2019/10/20 - 2019/10/21
113位(同エリア731件中)
葵さん
この旅行記スケジュールを元に
2019年の10月も半ばを過ぎ、そろそろ秋の足音が近づいてきた北東北3県(青森・岩手・秋田県)へ、1泊2日の予定でお出かけすることに。
一口に北東北といっても広大な地域なので、今回はこれまで1度も訪れたことの無い3県の県境に近しいエリアを中心に、ドライブしながら周遊していきます。
岩手県内陸部の北端に位置する二戸からさらに北上し、県境を越えて青森県の八戸へと移動してきました。
こちらも今回初めて訪れるエリアで、気になったスポットとしては、室町時代初期にこの地を治めた南部氏の居城として築城された「根城」があり、まずはここを押さえつつ、合わせて、せっかく太平洋側へと出たので海も見てみたいので、さくっとですが「種差海岸」にも寄り道していくことに。
ということで、今回は城跡と雄大な海岸線のコラボとなりますが、さてどんな景色が待っているのでしょうか。。。
〔秋の足音近づく北東北へ〕
●Part.1(1日目①):九戸城(続日本100名城)/馬仙峡
https://4travel.jp/travelogue/11706487
●Part.2(1日目②):根城(日本100名城)/種差海岸【この旅行記】
●Part.3(2日目①):八幡平①・岩手県側(紅葉の名所100選)
https://4travel.jp/travelogue/11707256
●Part.4(2日目②):八幡平②・秋田県側(紅葉の名所100選)
https://4travel.jp/travelogue/11710639
〔日本100名城登城記〕
●水戸城(常陸国):https://4travel.jp/travelogue/11472788
●小田原城(相模国):https://4travel.jp/travelogue/11685392
●上田城(信濃国):https://4travel.jp/travelogue/11516270
●小諸城(信濃国):https://4travel.jp/travelogue/11535605
●春日山城(越後国):https://4travel.jp/travelogue/11658345
●姫路城(播磨国):https://4travel.jp/travelogue/11593194
https://4travel.jp/travelogue/11601496
●松江城(出雲国):https://4travel.jp/travelogue/11478799
●津山城(美作国):https://4travel.jp/travelogue/11484252
●萩 城(長門国):https://4travel.jp/travelogue/11628785
●大洲城(伊予国):https://4travel.jp/travelogue/11652466
●宇和島城(伊予国):https://4travel.jp/travelogue/11644895
●高知城(土佐国):https://4travel.jp/travelogue/11567369
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
※「秋の足音近づく東北へ《Part.1》~岩手・二戸編」の続きとなります。
●八戸市博物館
岩手県北部の二戸から八戸自動車道を走行し県境を越え、青森県の八戸市まで移動してきました。
さっそく最初のスポットである「根城(ねじょう)」に向かうこととし、まずは城跡のすぐとなりにある「八戸市博物館」へ。
その玄関前には、室町時代初期に「根城」を築城したという、騎馬武者姿の南部師行公の銅像が立っています。八戸市博物館 美術館・博物館
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博物館に入り、この後行く「根城」との共通券を購入(@400円)し、まずはお勉強タイム。
館内では八戸に関する考古・歴史・民俗などの分野を総合的に展示しており、かなりの見応えがありました(常設展示室はこの手の施設では珍しく撮影可とのこと)。
◇八戸市博物館ホームページ◇
https://hachinohe-city-museum.jp/ -
お、こちらが今回のメインスポットとなる「根城」本丸の模型ですね。
この「根城」は、後醍醐天皇による「建武の新政」が開始された直後の1334年に築城され、貴重な中世城郭の遺構として「日本100名城」にも選定されています。
なので、模型を見ても分かるとおり、戦国期以降に特有の天守や石垣の類は無く、比較的ツウ好みな城跡でしょうか。 -
そして、博物館受付にて「日本100名城スタンプ」を押印。
今回の旅では、「続日本100名城」の「二戸城」とともに2個ゲット! -
●根城の広場
博物館を見学後、引き続き「根城」へと向かうことに。
周囲一帯は「根城の広場」として整備されており、移築してきた旧八戸城の東門が入口代わりになっています。八戸市史跡根城の広場 名所・史跡
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そばにあった広場全体の案内図がこちら。
地図右側に博物館があり、広く取られた敷地の奥にメインの施設となる本丸が配されています。 -
門を抜けたすぐのところには、城の東側を守るV字の空堀が。
今は簡単に下りることができるくらいに浅いですが、当時はもっと深かったそうです。 -
空堀を見たあとは、こんなふうに芝生の広場を突き抜けるように延びる道を、ひたすら本丸に向かって歩いていきます。
お天気がいいのはありがたいんですが、本丸が西側にあるので、午後のこの時間帯(14時頃)はモロ逆光となり終始苦戦。。。 -
後ろを振り向くとこんな感じで、まさしく広場です(笑)
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その途中、家臣の屋敷があったという「中館(なかだて)」の手前も、幅の広い空堀で防備がなされています。
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そしてその向こうに、目指す本丸が見えてきました!
