団塊夫婦の桜巡りドライブ・2022京都＆奈良ー(12)仏隆寺の千年桜＆阿倍文殊院

2022/04/08 - 2022/04/08

これまで主に東日本各地の桜を見てきた私達だったが、関西の桜の名所吉野山はまだ訪れたことがなかった。コロナ禍で外国人が少ない今のうちに行こうということで、京都・奈良地方の天気予報と桜の開花情報を毎日チェック。ANAのマイルの消化も迫っていたので、チケット予約状況もチェックし、４月４日から９日までの間が、桜の見ごろを迎え、晴れの日が連続しそうだということで日程を決定。宿は直前予約で決めていつものように慌ただしい出発となったのだった。
第12部は、高見の郷と宝蔵寺の後に、奈良の最後として仏隆寺と安部文殊院に立ち寄り、レンタカーを返却後、再び京都に戻るまでの旅行記です。（表紙写真は、安部文殊院）

エリア 桜井・三輪・山の辺の道(奈良)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

4月8日、高見の郷と宝蔵寺を後にして、166号を戻る。時刻は11時半ごろ。166号沿いの桜はちょうど見ごろになっていて、途中何度も目を楽しませてくれた。

この三日間で、奈良の桜の名所はほとんど訪れることが出来たが、まだ仏隆寺の千年桜が残っていたので、そこに立ち寄ることに。そのために再び宇陀市内を通ることになり、またもや宇陀川沿いの桜並木を見ながら走ることになった。

宇陀市内を通り、その後369号に入り、スマホのナビに従って写真の道を入る。えっ、こんな道を入るの？というくらい狭い道だった。レンタカーを軽にして正解だった。

上記の道をしばらく走ると、仏隆寺の駐車場があった。ちょうど1台分のスペースがあり、すんなりと駐車できた。

駐車場からも、千年桜がきれいに見えた（写真の左側の木）。

仏隆寺への階段入り口。ここからだと、千年桜は前の桜の木の後ろに隠れている。仏隆寺は、階段を上がり切ったところにあった。

階段を登ると、千年桜が目の前に現れた。ただ、ほとんど花は付いていなかった。やはり古いせいだろうか？（３日後に訪れた人の写真は花が咲いていたので、早すぎたようだ。）　

千年桜の幹。幹の周囲7.5m、高さ16m、樹齢900年を越える奈良県下最大最古の桜だという。さすが貫禄がある。

階段横には菫の花の群生。

階段を登りきると仏隆寺前。中には入らず。

トイレの後ろから境内のきれいな紅枝垂れ桜を撮影。

再び階段を下ってすぐに左に入ると、見晴らしのいいところにベンチがあったので、そこで休憩して昼食タイム。モクレンが見ごろだった。

休憩後再び階段を下りて行く。

階段途中から、さっきまで休憩していたベンチの方角を見る。

千年桜の下で記念撮影。

階段を下りた先にあった小さな東屋を入れて。

車に戻る前に撮った最後の千年桜。上の方しか咲いていなくて、残念。

仏隆寺から戻り、再び宇陀市内を抜ける。

宇陀川沿いの桜並木には遊歩道も。結局ここを歩くことはなかった。

最後の宇田川沿いの桜並木。

これが見納めだ。

レンタカーを返すには、まだ時間が早すぎるので、最後に桜井の市街地の中にある安部文殊院に立ち寄ることにした。最初お寺の前を通り過ぎてしまい、お寺の外の遠い方の駐車場に入ると、お寺の中の駐車場に行くように言われ、再びお寺に戻る羽目になった。

駐車場に車を停め（料金は500円）、最初は向かいの小高い神社へ通ずる階段を上がって見ることにした。

桜は散り始めていた。

階段を上がった先には稲荷神社。

神社の横を入ると、広場があり、きれいな桜が咲いていた。

ここはちょうど満開。

ひときわきれいだった枝垂桜。

桜の間からは文殊院の建物の一部（金閣浮御堂）が見えた。

同上。

金閣浮御堂を拡大。

花の広場の方。

文殊院全景をパノラマで（画像をクリックしてください）。

神社から戻る途中の鳥居と桜。

桜の枝が鳥居をくぐっていた。

珍しい光景だ。

前述の枝垂桜を反対側から。

鳥居をくぐって下る。

下ったところには本堂。

ひときわきれいな桜。

金閣浮御堂と文殊池。

こちらもすばらしい桜。これで奈良の桜の名所めぐりは終了。もう一生分の桜をみたような気がしたくらい、少し食傷気味。

天理市に向かって車を走らせているとき、この近くに別な用事で来ていた友人に電話したところ、ちょうど大神神社に来ているとのこと。合流しようと思えばできたほど近くにいることが分かった。友人にぜひ寄るようにといわれていた箸墓古墳前を通過するが、写真だけにとどめた。人気があるらしく、車が多く停まっていた。

天理駅前のレンタカー事務所に戻り、無事車を返却。時刻は2時半ごろ。当初4日間の借り出しを予定していたが(レンタル料は26000円）、実際に借りたのは、3日間＋2時間。レンタル料は一日単位なので、多少無駄にはなったが、それだけ旅が順調に進んだ証拠と考え納得。レンタカーでなければ、三日間ちょっとでこれだけ(全部で14カ所）の名所を回ることは、たぶん出来なかっただろう。今日の走行距離は89キロ。三日間の総走行距離数は284キロで、軽自動車のおかげで、ガソリン消費は12リッターだけで済んだ。

天理駅から近鉄で京都へと向かう。途中、再び郡山城址跡を通過。再度撮影を試みるも、逆光で失敗。そもそも桜もほとんど散っていた。この後、京都駅の手前の竹田で地下鉄に乗り換えて、五条駅で下車。

５分くらい歩いて、京王プレリアホテル烏丸五条に4時半すぎにチェックイン。新しいホテルで、ホテルの中もとてもきれいだった。

部屋は必要なものがコンパクトに収められていて、大型テレビが付き、浴室も洗い場があり広かった。もっとも、ホテル内に大浴場があったので、実際には使わなかった。金曜日の夜にもかかわらず、素泊まりで二人で５５００円（実際にはじゃらんポイントを使ったので２９００円）と激安だった。

今夜は京都の梅の花で豆腐料理のコースを食べるつもりでいて、予約の電話を入れたら、満席とのこと。仕方がないので、近くのお好み焼き屋で食べようとホテルを出たら、ホテルの隣にちゃんぽん亭にあることに気づき、おいしそうだったので、ここで食べることにした。

ここは歴史のあるお店のようで、だしは豚骨ではなく、昆布、かつお節、などを使用していると大きな文字で書かれてあった。主人は春野菜とエビのちゃんぽん。私は近江ちゃんぽん。熱々でとてもおいしく、ここで食べて正解だった。さらに餃子も追加で注文。食後はホテルの大浴場に入り疲れをとった。明日はいよいよ最終日。午前中仁和寺&雨宝院を見学し、伊丹空港へは15時頃向かい、18時の飛行機で東京へ帰る予定だ。（その１３へ続く）