サンティアゴ・デ・コンポステーラ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
北の道30   アルベルゲ難民続出 Luaruca<br /><br /> 6/13 Cadavedo のアルベルゲ。若者グループは朝早く出発して行ったが今日はルアルカ迄15.3キロのショートコースなのでゆっくり。立つ鳥跡を濁さずで、キッチンの片づけをキッチリやってから袋ラーメンで朝飯にする。<br /><br />  8時出発。今日はホテルを予約済みなので気楽。中盤まではゆるいアップダウンを繰り返し、終盤にきつい上りが現れるがホテルを予約してあるので平気。予約効果はいたる所に現れる。しかも本物のホテルだ!!まぁ料金から推測して小さいホテルなのは想像しているのでツアーなんかで泊まる豪華なホテルである筈がない。なので行ってみたらガッカリなんてこともない。一人で部屋を丸ごと占有できるだけで贅沢な気分にさせてくれる。

歩く歩く歩く2019 北の道7

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2019/05/13 - 2019/08/10

258位(同エリア501件中)

旅行記グループ 歩く歩く歩く 2019

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おく

おくさん

北の道30   アルベルゲ難民続出 Luaruca

6/13 Cadavedo のアルベルゲ。若者グループは朝早く出発して行ったが今日はルアルカ迄15.3キロのショートコースなのでゆっくり。立つ鳥跡を濁さずで、キッチンの片づけをキッチリやってから袋ラーメンで朝飯にする。

 8時出発。今日はホテルを予約済みなので気楽。中盤まではゆるいアップダウンを繰り返し、終盤にきつい上りが現れるがホテルを予約してあるので平気。予約効果はいたる所に現れる。しかも本物のホテルだ!!まぁ料金から推測して小さいホテルなのは想像しているのでツアーなんかで泊まる豪華なホテルである筈がない。なので行ってみたらガッカリなんてこともない。一人で部屋を丸ごと占有できるだけで贅沢な気分にさせてくれる。

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
徒歩
航空会社
カタール航空
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
JTB
  •  朝飯が軽かったので腹が減って来た。ちょうど山の中にポツンとバルがあったのでこれ幸いと寄って行く。コラカオと卵焼きが挟まったボカディージョを注文する。外のテーブルで食べだしたら雀がやって来た。嫌に馴れ馴れしく人間を怖がっていないので、どうやらここでおこぼれに与るのが日課のようだ。物欲しそうな顔をしてこちらを見ているので試しにパンを小さく千切って投げ与えると突っつき回して食べだした。有る程度の大きさになると口ばしに加えてどっかに運んでしまった。近くに家族がいるようだ。でもまたすぐ戻って物欲しそうな顔をしているので再度与えると、また同じことを繰り返している。結局そんなことを3,4回繰り返しこちらも飽きてきた所で出発する。

     朝飯が軽かったので腹が減って来た。ちょうど山の中にポツンとバルがあったのでこれ幸いと寄って行く。コラカオと卵焼きが挟まったボカディージョを注文する。外のテーブルで食べだしたら雀がやって来た。嫌に馴れ馴れしく人間を怖がっていないので、どうやらここでおこぼれに与るのが日課のようだ。物欲しそうな顔をしてこちらを見ているので試しにパンを小さく千切って投げ与えると突っつき回して食べだした。有る程度の大きさになると口ばしに加えてどっかに運んでしまった。近くに家族がいるようだ。でもまたすぐ戻って物欲しそうな顔をしているので再度与えると、また同じことを繰り返している。結局そんなことを3,4回繰り返しこちらも飽きてきた所で出発する。

