太平洋に沿って北海道を目指す鉄道旅。【三陸鉄道・道南いさりび鉄道】

2021/09/01 - 2021/09/04

青春18きっぷをベースにできるだけ太平洋に沿い、普通列車で北海道を目指す旅です。(北海道新幹線を除く)
で、帰りはお先にトクだ値スペシャルを使い、安くスパッと新幹線で戻りました。
鉄印帳は、三陸鉄道、道南いさりび鉄道にて授受。車窓から見る海は本当にきれいでした。

【１日目】
-水戸-日立-いわき-原ノ町-仙台-石巻-前谷地-気仙沼-盛-釜石

乗車路線:常磐線、仙石東北ライン、石巻線、気仙沼線(BRT)、大船渡線(BRT)、三陸鉄道

【２日目】
釜石-宮古-久慈-八戸-青森

乗車路線:三陸鉄道、八戸線、青い森鉄道

【３日目】
青森-新青森-木古内-五稜郭-大沼公園
大沼公園-函館
函館-新函館北斗-

乗車路線:奥羽本線、北海道新幹線、道南いさりび鉄道、函館本線


使用したきっぷ:
青春18きっぷ(JR等区間、２回分)
片道途中下車きっぷ(三陸鉄道)
いさりび１日きっぷ(道南いさりび鉄道)
お先にトクだ値スペシャル
・新青森-木古内
・新函館北斗-東京

エリア 岩手

眠い。雨。そして寒い。夏にも関わらず気温は20℃を下回る。
朝５時に家を発ち、常磐線でひたすら北上。

車両は敢えてM車。130キロで飛ばす走行音が響く。

JR常磐線 乗り物

水戸で一旦下車し、当駅始発のE501系に乗り換え。
始発の10両なのに勝田を過ぎれば満席に。
日立の工場が見えた常陸多賀、日立で多くの通勤客が降りる。
同じ流れに乗って私も日立で下車。

ここで毎回恒例と化した朝食をいただきに。

日立駅 駅

あいにくの空模様だが海を眺めながらの朝食。

シーバーズカフェ グルメ・レストラン

日立から引き続き常磐線で北上。
ふたたびのE501系１０両。車内は閑散。

時より海を眺めながらいよいよみちのくへ突入。

日立駅 駅

いわき。
ここから先は更に本数が減る区間。


早いものであれから10年。
この10年で当面先だと思っていた常磐線が全線開通。
あっという間だった。
でも車窓から見た”10年”は未だ朽ちた家屋が残されており切ない。
いや、まだ10年か。

