2022/04/24 - 2022/04/24
64位(同エリア330件中)
キートンさん
この旅行記スケジュールを元に
サクラの花が咲く頃、サイクリングに適した季節の東北へ。
3日目はいわてホリデーパスを利用して、以前から行ってみたかった龍泉洞と浄土ヶ浜を訪れます。
午前中に龍泉洞の見学をした後、午後は宮古に戻ってサイクリング。
リアス式海岸で知られる三陸海岸を代表する景勝地、浄土ヶ浜は江戸時代の僧が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したと伝えられる。
ここではさっぱ船という小型船で青の洞窟に入れるクルーズがあるという。
イタリア、小樽と波の状況で行けずに終わり、相性の悪かった青の洞窟。
波の状況や潮の満ち引きに影響される青の洞窟、三度目の正直となるのか・・・
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
岩泉小本から三陸鉄道リアス線で、13:50に宮古に到着。
ここから本日のサイクリングを開始。宮古駅 駅
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浄土ヶ浜を目指して道路標識の案内に従って進んで行き、坂を上って行く。
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しかし、考えていたルートと違っていたので、ルート修正のため一旦下ることになった。
車の最適ルートと自転車の最適ルートは一致するとは限らない。
無駄に坂を上って体力を消耗するのは、精神的にも良くない。 -
再び坂を上って浄土ヶ浜ビジターセンターの駐車場まで来ると近くに館ヶ崎展望台の案内が出ていたので自転車を置いて来てみた。
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館ヶ崎展望台からは東方の重茂半島(おもえはんとう)の方向は見えるが、樹木であまり展望は良いとはいえない。
しかも空模様は薄曇り。
この時、かすかにマイク放送の声が聞こえた。
何を言っているかはわからないが、さっぱ船の案内ではないかと思った。
これは期待できるかも・・・館ヶ崎展望台 名所・史跡
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浄土ヶ浜へと向かう道路沿いに北方向の展望がききそうな場所があったが、ここも樹木が支障になってそれほど展望の良いものではなかった。
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14:50頃、ようやく浄土ヶ浜らしい風景が目の前に現れた。
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「極楽浄土のごとし」といわれた海岸風景が広がる。
どんよりとした空模様は残念だが、波は穏やかだ。 -
海岸沿いを進むとトンネルが見えてきた。
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短いトンネルを抜けると、さっぱ船の乗り場があった。
乗船料は1500円。
料金にはかっぱえびせんが含まれる。
なぜかっぱえびせんなのかは後にわかる。
だいたい、察しはついているが・・・ -
さっぱ船は定員2名から7名まで3種類くらいあるようだ。
私は定員7名のさっぱ船に乗船。
透明度の高い海にはたくさんのカモメが浮かんでいる。 -
イチオシ
15:10頃、さっぱ船が出航。
と同時にさっぱ船上空にカモメが群がる。
ここでかっぱえびせんの出番。 -
流紋岩の白い岩肌に接近。
波はなく穏やか。
これなら沈没の心配ないし、沈没しても泳いでたどり着ける。
心臓が麻痺しなければ・・・ -
カモメ密集地帯通過中。
さながら、ヒッチコックの「鳥」状態。
そんな凶暴なカモメではないが・・・ -
この日のこの時間帯はちょうど干潮で、岩肌の色の変わり目がそれを示している。
干満の差は1mを越える。 -
浄土ヶ浜に連なる岩の先端の方に向かって進む。
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先端近くの岩山の上には子安地蔵という祠が見える。
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さっぱ船乗場の南側の岬の反対側へ回り込むと、「八戸穴」と呼ばれる洞窟が見えてくる。
その昔この穴に入っていった犬が、数年後八戸で見つかったため、この穴は八戸まで続いているということになり、八戸穴と呼ばれるようになったとか。 -
さっぱ船が八戸穴へ突入。
奥行きは10m足らず。
八戸まで続いているようには見えない。 -
イチオシ
振り向くと水の色が・・・
ここが噂の「青の洞門」!青の洞窟 (八戸穴) 名所・史跡
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そう、浄土ヶ浜の青の洞窟とは八戸穴のこと。
季節、天候、時間帯、見る方向などによって様々な色に変化するという。 -
「青の洞門」というより、今は緑に近い。
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上から突き出た岩には様々な生物が付着している。
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貝類、海藻類、イソギンチャクの一種など。
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洞窟に入るためには風が少なく波が安定している日に行くのが好ましく、できるだけ午前の早い時間帯に来るのがお勧めなのだという。
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八戸穴へ突入していく次のさっぱ船。
今さらだが、さっぱ船とは三陸地域で漁師がウニやアワビ漁のために漁網をはる作業などに使われる小型の磯船のこと。
それを観光用に座席を付けて運用しているらしい。 -
かっぱえびせんはカモメに与えようが自分で食べようが、好きにすればいい。
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さっぱ船から見たさっぱ船の乗り場。
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約20分のさっぱ船クルーズはあっという間。
まあ、それなりに楽しめた。 -
ぼちぼちサイクリングに戻りましょか。
