2019/05/13 - 2019/08/10
43位(同エリア445件中)
おくさん
おまけ1 サンチャゴからマドリッドへ Madrid
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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8/6 メノールのアルベルゲ、キッチンへ降りていってジュースとブドウパンの朝飯をもそもそと食べる。これから10時間もバスに乗るのに、さすがにこれだけじゃ淋しいので売店からクロワッサンと飲み物のモーニングセットを買ってみる。飲み物はコーヒーかオレンジジュースを選べるので、もちろんビタミンのあるジュースだ。同じオレンジジュースの1リットルパック持ってるので微妙な気がするが。今日も朝から沢山の人たちが朝飯を食べているが、さすがに朝から自炊する人はいないようだ。ニーナ婆ちゃんがくれたスティックコーヒーを飲みたいのだが何処にも見当たらない。何気にしまうと必ず分からなくなる。老化か、それとも生まれつきか。
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9:45のバスなので早めにメノールを後にする。玄関から外に出たら、カテドラル方面の空がこの世の終わりみたいなことになっていた。下に写っている中世の街並みと相まって何か出てきそう。でも雲が厚いだけで雨が降るのでもなさそうだ。バスターミナルへは歩いて20分だったかなと記憶していたが、25分ほど掛かった。覚えておこう。早目に出たので出発40分前にバスターミナル到着。いつものようにターミナルにはバックパックを背負った巡礼が沢山集まってくる。
ALSAのバスが1台停まっていてフロントガラスには「Madrid」の文字が見えたので係員に確認すると「そうだ」と言うが、号車番号を確認すると私の乗るのはこのバスではなかった。もう1台ALSAのバスがやって来て、こっちが本物だった。貴重品とバスの中で食べる菓子とジュースをナップザックに移し、バスのトランクルームには一番にバックパックを入れたので一番奥になってしまった。出すときは最後か。 -
最初に停まっていたバスは同じマドリッド行きだが、途中であちこちの町に停まる表示が出ている。Santiagoを出発して最初に止まるのがヘラクレスの塔があるA Coruna、 次がプリミティボの道巡礼路上にある城壁の町Lugo、その次もフランス人の道上にあるPonferadaだった。それでやっとマドリッド到着なので、きっと直通バスより1時間以上は余計に掛る気がする。しかし私の乗る方はマドリッドへは直行だ。これはラッキー、タダでもマドリッドへは所要10時間となってるので、少しでも早く着いて貰いたい。バスはほぼ満員で定刻どおりに出発。
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マドリッドに向かって絶賛激走中。座席は指定で1番前の通路側なので大きなフロントガラスから前が丸見え。非常に気分がいいが追突したらフロントガラスを突き破って外にダイビングだろう。言われなくてもシートベルトをカチンとはめる。このバスは10時間の長距離なのにトイレが付いてなかった。でも2時間ごとにサービスエリアに寄ってくれる模様。気分転換になるしこっちの方がずっとありがたい。車内にはWi-Fiもあるし言うことありません。停車するたんびに軽く運動したりトイレも借りてスペインのドライブインを見物することが出来る。日本とは大分店内の様子も人間模様も違うので面白い。
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3回ドライブインに寄ってからマドリッドが近くなってきた所で、遠くに特徴のある4本の鉛筆ビルが現れる。じゃぁあそこがチャマルティン駅か。2年前はビルは3本だった気がするが記憶違いか、それとも新しく建ったのか?気持ちが悪いので過去の写真で確認したら最初から4本だった。最後までホントに当てにならない記憶で困ったもんだ。昨年はその脇を歩いてサンチャゴを目指したんだよなーと、矢印がまったくなかったマドリッド市内での苦労が蘇った。昨年に比べれば今年は楽だった方だ。逆歩きの苦労はあっても殆どが一度歩いた道ばっかだったから。
