お上りさんのオジ散歩　⑨　銀座・ルパンで マティーニ を3杯　〆はナイルのムルギーランチで

2021/12/02 - 2021/12/02

銀座の老舗bar、ルパンでひょんな事からマティーニを3杯飲む羽目に。今考えてみたらカウンターに座るなりキザっぽく、こう言っとけばよかったのだ。

「ミディアム・ドライのウォッカ・マティーニに、 レモンピールを一切れ添えてくれ。 ステアではなくシェイクで。 ロシアかポーランドのウォッカがいい。 」

でもやっぱり言えないよなぁ。言ってる途中から顔がニヤけて吹き出してしまいそうだ。ジェームズ・ボンドはやはりショーン・コネリーが最高だ。

Vodka Martini. Shaken, not stirred.

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

夜の銀座にやって来た。

今宵はここ、銀座の老舗のbarで一杯やろうと言う魂胆。 紺ブレにデニム、ノータイという野暮な格好だけどドレスコードはクリアできるだろう。

セイコーハウス銀座 ショッピングモール

その前に何か少し腹に入れておこうと言うことで

ここ、よもだそばで

よもだそば 銀座店 グルメ・レストラン

紅生姜天そばを頂く。

やっぱり、旨いね～

銀座の中央通りからみゆき通りに入り、更に細い路地へと進むと‥

銀座みゆき通り 名所・史跡

すぐに目に飛び込んで来るこの看板

ルパン グルメ・レストラン

アルセーヌ・ルパンの顔が描いてある。

年季の入った扉を開けると‥

地下への階段が現れる。

階段の途中で太宰治が迎えてくれる。

階段を降りるとそこは既にバー。

カウンターはほぼ満席。期待してたほど絵にならない。コロナのバカ。

末席に座る。一見さんにはふさわしい。

お隣の先輩に「隣　失礼します」と伝えると
「あ　どうぞどうぞ　お互い気をつけましょうね」
と返してくれる。

モヒートをオーダー

タンブラーはグラスではなく錫。

この店ではモヒートはレモン・モヒートを意味する様だ。

♂「すいません　野暮なお願いしてもいいですか？」
　♀「なんでしょう」
♂「ボンド・マティーニなんて頂く事はできますか？」
　♀「はい　大丈夫ですよメニューに載ってますから」

出されたボンド・マティーニ

ウ～ム　レモンピールが添えられていない。それに透き通っているのでシェイクされていない様だ。相手はプロだ。これは一見さんとして試されているのかもしれない。

「すいません　今度はボンド・マティーニではなく普通のマティーニ頂けますか」
この言い方がまずかった。

これが普通のマティーニ‥

奥でオーダーを受けた女性店員とマスターが何やらブツブツ言い合っている。
「ボンド・マティーニはウォッカ・マティーニのことだよ、普通のマティーニはビーフィータージンがベースだ。」
と、マスター。うん、それは半分正しい。ワシは「普通のマティーニ」とは言わず「普通のウォッカ・マティーニ」をください と伝えるべきであった。悪だくみ屋さんの因果応報、自業自得だ。

彼女には申し訳ない事をした。でもマスターは本当に知らないのか、それとも間違いを誤魔化しているのか。

前を通った若いバーテンダーに事情を伝え、今度は具体的にお願いをする。釈迦に説法、嫌味な客だ。ちゃんとシャカシャカしてね。

よかった、ようやくたどり着けた。ちゃんと目の前でシャカシャカしてくれた。

彼は全てに精通していた。イアン・フレミングがこのカクテルを考案した秘話も教えてくれた。もちろんジェームズ・ボンドの決まり文句も、

　Vodka Martini. Shaken, not stirred.

釈迦に説法、反省してます。

シェイクしたウォッカ・マティーニにレモンピールを添えて。その後にヴェスパー・マティーニを。
このシナリオはアルセーヌ・ルパンに嫌われた様だ。
英仏は犬猿の仲だからな。

