2022/04/30 - 2022/04/30
90位(同エリア1049件中)
キートンさん
この旅行記スケジュールを元に
サクラの花が咲く頃、サイクリングに適した季節の東北から関東へ。
旅の9日目はこの旅の最終日。
山中湖から富士山麓を反時計回りに富士宮まで、丸一日かけて約100kmにおよぶ、輪行旅で最長のサイクリングも後半戦に突入。
富士五湖の西端に位置する本栖湖からJR富士宮駅までひたすら南へと走るルート。
春の花旅最後の花の名所は、ちょうど見頃の時期を迎える富士芝桜まつり。
そして、日本の滝百選のひとつ白糸の滝、浅間神社の総本社である富士山本宮浅間大社を訪れます。
最終日は内容盛りだくさんで旅のフィナーレを迎えます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
行楽日和で車道は渋滞中。
こういう時こそ自転車が真価を発揮する。
14:20頃、富士芝桜まつりの入口に到着。 -
そこまではよかったのだが、チケット購入は長蛇の列。
-
15分程度並んでチケット購入。
入場料は1000円。
ここでは主に8種類の芝桜が見れるという。 -
マゼンタ色の絨毯のような芝桜が目の前に広がる。
メインとなっているマゼンタ色は、おそらくマックダニエルクッションという品種。 -
今日の芝桜。
こういう撮り方で合ってるのかな? -
遠方にミニ芝桜富士と展望台発見!
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その展望台から見た本物の富士山は、雲がかかっていた。
残念・・・ -
軽食をとろうと売店を物色しているうちに、富士山の山頂が見えてきた。
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イチオシ
芝桜越しの富士山。
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シャッターチャンス到来。
富士山がスッキリ見えてこそ富士芝桜まつりに来た価値がある。 -
ミニ芝桜富士との二重富士。
ミニ芝桜富士の白い芝桜は、おそらくモンブランという品種。
ミニ富士の山頂を彩っているのは、奇しくもヨーロッパアルプス最高峰の名が付いた花というわけである。 -
イチオシ
再び展望台に戻ってリベンジ撮影。
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富士芝桜まつり会場と富士山の共演。
とはいえ、かなり雲が空を覆ってきた。 -
会場の北部は、英国式庭園のピーターラビット・イングリッシュガーデンというエリアになっている。
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ピーターラビット・イングリッシュガーデンに隣接したキッチンカー飲食エリアで軽食をとることにした。
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600円で久しぶりのケバブを購入。
15時を過ぎていたが結構混んでいて、20分近く待たされた。 -
ピーターラビット・イングリッシュガーデンのスイセン。
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芝桜のダイヤモンド富士模様。
手前から、マックダニエルクッション、白の山頂部がモンブラン、太陽がスカーレットフレーム、空がオーキントンブルーアイ、最も外側のピンクがオータムローズという品種。
だと思われる。
ところで、本物の富士山はどこへいった? -
イチオシ
会場の東部へと散策。
青紫色の花はムスカリ。
ブドウの実のように見えることから、ブドウヒアシンスの別名を持つ。 -
マックダニエルクッションとオータムローズの絨毯に何か模様が・・・
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ベンチのあるところがハートのフォトスポットになっている。
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こちらは小さめの白いハート。
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富士芝桜まつりを満喫とまではいかないが、今日のゴールはまだ遠いのでこのへんで切り上げることにする。
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国道139号線を南へ走り、16時頃山梨県から静岡県に入った。
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宿で入手したサイクリングマップに従って、道の駅朝霧高原を過ぎたところから国道139号線と分かれて、南下するルートをとった。
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そのルートは酪農地帯を通っているようで、いかにもそれらしい匂いが漂っていた。
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途中から県道71号線を経由し、県道75号線へと入る。