(まぶしいですが・・・) -
空堀の3発目、こちらは本丸を取り囲むものだけあって、今でもかなりの高さと深さがあります。
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空堀の奥には、すでに黄色く色づいた木々も♪
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●根城
堀に架かる木橋を渡り、中世城郭らしい木柵で守られた脇を通り、いよいよ「根城」の本丸へと入っていきます。
なお、この奥の「東門」から先は有料エリアとなります。根城 名所・史跡
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近くに展示されていた復元予想図。
広場を歩いているだけでは気づきませんでしたが、近くを馬淵川が流れ、その河岸段丘上に複数の郭が設けられている様子がよく分かります。 -
イチオシ
本丸には当時の建物がいくつも復原されており、その中でもまずはメインとなる「主殿」へ行ってみることに。
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え~っと、こっちでいいのかな。。。
お、ちゃんと順路の表示も設けられてますな。 -
玄関口まで来てみると、内部も見学できるようになっていて、見るからに本格的な展示内容になっていそう。
ではちょっとおじゃましていきましょうか。 -
「主殿」は城の主が来客者と面会したり、様々な儀式を行ったりする場所のため、複数の大きな部屋から構成されており、ここ本丸内で一番大きな建物になります。
こちらは来客に対応する家臣が待機する「詰ノ間」。 -
その「詰ノ間」から外を見るとこんな感じに。
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板敷きの長い廊下を奥へ進んでいくと・・・。
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お、広間ではすでに宴会が(笑)
正月15日の行事とのことなので、殿様を囲んでのお祝い事ですかねぇ。 -
他にも、当主の安全を祈願する「祈祷ノ間」など、大きな部屋が整然と並んでおり、主殿にふさわしい規模感でした。
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再び建物の外へ出て、本丸内を回っていきます。
さすが馬の名産地だけあって、馬屋だけで3つもありました。 -
「本丸跡」の碑のそばには、築城当時から植えられていたと伝わるイチョウの巨木があり、その高さは20メートルを越えるそうで、今も見事な枝振りです♪
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う~ん、色づき具合としてはあともう少しといった感じでしょうか。
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他にも竪穴式の建物が複数あり、その中の1つをのぞいてみると、こちらは合戦に備え武器や鎧などを修理する工房で、展示品も凝ってます。
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また、先ほど見学した「主殿」の他に御殿が2つあったそうですが、平面復元のみの扱いでした。
まぁ、なんやかんやでお金もかかりますしね・・・。 -
お、この一部分だけ、すでにモミジの葉が真っ赤に色づいて♪
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イチオシ
このあたりで「本丸」の見学を終え、再び空堀に架かる橋を渡り、博物館前の駐車場へと戻っていきます。
中世城郭という比較的マイナーな分野の城跡でしたが、市街地の近くにこれだけの規模で保存され、かつ本丸の復原にもかなり力を入れている点など、貴重な史跡であることは間違いなく、ここまで足を延ばしてみて良かったな~と。
なお、隣接する博物館の見学も含めた所要時間は、だいたい1時間30分くらいとなりました。 -
●蕪嶋神社
八戸を訪れた1番の目的をクリアし、さてこのあとどうするか思案。。。
この日宿泊する場所はここから結構遠いので、早めに移動しちゃおうかとも考えたものの、せっかく海も近い八戸まで来たので他のスポットにも突撃することにし、太平洋側の「種差海岸」の北端に鎮座する「蕪嶋神社」までやってきました。