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マドリッドの南バスターミナル到着~。予定より1時間半も早かった。ここは市内から大分離れてる模様なので、まずは市内へ移動しないとだ。大きなバスターミナルの情報は何も持っていないので、取りあえず中をウロチョロしてたら「セルカニアス」の表示を見つける。セルカニアスは近郊電車のことらしいので、これでアトーチャ駅まで出られればオスタル迄は半分歩くだけで済む。チケット売り場で良く分からないスペイン語でチケットを購入。2ユーロなので乗車賃の他にカード代金も入っているのかな?カードを持っていればチャージ分だけで済むようなことをネットで読んでいたので。使用後も念のために取っておこう。
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ホームへ向かうと壁に大きく「Atocha」の文字を見つけたのでこのホームでいいらしい。やって来た電車に乗り込んで一安心。でもなかった!いくつ駅を通り越してもアトーチャが出てこないのだ。これはおかしいと気がついて近くのお嬢さんに尋ねたところ(ほとんど身振り)、この線はアトーチャには向かわないそうだ。え、じゃぁあのアトーチャと言う表示はなんだったんだと思うがスペイン人にはあれで伝わるのかも知れない。後で写真を見直してみたところ、どうやら「C-5」は向かいのホームだったのかも知れないと思った。と言うことは私が乗ったホームは「C-4」とかだったのだろか?それは置いといて、さっさと次の駅で降りて反対側のホームへ移動。改札を通らなくて済んだので同じ切符で乗れたのが良かった。ちょっと間違いがあったけど無事にアトーチャ駅へ辿り着ける。アトーチャから地下鉄でオスタルの近くまで行くことも出来るらしいが、もう神経を使う乗り物はうんざりなので歩いて目指す。歩くのが一番簡単。
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マドリッドで一番有名な広場ソルまでやってきたが、そこから放射状に延びている通りがどこもかしこも凄い人出。高級ホテルみたいなマクドナルドの前を通り越して、目指すオスタルの前もぞろぞろと人が歩いているので、この先に有名観光地でもあるんかなーと不思議だった。今まで泊まっていたマドリッドの宿は、毎回メインの通りから少し入った地元の人しか歩いていないようなうらぶれた通りに面していたのでちょっと面喰った感じがする。こんな観光地みたいなオスタルはマドリッドで初めて泊まるよ。その割りに宿賃は安くて2泊で50ユーロだから良い宿をゲットできたのかも知れない。
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余りの人出に、ほーとかはーとか言いながらオスタル「Casa Bueno」には7時45に到着。予定より早くて上々だ。玄関に幾つもある呼び鈴の中からオスタルのを押して「ソイデハポン(日本から来た)」と言うと遠隔操作でガチャッと鍵が開いた。3階まで極狭のエレベーターで上がるとオーナーのホセが扉の前に出てきて出迎えてくれる。久々の一人部屋、シャワーはあるがトイレがない。シャワーは一度浴びれば用がないがトイレはそう言う訳にはいかない、逆の方がありがたいんだがな。マドリッドではこのタイプに前も泊まったことがあるので、スペインではこう言うのは普通なのかな。ベッドはでかいWベッドだった。今までずっと二段ベッドばかりだったので、本当にダブルの広さがある。一人部屋は凄くありがたいけどオスタルにはキッチンがないのでなー。
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少し離れたスーパーDiaで1リットルビールとバケツ野菜にパン1ケース、ゴルゴンゾーラチーズとオレンジ、インスタントコーヒー1箱で9ユーロと少し。狭い部屋なので買ってきたのを小さいテーブルで食べるしかない。プラのカップを持ってたのでビールのラッパ飲みだけは避けられて良かった。また使うので捨てないでおこう。明日は一日マドリッド観光だ。
毎年、マドリッドにやって来ると「いまマドリッドにいます」とメールを送っている知り合いがいる。マドリッド出身で今は日本人と結婚して私と同じ前橋市に住んでいるスペイン婦人だ。すぐ返信が来て、なんとその人も今マドリッドに里帰りしているそうだ。どこのホテルに泊まっているのか教えてと言ってるが、滅多にない里帰りなので妹を訪ねたり何かと忙しそうだ。結局、ここで会うことはなかった。まぁもっともだよね。 -
おまけ2 マドリッドの休日 Madrid
