2021/10/08 - 2021/10/10
27位(同エリア194件中)
葵さん
この旅行記スケジュールを元に
9月末に緊急事態宣言が無事解除され、そろそろ遠出したくてうずうずしてきたところ、東京から東海道新幹線でのアクセスも容易で、個人的にも好きな県の1つである滋賀県を久しぶりに訪れてみることとし、今回は琵琶湖の東側にあたる湖北から湖東エリアに焦点を当て、どっぷり歴史系のスポットを攻めていくことにしました。
旅の2日目、朝から北近江の戦国大名・浅井氏3代の居城である「小谷城跡」へ登城し、その後、引き続き湖北エリアの「賤ヶ岳」へと向かいます。
戦国時代、羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家が争った「賤ヶ岳の戦い」という歴史上有名な古戦場ではあるものの、現在は観光用のリフトが整備されており、標高421メートルの山頂からは、「琵琶湖」や「余呉湖」を含めた360度のパノラマが広がり、(歴史系に興味が無くとも)気軽に絶景を楽しめるスポットでした。
〔秋めく近江歴史紀行〕
●Part.1(1日目&2日目①):小谷城(日本100名城)
https://4travel.jp/travelogue/11716960
●Part.2(2日目②):賤ヶ岳古戦場/余呉湖【この旅行記】
●Part.3(2日目③):多賀大社/彦根城ライトアップ(日本100名城)
https://4travel.jp/travelogue/11718422
●Part.4(3日目):豊公園/竹生島
https://4travel.jp/travelogue/11720347
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
※「秋めく近江歴史紀行《Part.1》~江北の戦国大名である浅井氏3代の居城・小谷城登城記~」の続きとなります。
●賤ヶ岳リフト
「小谷城跡」を出発してさらに北上し、「琵琶湖」の北側に沿うようにそびえる「賤ヶ岳(しずがたけ)」の南麓まで移動してきました。
ここから山頂の稜線まで「賤ヶ岳リフト」が延びており、山麓の駐車場に車を止め、さっそくリフト乗り場へと向かいます。 -
駐車場の脇に「賤ヶ岳七本槍」を解説したパネルがありました。
ここ賤ヶ岳一帯は、「本能寺の変」後の1583年、織田家の有力家臣であった羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家がその後継を争った「賤ヶ岳の戦い」の戦場跡で、秀吉麾下の「賤ヶ岳七本槍」の活躍でも知られています。 -
駐車場脇の小路をしばし進んでいくと、山麓側のリフト乗り場へ。
山頂までは遊歩道も整備されており、片道だけでも歩くという選択肢もありますが、ここは迷わす往復券(大人@900円)を購入(汗)
◇賤ヶ岳リフトホームページ◇
https://www.shizugatakelift.jp/ -
リフトはコンパクトな一人乗りのもので、左右に高い木々が生い茂る斜面を登っていきます。
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およそ5分ほどでリフトの終点に到着。
ここからは山の稜線を歩き、山頂を目指していくことになります。 -
登山道はそこそこの上り坂にはなりますが、こんな感じで木の階段も整備されているので、装備はスニーカー程度で十分かと。
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古戦場ということもあり、途中、道の脇に「賤ヶ岳合戦戦没者霊地」との石碑が立ち、奥に小さなお堂が設けられていました。
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また、けっこうな頻度で武士の姿をした顔出しパネルがあるんですけども、管理者の趣味なのかな。。。
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木々に覆われた道を抜けると背後に「琵琶湖」が望め、これは頂上からの景色が楽しみですね~。
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この日は10月に入ったのにかなりの暑さで、陽射しを遮るものが無くなった登山道をひーひー言いながら進み、頂上までラストスパート。
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イチオシ
●賤ヶ岳
そしてついに頂上に到着!
「七本槍古戦場賤ヶ岳」と記された碑の先には、波静かな群青色の湖水を湛える「琵琶湖」が広がって♪
ちなみに山頂側のリフト乗り場からの所要時間は10分くらいでしたが、ずっと上り坂だったので思ってたより体に堪えました。。。賤ヶ岳 自然・景勝地
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山頂の南西側は湖面が山並みのそばまで迫り、湖の北側のこのあたりは「奥琵琶湖」と呼ばれ、入り組んだ小さな岬が連続して続いています。
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イチオシ
ぐぐっとアップにしてみると、「琵琶湖」に浮かぶ神の住む島「竹生島」の姿も♪
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ここまで歩いてきてさすがに疲れたので、年季の入った東屋でしばし休憩することに。。。
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東屋のそばに、こちらも年季の入った周辺案内図がありました。
ご覧のとおり、「琵琶湖」とその北側の「余呉湖」との間に標高約421メートルの「賤ヶ岳」が位置し、それぞれの湖に向かいハイキング用の遊歩道も整備されているよう。 -
イチオシ
ということで、頂上北側からはその「余呉湖」も一望の下に!