  •  そろそろルアルカが近くなって来たかなーと思うころに町が現れたのでルアルカに着いたかなと勘違いする。そこには前にも見たことのあるマリア像のある教会があった。入り口は施錠してあるが、格子窓から奥に安置してあるマリア像が拝めるところだ。今回も格子窓からカメラを入れて撮っていたら地元の婦人から声が掛かった。この教会の関係者らしく、鍵を開けて入れてもらえる。像はマリア様じゃなくてカルメンと言う聖人だった。この小さな建物はカルメン専用の祠(と言うのかな?)で、隣の大きな聖堂に繋がっていた。いわれを色々説明してくれるがスペイン語なのでさっぱり。でも明日この教会の守護聖人カルメンのフィエスタがあることは分かった。それで隣の広場に大きな屋外施設を作っていたのか。やって来るのが明日だったらその祭りが見られたんだなーと、ちょっと残念。<br /><br /> マリアカードを上げて「ソイデハポン、ソイカトリコ(日本から来ました。私はカトリックだよ)」と伝えたら「あらあら」と言う感じでカルメンのカードとミニスカプラリオ(お守りみたいな物)をプレゼントされ、またその説明をひとくさりやってくれるがさっぱり分からないから生返事だけしておく。でも意味は分からなくても有難いことを言ってるのだけは分かるので何となく嬉しい。ルアルカ迄はあと3キロだと教えてくれる。良かった、ここがルアルカかと思い込んでいた。このまま町外れに出てしまったら要らぬ心配をするところだった。

     そろそろルアルカが近くなって来たかなーと思うころに町が現れたのでルアルカに着いたかなと勘違いする。そこには前にも見たことのあるマリア像のある教会があった。入り口は施錠してあるが、格子窓から奥に安置してあるマリア像が拝めるところだ。今回も格子窓からカメラを入れて撮っていたら地元の婦人から声が掛かった。この教会の関係者らしく、鍵を開けて入れてもらえる。像はマリア様じゃなくてカルメンと言う聖人だった。この小さな建物はカルメン専用の祠(と言うのかな?)で、隣の大きな聖堂に繋がっていた。いわれを色々説明してくれるがスペイン語なのでさっぱり。でも明日この教会の守護聖人カルメンのフィエスタがあることは分かった。それで隣の広場に大きな屋外施設を作っていたのか。やって来るのが明日だったらその祭りが見られたんだなーと、ちょっと残念。

     マリアカードを上げて「ソイデハポン、ソイカトリコ(日本から来ました。私はカトリックだよ)」と伝えたら「あらあら」と言う感じでカルメンのカードとミニスカプラリオ(お守りみたいな物)をプレゼントされ、またその説明をひとくさりやってくれるがさっぱり分からないから生返事だけしておく。でも意味は分からなくても有難いことを言ってるのだけは分かるので何となく嬉しい。ルアルカ迄はあと3キロだと教えてくれる。良かった、ここがルアルカかと思い込んでいた。このまま町外れに出てしまったら要らぬ心配をするところだった。

