2022/04/28 - 2022/04/28
102位(同エリア975件中)
キートンさん
この旅行記スケジュールを元に
サクラの花が咲く頃、サイクリングに適した季節の東北から関東へ。
旅の7日目は茨城県を通って栃木県まで移動します。
当初から必須の訪問地と考えていた国営ひたち海浜公園、それに水郡線の途中で立ち寄りやすい袋田の滝を加えた本日のプラン。
最近よく聞くネモフィラとかいう花。
小さな青い花が丘一面に広がる絶景でネモフィラの名を一躍有名にしたのが国営ひたち海浜公園。
東北地方を桜前線が北上する頃、ひたち海浜公園のネモフィラが見頃を迎えるという。
忘れちゃいけないのが名勝袋田の滝。
JR水郡線で通過してしまうにはあまりにももったいない、日本三大瀑布のひとつ。
茨城県を代表する二つの人気観光地をまとめて訪れます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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郡山7:15発水戸行きの普通列車に乗車。
郡山を出発してからしばらくは学生が多かったが、自転車の置き場所に困るほどではなかった。郡山駅 駅
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袋田の一つ手前の常陸大子で20分以上の信号待ちがあった。
それならここで下車した方が2~3km自転車の走行距離が延びても時間に余裕が出たのだが、それに気付くのが遅れたので、結局袋田まで乗ることになった。常陸大子駅 駅
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というわけで袋田9:28着で、ここからサイクリングスタート。
袋田駅 駅
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袋田駅から袋田の滝の入口までは3km少々の道のり。
沿道に咲く赤い花はつつじかな? -
滝川の上には無数の鯉のぼり。
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9:50過ぎ、袋田の滝の入口付近に到着。
土産屋の横に自転車を停めさせてもらい、チケット購入。
入場料300円。
チケット売り場に上る階段は花のプランターが並べられて通行禁止になっているので、スロープを上って行く。 -
観瀑台へは200m以上のトンネルを通って行く。
途中に「恋人の聖地」モニュメントが立つ展望台があるが、そこから滝はあまり見えない。 -
もう少し進むと第一観瀑台がある。
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第一観瀑台は、瀧の下段の正面に位置し、袋田の滝を下から見上げる。
最上段があまり見えないが、下段は接近しているのでなかなかの迫力である。 -
下段の向かって左の方。
滝を流れ落ちた後、左にほぼ直角に折れて、向かって右方向へと流れていく。 -
下流の流れの先に吊り橋が架かっている。
右岸側に見える遊歩道は、現在閉鎖されている。 -
エレベーターに乗って第二観瀑台へ。
第二観瀑台は、2008年(平成20年)に完成した比較的新しい展望台である。 -
「幸運のハートを探そう」というけど、そこをハートというにはかなり無理がありそうだが・・・
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イチオシ
第二観瀑台から見た袋田の滝は、ほぼ全景が見える圧巻の眺めだ。
袋田の滝は、高さ120m、幅73mで日本三名瀑にも数えられる。
滝の流れが大岩壁を四段に落下することから「四度(よど)の滝」とも呼ばれ、一説には、西行法師がこの地を訪れた際に「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したことからこの別名がついたとも伝えられる。
一見、三段の段瀑に見えるが、四段というのならもう一段はどこなのかここからではわかりにくい。袋田の滝 自然・景勝地
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滝の上段と中段。
中段は両側二手に分かれて流れ落ちているのが個性的である。 -
上段の流れ。
直で一気に落ちる感じではなく、凹凸のある岩肌を流れて落ちている。 -
幸運のハートが隠れているあたり。
ハートというより、グローブという方が妥当かと・・・
なんて思うってことは、幸運はゲットできないってことなんだろう。 -
中段の滝つぼ。
右の方には甌穴のようなくぼみが見られる。 -
袋田の滝の向かって左側は断崖になっていて、一部の樹木が赤くなっている。
紅葉の季節ではないが、葉が赤くなっているのか、赤い花が咲いているのか定かではない。 -
イチオシ
第二観瀑台を後にし、トンネルの途中から渓流散策コースに出た。
袋田の滝の下段を斜め横から見ることになる。
このアングルで見る滝も悪くない。
左に見える展望台が第一観瀑台。
その方向へ上って行く遊歩道は閉鎖されている。 -
渓流散策コースを進み吊り橋を渡ると、険しい階段が現れた。
これを上って行くと、また違ったアングルで袋田の滝を見れるのかもしれない。 -
10分近く階段を上り続けても結局袋田の滝が見れるポイントはなく、遊歩道はさらに上流側へと続いていた。
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流れに沿った遊歩道は行き止まりになり、そこからはさらに上流の滝が見られた。