このあたりは滋賀県でも最北にあたり、山々の向こう側はもう福井県の敦賀になります。 -
「賤ヶ岳の戦い」の際、越前国(福井県)が本拠地である柴田勝家がこの地まで出陣し、「余呉湖」を挟んで羽柴秀吉の軍と対峙しており、往時は向こう側の山並みのあちらこちらに柴田軍の砦が設けられたのでしょう。
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あ、また顔出しパネルがいた(笑)
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山頂部分はそれなりに広いスペースになっていて、お天気も良く、ベンチでお弁当を広げているハイカーの姿もちらほらと。
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今度は南東側の方へ行ってみると、山並みの間に広がる平野部分に北国街道が通り、(今回は時間が無く訪れることができませんでしたが)古くからの宿場町として栄えた「木之本宿」があります。
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そして正面やや左に見える小高い山が、先ほど登城してきた「小谷城跡」で、その右側の低い山が「虎御前山」かと。
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さらに南側にはここ「賤ヶ岳」から稜線が延び、そして「琵琶湖」へと至ります。
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という感じで、遮るもののない360度のパノラマを十分堪能できたので、ぼちぼちリフトまで戻ることにしましょう。
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木々の合間から見える「琵琶湖」と「竹生島」がいい絵に♪
こうやって眺めてるだけではなく、実は明日、実際に島に上陸する機会も確保済みです。 -
ちょっと周りの木々が邪魔してますが、リフトは上りより下りの方が断然景色がいい感じ。
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最後はリフトからの展望も楽しみながら、山麓へと戻ってきました。
「賤ヶ岳の戦い」という歴史上有名な古戦場ではあるものの、現在は観光用のリフトが整備されており、標高421メートルの山頂からは、「琵琶湖」や「余呉湖」を含めた360度のパノラマが広がり、(歴史系に興味が無くとも)気軽に絶景を楽しめるスポットでした。 -
リフトを降りた際、記念に「賤ヶ岳の戦い」をモチーフにした渋~いうちわをもらいました(対象は往復乗車の場合のようです)。
この日は気温が30度近い季節外れの暑さなので、ちょうどいいな。。。 -
●余呉湖/余呉湖観光館
「賤ヶ岳リフト」乗り場を出発してさらに北上し、先ほど頂上から眺めた「余呉湖」の北岸にある「余呉湖観光館」まで足を延ばしてみました。
建物の中には観光用のパンフレットが置いてあったり、ちょっとした食堂なんかもあります。お食事処 豊味 グルメ・レストラン
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で、わざわざ寄ったのは、「続日本100名城」に選定されている「玄蕃尾城(げんばおじょう)」のスタンプを押すため。
この「玄蕃尾城」はここからさらに北に向かった滋賀県と福井県との県境にある山城で、「賤ヶ岳の戦い」の際、柴田勝家の本陣が置かれ、現在も遺構が良く残っているそうです。
ただ、登城するのがけっこう大変なようで、既に「小谷城跡」と「賤ヶ岳」を登ってきたので疲れてしまい、今回はスタンプのみにしました。
(ヘタレですいません・・・) -
あ、スタンプの向きが逆だ・・・これは実際に登城しなかった罰か(涙)
次からは押す前にちゃんと確認しよう。。。 -
せっかくなので、「余呉湖」の湖畔まで出て景色を眺めてみることに。
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イチオシ
波打ち際まで来てみると、別名「鏡湖」と呼ばれる穏やかな湖面が広がっています♪
その面積は約1.8平方キロメートル、湖の周囲は約6.4キロメートルと、琵琶湖のすぐ近くにあるものの、比較するとかなり小さな湖です。余呉湖 自然・景勝地
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お、湖の向こうに見える山並みの左側あたり、あそこの木々が少し伐採されている感じがするので、たぶん先ほどいた「賤ヶ岳」の山頂でしょう。
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最後に湖の西側の方を眺め、観光館の駐車場へと戻ることに。
これにて昨日の午後から巡ってきた湖北エリアの旅を終え、引き続き、さらに湖東エリアへと向かいますが、その模様はまた別の旅行記で。
今回も最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
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