  •  海辺の町 Luarca 到着~。昨日と比べれば楽勝。ルアルカは谷底の港町なので町に入る時の景色がすばらしい。異国情緒がたっぷり感じられて旅行会社のパンフレットみたいだ。ここだってプロカメラマンが撮ったらクロアチアのドブロニクみたいに撮れるんじゃないのかなと思うほど(行ったことないけどパンフレットで良く見る)。坂を下りて行くと果物屋の前で大勢の巡礼が何やら集まっていたので話しかけてみる。このグループはドイツからの巡礼で全員で8人。全部同じ仲間だと誇らしげだ。みんな年配者で英語が喋れるのは一人か二人だったけど皆フレンドリー。このグループとは今後何度も道中で一緒になって仲良くなるが、大所帯なのでアルベルゲには泊まらないようだ。<br /><br /> 橋を渡って市内へ。今日は本物のホテルで、90日間の旅行期間でホテルと名の付くものはここだけだった。Hotels.comのポイントを使ったので約20ユーロの差分で泊まれるのもルンルン気分に拍車をかけている。ルアルカには12ユーロのアルベルゲが1軒あるだけで、他は高いオスタルになってしまう。それ考えるとこれは値打ちもん。ルアルカは分かりやすい地形なので簡単にホテルを見つけられる。Hotel La Colmena は隣がレストランだった。エントランスに入って行くとレストランから係りがやって来て受付をしてくれる。「あれ一人?」みたいな事を言われる。どうもメールで送られてきた予約確定のお知らせに「二人一部屋」と書かれていたのが気になっていたが、やっぱり二人で予約されていたのか。でもヨーロッパのホテルは一人でも二人でも部屋貸しなので料金に差はないからノーブロブレム。誰かソロの巡礼で宿の困っている人でもいれば半額で泊まらせちゃうよ。そしたら一人10ユーロと、ここのアルベルゲより安い。ま、そんな都合のいい人がいる訳なかった。<br /><br />  ホテルでもオスタルでも巡礼路の施設はみなクレデンシャル用のスタンプを備えている。熊野古道とのコラボクレデンシャルを珍しがっているので説明をしたげると写真を撮らせてと言ってきた。このクレデンシャル、行く先々で説明してるので少しは熊野古道の宣伝になっている筈。しかも今回は昨年行った熊野古道館でクレデンシャルを沢山貰って来たので、そのお礼の積もりでスタンプを全部集めたら古道館にプレゼントしようと計画している。そのため毎回2冊のクレデンシャルにスタンプを貰う都合上、その説明までしているから尚更宣伝になっているだろう。自称「熊野古道広報大使」だ。<br /><br />  チェックインしたけど部屋は外から出て裏のような説明なので、一旦外に出てからぐるっと裏手に回ってみるも見つからない。おっかしいなー、地図だとこの辺りなんだけど。仕方ないのでまたレセプションに行って尋ねると、説明の仕方が悪かったのか、説明を理解できてなかったのか(たぶんこっち)、レセプションから上の階がホテルと言うだけだった。部屋はバス・トイレ付だがバスタブには湯を溜めるための栓がなかったから湯に浸かることは出来なくて残念だった。滅多に泊まることがないホテルなら風呂に入れると期待していたのだが。でも、バスタブがあるので兼ねてから計画していた作戦を実行する。それはゴアテックスの合羽は汚れたままにしていると防水機能が落ちるから洗濯すべきと言う物。しばらく前にネットでこの情報を見てからチャンスを伺っていたのだ。アルベルゲにはバスタブはないしシャワールームで合羽の洗濯まで出来ないから、バス付の部屋に泊まる今が千載一遇のチャンスと言うわけだ。栓がないからお湯は張れないけど合羽をバスタブの中に広げてボディーシャンプーを溶かしたぬるま湯でせっせと汚れを落とす。優しく洗うのがコツだそうだがスポンジは無いから手で洗うほかない。ほぼ乾かしてから備え付けられているドライヤーを当てる。この熱を加えると言うのも防水機能を蘇らせるコツらしい。ネットって何でも教えてくれてとても便利。<br /><br /> さて大仕事が終わったのでスーパー探しだ。外に出たら広場にスペインのアウレイリオのグループがいたので寄っていく。他に新たなメンバーが加わったが、もしかしたら昨日一緒にカルボナーラを食べた青年かも知れない。それとスペイン・アルゼンチン女子の2名でみんな若者。ここのアルベルゲがコンプリートだったので、今から14.5キロ歩いて次の公営アルベルゲを目指すって、それかなり無謀な気がするんだが。到着は5時過ぎだろう、次もコンプリートだったらどうするんだよ。でもみんな若いんだから大丈夫か、4人もいるし。アニモ(がんばれ)と言って送り出す。<br /><br />  今朝、彼らは私より大分早く出発した筈だが、いつものように途中で引っかかって遊びながらやって来たんだろな。到着が遅いとこういう浮き目にあうが、それを犠牲にしても楽しみながら歩く方がいいんだろう。若者の特権かも知れない。私らシニアはまずベッドを確定しないと安心できないんだよ。<br /><br />  スーパー前のベンチでパンを食べているのは昨日のアルベルゲのガレージでテント泊した若者たち。やっぱりベッドがいっぱいでアルベルゲには泊まれなかったそうだ。まだ2時半なのにフルなのか、明日は我が身だ気をつけよう。やっぱり高いオスタル等は探さずに次を目指して歩き出すそうだ。みんな逞しい。<br />