8/7 今日は一日マドリッド観光。オスタルCasa Buenoを出発して、まずはバロック建築の至宝とか言う教会へ行ってみるがオープンまで30分待たないとならなかったので次へ。歴史博物館というのに入って見たけど何だか分からない陳列がされているので面白くない。コロンブス広場を経て考古学博物館へ行ってみるが、ここも事前に調べたのとは違っていて面白くなかった。じゃぁお前は何が面白いんだと言われそうだな。 -
移動中、シーベレスの噴水交差点でエアポートバス乗り場を発見する。あー、じゃぁ明日はアトーチャ駅まで行かなくていいんだな。歩くのが半分で済むのでこれは儲けた。シャレたバス停には飛行機の絵が描かれているので間違いない。
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広い道路に沿って細長い公園が続いているが、その中にはテントが無数に張られていた。節約観光客じゃなくて何かの主張をしている団体のようで大きく書かれたスローガンが地べたに広げてあった。読んでも知らない単語ばかりでさっぱり意味が分からない。この通りはプラド美術館を経てアトーチャ駅に通じるマドリッド1のメイン通りだろう。パトカーが待機して見張っているが、特に規制するんでもないようだ。
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腹が減ってきたので何か食べたい。マドリッドに来たら財布に優しい生ハム博物館は外せない。ビール一杯頼むとつまみがたんまり付いてくる。今日のつまみはハムだった。これで1ユーロ。大きなジョッキで飲んでも1.5ユーロしかしない。同じテーブルでお昼にプレート料理6.5ユーロを注文する。合計でも7.5ユーロと、スペインの首都マドリッドなのにコスパ最高です。皆さんもマドリッドに来たら是非寄ってください。
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食後はソフィア王妃芸術センターへ。ここは昨年は夕方から無料になるのを狙って入ったけど、その後、シニア割引どころか65歳以上はパスポート見せるだけで無料なことを知る。王宮みたいに外国人はシニア割引しない所もあるけど、ここは外国人もみんな無料にしてくれる太っ腹。節約巡礼者(もう観光客だけど)としては、これは毎年ソフィアに入ろう。もう3回目なのでゲルニカとダリだけ見たら他は興味がないのでさっさと帰ることにする(無料だし)。時間はまだ4時。プラド美術館の無料解放は6時から。もうプラドも3回見てることだし、朝から動いて疲れたので食料仕入れて帰ることにする。昨年泊まったオスタルSan Isidroの前を通ってソルの広場へ。いつ来ても人がわんさか居る。大道芸やってるのもあちこちにいるし、ここで半日くらい人間ウォッチングしても面白そうだが残念ながら日陰がないので長居は叶わず。
一本別の道を入った所にスペイン最大のデパート、エルコルテイングレスがあったのでスーパーもあるだろうと入って行ったら案の定、素晴らしい品揃えのスーパーが地下にあった。さすがスペイン一のデパートだ。デパートの地下にスーパーがあるのは日本と同じだ。ビールも飲みたいワインも飲みたい。でも歩いてないので両方は飲み過ぎだ。で、買ったのが中間のシードルを選ぶ。明日用に飲むヨーグルト1リットルとパンを2ケース、それにミニトマト1パックと生ハムで合計12.18ユーロもした。何が高かったんだろう?空港の食い物はぼったくりなので買い込んだ物で明日のサンドイッチを作って空港での昼飯にする作戦だ。最後の最後まで倹約にいそしむ。もはや趣味と実益。 -
部屋に戻ると自分一人だけの空間がそこにはある。なんて贅沢なんだろう。ホテルを泊まり歩ける人には当たり前のことだろうが、3か月近くを二段ベッドのドミトリーで寝泊まりした私にはこれ以上の贅沢はないような素晴らしい空間だ。
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今日もオスタルの小さなテーブルで夕ご飯。ミニトマトのプラケースが大きくてテーブルに載り切れなかったので引出し利用を思いつく。こんな方法があったんだと我ながら感心する。てほどじゃありませんが。たまに買っているミニトマトはバラだったけど、今日のはみんな軸に付いたまま売られていた。まるでプラモデルのパーツみたいに行儀よく並んでいてプチプチ取り外して食べるスタイルだった。日本のミニトマトとは種類が違うのかな、私が知らないだけ?昨日買ったゴルゴンゾーラチーズが馬鹿に不味いので不本意ながら4分の3を捨ててしまう。外国で腹痛になるよりマシだ。既にファティマでゲボを経験してるので注意深くなっている。
