洞川温泉で遊んで伊賀へ帰る

2022/08/22 - 2022/08/27

　温泉のおかげか、布団に入ったら即気絶したように寝入ったらしい。
んで、朝に川沿いの廊下から掃除機のようなブオォォォォォォォー！！と
いう音で目が覚める。
　酷い！まだチェックアウトしてないのに。。。と思って、
障子を開けてみると、鍵かけているし、誰も入ってくるはずもなく、
音は川向こうの龍泉寺から。
　あーこれが、法螺貝の音かー。さすが修験者の地。モーニングコールが
法螺貝かー。時刻は朝８時。
全然お腹すいてないけど、丁寧におばあちゃんたちが用意してくれた豪華な朝食を食べて、あとは帰るだけだが、もうちょっとだけ、ここら辺を観光してから、夕方くらいに伊賀に着くように帰えろう。
　狭い日本の紀伊半島なんかほんの一部地域なはずだが、私は５泊もしてるんですね。なんかまだまだ旅行続けたい気分だが、９月には松江の友達のところに行く！と約束してしまったし、１０月にタイに戻る前に、タイのビザも撮っておかなくてはいけないので、そろそろ帰る方が良いだろう。

　と言うことで、夏の女一人バイク旅はこれで終了です。

エリア 洞川温泉・大峰山・天川(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

起きたので、朝食。
田舎のおばあちゃんの料理、と言う感じで、ほっとする。
私的にはお味噌汁とご飯と漬物だけでも十分だったりするんだが。
元々朝は食べないので、しっかり出されるともったいないので食べてしまうが、
できればホテルも夕食あり、朝食なし、のプランがあればいいのに、と思ってしまう。

湯宿 丸文 宿・ホテル

食べたらやっぱりお腹が苦しくて、部屋に戻ってお茶飲みながらゴロゴロチェックアウト時間まで過ごす。
チェックアウトで、荷物を預かってもらって、歩ける範囲で近所を散策。
丸文の前の川ですが、八幡神社あたりにイワナが群れになって生息している、との
温泉街のホテルと旅館のご主人＆女将の情報。

本当にうじゃうじゃいた！手づかみで取れそうなくらい。
もちろん、観光客は禁漁なので取っちゃダメです。

うじゃうじゃ川魚が群れているスポットの山側に目を向けてみると、鍾乳洞へ行く標識が見えてきました。

面不動鍾乳洞 自然・景勝地

本当は八幡宮と龍泉寺の間あたりです。

視線を上に向けてみると、トロッコ乗り場がありました。
山道を登ると、折角朝風呂でさっぱりした体がまた汗だくになってしまう。。。
バイク以外のトロッコに乗っておきたい！

はて？今日は土曜日だから、やってるだろう？
無線で呼ぶものらしく、ボタンを押したらおばちゃんの声で
「今から下に行くからー」とのこと。
どれくらい待つものなのかわかりませんが、口調からすると、そんなに
長いこと待たされそうにないような。。。

５分くらいすると、上からノソノソとモノレールが降りてきているのが見えました。
時速１kmくらいかな？

一方通行らしく、下りはバックで降りてくるんですね。あんまり下りは景色を楽しめないかなー。
片道の上りだけでいいかなー。
私が待っている五分の間に、家族連れがやってきたので、満席になって出発です。

前の方に乗りました。非常にゆっくりと登っていきます。
しかしどれくらい乗っていないといけないのでしょうか？

枝打ちがしっかりされている木ばかりですね。
これがアフリカのサファリパークだったら上からゴリラとか豹とかが降りて
襲撃してきそうですが、奈良県の天川村なので大丈夫、と思いつつ
毛虫落ちてきたら嫌だなーと思ったりもする。