やれやれ、ちょっと飲み過ぎたかな？　
でも、まあ楽しかったな。

銀座すずらん通り 名所・史跡

東銀座のナイルレストランまでやって来た。懐かしい。3年前、一つの皿を4トラ仲間4人で手食で分けあった店だ。

ナイルレストラン グルメ・レストラン

見るからにやる気なさそ～なインド人がやって来た。
「て～ばんですかぁ～」

　「ムルギーランチ一つお願いします」

て～ばんてなんだよ、やる気出せよインド人。

解体ショーの始まり始まり～
https://youtube.com/watch?v=KFTUwRdRY80&feature=share
手慣れたもんだ

「よくまぜてたべてね～」

今回は言われなかった。やる気がないのか、常連とみられたのか‥

夜でもOK ムルギーランチ

夜の銀ブラはこれにて終了。

　さて　明日は神保町か　何を食べよう‥

東銀座駅 駅

この旅行記へのコメント （9）

• olive kenjiさん 2022/09/19 15:12:07

  ボンドに　ドライマティーニが　よく似合う　太宰治

  エフサさん　今日は私の北海道旅行記に沢山の訪問有難うございました。
  間違った記述などあったかもしれませんが、お許しください。
  
  私もエフサさんの膨大な旅行記の中から、気になる表題の旅行記だけ訪問させて頂きました。面白いですね～同じぐらいの年代でしょうか、懐かしき言葉を多く目にします。
  
  今回はこのドライマティーニの写真が宝石のように美しく引き寄せられました。
  そう、マティーニと言えばジェームスボンドです。
  そしてジェームスボンドと言えばショーンコネリーに限ります。
  BARルパンではボンドの様に上手く決まり文句を言えなかったようですね。笑うに笑う
  それにしても、エフサさんはマティーニに詳しく、私も好きですがこんなに種類があるとは知りませんでした。
  
  エフサさんはイスタンブールがお好きと書いていましたが、私も50年前にイスタンブールに行った時、映画007ロシアより愛を込めて　でイスタンブールのロシア大使館が爆破される場面があり、どんな所か見に行きました。
  映画と全然違った、汚い歴史も風格のないような建物でした。
  私は馬鹿ですね。映画ってロケ地かセットで撮影することにその時気が付きました。
  
  まだまだ書きたいのですが、長くなる方なのでこれまでに。
  今日はコメント欄に勝手に割り込んで失礼しました。
  これからも宜しくお願いします。
  
  
  
  

  エフサさん からの返信 2022/09/19 16:49:23

  Re: ボンドに　ドライマティーニが　よく似合う　太宰治

  olive kenjiさん、こちらこそ “いいね” をたくさん頂き、ありがとうございます。
  
  え～ふりこきのバカの一つ覚えで、カクテルはマティーニ しか知らないんですよ。すぐに化けの皮が禿げます。いや、既にかなり禿げてますが‥ ^_^;
  
  歳はバカっぽいので精神年齢を低く見られがちですが一応、高齢者です。多分、olive kenjiさんの方がちょっとだけ御年輩かな？と思っています。
  
  イスタンブールでショーン・コネリーが地下宮殿の貯水池からボートを漕いでロシア大使館の真下にある潜望鏡まで行くシーンがありましたが、ワシもそこに行ってきました。残念ながら潜望鏡はありませんでした。
  イスラム圏は異文化度が高いので何度でも行きたくなります。
  
  この続きはolive kenjiさんのページで‥

• picotabiさん 2022/05/15 17:21:07

  ステアではなくシェイクで

  さきほど007の最新版見終えました。それでこのセリフでエフサさんの記事思い出しまして。
  
  なんと007も世代交代のときがきてしまったようでーーーちょっとプチショック。
  ワタシはダニエル・クレイグの007しか知らないし、彼以外考えられないのですが。
  調べるとまだ54歳。60までは大丈夫そうなのになぁ。さて次は誰になるのだろう。

  エフサさん からの返信 2022/05/15 18:50:17

  Re: ステアではなくシェイクで

  ダニエル・クレイグ、い～役者ですよね。ワシもファンです。ジェームズ・ボンドとしてデビューした当時は007=黒髪の定義を覆えして相当叩かれた様ですね。
  それらへの反骨精神からかスタントマン無しで自らのアクションを貫き、大怪我もしました。
  思うに、ミッション: インポッシブルのトムクルーズに対抗心、燃やしてたのかも。
  スタントマンなしはもう限界ですよ。
  1番ワクワクしたのは、ロンドン五輪で女王陛下と一緒にスカイダイビングした時かな。
  
  コメントありがとうございました。

  エフサさん からの返信 2022/05/15 19:01:15

  Re: ステアではなくシェイクで

  https://youtube.com/watch?v=1AS-dCdYZbo&feature=share

  picotabiさん からの返信 2022/05/15 19:15:12

  Re: ステアではなくシェイクで

  そういえば女王もそろそろ世代交代の兆しが～

  picotabiさん からの返信 2022/05/15 22:08:19

  しつこくてスミマセン

  NO TIME TO DIE.
  
  まだ死んでないのかも。

  picotabiさん からの返信 2022/05/15 22:08:20

  しつこくてスミマセン

  NO TIME TO DIE.
  
  まだ死んでないのかも。

  エフサさん からの返信 2022/05/16 04:30:41

  その通りですね

  本物の女王陛下の007は今、ウクライナ問題で東奔西走中だろうし、嫁の問題もあるだろうし‥
  
  NO TIME TO DIE.ですね。