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ネットをしていたら北の道を一緒に歩いたSさんが私のフェイスブックにフラワーソルの事を書いてくれたので「今年の土産はこれだっ」と思いつく。再度エルコルテイングレスへひとっ走りして地下のスーパーへ。どこにでも有りそうな塩なのに幾ら探しても見つからない。結局、そこいらに居た店員さんを捕まえて教えて貰う。FLOR DE SALと言ってこっちの料理には良く使われている塩だ。旨い具合に容器の見た目もいいからお土産には持って来いだ。バックパックが少し重くなるけど、もう本格的に歩かないので平気だ。2.94ユーロのを5つ買って合計14.7ユーロと私の身の丈に合った土産になった。明日はとうとうスペインを発つ日だ。
おまけ3 Madrid - DOHA - 日本へ -
8/8 マドリッドの朝、スペイン最後の朝はスペイン晴れ。7時起床。写真はオスタルからの眺め。ビルの谷間にちょこっと飛び出た白いビルはマックです。ホントに繁華街だった。昨晩は睡眠導入剤を飲んで寝たのでぐっすり寝られた。どうせ今晩は飛行機の中なので寝られないだろから寝だめの積もり。今日は娘の誕生日なのでフェイスブックにメッセージを入れる。朝飯はオスタルでオレンジジュースとでっかいクロワッサン、有名デパートのパンなのでとても旨い。飲むヨーグルトはイチゴ味。プラコップはもう必要ないので使用後にゴミ箱に捨てる。今日は飛行機に乗るので機内持ち込み用荷物と区別するため、いつもと違うパッキングをする。フライトは夕方5:10なので時間はたっぷり。もう見たい物もないので暇つぶしどうしようか?
トイレは共同なので誰か入ったまま出てこないので離れたレセプション前で待っている。長時間こもっていて、やっと出てきたと思ったら今度は誰かがシャワーを使っている音が聞こえる。私の部屋にはシャワーがあったが、シャワー付きでない部屋もあったんだと気づく。レセプションの椅子に座って待っていると、女性が出てきたが、すぐ前の部屋の人が入ってしまった。次はタオルを持った男がトイレの前で待つようになって、いつまで経ってもトイレが使えない。どうやら扉の前で待っていないと使えないようなので嫌だが自分もそうしてみる。大人数が泊まるアルベルゲでもあるまいに、こんな少人数のオスタルでトイレ争奪戦があるとは思わなかった。 -
もう日本に帰るんだからタブレットも奇麗にしましょうと石鹸を付けて軽く洗ったら割れ目から水が侵入してしまう。昨年、セゴビアの石畳の上に落してしまい、縦に一本筋が付いてしまったが、結構ハードな使い方をしても問題なかったので油断した。画面にはご覧のように大空に雲が湧いたような絵面になってしまったが、待ち受け画面がちょうど雪景色なので合っている感じがする。なんて呑気なことを言ってる場合ではないと思うが、幸い、使うには問題ないようなのでひと安心。
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9時半、レセプションのカウンターにそっと鍵を置いてオスタル出発。昨日、偶然見つけたシーベレスの泉近くのバス停を目指して歩き出す。もう少し歩くかなと思ったが、あっけなく到着してしまった。エアポートバスは頻繁にあるだろうと思っていたが、バス停には既にそのバスが停まっていたのですぐに乗り込むことができる。長距離バスじゃないのででっかいバックパックを担いだまま車内へ。チケットは運転手から直接買うことができる上に、親切にも空港まで5ユーロと張り紙までしてあった。混雑した市内から高速道路に乗り換えてぐんぐんと空港に近づいてくる。マドリッドのバラハス空港はターミナルが複数あるが、私が乗るカタールはバス停終点のT4なのでボーっとしていても大丈夫。30分で空港到着。
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エスカレーターで上へ上へと上がって出発ロビーへ。成田や羽田と違って何とも愛想っけのないターミナルで質実剛健。早速、電光掲示板に自分が乗る便名を探してみるが、カタールの一番遅いフライトは17時のがあったが、これは私が乗る17:10 DOHA じゃなかった。時間が早すぎてまだ発表されてないようだ。カタールのカウンター前には列があったが、これは4時台のフライトらしい。買っておいた飲むヨーグルトイチゴ味と共にブドウパンを食べてみる。1箱に3つも入っていたので一度では食べきれない。それと昨日の残りのミニトマト。これ食べると少し健康になる気がして気持ち的にもいい。