見晴らしの良いところで、トロッコの旅は１０分程度で終了。
まあこの高さなら、帰りはやっぱり自分で歩いて降りよう。。。

見晴台から大峰山

大峰山 自然・景勝地

モノレールの料金はこちらで後払いです。
そして、洞窟の入洞料は４５０円。
モノレールは３００円。
モノレールに乗ったまま鍾乳洞を回るものじゃないんですねー。

面不動鍾乳洞を観光名所に仕立て上げた人の石碑。
４５０円も取るくらいだから、期待してます！

秋吉台ほどの規模はなさそう。一方通行で出てこれるものらしく、
迂闊に異世界へ行ってしまう、ということはなさそう。
しかし、入り口に立っただけで、なんか寒い。

面不動鍾乳洞 自然・景勝地

入ったらいきなり、LEDでライトアップ！
奈良の山奥の田舎なのに、なかなか洒落てます！

面不動鍾乳洞 自然・景勝地

通路はがっちり、ここを歩いてね！そっちは歩かないでね！な作りになっています、
そしてとっても明るい！

山奥の鍾乳洞なくせに、海の中にいるかのような青のライトがまたよろしいですね！

と言うか、どこの見どころスポットにも七色に変色するライトが照らされているので、色によって、同じ場所でも、なんか雰囲気が変わる。
ここなんか、一人でずっといると異世界に行ってしまえそうな雰囲気だった。
まだ入り口から３割くらいの場所。

洞窟、、、私はアジア圏でも結構行っていて、思い出すのが、タイのカンチャナブリーの第二次世界大戦中に日本軍が武器を隠していた洞窟。
戦後はお寺の境内になっていて、あちこちに仏像を安置して、お参り場所になっている。
　実は私がタイに住み始めた２５年前に、その洞窟でオーストラリア人の女の子が、その寺の坊主に強姦殺人されてしまう事件があった。
タイでも衝撃的な事件だった。
　当然、ここの鍾乳洞にはそんな片鱗全くない。日本人ならこれが当たり前だけど、海外で洞窟に行く時は絶対、男であっても一人で行くもんじゃない。

大根おろしになりそうなくらい、細かいのがびっしりなスポット。

うーん、なんか精霊的なものが出てきそう。
そして洞窟半ばまでくると半袖Tシャツのみだと寒い！

タイの洞窟だと、本当に蝙蝠が住んでいるので、結構おしっこくさいんですが、
ここは蝙蝠いなさそうで、無味無臭です。

綺麗です。が、寒いので、しゃかしゃか進んで、体温を上げます。

うーん、西安の兵馬俑でこのライトアップも映えそう！

さすが４５０円！
観光開発した入り口の石像の人、グッジョブ！
もし私がイーロンマスクみたいに唸るほどお金があれば、
ここでさらにプロジェクションマッピング施して、
深海にいるような映像落としてみます。

この辺りは鐘乳石が長いですね！

長さ２０cmほど。ここまで伸びるのに何年かかる？
伸びしろあるけど、年月がかかりすぎるのと、
１６年間で１５６、５cmまでしか伸びしろがない、どっちがいい？

と思ったら出口まであともうちょいのエリアで怪しい祠。猫とかイタチとかの頭蓋骨が安置されている。
　ペットの健康と長寿を祈るような雰囲気はない。

怪しい祠に祀られている３体の頭蓋骨に関しての説明書き。
この大きさでカモシカ、ってことはないでしょうに。

出口が近づきつつあります。ちょっとライトアップが雑になってきました。

それにしてもここの鐘乳石は細いですね。

摂氏８度、、、そりゃ寒いはず！長袖持ってきてよかったです。
と言うか、洞窟入る人は夏でも長袖持って行きましょう。
そして、意外と見ごたえのある鍾乳洞でした。

外に出てきたら、さっきまで、爽やかー！と思ってた山間の清々しい空気が、蒸し暑く感じる。でも、３００円ケチって、徒歩で下山します！

さっきのモノレールの山頂駅まで軽トラが入れるように整備されている道をサクサク下りていきます。やっぱり、モノレールは上りだけでよかった～。

下ったところで、一応は八幡宮にもお参り。
雰囲気的に、合格祈願とか、武道の向上を祈願する系と感じました。
ここではお客様お恋愛祈願はしてない。

ホテルに戻って荷物をピックアップする前に、めんめらの森とかいうやつも見に行ってみた。
メンヘラじゃなく、めんめら。蜂が飛んでたので、すぐにUターン。

天川村の他に見どころと言えば、みたらい渓谷。
こっちは女人禁制とかない。

みたらい渓谷も４kmくらいの道のり。
汗だくになっても、もうホテル丸文の温泉には入れないしなあー。
やっぱりお昼になったし帰ろう。

そう言えば、帰る前に川魚の食べ比べしとかなくては！
ホテル丸文で預けてた荷物引き取ってから、
昨日、アマゴを食べた亀清にバイクで乗り付け。

亀清 グルメ・レストラン

子持ち鮎、にしようかと思ったが、昨日、ホテル丸文の夕食で鮎の塩焼きを
いただいているので、ここはやっぱりイワナ！
　多分、イワナが一番味はワイルド。鮎が一番上品。アマゴが一番わかりやすい味。