     海辺の町 Luarca 到着~。昨日と比べれば楽勝。ルアルカは谷底の港町なので町に入る時の景色がすばらしい。異国情緒がたっぷり感じられて旅行会社のパンフレットみたいだ。ここだってプロカメラマンが撮ったらクロアチアのドブロニクみたいに撮れるんじゃないのかなと思うほど(行ったことないけどパンフレットで良く見る)。坂を下りて行くと果物屋の前で大勢の巡礼が何やら集まっていたので話しかけてみる。このグループはドイツからの巡礼で全員で8人。全部同じ仲間だと誇らしげだ。みんな年配者で英語が喋れるのは一人か二人だったけど皆フレンドリー。このグループとは今後何度も道中で一緒になって仲良くなるが、大所帯なのでアルベルゲには泊まらないようだ。

     橋を渡って市内へ。今日は本物のホテルで、90日間の旅行期間でホテルと名の付くものはここだけだった。Hotels.comのポイントを使ったので約20ユーロの差分で泊まれるのもルンルン気分に拍車をかけている。ルアルカには12ユーロのアルベルゲが1軒あるだけで、他は高いオスタルになってしまう。それ考えるとこれは値打ちもん。ルアルカは分かりやすい地形なので簡単にホテルを見つけられる。Hotel La Colmena は隣がレストランだった。エントランスに入って行くとレストランから係りがやって来て受付をしてくれる。「あれ一人?」みたいな事を言われる。どうもメールで送られてきた予約確定のお知らせに「二人一部屋」と書かれていたのが気になっていたが、やっぱり二人で予約されていたのか。でもヨーロッパのホテルは一人でも二人でも部屋貸しなので料金に差はないからノーブロブレム。誰かソロの巡礼で宿の困っている人でもいれば半額で泊まらせちゃうよ。そしたら一人10ユーロと、ここのアルベルゲより安い。ま、そんな都合のいい人がいる訳なかった。

     ホテルでもオスタルでも巡礼路の施設はみなクレデンシャル用のスタンプを備えている。熊野古道とのコラボクレデンシャルを珍しがっているので説明をしたげると写真を撮らせてと言ってきた。このクレデンシャル、行く先々で説明してるので少しは熊野古道の宣伝になっている筈。しかも今回は昨年行った熊野古道館でクレデンシャルを沢山貰って来たので、そのお礼の積もりでスタンプを全部集めたら古道館にプレゼントしようと計画している。そのため毎回2冊のクレデンシャルにスタンプを貰う都合上、その説明までしているから尚更宣伝になっているだろう。自称「熊野古道広報大使」だ。

     チェックインしたけど部屋は外から出て裏のような説明なので、一旦外に出てからぐるっと裏手に回ってみるも見つからない。おっかしいなー、地図だとこの辺りなんだけど。仕方ないのでまたレセプションに行って尋ねると、説明の仕方が悪かったのか、説明を理解できてなかったのか(たぶんこっち)、レセプションから上の階がホテルと言うだけだった。部屋はバス・トイレ付だがバスタブには湯を溜めるための栓がなかったから湯に浸かることは出来なくて残念だった。滅多に泊まることがないホテルなら風呂に入れると期待していたのだが。でも、バスタブがあるので兼ねてから計画していた作戦を実行する。それはゴアテックスの合羽は汚れたままにしていると防水機能が落ちるから洗濯すべきと言う物。しばらく前にネットでこの情報を見てからチャンスを伺っていたのだ。アルベルゲにはバスタブはないしシャワールームで合羽の洗濯まで出来ないから、バス付の部屋に泊まる今が千載一遇のチャンスと言うわけだ。栓がないからお湯は張れないけど合羽をバスタブの中に広げてボディーシャンプーを溶かしたぬるま湯でせっせと汚れを落とす。優しく洗うのがコツだそうだがスポンジは無いから手で洗うほかない。ほぼ乾かしてから備え付けられているドライヤーを当てる。この熱を加えると言うのも防水機能を蘇らせるコツらしい。ネットって何でも教えてくれてとても便利。

