2021/10/08 - 2021/10/10
90位(同エリア1107件中)
葵さん
この旅行記のスケジュール
2021/10/09
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車での移動
レンタカーで移動。
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奥書院庭園
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この旅行記スケジュールを元に
9月末に緊急事態宣言が無事解除され、そろそろ遠出したくてうずうずしてきたところ、東京から東海道新幹線でのアクセスも容易で、個人的にも好きな県の1つである滋賀県を久しぶりに訪れてみることとし、今回は琵琶湖の東側にあたる湖北から湖東エリアに焦点を当て、どっぷり歴史系のスポットを攻めていくことにしました。
旅の2日目、朝から湖北エリアの「小谷城跡」から「賤ヶ岳古戦場」を回ったあと、ここからさらに湖東エリアへと向かいます。
まずは滋賀県で第一の大社と称される「多賀大社」へ参拝するとともに、豊臣秀吉の寄進により築庭されたと伝わる「奥書院庭園」を見学。
そしてこの日の宿泊する「彦根」へと向かい、夜ライトアップされた「彦根城」へ登城してみると、江戸時代に築かれた現存天守が、なんと1年に1回だけピンク色にライトアップされる日に鉢合わせるというサプライズも。
この日は朝から盛り沢山な行程でしたが、最後、普段なかなかお目にかかれない光景を目の当たりにすることができ、充実した1日を終えることができました。
〔秋めく近江歴史紀行〕
●Part.1(1日目&2日目①):小谷城(日本100名城)
https://4travel.jp/travelogue/11716960
●Part.2(2日目②):賤ヶ岳古戦場/余呉湖
https://4travel.jp/travelogue/11717366
●Part.3(2日目③):多賀大社/彦根城ライトアップ(日本100名城)【この旅行記】
●Part.4(3日目):豊公園/竹生島
https://4travel.jp/travelogue/11720347
〔日本100名城登城記〕
●根 城(陸奥国):https://4travel.jp/travelogue/11706813
●水戸城(常陸国):https://4travel.jp/travelogue/11472788
●小田原城(相模国):https://4travel.jp/travelogue/11685392
●上田城(信濃国):https://4travel.jp/travelogue/11516270
●小諸城(信濃国):https://4travel.jp/travelogue/11535605
●春日山城(越後国):https://4travel.jp/travelogue/11658345
●姫路城(播磨国):https://4travel.jp/travelogue/11593194
https://4travel.jp/travelogue/11601496
●松江城(出雲国):https://4travel.jp/travelogue/11478799
●津山城(美作国):https://4travel.jp/travelogue/11484252
●萩 城(長門国):https://4travel.jp/travelogue/11628785
●大洲城(伊予国):https://4travel.jp/travelogue/11652466
●宇和島城(伊予国):https://4travel.jp/travelogue/11644895
●高知城(土佐国):https://4travel.jp/travelogue/11567369
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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※「秋めく近江歴史紀行《Part.2》~賤ヶ岳古戦場から琵琶湖と余呉湖の絶景を望む~」の続きとなります。
●多賀観光案内所
湖北エリアの「余呉湖」から一気に南下して湖東エリアへと向かい、彦根市の南に位置する多賀町へ。
こちらまで移動してきた目的は、古くよりこの地に鎮座する「多賀大社」へ参拝するためで、境内南側の少し離れたところに参拝者用の広い駐車場があり、ここに「多賀観光案内所」も併設しています。多賀観光案内所 名所・史跡
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●多賀大社
駐車場から徒歩5分ほどで、石造りの大きな鳥居の前へ。
「多賀大社」は古くより「お多賀さん」の名で親しまれてきた神社で、鎌倉時代から江戸時代にかけて武家や民衆にも信仰が広まり、現在でも滋賀県第一の大社とされています。多賀大社 寺・神社・教会
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「多賀大社」の境内図がこちら。
大社の名にふさわしく、鳥居の奥に鎮座する本殿をはじめ、たくさんの摂末社が所狭しと立ち並んでいます。 -
鳥居を抜けてすぐのところに石造りの太鼓橋が。
安土桃山時代に天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、母である大政所の病気平癒のため寄進したと伝わることから、「太閤橋」とも呼ばれています。 -