イワナだけ食べたら、今度は寿司豊へ。
ここは柿の葉寿司の店。目はりはないのか。。。

寿司だけかと思ったらお土産も売っている。
ここで「今ならクーポン」きっちり使いきる。
右手にある蜂蜜は「そよご」の花の蜂蜜。そよご、って何？と聞いても、
寿司屋の主人も陀羅尼助の主人もわからないという。
ネットで調べたら、冬に赤い実をつける、南天じゃない木、だった。
味はさっぱり爽やか。他にドクダミエキスのスプレー。エタノールも入ってるので、消毒用に大いに活用しました。

柳豊すし店 グルメ・レストラン

と言うわけでバスが通れない、悪路の方の県道２１号線で帰りまーす。

ちょっと走ると、なんか寒い。。。
ここのキャンプ場で、荷物を開けてTシャツを２枚重ね着していると、
私のバイクのナンバープレートが「伊賀市」だと言うのに気がついて、
ビビる管理人のおじさん。
　いや、車だとここから伊賀まで３時間しないはずですよ。

洞川キャンプ場 キャンプ場

そんなわけで、バスが通らないクネクネの悪路県道２１号線を北上する。
道中、道路に苔が生えてるとか、落石注意なスポットとかだらけでした。
まあもう志摩から紀伊長島へ出る２６０号線とか、玉置神社へ行く道中とかの方が
怖かったので、慣れてしまったようです。ただし、ブレーキ握りすぎで、
手がだる重い。

黒滝村の川戸、と言うところまで来た。
ちょうど、バス停にベンチもあるので、ここらで一休み。
ブレーキ握りすぎで、手がだるいのです。

この辺もまだ清流。山奥の集落、という感じですが、
バスは玉置神社手前の集落のような予約運行ではなかったです。

そんで柿の葉寿司。８個入り、全部鯖！
鮭とかタイとか、もっと田舎らしく、椎茸の炊いたん、とか入ってないのかよー！
全部鯖でしたが、美味しいことは美味しいです。

柿の葉寿司が全部鯖だと言うことが判明したので、剥いたのをまた巻き直して、
半分だけ残して、宇陀まで来ました。道の駅で黒豆パンとフルーツ大福中身がブルーベリー！と言うのを食べて、大きいキャベツ買って、伊賀へ向かいます。

道の駅 宇陀路大宇陀 道の駅

途中で給油。
介護されている柴犬のところでリッター１７４円。
この後三重県に入って、名張市だとリッター１５６円になってた。
まあ、柴犬の介護費用と思えば許せる。

宇陀からちょっと迷う。
２年前に行った曽爾高原の向かいの山並みを記憶してたので、
なんとか、名張方面の道へ進む。

名張手前の宇陀。室生寺行っとく？
いや、もう手がだるい。。。そして、なんとなくやっぱり小腹が空いている。
茶粥セット１１００円なり。あー生き返るー（胃袋は実年齢の倍です）

道の駅 宇陀路室生 道の駅

ついでに最後のお土産！
ここまでくると、奈良と三重県が混在している。

道の駅宇陀路室生の駐車場片隅にて。
今回のバイク旅の記念撮影。

５日間で１０００kmくらい走ったか？
各神社でお願いした通り、バイク共々無事に帰宅できました。

道の駅 宇陀路室生 道の駅

伊賀に着いたのは夕方５時前。
帰宅して、今回買ったお土産を並べてみる。
もっと買えばよかった、と思ったのが、
いざなみ米のグルテンフリーのうどん。もちもちツルツルしてた。
次にじゃばら飴。これが割と癖になる。

もっと買えばよかったのが那智黒飴と陀羅尼助。
陀羅尼助はお腹に関することなら何でも効くし、正露丸のような強烈な悪臭もない。
後日、名古屋のJR高島屋のデパートの地下の全国のお菓子コーナーに売ってた。
陀羅尼助も米子の水木ロードの漢方薬中心の薬局に売ってた。

この旅行の後、５日くらいは、ダラダラ寝て過ごした。体力の回復がやっぱり
年行ったせいで遅くなってきました。