いわき駅 駅

やってきたよ！浪江。

浪江駅 駅

原ノ町。

前回はE７２１系だったが今回は７０１系のガチャを引く。

仙台に近づくにつれ乗降が多くなってきた。

原ノ町駅 駅

仙台で昼食。

東北のラーメンといえば個人的には末廣ラーメン。
かつて東北へ行きまくっていた時、寒い中これを食べに行ったもんだ。
懐かしみながら堪能。

末廣ラーメン本舗 仙台駅前分店 グルメ・レストラン

仙台からは仙石東北ラインで石巻方面へ向かう。

仙台駅 (JR) 駅

新線を転線し、仙石線へ入ると空から爆音が。

松島基地が近いことを思い出す。

石巻に到着。

石巻駅 駅

石巻駅 駅

石巻からは石巻線へ乗車。

天気はすっかり快晴。夏から秋の景色に変わりつつある車窓が実に爽やか。

前谷地。

ここまで乗ってきたキハ１１０をお見送り。

前谷地駅 駅

ここからはBRT。ほぼバス路線。

前谷地駅 駅

柳津。
この先は鉄路を塞がれた区間を走行。

柳津駅 駅

志津川。

以前来た時と比べて盛り土の嵩が高くなっていた。
宅地も少し増えたような気がする。
新しい生活。
これからの１０年、になるのかな。

南三陸町 震災復興祈念公園 公園・植物園

大谷海岸。

海が綺麗。
新しく出来たスポットのようだ。
車でも訪れてみたい。

高校生の帰宅ラッシュを向かえ、混雑する車内で気仙沼へ。

道の駅 大谷海岸 道の駅

気仙沼。

気仙沼駅 駅

気仙沼からも引き続きBRT。

大学生くらいの複数名が、奇跡の一本松を知らない感じで降りていった。
もう知らない世代も出てきたのか。
早いな、１０年。

BRTは陸前高田の市街地へ。
かなり市街地化されていてびっくり。
壊滅、と報じられていた街は復興と言っても違和感はない。

長いBRT区間もやっと終わり。
ここからは久々の鉄道へ。
そしてご無沙汰の三鉄。

盛駅 駅

盛駅 駅

買ったのは盛⇒久慈までの「片道途中下車きっぷ」
通しの値段で途中下車ができ今旅の移動にはぴったり。
無人の夜でもきっぷが売ってる自販機？で売っていた。

景色も暗闇となった列車で釜石へ。
釜石では一泊。

２日目。

今日も好天。

ホテル ルートイン釜石 宿・ホテル

昨日に続き三鉄に乗り太平洋を沿いながら北上。

この先の区間はかつてJRの区間であったが三陸鉄道に移管された区間。
そして初乗車。

出だし。防潮堤が高すぎてわからないが海が近いのだろう。

浪岡海岸あたりから海がやっと見えてきた。
穏やかな海。
かつてはバス代行でこの区間を通った。

岩手船越もかつてはバスの乗り換え地点だった。
いまは通しで列車に乗れる幸せ。

岩手船越駅 駅

宮古。

ここで途中下車。
そして鉄印を授受。

宮古駅 駅

ここから路線バスに乗り、向かったのは浄土ヶ浜。

浄土ヶ浜 自然・景勝地

涼しく穏やか。
さざなみとカモメの鳴き声しか聴こえない。

浄土ヶ浜 自然・景勝地

雀の涙程度の時間しか採れなかったのが悔やまれる。
十分目に焼き付け、帰りのバスへ。

浄土ヶ浜 自然・景勝地

宮古に戻り引き続き三鉄へ。

宮古駅 駅

後方展望。

清々しい。

要所要所ごと撮影スポットで停止していただいた。
三陸の海は本当にきれい。

堀内。ここでも停車時間多め。

ドラマで有名となった駅。
降りてみると更にその魅力が伝わる駅だった。

堀内駅 駅

堀内でも多めの停車時間があった。

ずっと、この景色を見続けたい。

堀内駅 駅

引き続き、撮影スポットで停車。

こういうように色んな場所で撮影タイムがある列列車だった。関係箇所の皆さま、ありがとうございました。
楽しい旅となりました！

久慈。

あったらいいな～と思っていたうに弁当が奇跡的にあった。
ホームのベンチで頂く。

三陸リアス亭 グルメ・レストラン

米に味がしみ込んでいて旨い！

幸せとはこういうことなのか～。

三陸リアス亭 グルメ・レストラン

ここからは青春１８きっぷの２回目分を使い移動。

JR八戸線でさらに北へ。

久慈駅 駅

北海道なのか下北半島なのか、うっすら遠方に見えてきた！
だいぶ北上したと実感。

八戸着。

１時間ほど時間があり、土産を買ったり観光したり…

おんであんせユートリーおみやげショップ グルメ・レストラン

八戸から先は青い森鉄道へ。

青春１８きっぷの特例を使い、青森まで移動。

八戸駅 駅

後方展望。

後ろから見ると東北本線の貫禄はいまだ健在！

青森に到着。
本州の最北までやってきた。

２日目の鉄道移動はここで終了。

青森駅 駅

ベイブリッジからみる夕景。

青森ベイブリッジ 名所・史跡

夕食。

青森といえば煮干しだしのラーメン！
だし汁は最高だった！
米がセルフサービスで汁をかけて食べるとさらに最高。

ちなみにここのカウンターは特殊でした。一蘭の先駆け…？

長尾中華そば 青森駅前店 グルメ・レストラン

ホテル。そしてデザートとともに。
欲張りすぎてしまった…。

まちなか温泉 青森センターホテル 宿・ホテル

３日目、最終日。

青森→新青森はSuica対象外のため久々にエド券のきっぷを購入した。

青森駅 駅

新青森からは北海道新幹線。
トクだ値の５０％で新青森⇒木古内を格安移動。

新青森駅 駅

木古内。

ついに北海道上陸！
ちょっと感動。

鉄印は駅、ではなくこの道の駅で授受。

道の駅 みそぎの郷 きこない 道の駅

木古内も来ないうちにだいぶ印象が変わってしまった。
以前訪れた時はは新幹線開業前、かつ江差線廃線前だったっけ。

今は道南いさりび鉄道。そしてその鉄道に乗車する。

木古内駅 駅

三陸海岸とはまた違う味わいの、北海道の海。
北海道へ来たんだな～。

夜ともなれればここから漁火がきれいに見えるのだろう。
昼も夜も車窓が魅力的な路線は本当に魅力だろう。

いさりび鉄道、五稜郭駅を離れ大沼公園へ行ってみた。

大沼国定公園 公園・植物園

ここはいつ来てもいい景色。

千の風モニュメント 名所・史跡

千の風、か。
心地よい風が木々を揺らす。

千の風モニュメント 名所・史跡

ちょうど北斗が札幌へ出発していった。

大沼公園駅 駅

大沼公園から函館へ移動。

函館駅 駅

函館駅 駅

遅めの昼食。

ここのオムライス、ボリュームあって好きなんだよな～
欲張りすぎてハンバーガーも注文し腹１０分。

ラッキーピエロ 函館駅前店 グルメ・レストラン

帰りの時間がやってきた。
新函館北斗駅へ。

新函館北斗駅 駅

はやぶさ。
４時間で帰れるけど寂しいな。

新函館北斗駅 駅

今旅の成果物。

鉄印帳制覇はまだまだ。


おわり