浅草橋発の洋食店「洋食 大吉」～池波正太郎や不沈艦スタン・ハンセンも気に入っていた老舗洋食店～

2021/11/26 - 2021/11/26

下町情緒がまだ色濃く残る浅草橋には、蕎麦では「あさだ」、鮨では「美家古鮨 本店」等の老舗飲食店が営業していますが、洋食では「洋食 大吉」が有名で、グルメな文豪・池波正太郎が特に贔屓にしていたお店として知られています。

庶民派洋食店をモットーにしている「洋食 大吉」は1970年創業ですが、池波氏が同店をはじめて利用したのは開業後4年目でした。同氏の感想では、開業して間もないのに、20年も30年も昔からのお店のような落ち着きがあるとの感想を残していますが、レトロな雰囲気が残る店内は、おそらく今も当時の空気感を残しているのではと思います。

お店のメニューでは、岩中豚のトンテキやポークカツをお勧めの品としていますが、池波氏が特にお気に入りだったのは、牛肉のうす焼きだったようです。気になる一品をたくさん揃えているので、何回かに分けてお店を利用しました。

エリア 秋葉原(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

地下鉄浅草橋駅で下車しました。

江戸通りです。

柳橋通りで右折しました。

お店が見えてきました。

外観です。

ガラスケースは、お店を取り上げている池波正太郎の本を展示していました。

何度か取り上げたようです。

「洋食大吉」についてエッセー形式で取り上げたことがあります。

お店は地下一階に位置しています。

入口付近では、トンテキとカニクリームコロッケをアピールしていました。

メニューでは、お店の取り組みについて紹介していました。

この日のおすすめです。

黒毛和牛を使った品々もお店の自慢です。

岩中トンテキは、お店の看板メニューです。

おつまみ（冷）メニューです。

お絞りを出してくれます。

まず食べたのは、マカロニサラダです。

結構ボリュームがありました。

ポタージュスープです。濃厚な味で、ファミレスのものとは一線を画します。

メインは、岩中トンテキです。

ごはんは普通サイズです。

岩中トンテキです。お肉は厚みがあり、食べ応え十分でした。

著名人のサイン色紙です。

カウンターも数席あります。

びっくりしたのは、レジに置かれていたこちらの写真です。８０年代のプロセスファンでなければ、知らないであろうと思われる猪木の良きライバルだった不沈艦スタンハンセンです。

今はもう存在しない蔵前国技館はお店の近くに位置していたので、プロレス興行の際にはよく足を運んでいたのでしょう。

店内の雰囲気は好きですね。

JR総武線の陸橋です。

神田川です。

隅田川です。スカイツリーが見えます。

何度か利用しています。

おつまみ（温）メニューです。

炭水化物系のメニューです。

この日は、まずポテトサラダを食べました。

おつまみですが、ボリュームたっぷりのスペアリブです。

このスペアリブは、昔ながらの味ですが好みの味付けでした。

バジリコパスタです。

タバスコと粉チーズをかけました。

パスタもそこそこのボリュームがありました。

再訪しました。

まずは、ポタージュスープです。

メインは、池波正太郎が同店で一番気に入っていた牛うす焼きです。

うす焼きといっても、厚めのステーキとの比較での話で、しゃぶしゃぶのお肉の薄さではありません。

この一品も食べ応えがあります。

トンテキを食べに、再訪しました。

トンテキに、ライス＆お味噌汁の食事セットです。

御飯は普通サイズですが、少し多めでしょうか。

お味噌汁です。

岩中トンテキです。

火はよく通っています。

古き良き洋食店ですが、今の時代でもおいしくいただける品々をたくさん揃えている名店です。