県境を越えてからはひたすら下りで、特に71号、75号の県道はほとんどペダルをこがなくても高速走行の楽々サイクリングだ。
ただ、景色のほうは富士山の存在が完全に雲で消されてしまった。 -
富士宮市街地までのルートを少しだけはずれて、白糸の滝へと向かう。
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白糸の滝付近を流れる芝川は少し上流で二手に分かれて流れている。
ひとつは白糸の滝の方へ、もうひとつは音止の滝の方へ流れていく。 -
16:45頃、自転車をサイクルラックに置いて見学。
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音止の滝が見えそうなポイントがあったが、滝全体は見えなかった。
もっと展望のきくポイントがあったのかもしれないが、あまり時間がないので白糸の滝へ向かう。 -
白糸の滝周辺の案内図。
散策路を時計回りに歩く。 -
滝見橋の向こうに白糸の滝が見えてきた。
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高さ20m、幅150mの湾曲した絶壁を幾筋もの滝が流れ落ちている。
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芝川から流れ落ちる本滝の一部を除いて、ほとんどが富士山の湧水の滝である。
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滝見橋から見た白糸の滝。
上部の水を通す地層である新富士火山層と下部の水を通さない地層である古富士火山層の境の絶壁から湧き出しているのだという。 -
もう少し滝に近付けるかと思っていたが、このあたりまでだった。
決して豪快な滝ではない。
幾筋もの絹糸を垂らしたような女性的な滝なので、ある程度距離をとって眺めるのが良いのかもしれない。 -
芝川からの本滝は、やはり他の湧水の滝とは水量がかなり違う。
全て湧水の滝のようなイメージを持っていたので、そういう意味では想像していたものと少しギャップがあった。 -
イチオシ
これくらい引いて眺める方がちょうどいい感じかな?
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階段を上って行くと白糸の滝を見下ろす展望台があった。
幅150mの滝の一部しか見えないが、どちらかというと滝壺を見下ろすアングルになる。 -
湧水とは思えないほどの水量。
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案内板に掲載されていた秋の白糸の滝。
どうやらここから見ると白糸の滝の先に富士山があるらしい。 -
午前中はあれだけきれいに見えていた富士山は完全に雲隠れしている。
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展望台からさらに進み、右に少し入った場所にお鬢水(おびんみず)がある。
芝川本流が落下する上部にあり、湧水が溶岩の窪地に溜まった池となったもの。
鎌倉時代、富士裾野の巻狩りを催した源頼朝が、ここに立ち寄り鏡のような水面に鬢(耳ぎわの髪)のほつれを映して直したと言い伝えられる。 -
権現橋から見た芝川の上流側。
白糸の滝をひと通り見学して、17:20頃に再出発して県道414号線を南下していく。 -
18時前に富士山本宮浅間大社に到着。
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手水舎の横に自転車を置いて、楼門から入って見学する。
楼門前の石段には、明治の初めまで行われていた「山宮御神幸」の際に、神の宿った鉾を立てて休めるために使用された鉾立石が置かれている。 -
楼門を抜けると正面に拝殿がある。
富士山本宮浅間大社は、全国に約1,300社ある浅間神社の総本社で、富士信仰の中心地として知られる。
世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産のひとつになっている。 -
富士山本宮浅間大社の案内図。
境内は広大で、本宮社地で約17,000坪になる。 -
正面が入母屋造、背面が切妻造、屋根は檜皮葺の拝殿の後方に本殿があり、間に本殿と拝殿をつなぐ幣殿がある。
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拝殿の色鮮やかな装飾。
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イチオシ
本宮の本殿は徳川家康による造営で、「浅間造」という独特の神社建築様式であり、国の重要文化財に指定されている。
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富士山本宮浅間大社は、富士山の噴火を鎮めるために富士山を神(浅間神または浅間大神)として祀ったものである。
この本宮の他に富士山頂の奥宮からなっている。 -
境内の東側には湧玉池がある。