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右にさっぱ船クルーズした海を見ながら引き返す。
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透明度、なかなか高いよ。
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せっかくなので浄土ヶ浜を散策。
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イチオシ
なかなかの絶景、晴れていれば。
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うるはしの 海のビロード 昆布らは 寂光のはまに 敷かれひかりぬ
私が詠んだのではない。
1917年7月にここを訪れた宮沢賢治が詠んだのだ。 -
レストハウスの展望台から見た、浄土ヶ浜の全景。
浄土ヶ浜レストハウス グルメ・レストラン
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海水浴シーズンの賑わいが目に浮かぶよう。
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イチオシ
極楽浄土のごとし・・・か。
その表現、悪くないだろう。 -
晴れた日にまた来たい。
というより、龍泉洞行く前に来れば良かったのだが、列車とバスのダイヤがそれを許さなかったのだ。 -
来た道を引き返し、浄土ヶ浜大橋へと向かう途中、「剛台展望台」という案内板が目に入った。
険しい階段を上らないといけないが、東屋が見えているから行ってみよう。 -
上ってきたものの、樹木がじゃまで写真撮影には向いていない。
剛台展望台 名所・史跡
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ということで、浄土ヶ浜大橋を渡る。
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浄土ヶ浜大橋の歩道から見下ろすのは蛸の浜。
ここからの眺めの方が、剛台展望台より見晴らしがいい。 -
イチオシ
奇岩あり、砂浜あり、面白い地形をしている。
浄土ヶ浜大橋 名所・史跡
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なんだか海蝕洞っぽいのも見えている。
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こちらは蛸の浜の南側。
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浄土ヶ浜大橋を渡った後、墓地の中の細道を下って浄土ヶ浜大橋の下をくぐる。
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蛸の浜の南側の沿岸を進む。
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蛸の浜漁港の防波堤から見た南側海岸。
あの岬の裏側に浄土ヶ浜があるはず。 -
蛸の浜漁港の防波堤から見た北側海岸。
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蛸の浜漁港の防波堤から見た浄土ヶ浜大橋。
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防波堤から戻る途中、テトラポッド越しに波の音がしたのでテトラポッドを乗り越えると海蝕洞になっていた。
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さらに戻ると、「浄土ヶ浜/自然歩道」という案内が出ていた。
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自転車を置いてその方へ行くと真っ暗なトンネルがあり、近づくと感知式で照明がついた。
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100~200mの長さのトンネルを抜けると案内標識があり、浄土ヶ浜レストハウスが見えていた。
それは予想外に近く、浄土ヶ浜と蛸の浜をほとんど上ることなくショートカットしているルートであることがわかった。 -
蛸の浜に戻り、その北側に向かう。
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細い道路のわきにも海蝕洞。
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誰もいない蛸の浜。
蛸ノ浜 自然・景勝地
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蛸の浜の北端の岩に、なにやら怪しげな窓発見!
(赤囲い)
いけない、好奇心が抑えられない。
しかも、ちょうど人間ひとりが通れそうな穴だ。 -
こんなところで遭難したら誰も気付かない。
そこは、青の洞窟というほどのものではない海蝕洞。 -
ただ、北側と東側の二方向に口が開いている。
というような写真を撮っていると、
やっちまった!
左足水没!!! -
左のシューズと靴下を代償に、プチ探検を完了。
時は16:40。
宮古発盛岡行きの列車は18:08発なので時間には余裕があるが、なんとなく満足したのでぼちぼち引き返す。 -
浄土ヶ浜大橋の下をくぐるところで、東日本大震災の津波の高さが掲示されていた。
浜から20m程度上ってきたかな?というところ。
宮古市の市街地の多くはここより低地に広がっているだろうから、その被害は甚大だったと想像される。 -
宮古橋を渡る。
上流側には三陸鉄道リアス線の橋梁。
宮古駅の方向とは違うが、スマホで近くの自転車屋を検索したらこの近くのバイクスおおはしがヒットした。
実は昨日からシートポストの締め付けが甘くなり、サドルが徐々に下がってしまうという症状が出ていた。
持参していた六角レンチのサイズがたまたまそこだけ合わなかったので、自転車屋で締めてもらおうと考えた。
バイクスおおはしで締めつけ調整してもらったが、無料だった。
大した作業ではないとはいえ、快くサービスしてもらった。 -
宮古発の列車まで時間があったので、駅から近いコンビニで夕食と明日の食料を買って、駅の待合室で夕食とした。
盛岡行きの列車からは夕焼けが見れた。
本日の走行距離は約21km。
明日は始発の新幹線で新青森に行き、五能線の観光列車リゾートしらかみに乗車する予定だ。
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