預け荷物用にパッキングのし直しをしておく。長いスティックを収めるのがいつも面倒。ビーサンに履き替えた靴もバックパックの中へ入れてお気楽スタイルに。そうこうしていたらDOHA行きのQR150便が16:45と発表された。予定より30分早くなったらしい。ドーハでの乗り継ぎ時間が1時間しかないので早ければ早いほど有難い。 -
搭乗券を貰って港内を下がったり上がったりぐるぐる回ってT4sへ移動、毎度のことながら面どい空港だな。ほどなく飛行機に乗り込む。日本で予約したシートは乗りかえの4回全て後ろが壁と思っていたけど、これはエコノミー席の前から5列目なので、あれーおっかしいなーと不審だったが、少ししたら思い出した。そうだ、ドーハでの乗り次ぎ時間が1時間しかないので少しでも早く降りられるようにと前の席を予約したんだったと思い出す。半年も前に取ったのですっかり忘れていたよ。出発時間が30分早まったと喜んだのも束の間、搭乗に時間がかかったのか結局、離陸は17:15になってしまった。
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まともな機内食が1回とドーハ到着近くに簡単なのが1回。食後のコーヒー類には昨年覚えたコニャックをまたお願いする。舐めるようにちびちび飲んでいると時間つぶしになって具合がいい。折角のコニャックだけどコップは相変わらずのプラコップ。ビジネスクラスだとガラスのコップだろなと思うがビジネス乗るんだったら2回3回乗った方がずっと良い。
ドーハ到着~。エコノミー席の前から5列目なのが幸いしてタラップから降りたら最初の移動バスに乗ることができる。私の少し後ろの人たちはタラップの降り口にロープを張られてしまって地上に降りることが出来ず恨めしげにバスを見送っている。
8/9
バスがターミナルビルに到着すると、中国人の若者達がダダダーッと一斉に駆け出したので、やっぱり乗継時間が短いようだ。ドーハ空港内は相変わらず夜中でも人でごった返しているし無駄にきらびやか。 -
早速電光掲示板の前に行って乗りかえ便のQR806を探すが見つからない。おっかしいなー、時間的にとっくに表示されてもいい筈だが。ドーハの乗り換えでは毎回こんなことやって不安になっている。表示される便名と時間は目まぐるしくパタパタと入れ替わるので、そのたんびに目を皿のようにしてQR806を探す。10分ほどしたらやっと出てきた。予定より1時間の遅れで2:10のフライトに変わっていた。それですぐ表示されなかったのかな?念のためゲート番号をメモしておく。1時間遅れは自分にとってはもってこいだし乗り継ぎ時間2時間はベストタイム。お陰で少しはゆっくり出来る。
今度の座席は後ろが壁になった通路側、狭い座席で機内食を食べるときに右肘が自由に動かせるように右に通路があることも考慮してある。さらにこの列から中央の座席が4列から3列に1つ減ってる関係で通路も一段広くなっているので通る人の邪魔をすることなく足も組めると言う特等席。半年も前にリクエストしたので座席も好きなのが取り放題だ。そろそろエコノミーの達人か!? -
カタールの荷物入れには工夫があるのを発見した。下から覗き込んでも中に荷物が取り残されてるか確認できるように背面に鏡が設置してあったのだ。これはグッドアイデア。
今度は日本まで長時間のフライトなので(11時間くらい)機内食もまともなのが2回でた。映画は3つ見て、見たかった邦画の「響」があったのはラッキーだった。これ見たかったんだよね。ドーハ・成田便は日本語の映画がいっぱいあるので楽しい。
夜の8時ころ成田到着~。1時間ほど遅れたようだけど、成田では空港内で寝るので遅い方が持って来い。バックパックも無事に出てきて全ての荷物を引っ張り出してから通常パッキングのし直し。毎回まいかいこの作業が面倒だが時間はたっぷりあるから焦ることはない。 -
さて3ヶ月振りの日本食はやっぱり吉野家で豚丼と味噌汁を食べる(写真の日付はスペイン時間なので13時になってる)。ちょっと前に機内食を食べたばっかだけど、機内食は軽めなので夜食ってところか。はじめの3回の巡礼では成田に到着後、地元群馬まで一気に帰ってしまったけど、昨年からは成田でのんびり空港泊してから翌日にゆっくり帰るようになった。どうせ暇なのでこっちの方が合理的。泊るのタダだし。9時前に寝ることの出来るウエィティングエリアに移動。