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イチオシ
袋田の滝から約200m上流にある生瀬滝で、奥の滝とも呼ばれ、高さ約10m、幅約27mだという。
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上って来た遊歩道を戻る時に再度袋田の滝が見えるポイントを探した。
樹木でなかなか見えないが、かろうじて最上段の一部が見えた。
そういえば、あのハートが隠れているあたりのようだ。 -
下って行く途中、やけにとがった岩があった。
天狗の鼻のような形をしていて、天狗が滝見をしたといわれる天狗岩だという。 -
高さ120mの袋田の滝の上まで上ったということは、それ以上の高低差を往復することとなった。
おまけに9日間分の旅の荷物を背負っていたので、結構な体力を要した。 -
階段を下りたところにあったハイキングコースの地図の一部。
ここから少し下流側に歩いてみよう。 -
少し歩くと、「三笠宮殿下 展望台」とか看板が立っているので、階段を上って行く。
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茶店の前のデッキからは袋田の滝の一部しか見えないが、その右岸側の絶壁が眺められる。
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そこからさらに下流の方へ歩いて滝見橋を渡って戻るルートもあるが、来た道を戻ることにした。
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吊り橋を渡って戻る。
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新緑の季節もいいが、やはり紅葉の時期に訪れたいものだ。
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自転車を置かせてもらった土産屋で、しゃもつくね300円を買って食べた。
ちなみに、あゆ塩焼400円、しゃもテール300円、串だんご300円。 -
袋田駅に戻る時、少し回り道になるが久野瀬橋という沈下橋を渡った。
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上流側に設置されている斜めの木製の構造物は、おそらく洪水時に流木などが橋を直撃するのを防ぐためのものだと思われる。
斜めになっているのは、そこまで水位が上がった時には流木を止めるのではなく、橋に当たらないで橋の上を流れていくようにするためのように推測されるが、どうなのだろう。 -
JR水郡線が久慈川を渡る第六久慈川橋梁。
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袋田駅のホームの対岸には「ミニ袋田の滝」があるのだが、ひいき目に見てもしょぼい。
しかし、その後ろの花が「JR」になっていることに気付いた時、不覚にも少し感動した。袋田駅 駅
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袋田11:28発の普通列車に乗車し、久慈川沿いに南へと向かう。
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定刻通り12:27に下菅谷に到着。
これより先まで乗車しても国営ひたち海浜公園までの距離はあまり変わらないので、ここで下車してサイクリングをスタートする。
なお、新青森→新大阪の復路切符は、郡山→水戸→小山というルートにしていて、次の乗車は水戸→小山の乗車を予定しているので、下菅谷→水戸の間は乗車しないことになる。
これは、下菅谷→水戸の間を乗車できる権利を放棄したとみなされ、問題にはならないものと理解している。下菅谷駅 駅
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下菅谷からひたち海浜公園に向かう途中でJR常磐線を横断することになるが、なかなか踏切が見つからず、結局立体交差で越えることになった。
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13:25頃、国営ひたち海浜公園の西口ゲートに到着。
下菅谷から結構時間がかかったが、幸いタイミングよく青空が広がってきた。
入場料は700円。
通常は450円だが、春のネモフィラと秋のコキアの見頃時期は値上がりするらしい。 -
ひたち海浜公園にはサイクリングコースがあり、園内のレンタサイクルはもちろん、持参した自転車でも走れる。
なお、自転車持ち込みに追加料金はなかった。 -
サイクリングコースと歩行者用の道は完全に分離されている。
サイクリングコース意外の道は自転車を押して歩行することになる。
路面と路肩には桜の花びらが残っている。
右にはスイセンガーデンがあるが、スイセンの花はほとんど終わっている。 -
みはらしの里近くのP3駐輪場に自転車を置いておく。
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みはらしの里には、旧土肥家住宅の隠居屋(手前)と母屋(奥)の古民家がある。
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旧土肥家住宅は、江戸時代前期と中期に稲敷市下太田の利根川に沿った新田開発に合わせて建てられた東日本では最も古い民家のひとつ。
茨城県内での最古級の主屋と江戸時代中期の隠居屋の2棟が共に残存するのは大変貴重であり、茨城県指定有形文化財に指定されている。 -