橋は今も現役で渡ることができ、傾斜がけっこうあるため、欄干やその内側にある鎖を持ちながら、一歩一歩慎重に進む感じに(汗)
で、その先には神社の表門にあたる「御神門」が建っています。 -
そして「御神門」を抜けていくと・・・。
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イチオシ
玉砂利が敷かれた広い空間の奥に、緑の木立を背にした檜皮葺の優美な姿の御社殿が♪
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とその前に手水舎へ寄ると、水面が見えないくらい色とりどりの花々に彩られ。
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そして「拝殿」へ参拝。
「多賀大社」の御祭神は、伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)の男女2柱の大神で、天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめとする八百万の神の生みの親にあたることから、「延命長寿・縁結び・厄除け」の神様として信仰を集めています。 -
「拝殿」の左右には回廊が延び、軒唐破風が設けられていて重厚感を増しています。
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参拝後に授与所にて、御朱印(初穂料@300円)をいただきました。
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●奥書院庭園
御朱印をいただく際、合わせて「奥書院庭園」を見学したい旨を伝え、拝観料(@300円)を支払うと、「社務所に入り、そのまま奥にある奥書院へどうぞ」とのことで、さっそく行ってみることに。 -
社務所の玄関で靴を脱ぎ下駄箱に入れ、板張りの(古風な)廊下を歩いていきます。
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その途中、著名な文化人や芸能人、スポーツ選手などが奉納した絵馬が飾られていて、愛読する作家・司馬遼太郎の名前もありました。
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こちらの奥書院は、神社の神宮寺である不動院の書院と伝えられ、建物に面して配された日本庭園は、豊臣秀吉が奉納した米1万石をもとに築庭されたもので、現在は国の名勝に指定されています。
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イチオシ
庭園に面したお部屋の方は、奥の8畳の「主室」と手前の10畳の「次の間」があり、襖の装飾なんかもとっても豪華♪
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主室の床の間には見事な富士山が描かれていますね~。
江戸時代には勅使や公卿の参向、そして彦根藩主井伊家といったVIPが社参した際、休憩場所としても使われたそうです。 -
イチオシ
そしてお庭は比較的コンパクトな鑑賞式池泉庭園となっており、池の左右に出島を設け、その周りに豪壮な石組みを配しています。
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別の角度からもう1枚♪
まだまだ早かったですが、紅葉の時期なんかもよさげな感じ。 -
奥書院の東側には、石組と苔を主体とした枯山水庭園も。
こんなふうに庭園を眺めながら奥書院をぐるっとひと回りして、境内へと戻ることにしましょう。 -
●寿命そば
庭園を見終わってふと時間を確認すると、もうすでに15時過ぎ。。。
この日は朝から「小谷城跡」→「賤ヶ岳」→「多賀大社」を休みなく巡り、結局昼ご飯を取れてなかったので、境内の一角にある「寿命そば」というお店でお蕎麦をいただいていくことに。寿命そば グルメ・レストラン
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ここ多賀町は近畿地方でも指折りの蕎麦の産地だそうで、こちらのお店のお蕎麦は境内のそば舎で作っており、食べると莚命長寿のご利益を授かれることから、店名が付けられたんだとか。
時間も時間なので、シンプルに「山菜そば」(@680円)をチョイス。
美味しくいただけ、これで少しは寿命が延びたかな(笑) -
●コンフォートホテル彦根
「多賀大社」の参拝を終え、さらに「彦根駅」の東口まで移動。
ここで2日間お世話になったレンタカーを返却し、そのまま今日宿泊する「コンフォートホテル彦根」にチェックインします。
◇コンフォートホテル彦根ホームページ◇
https://www.choice-hotels.jp/hotel/hikone/コンフォートホテル彦根 宿・ホテル
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部屋は基本の「ダブルエコノミー」。
コンフォートホテル系列はこれまで何回も宿泊しており、クオリティは一定していて安心でき、今回も特段の不自由はありませんでした。
ただ、ここ最近は都内のハイクラスのホテルに何度かおこもりステイをしてたこともあり、どうしても部屋が狭く感じちゃうよなぁ。。。
(早く感覚を戻さないと、どんどん出費が・・・) -
部屋でひと息入れて、17時30分くらいに再度行動開始!
