秋田の力士を見に行く11。　(延命地蔵尊と西国三十三観音霊場巡り)

2021/10/24 - 2021/10/24

社寺建築の装飾彫り物の中に、屋根を支える力士像がある。西日本では、邪鬼と呼ぶところもあるようだ。

秋田の寺社にある力士像の数は、63と日本一だそうだ。

今回　訪問したのは、
にかほ市伊勢居地字谷地
　延命地蔵尊　だ。

エリア 象潟・にかほ(秋田)

• 旅行の満足度: 3.5

到着した。

隣は、地蔵堂の別当寺　遊仙寺というお寺

地蔵尊の御堂は、神社よりも立派だ。

地蔵

大きな銀杏の木があった。

鐘楼

お寺の地蔵堂なのだが

これは神社にしか見えない。

伊勢居地地区で　毎年奉納される　番楽は　ここで行われる。

よくみると　ここには　西国三十三観音が　配置されていた。

番号は　一番から　三十三番まで　ちゃんと並んでいるのではなく

ランダムに　配置されているので

狭い空間を　いったり来たりすることになる。

これは三十三番

では　力士を　探そう。

灯籠があり

延命地蔵尊の額

十三番

多くの観音像

力士は、ここに　おりました。

地蔵尊には2体がいる。

ここは、創建・由来とも　不明で
拝殿の建設は、1815年らしい。

この力士の作者は、慈覚大師円仁　と　伝えられる。

愛嬌のある顔だ。

にかほ市の　内陸にある　伊勢居地は、

海の平沢と　内陸矢島の生駒藩を結ぶ重要な場所だった。

このため、矢島・鳥海に多く伝わる　番楽(山伏神楽のうち、日本海側の秋田・山形県に分布するものをこの名でよぶ。単に獅子舞ともいう)が　この地で　奉納されるようになったのだろう。

二体とも　表情は　豊かで

ユニークだ。

いろんな力士を見てきたが

どの力士も　悪霊退散的な　表情をしている。

ここのは、平安を　静かに見守っているような感じだ。

石仏

馬頭観音

農村地帯だからか。

二十七番

二十七番と二十二番　か。

二十番

三十三番

西国三十三観音

五番　十八番

秋葉権現

手水

番号なし

拝殿を　取り囲むように　配置されていた

番号巡に　お詣りするのは　あらかじめ　場所を　紙に書いておかないと
大変だ。

十四番と　何番か

四番

左は　二十二番

十番

ここから　拝殿の後ろ側

六番　三番　と　あとふたつ

七番と　一番先祖代々

十五番

奥に稲荷かな

八番

二十四番

十九番

十七番

二十八番

十七番

二十五番

十一番

九番

十三番

ほんとうに　三十三体あったのかは　不明だ。