2022/04/07 - 2022/04/07
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miharashiさん
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これまで主に東日本各地の桜を見てきた私達だったが、関西の桜の名所吉野山はまだ訪れたことがなかった。コロナ禍で外国人が少ない今のうちに行こうということで、京都・奈良地方の天気予報と桜の開花情報を毎日チェック。ANAのマイルの消化も迫っていたので、チケット予約状況もチェックし、4月4日から9日までの間が、桜の見ごろを迎え、晴れの日が連続しそうだということで日程を決定。宿は直前予約で決めていつものように慌ただしい出発となったのだった。
第十部は、念願の吉野山を訪れた時の旅行記です。吉野山の桜は、場所により咲く時期がずれるので、訪問日を決めるのが難しく、さんざん迷った挙句、7日に訪れました。結果は、一番のお目当ての吉水神社・一目千本など中千本がまさに見頃で、一日の訪問で十分満足することが出来ました。(表紙写真は、中千本と如意輪寺)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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吉野山の桜を代表する景色・吉水神社からの一目千本。来る前は、見頃になっているかどうかやきもきしたが、結果は見事に見頃になっていた。
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吉野山の後で立ち寄った藤原宮跡。ちょうど菜の花も満開で、桜と菜の花のコラボも楽しめた(土手の桜は散り始めていたが)。
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4月7日、今日はいよいよ吉野山へと向かう。朝6時に宿を出発し、昨日も通った宇陀川沿いの桜並木を見ながら、一路吉野山目指して走る。
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吉野山への入り口がある吉野川沿いに着いたのは、6時40分ごろ。吉野山への入り口は3カ所あるが、最初の桜橋北詰(左上写真)から入ると、街中の狭い道を走ることになるのでパス。マイカーは直進せよとのサインも。その次の上市橋北詰で左折して橋を渡り吉野の街中へと入ると、吉野山への案内板が何カ所かに設置されていて、迷うことなく走ることが出来た(残りの3つの写真)。
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近鉄吉野線の踏切の手前で左折して、如意輪寺・中千本方面への道に入る。この道は、吉野山の狭い参道を通らずに、直接中千本まで通ずる道で、如意輪寺までは道幅が広く、問題なく走れるので選んだ道だった。
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如意輪寺の駐車場には、7時前に到着。駐車場はがらがらだった。駐車料は一日2000円。駐車料は出るときでいいと言われたので、早速如意輪寺目指して歩き始めた。駐車場からはかなり下る。
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階段の先は如意輪寺の裏門(上の写真)に続いていた。お寺の中は7時にはオープンすると書いてあったが、まだ朝早いせいか人気もなく、閑散としていた。
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お目当ての枝垂れ桜は、まだ日陰になっていた。しかも、門が閉まっていて、桜のそばまで行けないので、すぐにお寺からでることに。その後、中千本を通り抜けて、奥千本口までのバスが出る竹林院まで移動することにした。
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如意輪寺の表門から外に出て、かなり急な道を下っていくと、下千本から上がってくる遊歩道「ささやきの小径」に合流。そのまま道なりに登っていくと、竹林院まで行けるようになっていた。
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ささやきの小径から如意輪寺の方向を見上げて(その1)。かなりの急坂をくだりながら撮影。
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その2.枝垂れ桜を拡大。登り道に入ってから撮影。
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その3.同じく登り道から。
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その4.この道は眺めがいいので、坂道が気にならなかった。
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その5.この位置からは如意輪寺がよく見えた。ちょうど朝日があたって桜がきれいだった。
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ささやきの小径ももうすぐ終わり。これから逆に如意輪寺に向かって歩いて行くひとたちがいたが、登りはこちらから行くほうが距離が長いし急で辛そうだ。これから行かれる人には如意輪寺から歩くことをお勧めする。
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約30分ほどでささやきの小径を登りきると、中千本を通る車道に出た。車道を上千本の方角にしばらく歩くと階段があり、その階段を登るとようやく竹林院前のバス乗り場に到着した。時刻は8時8分。このバスの始発は8時35分だが、すでに臨時バスが待機していて、すぐにバスに乗ることが出来た(バス代は400円)。バスは8時15分には出発。
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バスはどんどん山道を登っていき、約15分後に奥千本口に到着。途中下車は出来ないようになっていた。写真は、バスを降りたところにあった金峰神社へ入る鳥居。周りの桜はまだつぼみで、ほとんど開花していなかったので、神社はパスして、中千本目指して歩いて下り始めた。時刻は8時半。
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しばらく歩くと、高城山展望台の案内があった。急な道をふうふう言いながら登って見たが、展望台からの眺めは全くの期待外れ。完全な無駄足に終わった(坂道の写真は下りに撮影)。
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さらに下ると、吉野水分(みくまり)神社。
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神社の中。
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さらに下っていくと、お目当ての花矢倉展望台に出た。
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花矢倉展望台からの眺め(その1)。
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その2.吉野山の桜の全体像が見える。手前下が上千本、その先中央に中千本、一番上に下千本も小さく見える。
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その3.金峯山寺・蔵王堂と中千本を拡大。
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その4.蔵王堂をさらに拡大。
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上千本まで下ってきた。
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上千本の桜の中を歩いて下る。このあたりは見頃にはやや早かった。
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上千本の隙間から中千本を遠望。
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山の斜面が上千本の桜でピンク色に染まっていた。
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道の途中で出会った真っ白な桜。
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拡大して。
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ツツジもきれいに咲き始めていた。
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上千本御幸の芝からの眺め。
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上記の場所から7分くらい坂道を下ったところで見晴らしのいい場所に咲ていたきれいな桜。
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上記の桜の横に咲いていた桜。
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中千本が近づいてきた。写真は、朝方に通った如意輪寺方面の眺め(その1)。
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その2.
