団塊夫婦の日本桜巡りの旅(2022ハイライト)ー隠れた桜の名所・京都/雨宝院

2022/04/09 - 2022/04/09

これまで主に東日本各地の桜を見てきた私達だったが、関西の桜の名所吉野山はまだ訪れたことがなかった。コロナ禍で外国人が少ない今のうちに行こうということで、京都・奈良地方の天気予報と桜の開花情報を毎日チェック。ANAのマイルの消化も迫っていたので、チケット予約状況もチェックし、４月４日から９日までの間が、桜の見ごろを迎え、晴れの日が連続しそうだということで日程を決定。宿は直前予約で決めていつものように慌ただしい出発となったのだった。
第14部は、今回の旅の最後に、緑がかった黄色の遅咲き桜・御衣黄（ぎょいこう）が咲くという雨宝院を訪れた時の旅行記です。御衣黄は開花が始まったばかりでしたが、それ以外の桜は見頃になっていて、最後まで青空の下で、桜を楽しむことができました。（表紙写真は、開花したばかりの御衣黄）
（追伸）2022年に来た時はまだ開花には早すぎましたが、今年（2023年）は桜の開花が全体的に早いので、ひょっとしたら御衣黄も見頃になっているかも？

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

雨宝院。仁和寺と同様に、歓喜桜（御室桜）や緑色の桜・御衣黄（ぎょいこう）などの遅咲きの桜が見られるというので、立ち寄って見ることにした。

4月9日、仁和寺から59番のバスに乗り、千本上立売バス停で下車。そこから歩くこと10分弱で雨宝院に着いた。

門を入るとすぐ桜が目に入った。

満開の桜がお出迎え。

狭いお庭の中にはすでに先客。

来る途中の道は人気がなく、こんなところに有名な寺院があるのか？と思ったくらいだったが、中に入って見ると、やはり知る人ぞ知る隠れた桜の名所のようだ。

いろいろな桜が競うように咲いていた。ここにはソメイヨシノの他に遅咲きの歓喜桜（御室桜）や松月桜が咲くという。

巨大な桜。

上を見上げて。

同上。

まさにこれ以上花をつけられないというくらい満開の歓喜桜。

古い鳥居の上にも枝垂桜。

つばきの花も今が見ごろ。

空を見上げて。

同上。

巨大な花の塊。

雨宝院。

雨宝院の説明文。日本最古の大聖歓喜天が祀られている。

異なる桜が絡み合って咲いている。

枝垂桜と青空。

赤い鳥居と真っ白な御室桜。

石灯籠と枝垂桜。

染殿井（そめどのい）。この井戸の飲み水で染物を染めるとよく染まると西陣の染物業者たちに重宝されたとか。

他の観光客と御衣黄の桜の場所を探し回っていたら、

古い鳥居のそばで、南門の横にあった。

目立たない小さな板に御衣黄と書かれていたが、消えかかっていた。

木にはいまにも咲きそうなつぼみがたくさんついていた。

半分開いた花を見つけた。

ここにももう一つ。

門を出て、塀からはみ出している枝をチェック。

カメラで拡大して探してみると、

複数開花したものを発見。

拡大して。今日の午後にはこの他にも開花が進みそうな雰囲気だ。

最後に完全に開花した花が見れて、来た甲斐があった。先始めは緑色が濃く、だんだん黄色味を帯びてきて、中心部が赤くなるという。

時刻はほぼ12時。なんとか御衣黄も咲いているのが見れたので、これで雨宝院は終了。

雨宝院を後にして、ホテルに戻ることに。

ホテルそばのバス停へは、途中でバスの乗り換えが必要だったので、ホテル近くまで直行する206番のバスに乗り、大宮松原で降りて、ホテルまで歩く。

宿泊したホテルの隣に素敵なカフェ＆レストラン（THE TASTE）があったので、ここで甘いものを昼食代わりに食べることに。内装がすばらしく、贅沢な空間だった。抹茶チーズケーキは濃厚。

カフェから出て、京王プレリアホテルへもどってきた。

預けたバックを受け取り、京都駅へ向かう。地下鉄で1駅なので、歩いて行くことにした。

京都駅の手前で、いつもはバスで素通りしていた東本願寺の前を通過。この門は御影堂門と呼ばれ、世界最大級・日本国内最大の平面規模をもつ木造建築で、重要文化財に指定されている。目の前で見ると圧倒される大きさだった（正面76m、側面58m、高さ38m）。明治28年（1895年）再建されたそうだ。

京都駅の八条口で、娘に頼まれた祇園辻利のぎおんの里を買い、八条口前の空港行きバス乗り場へ。チケットは近くに券売機があり、そこで購入。１５分ほど待つとバスが到着。伊丹空港には早く着きすぎたので、カードラウンジで、雑誌を読んだり、ネットを検索したりして時間をつぶした。18時発羽田行きの飛行機は予定通り出発し、19時15分には羽田に着陸。家の近くまで行くリムジンバスが出るまでは時間があったので、空港内のうどん屋で夕食を済ませ、家には22時ごろ無事帰り着いた。今回も旅行中良い天気に恵まれ、桜三昧の充実した旅だった。しばらくはおとなしくしていようと思うが、旅の虫がいつ動きだすやら。（終わり）