     さて大仕事が終わったのでスーパー探しだ。外に出たら広場にスペインのアウレイリオのグループがいたので寄っていく。他に新たなメンバーが加わったが、もしかしたら昨日一緒にカルボナーラを食べた青年かも知れない。それとスペイン・アルゼンチン女子の2名でみんな若者。ここのアルベルゲがコンプリートだったので、今から14.5キロ歩いて次の公営アルベルゲを目指すって、それかなり無謀な気がするんだが。到着は5時過ぎだろう、次もコンプリートだったらどうするんだよ。でもみんな若いんだから大丈夫か、4人もいるし。アニモ(がんばれ)と言って送り出す。

     今朝、彼らは私より大分早く出発した筈だが、いつものように途中で引っかかって遊びながらやって来たんだろな。到着が遅いとこういう浮き目にあうが、それを犠牲にしても楽しみながら歩く方がいいんだろう。若者の特権かも知れない。私らシニアはまずベッドを確定しないと安心できないんだよ。

     スーパー前のベンチでパンを食べているのは昨日のアルベルゲのガレージでテント泊した若者たち。やっぱりベッドがいっぱいでアルベルゲには泊まれなかったそうだ。まだ2時半なのにフルなのか、明日は我が身だ気をつけよう。やっぱり高いオスタル等は探さずに次を目指して歩き出すそうだ。みんな逞しい。

  •  スーパーで買う物はいつもと同じ。でも今日はサクランボを買ってみた。日本じゃ高くて買えないがスペインの物価は安いのでサクランボも西瓜も時々買っている。ワインの飲み残しを持ち歩いているが、やっぱりビールも買う。最近の傾向としては、飲み残しのワインはペットボトルに入れて持ち歩くようになった。ビールだけじゃ口淋しい時にワインが少しあると丁度いい。クッキーひと箱は行動食用。こういうのを常備しておくと店がないバルもない宿に泊まったときに淋しい思いをしなくて済む。<br /><br /><br />

     スーパーで買う物はいつもと同じ。でも今日はサクランボを買ってみた。日本じゃ高くて買えないがスペインの物価は安いのでサクランボも西瓜も時々買っている。ワインの飲み残しを持ち歩いているが、やっぱりビールも買う。最近の傾向としては、飲み残しのワインはペットボトルに入れて持ち歩くようになった。ビールだけじゃ口淋しい時にワインが少しあると丁度いい。クッキーひと箱は行動食用。こういうのを常備しておくと店がないバルもない宿に泊まったときに淋しい思いをしなくて済む。


  • 北の道31   凸凹三人組 Caridad<br /><br /> 6/14 ルアルカのHotel La Colmena。6時半に起きて昨日買い込んだもので朝飯。さくらんぼ、コーヒーにサンドイッチ。一人部屋だと何時に起きて音を出そうが明かりを点けようが一切気にしなくていいのが嬉しい。この空間が全部自分一人のものだ。<br /><br /> 7時半ホテルを出発。すぐ前の路上に日系ブラジルの女子がいたな。バックパックも背負ってなかったし一人で何してたんだろう、朝飯を食べるようなことを言ってたかな。すぐ急坂の上りが始まりえんやこら。20分上るとやっと町外れになって、そこから見る町の景色も中々のものだった。前にもここを上った筈だけど、そのときは薄暗い中に濃い朝もやが掛かっていたのでこの景色は記憶になかった。上りきるとこの町が谷底だったのが良く分かる。ここからの景色も素晴らしい。そこからは平らな道が続いていた。<br /><br />  今日はCaridadの公営アルベルゲを目指す。Caridadまでは30.5kmで、前回は朝もやを突いて出発したのに上段ベッドしか空きがなかった。今回はそれより遅い出発なので下段は最初から諦めているが、さてどうなるか。<br /><br />  山を降りて平らになった所にバルが2軒並んであった。ここでオランダのマルテンと外のテーブルでコーヒーを飲んだ覚えがあるので写真に撮ってみる。でも入ったのは隣のバル。コラカオ1.3ユーロを頼んで外のテーブルで持参のサンドイッチを食べる。ここに来るまでに腹の虫が鳴り出したのでグッドタイミングだった。