周囲に整備されている公園の駐車場に車を止め、神社へと一直線に続く参道(?)を歩いていきます。蕪嶋神社 寺・神社・教会
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お~、目の前には太平洋の海岸線♪
この日は旅のスタートからずっと内陸側を通ってきたので、この開放感がたまらないですね~。 -
島の頂上に鎮座する社殿の方へ向かっていくと・・・あ、工事中だ(汗)
そういえば、社殿が火災で消失してしまい再建中とのニュースを見た気がしますが、完全に失念してましたね。。。
まぁしゃーないので、お賽銭箱もあるのでここから参拝しときましょう。
(2020年3月に再建され、現在は参拝可能になっています) -
●蕪島休憩所
神社の鳥居のすぐ近くに、「蕪島休憩所」という新しい感じの施設があるので、こちらにも寄ってみることに。 -
蕪島といえばやはりこのウミネコが有名。
この休憩所にはウミネコのフンを気にせず観察できるようにする目的もあるそうで、それだけ被害を受けてたんでしょうね(苦笑)
ただ残念ながら、ウミネコは夏の終りには島を離れてしまうそうで、この日は見かけることはありませんでした。 -
休憩所の屋上(?)は周囲と同じように土が盛られ、ウミネコがここにも飛来できるようになっており、(写真左側の)三角形の天窓が設けられ、下の休憩所から観察できるという仕掛けです。
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ここから社殿を眺めてみると、だいぶ出来上がってきてるようですね~。
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神社の反対側は、東北地方でも有数の規模を誇る八戸港のエリア。
ここ八戸漁港から水揚げされる新鮮な魚介類も有名なので、ぜひ食べてみたかったんですが、時間が足りずまた次の機会に。。。 -
なお、道の途中にあった仮社務所にて、神社とその御祭神である弁財天の2種類の御朱印をいただきました。
大きな蕪と季節感を出すモミジの印が印象的♪ -
イチオシ
帰り際、もう1回蕪島の方を振り返り、1日も早い社殿の再建を願いつつ、次のスポットへと向かいます。
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●葦毛崎展望台
だいぶ時間も押し迫ってきましたが、最後は太平洋の雄大な風景で締めようと思い、さらに海沿いに車を走らせ、「葦毛崎(あしげざき)展望台」まで移動してきました。
駐車場に車を止め展望台へと向かうと、階段の先にゴツい砦のような感じの構造物が見えてきました。葦毛崎展望台 名所・史跡
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階段を上っていくと、観光スポットらしかなる無骨な円形の展望台。
ここは旧日本海軍の軍事施設(電探基地)の土台だったものをそのまま利用しているそうで、それならばこの造りにも納得。 -
で、断崖に突き出た展望台からは、遮るもののない太平洋の大海原が♪
備え付けの案内表示によれば、ここから対岸のアメリカ合衆国・ロサンゼルスまでは約8,400キロほどとのこと。。。 -
イチオシ
こちらが南の方向で、ここから岩手県そして宮城県まで、総延長約600キロメートルの「三陸海岸」がひたすら続いています。
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周囲の海岸線沿いにはゴツゴツした岩場が続き、その風浪とあいまって荒々しい光景が広がります。
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イチオシ
最後、ちょっと離れたところから夕日に照らされる特徴的な形の展望台を眺め、そろそろここ八戸を出発することに。
ある程度覚悟はしてましたが、やっぱり「種差海岸」の方はぜんぜん時間が足りず、とりあえずサワリだけといった感じになっちゃいました。
またいつか、このエリアを含めた三陸海岸沿いを、ゆっくりドライブしてみたいなぁと。
ここから今日の宿がある岩手県の某スポットへと向かうのですが、その模様はまた別の旅行記で。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
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