古民家の井戸の向こうには、菜の花畑とブルーのみはらしの丘。
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イチオシ
ツマジロヒナギク(別名カリフォルニアデイジー)が咲き始め。
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菜の花畑と丘の青に空の青。
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青い丘に上るジグザク小径。
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本日のメインディッシュ、それはネモフィラの丘。
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ネモフィラが咲き誇る丘に、綿をちぎって浮かべたような雲と青空。
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イチオシ
「みはらしの丘は晴れた日には青い空が美しく海も見える。
だから丘も青に染めたい。
日本人は桜のように淡い色の花に愛着を持つ。
それなら淡い青のネモフィラがいい。」
ここにネモフィラの丘が誕生したきっかけは、そんな意表を突いた大胆な発想だった。
映えを狙うなら空や海と同系色は避けそうなものだ。
それまで脇役に過ぎなかった淡くて目立たない小さな花で、広大な丘全体を覆うなんて、並の発想ではたどり着けない。 -
大胆な試みの成果はなかなか現れず、実際にネモフィラを群生させてから人気に火がつくまで7年近くかかったという。
脚光を浴びるようになった陰には、あるインフルエンサーの存在とSNSの効果が大きかったという。 -
アクセントのように咲くオレンジの花はポピーなのか。
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ネモフィラは北米原産で、乾燥に強くて栽培しやすいという。
ホームセンターなどで手に入り、家庭で栽培できるそうだ。 -
決して派手ではなく、かといって地味でもない。
さりげなく美しい青の世界。 -
その中に珍客あり。
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イチオシ
七つ星の赤いやつ。
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なんやかんやでみはらしの丘の頂上に到着。
南には、森の中に忽然と建つような観覧車。 -
東には太平洋が広がる。
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ひたち海浜公園の北には茨城港常陸那珂港区が隣接している。
もともとこの地域は、1938年(昭和13年)に水戸陸軍飛行学校、大日本帝国陸軍水戸飛行場が建設され、第二次世界大戦後の1946年(昭和21年)にはアメリカ軍水戸射爆撃場として利用されていた。
その広大な跡地は、1973年(昭和48年)3月15日に日本国政府に返還された。
東京ディズニーランド建設候補地に挙がっていたこともあるという。 -
茨城港常陸那珂港区は、北関東の物流拠点および首都圏の電力需要に対応するエネルギー基地を担う重要港湾として計画されている。
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空と海とネモフィラの微妙に違う青が並ぶ。
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ネモフィラは哀しからずや空の青海のあをにも染まりただよふ
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イチオシ
陽を浴びて・・・
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空に向かって咲け!
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ネモフィラを堪能して、園内をサイクリング。
途中、シーサイドトレインのコースを横断する。 -
サイクリングコースでは二人乗り自転車(タンデム自転車)が人気だ。
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みはらしの丘の外側を時計回りに走り、P20駐輪場。
シーサイドトレインの停留所もある。 -
常陸那珂有料道路の上に架かるはまかぜ橋を渡る。
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ネモフィラ以外の花を見ようと思っていたが、サイクリングコースに隣接するような花の見どころが見つからなかった。
自転車を押しながらたまごの森フラワーガーデンに寄ったらチューリップ畑が見れたかもしれないと後で地図を見て気付いたが、あとの祭りである。 -
14:50過ぎ、ひたち海浜公園を後にしてJR勝田駅へと向かう。
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ひたち海浜公園西口からJR勝田駅へは、昭和通りをひたすら直進する。
途中自転車専用レーンがあり、走りやすい。
勝田→水戸は往路切符のルート上ではないので、水戸までの切符(190円)を購入し、勝田15:24発の普通列車に乗車。
そして、次は栃木県の花の名所へと向かう。
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