※お役立ち情報
第二ターミナルから第三ターミナルへ歩いていける歩道の途中にウエィティングエリアはあります。畳敷きスペースが2つ、あとは椅子席ですが肘掛なんかはないので横になることが可能。って、そのためのエリアですから。自販機トイレ空調も完備、警備員も頻繁に巡回に来るのでほぼ安全です。この日は50人くらい寝ていたようです。私がダントツの最年長。 -
エアコンも寒くもなく暑くもない適温で掛かっているので快適に寝ることが出来るが、唯一の難点はコンセントが決まった所にしかないこと。みんな盗難予防でモバイルバッテリーで充電してるけど私は数グラムでも軽くしたいのでそんな結構なものは持ち歩かない。反対に、ここでは誰もシュラフを持ってなくて着の身着のままで寝てるけど私だけはシュラフに潜って快適に寝ることができる。ちょっぴり優越感。
8/10
成田空港の朝。4時半になると外が明るくなってくる。さすが日本の朝は早い、スペインなら明るくなるのは7時過ぎだ。シュラフの上に座って日記を書いているが、シュラフがあると自分の陣地があるようで何となく嬉しい。 -
昨日と同じ吉野家に移動してハムエッグ納豆定食480円。焦げた醤油の香りがたまりません。日本の味と香りを満喫する。ご飯お代わりしたいようだけど上野駅で讃岐うどん用に取っておかなくては。
-
京成の普通電車で上野に出て西郷隆盛の銅像を見に行く。これは私が小学校3年生の時に父親につれてきて貰って以来のご対面なので60年振り?何度も近くまで来ているのに見に来ることがなかった。記憶より西郷像は大きかった。予定どおり上野駅で讃岐うどんで二度目の朝飯というか昼というか。サツマイモの天ぷら付。11時半のアーバンに乗って高崎駅で乗り換えて1時過ぎに前橋駅到着~。何しろ暑い暑い。想像してたのよりずっと暑いので駅で梅味の水ボトルを買って飲みながら5キロの道のりを歩いて帰ることにする。
これにて2019年のカミーノ全ておしまいです。
長い間読んでくれてありがとうございました。
2020年は行けるとしたらグラナダを出発してメリダから銀の道へ接続、更にサナブレスの道と歩き続けるモサラベの道およそ1,200kmを考えています。それとショートを2つほど歩こうと思っていますが、どうなることやらです。
ps.ご存じのように2020年からコロナウィルスが猛威を振るうようになって巡礼どころではなくなってしまいました。退職後の生きがいになっていたので非常に残念です。
●装備品・経費と歩いた距離
サンチャゴ巡礼を考えている人の参考になれば幸いです。
◎装備品 2019 ★最重要 ☆機内持ち込み
★パスポート パスポートコピー(ノートに貼り付け)
★航空券 (Eチケット)
★現金 (前回残りの 219.38ユーロと5万円)
※円が多めなのはカードが機能しなかった時の両替用として
★クレジットカード(VISA2枚)
★クレデンシャル(熊野古道の3冊)1冊は熊野本宮館にプレゼント
★タブレット(地磁気センサーなし。お陰でコンパスを持ち歩く)
★コンデジ
☆ノート・ペン(3色 インク節約のため青と黒を交互に使用)
☆JALカード( 2019はカタールなのでチェックイン時使用)
☆地図等各種印刷物40数枚(過ぎたものから廃棄)
印刷物入れ用クリアフォルダ(巡礼証明書等もこれに入れる)
☆ウォーキングシューズ(ミズノゴアテックス)
帽子(つばがぐるり オンボロになったので途中で買い替え)
☆万歩計(時計付き)
スティック 2本(途中で盗難 木の杖を2本取り替えて
1ヶ月後のアルベルゲでスティック2本ゲット)
バックパック40L(割と重い)
☆ナップザック(町歩き用ペラペラ)
シュラフ(羽毛)
レインウェア上のみ(ゴアテックス 下は大型ビニール袋の底抜き)
薬(風邪、胃、VG軟膏、痛み止め、睡眠導入剤)
ワセリン、ボルタレン、温湿布薬、ほかろん
☆目薬・消毒綿・カットバン
予備靴紐1本(紐は何かと応用が利く)
マルチナイフ・爪切り
☆ビーチサンダル
ヘッドライト
プラフォーク・スプーン・箸
コンソメスープ1袋、柿の種
☆予備メガネ(少し強いやつ。眼鏡は買い足せない)
ハイドレーション2L
帆立貝(今年は小さいの。現地の教会で交換した)
電動歯ブラシ
T字剃刀(2本)
石鹸と入れ物(石鹸ネットは便利)
和風マリアカード40枚(裏にメルアド、HPアドレス)
☆タオル
安全ピン4
紐付き洗濯バサミ4(6本が良かった)
古い軍手(寒い内だけ使用)
