県民割）ケチでわがままな私、洞川温泉のホテルで一人はしゃぐ（女一人バイク旅

2022/08/22 - 2022/08/27

　昭和の時代だと、女一人旅で旅館に泊まるのはよく断られると言われた。
なぜなら傷心旅行に来て、そのまま自殺なんかしちゃうワケありのパターンだと思われていたから。
　令和になった今、山間の温泉街に一人の中年女がバイクで乗り付けて、
鼻息荒くチェックイン時に貰えるクーポンをニヤリと受け取る。
　時代は変わった。。。

　
　それにしても、やっぱり県民割がなければ、こんな贅沢なホテルは
泊まれなかった、とつくづく思う。
　一人で川沿いの３階部分の部屋占領！美味しすぎる！
夕食時間の前にもなんだかんだ色々食べまくった状態であんまりお腹が空かない。
でも鴨鍋なんか庶民の私がまず口にできないものだし、絶対食べる！
結局食べ過ぎてお腹壊して速攻で陀羅尼助の世話になる私。
陀羅尼助、本当に即効く！
さっきまで名水の湧き水のごとく、ごろごろだったお腹が収まり、贅沢な鴨鍋をペロリと平らげる。
時刻はまだ２０時。もうすぐ終わりそうな夏の夜。おとなしく寝てたまるか！
温泉に来ているはずなのに、まだ温泉に入らず、外へ出て行く私であった。

エリア 洞川温泉・大峰山・天川(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 2.5

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

大正時代とか昭和初期の時代に芸者遊びしているようなお座敷の部屋で
お茶を飲んでいると、「夕食の準備ができました」と内線の電話が鳴ったので
降りていくと。。
　これ一人分ですか？野菜たっぷりが特に嬉しいです！

湯宿 丸文 宿・ホテル

鴨肉はまだ凍っている部分もあります。
しゃぶしゃぶ、というわけではないようなので、煮えているお鍋に
お皿の端っこから箸を寄せてツルッとスリップ＆ドロップイン！
その間、トイレへ。。。

お腹痛い。。。！自分の部屋のトイレに駆け込みます。
川向こうの龍泉寺から丸見えですが、こんな時に優雅に歩いてたまるか！

広々トイレ、緊急事態の時はこの距離がもどかしい～。
この後、部屋に置いてあった買いたての陀羅尼助を持って戻ります。

陀羅尼助飲んだら、即お腹の痛いのが治りました！
侮れないですね、陀羅尼助！
鴨肉は甘いんですね！滲み出たしる、延々飲み続けられそうなくらいおいしかったです。
　最後の締めのデザートですが、吉野は柿の名産地。
でもまだ８月２６日なのに、もうこんな良い感じの硬さの甘い柿があるんですね！

またまたお腹の皮が破れそう。。。
やっぱり運動しに外へ出ます。

大峯山洞川温泉 温泉

ホテルを出て左へ進んだところは、こんなに幻想的なのにショットバーに
なっていました。
オープンしたてなようで、ビールのサービスとかしていましたが、
飲めない私はチラ見してスルー。

夕方がうっすら灯ってた提灯がなんかくっきり明るくなっていました。
提灯のアーケードがかかっている前の旅館がさら徳旅館。
ここの温泉街では典型的な広い縁側のある作りです。

洞川温泉　さら徳旅館 宿・ホテル

ホテル丸文を出て向かい側あたりからストリート撮影。
浴衣の人が入ると、ぐっと温泉街の雰囲気が増しますね！

大峯山洞川温泉 温泉

お酒はもちろん、もうこれ以上は腹に何も入らないので、ウロウロ歩き回ります。

ホテルの横の道、龍泉寺へ繋がる橋の方へ進みます。

橋の上から川の上流を見る。右手に映るのはあたらしや。
なんか祇園の一角もこういう感じなところがあったなー（遠い昔）

洞川温泉　あたらしや旅館 宿・ホテル

橋の上からホテル丸文。３階部分は全部私の部屋！
トイレに駆け込むのとか、夜間はここから丸見えですね！
裸でウロウロする人はしっかりカーテンを閉めましょう。

写真撮ってたら向こうからなんか絵になる浴衣の人がやってきました。

浴衣に提灯。絵になりすぎです。
この後、龍泉寺はこちらで良いのか？と聞かれました。
浴衣着てないと、地元の人に見えるのかもしれません。

提灯の人たちについて龍泉寺に行こうかと思いましたが、真っ暗。。。
あんまり真っ暗だと、スマホのカメラはろくに写りません。
諦めて明るい方を歩きます。

あたらしやの入り口側。
それほど新しい、とか感じないんですが。。。

　後で、ホテル丸文のご主人が、８０年前に一度、ここの温泉街が
全部焼け野原になったことがある。と言ってたので、あたらしやは
その大火事以降に出来た旅館かもしれませんね。

洞川温泉　あたらしや旅館 宿・ホテル

こっちも提灯のアーケードが。
花や徳兵衛。伝統的な建築スタイルだけど、建材が新しい。。。
うーん、高いんだろうなあー。

天川 洞川温泉　温泉名水の里　旅館　紀の国屋甚八 宿・ホテル

その隣がこれまた老舗っぽい。
楽天トラベルになかったなー。
こう言うザ老舗！ってどこで予約してるんだろう？
行者客専門？

天川 洞川温泉　温泉名水の里　旅館　紀の国屋甚八 宿・ホテル

うーん、時代劇っぽいなー。
別府温泉なら湯けむりもうもう、硫黄の匂いプンプンだけど、
ここは空気も水も澄み切っているところでの幻想的な古い町並み。
時々、関西だけの旅紹介番組とかでもここはよく紹介されてます。

大峯山洞川温泉 温泉

ホテル丸文前を行ったり来たり。。。

静かな山間の温泉街なので、さすがに夜９時を回り始めると、人通りも消えていきます。

人がいなくなると、映画のセットみたいになってきたので、私もお部屋に帰ります。

部屋に戻ってお茶を飲みながらテレビ見る。
もう帰るだけなので、もしもの時に取っておいた松阪で買った
朝日軒本舗の「山ざくら」は私が食べてもよかろう！とまた食べてしまう。
この後温泉行くからきっと。。。

それにしても広い。。。実はこの後ろにもさらに部屋がある。
これは文豪とかが小説を書くために泊まる部屋だと思った。

湯宿 丸文 宿・ホテル

文豪じゃない私はスマホでSNSやるだけ。。。
しかし広いなー。

アメニティもなんかオシャレです。木の歯ブラシ。山奥でもこんなところにSDGsが。

と言うことで地下っぽいけど実は１階の女湯へ行ってみました。

脱衣所。
使用中の時はドアを閉めて鍵をかける、というもの。
平日だったので、入りたい時にすんなり入れるのが良かったです。
混んでいる時はあくまで待たないといけないのかもしれませんね。

お風呂はこんな感じ。湯船は５人くらい入れるかな？
お湯はほとんど癖がなく、さらりとしています。
榊原温泉みたいに、ヌルヌルしてません。
割と熱い目でしっかり温まりました。
奈良県と三重県の県境にある御杖村の「姫石の湯」に湯ざわりが似ています。
そして、部屋に戻ると、即寝落ちしてしまいました。

私の泊まった部屋に飾られている時代物的な置物。
右の兜は豊臣秀頼のデザインじゃなかった？奈良の山奥になんで飾られてるのかは
不明です。
　でも、ホテル丸文、県民割で泊まるにはかなりお得です。