    北の道31   凸凹三人組 Caridad

    6/14 ルアルカのHotel La Colmena。6時半に起きて昨日買い込んだもので朝飯。さくらんぼ、コーヒーにサンドイッチ。一人部屋だと何時に起きて音を出そうが明かりを点けようが一切気にしなくていいのが嬉しい。この空間が全部自分一人のものだ。

     7時半ホテルを出発。すぐ前の路上に日系ブラジルの女子がいたな。バックパックも背負ってなかったし一人で何してたんだろう、朝飯を食べるようなことを言ってたかな。すぐ急坂の上りが始まりえんやこら。20分上るとやっと町外れになって、そこから見る町の景色も中々のものだった。前にもここを上った筈だけど、そのときは薄暗い中に濃い朝もやが掛かっていたのでこの景色は記憶になかった。上りきるとこの町が谷底だったのが良く分かる。ここからの景色も素晴らしい。そこからは平らな道が続いていた。

     今日はCaridadの公営アルベルゲを目指す。Caridadまでは30.5kmで、前回は朝もやを突いて出発したのに上段ベッドしか空きがなかった。今回はそれより遅い出発なので下段は最初から諦めているが、さてどうなるか。

     山を降りて平らになった所にバルが2軒並んであった。ここでオランダのマルテンと外のテーブルでコーヒーを飲んだ覚えがあるので写真に撮ってみる。でも入ったのは隣のバル。コラカオ1.3ユーロを頼んで外のテーブルで持参のサンドイッチを食べる。ここに来るまでに腹の虫が鳴り出したのでグッドタイミングだった。

