それでも旅がしたい！コロナ時代の新しい旅の形を求めて（４：鳥羽市相差町石神さん）

2020/08/26 - 2020/08/28

相差町に到着したのは昼12時頃。
前日にグーグルマップで調べていたら、なんと海辺の町なのに、十割そばが食べられるお店があるとのこと。
早速！と思ったら休み。では石神さんに行く手前の海女文化資料館の駐車場の向かいにある定食屋、久兵衛に行く。
ここもグーグルマップでは気さくな主人と美味しい海の幸満喫とか評価が高い店。そしたらここも休み。
鳥羽市相差町、ここの地域は木曜日を定休日とする店が殆どだった。。。
　と言うことなので木曜日に石神さん参りをする人は手前の鳥羽駅周辺や、パールロード沿いにある海女小屋で
食事してきた方がいいかも。
　私は石神さんの参道沿いにあったオウサツキッチン００３２で雑魚フライサンドでランチとしたが、うう、足りねー！

　鳥羽市相差町の神明神社の中に祀られている「石神さん」は女性の願いは必ず一つは叶えてくれる！というパワースポット。
数年前に母と小雨が降る月曜日の昼下がりに訪れた時は、平日なのに観光バスが横付けされて、続々と女性が降りてきて
熱心に祈っているところでしたが、今回はコロナのせいなのか、ガラガラ。。。
おかげさまで、ゆっくり、すべての社に手をあわせることができました。

「石神さん」に願いを叶えてもらうにはきちんとお参りの作法があるそうで、
１：手水鉢で両手を洗い、口を濯ぐ
２：まずは本殿のお参り（この日は茅野輪くぐりが設置されていたので、きちんと順序を守って潜ってからお参り）
３：本殿のお参りは、一礼してから賽銭箱にお金を入れ、２拍手して手を合わせ、自分がどこから来た何者かをちゃんと挨拶し、
今日はなんの目的で来たかを心の中で神様にお伝えする。そのあと２礼して、石神さんへ移動。
４：石神さん前にピンクの紙が置かれている場所で、ピンクの紙に心を込めた時で願い事を書く。
５：石神さんへお賽銭、手をあわせる、ピンクの願い事の紙を箱に入れる、手を合わせてから２礼して退場。

で、参道沿いのオウサツキッチン００３２のママさんに言わせると、後日願いが叶ったら「お礼参り」すること。
その際にまたお願いをすると、またそのお願いも聞いてくれる。そんなこんなで、ママさんはすでに５回も願いが叶ったそうな。

私みたいにもう結婚してるし、母親が元気で長生きだったらありがたいです！とかコロナで経済状況厳しい助けて！とか
子供がいじめられませんように！とか自分の縁談以外のことでも女性が参拝するなら石神さんは叶えてくれるそうです。