駅の東西自由通路を通って向かう先は、彦根の超有名キャラクター「ひこにゃん」が案内してくれているところです。 -
●彦根城
ということでやってきたのが、ここ彦根のシンボルでもある「彦根城」。
江戸時代に建造された天守が残る「現存12天守」の1つとして知られ、すでに何回か訪れていますが、この日は夜間特別公開を行っているとのことで、ついついまた来てしまいました(苦笑)
◇彦根城ホームページ◇
https://hikonecastle.com/index.html -
ちなみに前回(2016年春)訪れた時、同じ場所から撮った写真はこんな感じです(旅行記未作成)。
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だいたい道順は分かっているので、さっそく表門券売所へ向かうと、開門を待ちわびるかのようにすでに行列ができていて、ちょっと出遅れましたかねぇ。。。
なお、夜間特別公開は土日を中心に年間を通じ開催され、公開時間は18時から21時、昼とは別に観覧料(@600円)が必要となります。
◇彦根城夜間特別公開ホームページ◇
https://www.knt-ks.co.jp/ec/2020/hikone/ -
また、夜間特別公開時の天守入場は別途WEBでの事前予約制で、入場受付時間が指定されており、今回申し込んだ18時15分~45分に間に合うように、あまりよそ見せずに「本丸」へ向かいます。
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●彦根城天守
そして「本丸」にそびえる天守の前に到着すると・・・白亜の天守がピンク色にライトアップされてます♪
まったくの偶然ですが、この日は乳がん啓発のピンクリボン月間に合わせ、年1回限定でピンクライトアップするというレアな日でした。彦根城 名所・史跡
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天守そばの入口で受付を済ませ、さっそく重厚な鉄扉を通って登城していきます。
ちなみに予約制で人数制限もあるためか、普段と比べてスムーズに入退場できるのがいいですね。 -
これまでも全国各地のいろんなお城に行きましたが、こうやって夜に天守の中に入るのは初めてかも。
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そして3重3階の天守の最上階へ。
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窓のそばに近づいてみるものの、すべて金網で覆われ、かつライトアップでピンクの光に照らされるため、眺望の難易度はかなり高し(苦笑)
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内部は昔のままの造りのため、上り下りの階段はとても急になっており、1歩1歩注意しながら進まないと。
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天守内部をひと廻りし、最後にもう1回ピンクにライトアップされた姿を眺め、本丸から撤収していきます。
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イチオシ
「本丸」を守る最後の門である「太鼓門櫓」を抜けると、石垣越しにピンクの天守がちらりと。
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あたりはもう真っ暗なので、どんどんと登城ルートを戻りつつポイントを見ていくこととし、「太鼓丸」の入口を守る巨大な「天秤櫓」へと続く廊下橋から1枚。
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廊下橋の手前側は「鐘の丸」と呼ばれ、その通り道は逆コの字に曲げられた形になっています。
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廊下橋の下は堀切となり、道の左右に高石垣が配され、有事の際はこの橋を落としてしまえば、攻め手はこの高い石垣をよじ登るしかないという鬼畜ぶり。。。
そのまま橋の下を通り抜け、石段を下って券売所へと戻りました。
ライトアップされた夜のお城は幻想的な雰囲気で、昼間とはまた違った魅力があるのですが、ただ周囲は基本真っ暗でライトだけが頼りとなる環境での手持ち撮影なので、写真的にはさすがにキビシかったかなぁと。 -
おまけで、表門券売所にて夜間特別版の御城印(@500円)が販売されており、基本御城印は集めていないのですが、「限定」の言葉に弱くついつい1枚購入。
黒地に赤と金の文字が記されていて、なかなかカッコいい絵柄です。 -
そのまま「二の丸」に残る「佐和口多門櫓」の間を抜けていくと・・・。
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櫓や塀の白壁と石垣がライトに照らされ、ちょうど井伊家の家紋「彦根橘」が浮かび上がっています♪
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ちょうど「中堀」に映り込むアングルでもう1枚いっときましょう。
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イチオシ
天守へと向かう際はまだ多少明るかったので始まっていませんでしたが、最後、幻想的な光に包まれたお城の景色を見ることができ、満足満足。
それにしても、こんな有名なスポットにもかかわらず、いろんなイベントを企画していて感心しますな。 -
●ちゃんぽん亭総本家 彦根駅前本店
ホテルへ戻る途中、滋賀県のご当地グルメである「近江ちゃんぽん」のお店「ちゃんぽん亭総本家 彦根駅前本店」へ寄っていくことに。
店内には「近江ちゃんぽん発祥店」というデカイ掛看板がど~んとあるとおり、ちゃんぽん亭の前に経営していた「麺類をかべ」という大衆食堂で、1963年に初めて提供されたものなんだとか。ちゃんぽん亭総本家 彦根駅前本店 グルメ・レストラン
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で、注文したのは基本の「近江ちゃんぽん」(@750円)に唐揚げ(@240円)をつけたセット。
スープは白濁して鶏ガラではなく、元々麺類を提供していた食堂時代に京風だしをアレンジした和風の醤油味で、あっさりとしていて最後まで美味しくいただきました。 -
駅の東西自由通路を通り抜け、東口の「コンフォートホテル彦根」へ戻った後、この日は朝から夜までいろんなスポットを巡り倒したこともあり、シャワーを浴びたのち早々に就寝。。。
この「秋めく近江歴史紀行」もラスト1日となりますが、その模様はまた別の旅行記で。
今回も最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
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