  •  昨日会ったドイツの8人パーティーがバルの前を通りかかったので手を上げて挨拶。先頭は今日も健脚のおば様で、もしかしてこの人が全員を引き連れている添乗員なのかな?でも後ろに亀がいるので全体としたら亀。ドイツ語は3つだけ知っているので、今回も「こんにちは、ありがとう」と言って喜ばれる。私と話すのは今回も英語が喋れる一人だけで、他の人たちはそのやり取りをニコニコしながら見ている。お互いに英語ネイティブじゃないのが話が良く通じて良い。て言うか互いに難しい話できないから通じやすいのが本当のところだ。ドイツ人巡礼とは時々会うのであと幾つかドイツ語を仕入れておきたいな。<br /><br />  舗装路歩きになってきた所で前を行く二人のおばちゃん巡礼がフランス語でひっきりなしに喋っているので抜くときに二言三言話しかけてみる。フランス語は10個くらい単語を知っている。まず言う言葉は「サバ?」これは必ず通じる。二人は英語はまったく喋れなかったので地名くらいしか通じる言葉はない。ボルドーからやって来たことがわかったので、手でワインを(て言うか酒一般)仕草をしたらすぐボルドーはワインの有名産地と言うことが伝わった。日本は酒を飲むときはお猪口でクイッと飲む仕草で伝えるが欧米は小指と親指を伸ばして間の指は閉じたまま親指を口に持ってくとこれが酒を飲む仕草になる。これ簡単に通じるしフレンドリーになれるジェスチャーだ。少し一緒に歩いて先へ進む。<br /><br />  さて、舗装路を歩き続けてオバちゃん達がどのくらい後ろを歩いているのか振り返ると二人の姿が消えていた。え?見通しのいいこの道で消えるかな?てことは私は巡礼路の分岐を見落としたのかと気づく。感覚的に巡礼路が外れるなら左だと先入観があったので左の分岐ばかり気にしていたが、もしかしたら右へ曲がる道があったのかも知れない。地図ソフトを出して凡その方向を見定めると、このまま幹線道路のN-634を行けば先に行って巡礼路と交わるだろうと予測できる。じゃぁこれでオッケーなので車がやかましい道をずんずん歩き続ける。<br /><br /> 案の定、次に見えてきたNavia の町で巡礼路に復帰できる。復帰祝いに川沿いのベンチでヨーグルトを2個食べて小休止。先の方を男の巡礼が歩いていたのでやっぱり巡礼路を見失ってこの国道を歩いてきたらしい。みんな同じようなことをやっている。食べ終わり歩き出すと突然子犬が足元で吼えたので、びっくりしてスティックを戦闘モードに持ち替えたら飼い主のおばちゃんが慌てて「大丈夫だからぶたないで!」と言うようなスペイン語と身振りで制した。吼える犬にはリードを付けとけよ。<br /><br />  道路の反対側を昨日のアルベルゲにあぶれたスペインの凸凹三人組が歩いているので手を振って挨拶。私と反対方面へ行こうとしているのでお昼でも食べるようだ。一人が大男でもう一人はとても小柄な男。二人は若く、それに年配の男が加わっていると言う本当に凸凹グループ。昨日、この人たちはどこに泊まったのか興味があるところだが道路を渡って聞くほどのこっちゃないのでそのままバイバイ。<br /><br />  町外れにやってくると大きな橋が現れて、あーこの橋は覚えてるなだった。でも橋を渡り終えて小さな村に入ると巡礼路を見失う。困ったな、分岐なので間違った方へ行ってしまうと修正が面倒だ。村人もいないし家もないので聞くことができない。勘で動くと危険なので運がよければ次の巡礼が来るかな。なんて考えてたら5分で巡礼の兄ちゃんがやって来た。初めて見る顔だ。これどっちかな?と手真似で尋ねるとスマホを出して確認してくれる。直進だった。良かった、感覚的には左折するのかと思ってたよ。ソリさんが良く見ていたようなアプリを入れてる巡礼が時々いるようだ。あれがあれば絶対に道を間違わない。この兄ちゃんは歩くのが恐ろしく早くてみるみる差が開いていく。<br /><br /> 兄ちゃんのあとを追って行くと線路を渡るところがあって、ペンキで「A Santiago(サンチャゴへ)」と書かれている。面白いからそこの写真を撮ってみた。巡礼路には線路を渡る箇所が何度も出てくるが、日本のような遮断機を見た覚えがないので本当にスペインには遮断機ってないのかも知れない。「勝手に渡っていいけど跳ねられたら自己責任ね」ってことなんか。今度踏切があったら良く観察してみよう。<br /><br /> 2時35にCaridadのアルベルゲ到着~。時間的に上段ベッドしか空いてないだろうと諦めてたが、なんと私が一番の到着だった。こんなこともあるんだな。希望の下段ベッドどころかコンセントが隣にある端っこの一番いいベッドをゲットできた。のんびりシャワー浴びながら洗濯もする。日当たりの良い裏庭に干したので簡単に乾いてくれるだろう。少ししたら町の中で会った凸凹三人組も到着してくる。やっぱり逆に歩いていたのは昼飯を探していたらしい。一番に到着できたのは運が良かっただけのようだ。<br /><br />  シエスタの時間だけど駄目元でスーパーへ行ってみると、これが開いていた。1リットルビールにOicosヨーグルト2、カット野菜、トマト2、りんごに生ハムまで買って4.33ユーロと格安なのが嬉しい。今日の公営アルベルゲが5ユーロで、途中で飲んだコラカオが1.3ユーロ。スーパー4.33なので合計しても今日の出費はたったの11ユーロで済みそうだ。昨日はホテルが20で買い物足すと30ユーロだったが、今日のを合算すると一日の目標経費20ユーロでオッケーかな。<br /><br /> のんびり食事していると、このアルベルゲの前を何人もの巡礼が通り過ぎて行く。あの歩くのが鈍いドイツのグループまで5時過ぎていると言うのにまだ先を行くそうだ。歩くのは鈍いけどすごい体力。さすが鋼のドイツ人だ。仲良くなった人たちが泊まってくれると嬉しいんだがな。みんなをブエンカミーノと言って見送る。<br /><br />  ここのチェックインは7時半なので寝てしまう訳には行かないのが辛い。それでも昼寝をしていたらやかましい話し声で起こされる。まだ7時前だがオスピタレラがやって来てチェックインが始まった。今の時間になってもまだベッドがガラガラなのには驚いた。時期としても3年前とほぼ同じなのだが、年によって日によってこんなに違うのか。

