。無理があったんですよ。 -
この船で出発します。
風一つなく、波もたたない超穏やかな気候です。
いけるやろ!
・・・甘かったぜ(謎)軍艦島フェリー (マーキュリー) 乗り物
-
軍艦島ツアーは、世界遺産に相応しい長崎の構成遺産も説明しながら軍艦島に向かいました。
-
構成遺産の一つ、三菱長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン。
1909年に竣工した、日本で初めて建設された電動クレーンで、今でも現役です。三菱長崎造船所 名所・史跡
-
三菱長崎造船所のドックの様子です。
江戸末期から現在まで造船を続けている三菱長崎造船所。
世界遺産に相応しいと思います。三菱長崎造船所 名所・史跡
-
女神大橋を過ぎたところです。
まだ海は静穏でいい感じですね。女神大橋 名所・史跡
-
カトリック神ノ島教会が見えました。
江戸前期からキリシタンが潜伏していた場所だそうですよ。神ノ島教会 寺・神社・教会
-
旧三菱重工業株式会社 長崎造船所 香焼工場。
旧と書いたのは、訪れた数日前に(株)大島造船所に契約に基づく施設の譲渡を完了したためです。
凄くデカいドックです。
構造物の大きさがテニスコート1面分あるとか言ってた記憶。 -
伊王島の聖ミカエル天主堂です。
レンタカーでこういうところぐるっと回ってみたくなりました。 -
高島が見えてきました。
高島は軍艦島とともに、近代的な炭鉱として日本のエネルギー産業を支えてきた島で、1986年まで操業していました。
高島炭坑で鉱脈が発見されたのは17世紀(1695年)とのことで、明治初期には佐賀藩(今はネタにされる佐賀ですが、当時は日本で屈指の技術集団だったようです)とグラバーにより開発が行われ、その後三菱が事業化しています。
今は観光が主な産業となっています。
もちろん、高島炭鉱も世界遺産に認定されています。高島 名所・史跡
-
いよいよ、お目当ての軍艦島が見えてきましたが・・・
このへんではかなり風も強く、海も波立っているのが分かりますかね。
やべぇ。
全く船酔いしない人ですが、この波だと上陸は難しいかもとこの時思いました。 -
いよいよ軍艦島です。
写真の左端のあたりが桟橋なのですが…
残念ながら、上陸の判断に使われる潮位計の値が基準をクリアできず、軍艦島を周遊して戻ることになりました。
ここまで来られただけでも結構満足でしたね。端島 名所・史跡
-
正面が軍艦島の30号棟。
劣化が激しく、いつ崩落してもおかしくないと言われています。端島 名所・史跡
-
反対側に回り、70号棟や端島神社の高台があるエリアが見えました。
波が荒れない季節にまた来てみたいです。 -
どこのドックだか忘れましたが、明治からの重工業のドックも数多く見れるのも軍艦島クルーズの楽しい所だと思います。
-
軍艦島観光(周遊で終わっちゃいましたが)の後、近隣の観光地を巡りました。
大浦バンド(上海のバンドと同じですよね。洋館群)の一角をなしていた、旧香港上海銀行の建物です。
この建物ができる前の1890年頃が大浦バンドの全盛期で、海岸線に見事な洋館が立ち並んでいたのだそうです。長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館 名所・史跡
-
こちらは現存するもう一つの洋館。
旧長崎税関下り松派出所。
長崎市べっ甲工芸館として活用されています。長崎市べっ甲工芸館 美術館・博物館
-
新年最初のランチです。
大浦海岸のガストのから揚げ定食。
いいんかこれで?
でも、普通のご飯が食べたかったんです。 -
続いてグラバー園に向かいました。
途中の孔子廟。
夜のライトアップを狙って行こうと思いこの時はスルーしたのですが、結局最後まで入りそびれました・・・
以前ランタンフェスティバルの時に見ました。孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
-
孔子廟近くのオランダ坂。
20%の勾配の坂があります。オランダ坂 名所・史跡
-
坂を少し登ったところに、東山手洋風住宅群があります。
自由に歩けるので、洋館を楽しむのが良いと思います。東山手洋風住宅群 名所・史跡
-
グラバー園へは、海側から正面切って上がると、園内をずっと登ることになります。
裏手のグラバースカイロードから行けば、道中はずっと下り。
こちらから行く一択ですwグラバースカイロード 乗り物
-
登りきると、長崎の海や街が見渡せます。
-
グラバー園の入口です。入りましょう!
