三多気の桜、何とかギリギリ間に合った。。。

2021/04/02 - 2021/04/02

　冬でもバイクで旅ができるように、、、とワークマンでイージスシリーズにヒーター付きベストまで買っておきながら、秋の紅葉は気がつけばすすけた茶色に山々が変色しててベストシーズンを逃す。
そのまま家の光熱費削減のために入った食品加工会社のアルバイトでぬくぬくと一冬を越し、気がつけば春。
折角ワークマンで１万円以上使って防寒対策バッチリしてるのに！！
働いてばっかりじゃ何のために生きてるかわからない！と３月末にバイトを辞めた。
で、４月２日。変に生暖かい日が続くが、黄砂が降ってきて、空が晴れてない。しかし桜は待ってくれない！
三重県の秘境の桜としては名所中の名所である三多気の桜に行くことにした！

↑と、去年の私は書いていた。実は去年５月に母親が「就職しろ！」とうるさいので、うっかりブラック企業に入ってしまい、今年の４月などは桜どころじゃなかった。なので、更新をしつつ、去年の桜で花見を今頃する私であった。

エリア 久居・一志(三重)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: バイク

伊賀から三多気の桜のある美杉村に行くには名張を超えなくてはいけない。のんびり伊賀鉄道線沿いの国道422号線を南へ進む

と、思ったら依那古の桜並木がもう早速綺麗である。

しかもここは町内会の皆さんが熱心なのか、花の管理もしっかりされてて綺麗なのである。

ちょっと曇り空なので、桜に圧まで感じるが。

こちらは案山子ですが、凄く田舎のおばちゃんオーラを放っていて、近くまで来ないとわからなかったりします。

と、思ったら本物の人が作業していました。

桜のピンク一色ではなく、足元にも白や紫などカラフルです。

桜の木の根元ですらこんなに賑やかに咲いています。

いけません、早く三多気の桜を見に行かなければ日が暮れる！

名張のヒナチダムからの桜

名張のヒナチダムを通過し、422号線をひたすら南下。こちらの桜も見事です。

三多気の桜まであと１０kmくらいでしょうか？いつもの通りここは絶景が続くので、バイクの運転もちょっと注意すべきなのです。

桜ではなく、山はコブシ、という花が満開でした。これ、ゲランのミツコ的な香水のような香りがするのです。

コブシに黄色い花。桜の近くに咲いてたら絶景でしたね。

やっと三多気の桜並木に到着しました。天気は曇ってますね。。。

空が重い。。。

茶畑の緑と桜のピンク、しかも伊賀より桜は早い目に散り始めています。。。

曇り空の圧力のせいか、桜が耐えられずに散っていく。。。

散るにしてもせめてゆっくり、スローモーに勿体つけるように散ってくれればいいものを。

茶畑と桜と向こうの山並み

晴れていたら最高だったのですが、もう桜は待ってくれません。

坂の途中の公開中の民家の庭先からの眺め。

公開中の古民家の庭先。平和な風景。

ここが三多気の桜で一番映える場所。日が差すまでかなり粘ったが。。。

わざわざ観光のためにまだ先なのに、棚田に水を入れてくれている。天気が良い日はここが水鏡になって非常に幻想的になるのだが。。。

桜の撮影は諦めて、由緒あるお寺、真福院に立ち寄る。桜並木が途切れて木立が鬱蒼と茂る門前です。

寺の本当の門は奥にある赤い屋根のところですが、ここはその手前にも巨木の門があるのです。樹齢何百年？

境内に上がると、こちらは赤い椿が鮮やかです。

さらに目線を横にずらすと、爆発するように咲き乱れる山ツツジ。
こっちの方が桜よりインパクトありました。

しかし、まだなんとなく満たされない。。。とまだ伊賀には戻らず、私はバイクを伊勢奥津に向けて走らせる。道中にこちらも爆発的に群生する山ツツジスポットが。

伊勢奥津の駅到着。こちらの桜は濃厚ピンクと赤いのはボケ、とかいう花？

早速駅横の観光案内センターで駅弁購入。物足りないかと思い、アマゴの天ぷらも370円で追加。

本当に田舎のおばあちゃんが心を込めて作ってくれたような味わい。美味！

更に伊勢奥津は新たな観光名所を作る意欲があるようで、ミツマタ群生地、なるものも看板があったので行ってみる。山道を２キロくらい登ったかも？

不思議な浮遊感。

ミツマタの花のアップ。来た時は三多気の桜と同じくピークを超えて、ちょっと色褪せていた。本来ならもっと黄色が鮮やかで、甘い香りも強いのに。ちなみにこれが紙の原料です。

とりあえず、無理やりでも三多気の桜は見たし、、、で伊賀へ引き返す。
昼間に見た依那古の桜並木がライトアップされている。しかもなぜか此の期に及んで空が晴れる。

ちょ、ちょっと。。。三多気の桜を見に行ったのに、なんでこっちの方が鮮やかなの？

結論、三多気の桜は伊賀より早い。つまり、伊賀は山深い伊勢奥津よりも寒い、ってこと。伊賀の桜を基準に考えていると、三重県の他の地域の桜はあっという間に咲いて散って終わる、ということ。