エリア 鳥羽(三重)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

海女文化資料館前の駐車場にバイクを停めさせてもらい、何はともあれ石神さんへ！
数年前に来た時と違って、参道も境内もガラガラ！

神明神社(石神さん) 寺・神社・教会

一番奥まで人影がありません。この時正午過ぎでした。

神明神社(石神さん) 寺・神社・教会

真っ赤な鳥居が本殿かと思ったらお稲荷さんでした。。。

本殿はこちら！この日は厄払いのための「茅野輪くぐり」も設置されていました。
ちゃんと作法に則ってくぐらせてもらいます。
アトピーが早く治りますようにー。

神明神社(石神さん) 寺・神社・教会

本殿には「日本で２番目に大きいおみくじ」が。
大きいですが、値段は１００円と良心的。たいして重くはなかったので、
シャカシャカしたら８番が出てきました。

棚にある８番のおみくじをめくってみますと、、、大吉でした。
お客さまー！見事に引き当てましたよー！

神明神社(石神さん) 寺・神社・教会

そのあとは本殿の左横にある古い楠のご霊木へ。
残念ながら倒れてしまったのですね。

ここで母が元気で長生きできるように祈っておきます。

神明神社(石神さん) 寺・神社・教会

はい。では石神さんへ！この鳥居を潜って左側にピンクの紙があるので、そこで願い事を書いてください。

神明神社(石神さん) 寺・神社・教会

お賽銭を入れて、手を合わせてお願い事をして、左右の願い箱にピンクの紙を入れます。

石神さんは女性の味方です。

お参りが終わったので、お昼ご飯を求めて。
確か、数年前母と来た時はここで、お茶をした記憶がある。
木曜日でもオープンしててありがたい。
軽食は何かありますか？と尋ねたら、それは隣に独立したのよ、と
オウサツキッッチン００３２を教えてもらう。

海女の家 五左屋 グルメ・レストラン

こちらがそのオウサツキッチン００３２と言うおしゃれなカフェ。
天草のところてんとか、レインボーソーダーとか甘いものの評価が高いのですが、
ご飯食べたい。。。

オウサツキッチン0032 グルメ・レストラン

雑魚、とか言いながらタイとかブリの子供のイナダとか、カワハギとか高級魚が入ってます。漁の関係でその日によって雑魚の種類は変わるそうですが、私の時はかなり当たりな日でしたね。

レインボーソーダーはかなりインスタ映えします。
しかし、私はご飯が食べたい。

店内おしゃれです。そしてガラガラです。。。

これが雑魚フライサンド。マヨネーズの中に鳥羽スコが効いている。
美味しいけど、お腹いっぱいにはならない。。。もう一個？
でも、アトピーなので、あんまりグルテンは摂らないほうがいいしなー。

Wi-Fi借りようと思ったら、今こんなプロモーションやってました。
ここで思わぬお土産ゲット！
バイクで帰るので、事故防止のご利益のあるセーマンドーマンは大変ありがたいです。

小腹を満たした後は、バイクを停めさせてもらってる海女文化資料館へ立ち寄ります。

相差海女文化資料館 美術館・博物館

展示されている場所はとても小さいですが、ビデオ紹介などコンパクトに揃っています。ここでも無料WiFiがあったので、助かりました。

相差海女文化資料館 美術館・博物館

セーマンドーマンの言われの説明も見つけました。

相差海女文化資料館横に見事な黒松が生えています。
その迫力から天に昇る龍のようにも見えるので、これも相差町のパワースポットの
役割を果たす。
木の幹に触れて願い事をすると叶うそうで、当然私のお客さん全員のお願いを
お願いしてきました。
　お客さんが幸せで裕福になることで生かしてもらっている身分です。

いまは囲いがしてあり、根元の幹には触れません。ここの枝（と言ってもすごく太い）の穴にお賽銭を入れてお願い事をします。

ここのお願いが終わったら、駐車場のすぐ横に脇道を入っていくと、梵潮寺の境内に出ます。この境内の脇にあるのが樹齢700年とも言われている蘇鉄の木。

梵潮寺 寺・神社・教会

あんまりはっきりは読めませんが、先ほどの相差海女文化資料館に置いてあった、相差町マップには子宝、子孫繁栄、延命長寿の象徴として大事にされています。
石神さんで結婚祈願をお願いした後、子供も欲しい方はこちらも是非セットで訪れておいて欲しいところ。

伊勢での雨は何だったのか？雲ひとつない快晴に蘇鉄が凄く映えます。

蘇鉄は杉や檜のようにどんどん太っとくなるのではなく、ある程度の太さまできたら、株分けして増えていく性質のようです。それでも、アマゾンにいる大蛇のような木肌が何とも言えません。中には苔が生えているのもあるし、700年の貫禄を感じます。

更に分裂中のところを近づいて見ているとパイナップルにも見えてくる。

梵潮寺でガンガンの晴れ間となり、さすがに眩暈もします。
まだ時刻は14時でチェックイン時間まで１時間ありますが、荷物を先に置かせてもらえないか？と本日のお宿、「うえじ」に行ってみます。