ジップロック・レジ袋数枚
芯抜きトイパー少し
カメラ用予備メモリ
タブレット用充電器(今回はカメラとも併用)
Cソケット
カラビナ2・不思議のメダイ(お守り)
○衣類(身につける物を含む)
靴下(5本指4、普通の1)
中敷き(へたったのでサンチャゴで買い足す)
長そでポロシャツ(途中で廃棄)
フリース1(帰りの飛行機用に最後まで捨てない)
Tシャツ3(1枚廃棄)
パンツ1
半ズボン2
(サンチャゴで1枚買い足し、1枚オウレンセで買った海パン)
山用長ズボン(途中で紛失、サリアでジャージ長ズボンを購入)
バックパック最低重量9kg 最大重量12kg(水・食料)
=============================================
2019サンチャゴ巡礼経費 総経費 90日間で428,759円
(私にとっては高額の部類だった)
月別使用金額(円)
・5月 カードで買い物 29,491
バルセロナ ー Irunバス代 3,606
・6月 カードで買い物等 34,868
サンチャゴ-マドリッドバス代 5,055
(早めに買っておいた)
・7月 カードで買い物等 28,830
Santiago-A Coruna-Ferrol電車代
776円 937円
8月 カードで買い物等 54,015
-----------
カード使用合計 147,204
集計すると(円)
カタール航空券 120,670
バルセロナの宿2泊 5,610
マドリッドの宿2泊 6,375
キャッシング合計 173,244
キャッシング手数料 864
前回の残りユーロ 21,587
持ち帰ったユーロ -52795
(ユーロが安目だったから大目に持ち帰った)
カードでの買い物 147,204
国内使用(電車・食事) 6,000
--------------------------------
総合計 428,759
2019は飛行機代がメチャクチャ高かったので合計金額を押し上げられてしまいました。日数も今回が一番長かったし。
●2019 歩いた距離を集計
今回の巡礼で歩いた距離をざっと計算してみました。北の道は一緒に数日間を歩いた日本人Tさんが貰った距離証明書では824kmとなってたので、それを採用しました。
北の道 824 Irun - Santiago
ファティマへ 470 Santiago - Fatima
イギリス人の道 121 Ferrol - Santiago
フィステラ、ムシア 120 Santiago - Fisterra - Muxia
-----------------------------------
計 1,535 km
外国だとどの位の距離を歩いたのかピンと来ないと思います。私もピンときません。と言うことでその距離が日本に換算するとどの位になるのかネットで調べてみました。具合のいいことに、「本州縦断フットレース2014」と言う催しが見つかりました。それによると、下関から青森まで日本海側を走り続けて1521kmのレースとのことです。私が今回歩いた距離が約1535kmなのでほぼ同じです。その制限時間が720時間(30日間)で走り切るレースだそうです。私が同じ距離を90日弱で歩いたので3倍のスピードで走り抜けるらしいです。もの凄いレースがあったものです。
昨年までのカミーノを歩いた距離の合計が 5,026km。
累計6,561kmなので目出たく6,500kmを超えました。
何がめでたいのか分かりませんが。
巡礼として歩かない日も5キロ10キロ歩くので実際はもっと歩いてます。頻繁に迷うし。最後の地、マドリッドをうろついた歩数が1日で23,820歩でした。私は普通に歩くと7,000歩で5キロ歩くので23,000歩は20キロになるが観光なので足踏みが沢山あるから実際はずっと少ないでしょう。
フォートラベルは北の道だけ投稿しようと思って始めましたが、やってみたら編集はとても便利にできるし、反応も予想以上にあるので楽しくなりました。2019年に続けて2018年も投稿してみたくなりました。遡って2015まで行くかどうかは未定ですが、それまでお付き合いして頂けると幸いです。
おく
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サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン) の旅行記
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