グラバー園 名所・史跡
-
グラバー園にスカイロード側(楽な方:笑)から来ると、最初に見ることができるのがこの「旧三菱第2ドックハウス」です。
1896年に、三菱造船所第2ドックの建設時に建てられた外国人乗組員用の宿舎です。 -
このグラバー園に関係する人物の説明や、施設全体のガイドを簡単に見ることができます。
最初に勉強して見学すると、面白いです。
(ということは、スカイロードから上がって観光すべきということです) -
旧長崎高商表門衛所。
長崎大学経済学部の前身・長崎高等商業学校(長崎高商)創立時の表門衛所です。 -
旧長崎地方裁判所長官舎。
工事中で外観や中は見れませんでした。 -
旧ウォーカー住宅。
1898年に荷揚げ業を立ち上げて財を築いたR.N.ウォーカー氏の邸宅。 -
グラバーやリンガーの家に比べると広さは地味ですが、洒落た擬洋館建築は素晴らしいです。勿論当時このような調度品だったか分からないですが、センスあるなぁという感じの部屋。
-
自由邸喫茶室。
グラバー園の中で休憩や食事もできるカフェです。自由亭喫茶室 グルメ・レストラン
-
西洋料理発祥の地と言われており、その碑も建っています。
-
グラバーが愛したビールも園内で売られています。
地ビールを買ってちょっと休憩しました。
元旦からグラバー園で飲んでる奴(笑) -
キリンビールのラベルのキリンは、グラバーが発案して提案したものなのだそうです。
-
日本最初のアスファルト道路の碑とその遺構。
こちらも諸説あるのですが、結局長崎の方はアスファルトではなく石炭乾留物質であるタールを利用した物であることが判明し、本当の最古のアスファルトの道路は昌平橋(東京)であるというのが有力なようです。 -
旧リンガー邸。
グラバー商会に勤め、ホーム・リンガー商会を設立したフレデリック・リンガーの旧邸で、1883年から住んでいたそうです。旧リンガー邸 美術館・博物館
-
邸宅の中の様子です。
-
オルト商会を設立し、 製茶業を営んでいたウィリアム・ジョン・オルトの旧邸。
このあたりの建物は、今よりおしゃれですよねぇ。 -
旧スチイル記念学校。
明治20年9月に、スチイル・メモリアル・アカデミーとして建築された学校。
その後ミッション系の学校の校舎などとして使われ、今はグラバー園に寄贈されています。 -
お待ちかね旧グラバー邸。
1863年に建造された現存する最古の洋風木造建築です。
もちろん、見た目新しく改修は加えられているのでしょうが。 -
受勲の症状が展示されていました。
いま写真を見ると新しすぎる気がしなくもないけど・・・
そして、文面を読むと、いま日本の神社や政治の中枢にいる勢力などが「取り戻したい日本」が見えてくるような気がしてなりませんでした。 -
グラバー氏の像です。
-
グラバー園の一番下は、長崎伝統芸能館。
長崎伝統芸能館 美術館・博物館
-
長崎くんちの展示だと思います。
違っていたらスイマセン。 -
こちらも、長崎くんちで奉納される龍踊りの龍。
-
グラバー園を出て、坂を下って出島の方に向かいます。
大浦天主堂。
見学しようと思ったのですが、正月だったからか一部の展示しか見られない、その割に料金は変わらなかったので、外観だけでパスしました。大浦天主堂 寺・神社・教会
-
お土産を探しながら坂を下りていきます。
オランダ物産館。オランダ物産館 グルメ・レストラン
-
なんと、中にはカステラ神社なるものがありました。
プロスピの調子くんでも祀っているのでしょうかwカステラ神社 寺・神社・教会
-
ボウリング発祥地の碑。
ボウリング発祥の地は日本だけでも何か所かあります。
長崎のは、1861年に外国人向けに開設されたボウリング場のものです。
実は長崎にも、発祥の地の碑が2つあったりします・・・ -
もう一つの碑がこちらですね。
-
国際電信発祥の地の碑。
1871年に、ヨーロッパからシベリアを横断する電信線が開通していて、さらに海外の会社が長崎から上海、長崎からウラジオストックの海底通信線を開通させたことで、長崎の電信が世界とつながったとのことです。
なおこの頃、東京と長崎の間はまだつながっていなかったそうで、国内より早く世界とつながってしまった長崎なのです。国際電信発祥の地 名所・史跡
-
気球飛揚の地の碑。
ロシア海軍医官のラングストルフ氏が和紙で熱気球を作って気球を上げたのが長崎なのだそうです。 -
湊公園の中華門。
ランタンフェスティバルの時は、ここもすごい賑わいを見せます。湊公園 (長崎市) 公園・植物園
-
長崎新地中華街の門。
中華街のこの景色は世界共通な気もします。長崎新地中華街 名所・史跡
-
出島まで歩きました。
少し前は鉄道が走っている大通り側から入ったような気がするのですが、北側の川沿いに出島に入る門があり、そこから入るようになっていました。
入場料500円なり。出島 名所・史跡
-
出島の模型です。
全体を撮影するのが意外に難しいので、重宝します。 -
旧出島神学校です。
-
出島の景色が横に長いので、何がどこにあるかを示す案内図が出ていました。
ちょっと綺麗すぎる感もあったり、周囲が埋め立てられて海に突き出た島ではなく川に囲まれた場所になってしまっていますが、雰囲気がありますね。 -
稲佐山温泉ふくの湯で、1日歩いた汗を流しました、ではなく、軍艦島行の船などで冷えた体を温めました。
長崎駅からの無料巡回バスがあるので、そちらを使いました。
帰りは結構混雑していて、乗れないかと一瞬思いましたが。ふくの湯 温泉
-
ふくの湯のレストランで、新年最初の夕食も食べました。
ランチもガストのから揚げと元旦らしくなかったですが。
とろろそばにビールにから揚げって、全く元旦じゃねーなw -
長崎駅。
新幹線も開通してかなり大規模な工事中。
3年ぐらいすると結構雰囲気代わっているかもしれません。
駅周りの、今もローカルさが残る雰囲気も好きなんですけどね。長崎駅 (長崎県) 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
長崎市(長崎) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
70