海辺の宿　うえじ 宿・ホテル

駐車場にバイクを停めると早速猫が挨拶に来ました。海辺の猫はやっぱり魚のおかげか太ってます。

旅館うえじの看板犬はまる。柴犬ミックスなようですが、私が入った瞬間に、昼寝を邪魔された！な凄く嫌な顔をし、声をかけると明らかに警告的な鳴き声。はい。歓迎されていません。
鳴き声を聞いて旅館の女将さんが出てきたので、荷物だけ先に置かせてもらえないかとお願いしたら、もう部屋の掃除終わってるからどうぞ。と上げてもらえた。

Wi-Fi遅いホテルエコノ多気の部屋で楽天トラベルで見つけた本日のお宿。
女将の気まぐれコース、とか言う朝夕食付きプラン９９００円が、Gotoキャンペーン適応で６５００円に！
部屋は明るいオーシャンビューの８畳和室の301号室。トイレは共同と言っても、男女に分かれてて、洋式トイレはウォシュレットでした。
お風呂は各階にありましたが、この日は宿泊客はどうやら私と、もう一人の男性だけだったので、１階の一番広そうな浴場を利用しました。

301号室からの眺め。

テーブルの上には冷えてる麦茶と伊勢茶クリームがはさんであるゴーフル。
鳥羽マルシェでは見かけなかったなー。爽やかな伊勢茶が香って
結構美味しかったです。

部屋に洗面台はないですが、部屋の前に広々とした洗面所がありました。
もう一人の男性客とは階が違うのか、一度も鉢合わせすることなし。

夕食は18時半から、とのことなので、その前に少し目の前の浜を散歩しに行きます。

旅館の斜め前の商店。
夕飯の量を見てから、おやつを階に行こう、と素通りしたのですが、18時過ぎに戻ると、既にシャッターが閉まっていました。田舎は夜が早い。

防波堤を乗り越えてみると。。。

鯨崎の方向に虹がかかっていました。
いやはや、石神さんの後なので縁起がいい！

宿に戻ると夕食の支度ができていました。
食事用の床の間の部屋に通されます。まるで料亭みたいですね。
朝夕食付きで６５００円です。果たしてどんなものが出てくるのでしょうか。。。

海辺の宿　うえじ 宿・ホテル

新鮮なお刺身は鯛、甘エビ、タコ。
新鮮なので身がブリンブリンの歯ごたえです。

鍋物は二つ。右側はサザエとムール貝。
蒸してたら出てきた貝汁がたまりません。
誰もいなかったので、しっかり椀物の蓋に移して飲んじゃいましたー！

海辺の宿なのになぜか豚鍋。
こっちも甘みのある肉で美味しかったです。てか、海辺の町だし、
街まで買いに行ったか配達で届けてもらったか。無理しなくていーのにー。

有田焼っぽいお鉢の中にはカマスの煮付けが入ってました。
撮り忘れましたが、デザートは伊勢茶の抹茶プリンでした。
ご飯はタコ飯。６５００円の客にここまで出してくれるんですね！
実は私トロとかウニとかの高級寿司ネタよりも光り物な、単価の安い魚が好みです。
先に伝えておけば、旅館側もこんなに夕食にコストかけなくても良かったかもしれません。

満腹になったので、また散歩してカロリー消費。
相差漁港からの夜の景色。上弦の月が明るいです。

石神さんがいくら有名とは言え、やはり田舎の港町の夜は暗く、真っ暗です。
私の泊まってる旅館と同じ道沿いにある花椿さんの明かりを頼りに戻りました。
この日は鳥羽マルシェで買ったおやつを食べて、NHKの世界は物で溢れている、、、みたいな番組に、７月に亡くなった三浦春馬くんが出ていたので、釘付けで鑑賞。
夏の終わりの潮騒が響く相差町。やっぱり寂しさを感じつつ就寝しました。

味の宿　花椿 宿・ホテル