浅間大社は富士山溶岩流の末端に位置しており、溶岩の間から湧出した地下水が池となった湧玉池(国特別天然記念物)がある。
浅間大社は、噴火を水によって鎮める考え方から、この湧玉池のほとりに置かれたと考えられている。 -
湧玉池の池辺にある末社の稲荷神社。
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稲荷神社前から神路橋を渡った島にある末社の厳島神社。
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湧玉池に架かる神路橋(左)その奥に稲荷神社、そして右に厳島神社。
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湧玉池から流れ出す神田川と神幸橋。
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富士山本宮浅間大社をざくっと見学して楼門に戻ってくると日没間近だった。
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これでこの旅の観光は全て終了。
今日は午後から天気が崩れてきたとはいえ、かなり充実した観光とサイクリングができて、大満足の最終日となった。 -
富士宮から見延線に乗って富士乗換えで静岡まで在来線で移動する。
新青森→新大阪の復路長距離きっぷの経路のうち、7日目の下菅谷→水戸間に続いて大月→甲府→富士宮間で2度目の乗車放棄となった。
大月→甲府→富士宮間124kmとかなりの距離を乗車放棄したことになるが、富士宮→富士→静岡→新大阪間が417kmとさらに長い距離が割安になっているので、十分メリットが残っている。富士宮駅 駅
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静岡20:30発の新幹線ひかり661号がこの旅最後の乗車列車となった。
本日の走行距離は、新大阪→自宅間を含めて約106kmと、過去最長となった。静岡駅 駅
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この旅では駅弁を一度も購入することがなかったので、最後に静岡駅の売店で鯛めし(800円)を購入した。
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この旅で使用した往路と復路の長距離きっぷ、フリー切符など。
交通費の総額は約62,000円となり、旅費の総額のうち4割以上を占めることになった。 -
今回は季節柄もあって花の名所を比較的多く訪れる旅となった。
主なものとしては、
チームラボプラネッツ(ランの展示)
刺巻湿原(ミズバショウ群落)
かたくり群生の郷
角館の武家屋敷(シダレザクラ)と桧木内川堤(ソメイヨシノ)
弘前公園(桜まつり)
富士見湖パーク
観音寺川(桜まつり)
国営ひたち海浜公園(ネモフィラ)
あしかがフラワーパーク(ふじのはな物語)
山中湖 花 の都公園
富士芝桜まつり
どれも花の名所にふさわしく印象深かったが、その中で最も感動的だったのは、あしかがフラワーパーク(ふじのはな物語)のライトアップだった。
今回もスケジュール的にあわただしい旅となったが、8日目の塩船観音寺(つつじまつり)を見送った以外はほぼ予定を消化でき、想い出深い旅を終えることができた。
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この旅行記へのコメント (2)
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- マリオットさん 2023/06/12 17:17:06
- 芝桜の富士山とは
- こんにちは、マリオットです。
富士市は友人がいるので、年に何回も行っています。全部行ったことがある所なのですが、芝桜の咲いている時期に行ったことがないのです。一面ピンクになっていて、満開の時だったのではないでしょうか。芝桜でミニ富士山まで作るとは、二つ並ぶと面白さがあります。
来年こそ友人と日程を打ち合わせて、芝桜の咲いている季節に行って見たいものです。
- キートンさん からの返信 2023/06/13 00:27:09
- Re: 芝桜の富士山とは
- こんにちは、マリオットさん。
コメントありがとうございます。
この日は朝から好天でしたが、午後から雲が出始めていたので、富士山と芝桜の共演が見れたのはラッキーでした。
あと1時間到着が遅れていたら、富士山はほとんど見れなかったと思います。
富士芝桜まつりの開催時期は例年4月中旬から5月下旬のようで、評判通り一面の芝桜は圧巻でした。
山中湖あたりでは、意外と普通の桜(ソメイヨシノ?)の花もまだ残っていたので、4月中旬から下旬なら富士五湖付近をドライブすると、桜と芝桜の両方見れそうです。
ただ、芝桜まつりの駐車場待ちの渋滞がひどかったので、午前中の早い時間帯から行動するのが良いかと思います。
来年は、ぜひ良い時期に行ってみてください。
では、また。
キートン
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