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その3.
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その4.
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下の方にもみごとな枝垂桜。ピンクと緑のコントラストがきれいだ。
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このあたりの眺めが一番良かった気がする。
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さらに下ると火之見櫓という展望台があり、中千本の先に蔵王堂が見えた。
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蔵王堂を拡大して。
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朝方バスに乗った竹林院前のバス停に帰ってきた。時刻は10時34分。如意輪寺をでてから約3時間。朝より大勢の人がバスを待っていた。
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バス停の下には、広い駐車場。契約車専用と書かれていたので、一般車は止められないようだ。バスの駐車場にはなるのかも?
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駐車場の端からは、中千本の如意輪寺側の桜が良く見渡せた。
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如意輪寺そばの桜を拡大。
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さらに拡大。中央に枝垂れ桜。
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吉野山の門前町を通り、吉水神社へと向かう。このあたりから観光客の数が増え、にぎわっていた。
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吉水神社の入り口から桜越しに蔵王堂を見る。
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協力金200円を払い、吉水神社の中へ。一目千本を見るため思い切り密になっていた。最前列に出るまで少し待たなければならなかった。図々しく長く粘っている人はいなかったのが良かった。
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人混みをかき分けて撮った一目千本の景色。桜はちょうど見頃になっていた。
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パノラマにもして見た(画像をクリックしてください)。
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中千本を拡大。
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遠くの上千本を拡大。
一目千本のビデオ映像は、以下のYouTube参照。
https://www.youtube.com/watch?v=aRU863J1AbE -
吉水神社。
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吉水神社へ入る角にあった醍予。一目千本を見た後は、ここで名物の柿の葉寿司を食べることに。まだお昼には少し早いが、あいにく中は満席で(コロナで相席は禁止)、入り口で座って待つことに。
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15分ほど待つと、中の席が空き、お目当ての柿の葉寿司やゴマ豆腐や葛餅をいただく(定食で1500円)。食べ終わって店から出ると、大勢の人が外で待っていた。テイクアウトで道端で食べる人も。柿の葉寿司の味も絶品で、やはり人気のお店のようだ。
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柿の葉寿司をいただいたあとは、蔵王堂へと向かう。写真は、その手前にあった東南院。
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金峯山寺・蔵王堂。この時期だけ公開される秘仏を見るため、1600円の拝観料を払って中に入ることに。
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蔵王堂の秘仏、金剛蔵王大権現。凄まじい形相の真っ青で巨大な仁王像が3体安置されていた。お堂の中に入ると、読経の太鼓が絶え間なく鳴り響いていて、異様な雰囲気だった(堂内は撮影禁止)。
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秘仏を見た後、蔵王堂の外に出ると、今日は平日なのに、この混み様。土、日はもっとすごいのかも。参道の先に一目千本の一部が見える。
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門を出て、ロープウェイの駅に到着。最初下千本の桜の中を歩いて下りるつもりでいたが、疲れたので、ロープウェイで下ることに。
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少しだけ下って下千本を撮影。
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13時15分発のロープウェイに乗車。このロープウェイは日本最古だそうだ。たったの3分間の乗車で、一人片道450円は高い。
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ロープウェイの脇には、満開の下千本の桜が見えた(ビデオ映像より)。
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ロープウェイの中から後方を振り返って。
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下駅にもロープウェイを待つ長い列。
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吉野駅前に出ると中千本行きのバスが止まっていて、乗ると待たずにすぐに出発した。如意輪寺前の駐車場には15分後の13時38分には戻ることが出来た。トータル6時間のハイキングだった。出る前に駐車料金2000円を支払う。
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帰りの車中からは、下千本の桜の中をさっき乗ったロープウェイがゆっくり下るのが見えた。
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今夜の宿は明日香村にあるB&BAsuka。明日香への道中は菜の花や桜や美しい風景が続いた。
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まだ少し時間が早いので、少し遠回りして、藤原宮跡の菜の花畑に立ち寄る。駐車場は無料で、時間が遅かったので、すんなり駐車できた。
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中国の羅平で一生分の菜の花を見たつもりでいた私達。それでもこの光景を見ると心踊るから不思議だ。
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パノラマで(画像をクリックしてください)。土手の桜は半分散っていたのが残念だったが、菜の花と桜のコラボはなんとか見れてよかった。
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今日は早朝から夕方まで長い一日だったが、天気に恵まれていいハイキング日和だった。今日の走行距離は65キロ。総走行距離数195キロ。明日はもう一つの目的地高見の郷へ行く。(その11へ続く)
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