     昨日会ったドイツの8人パーティーがバルの前を通りかかったので手を上げて挨拶。先頭は今日も健脚のおば様で、もしかしてこの人が全員を引き連れている添乗員なのかな?でも後ろに亀がいるので全体としたら亀。ドイツ語は3つだけ知っているので、今回も「こんにちは、ありがとう」と言って喜ばれる。私と話すのは今回も英語が喋れる一人だけで、他の人たちはそのやり取りをニコニコしながら見ている。お互いに英語ネイティブじゃないのが話が良く通じて良い。て言うか互いに難しい話できないから通じやすいのが本当のところだ。ドイツ人巡礼とは時々会うのであと幾つかドイツ語を仕入れておきたいな。

     舗装路歩きになってきた所で前を行く二人のおばちゃん巡礼がフランス語でひっきりなしに喋っているので抜くときに二言三言話しかけてみる。フランス語は10個くらい単語を知っている。まず言う言葉は「サバ?」これは必ず通じる。二人は英語はまったく喋れなかったので地名くらいしか通じる言葉はない。ボルドーからやって来たことがわかったので、手でワインを(て言うか酒一般)仕草をしたらすぐボルドーはワインの有名産地と言うことが伝わった。日本は酒を飲むときはお猪口でクイッと飲む仕草で伝えるが欧米は小指と親指を伸ばして間の指は閉じたまま親指を口に持ってくとこれが酒を飲む仕草になる。これ簡単に通じるしフレンドリーになれるジェスチャーだ。少し一緒に歩いて先へ進む。

     さて、舗装路を歩き続けてオバちゃん達がどのくらい後ろを歩いているのか振り返ると二人の姿が消えていた。え?見通しのいいこの道で消えるかな?てことは私は巡礼路の分岐を見落としたのかと気づく。感覚的に巡礼路が外れるなら左だと先入観があったので左の分岐ばかり気にしていたが、もしかしたら右へ曲がる道があったのかも知れない。地図ソフトを出して凡その方向を見定めると、このまま幹線道路のN-634を行けば先に行って巡礼路と交わるだろうと予測できる。じゃぁこれでオッケーなので車がやかましい道をずんずん歩き続ける。

     案の定、次に見えてきたNavia の町で巡礼路に復帰できる。復帰祝いに川沿いのベンチでヨーグルトを2個食べて小休止。先の方を男の巡礼が歩いていたのでやっぱり巡礼路を見失ってこの国道を歩いてきたらしい。みんな同じようなことをやっている。食べ終わり歩き出すと突然子犬が足元で吼えたので、びっくりしてスティックを戦闘モードに持ち替えたら飼い主のおばちゃんが慌てて「大丈夫だからぶたないで!」と言うようなスペイン語と身振りで制した。吼える犬にはリードを付けとけよ。

     道路の反対側を昨日のアルベルゲにあぶれたスペインの凸凹三人組が歩いているので手を振って挨拶。私と反対方面へ行こうとしているのでお昼でも食べるようだ。一人が大男でもう一人はとても小柄な男。二人は若く、それに年配の男が加わっていると言う本当に凸凹グループ。昨日、この人たちはどこに泊まったのか興味があるところだが道路を渡って聞くほどのこっちゃないのでそのままバイバイ。

     町外れにやってくると大きな橋が現れて、あーこの橋は覚えてるなだった。でも橋を渡り終えて小さな村に入ると巡礼路を見失う。困ったな、分岐なので間違った方へ行ってしまうと修正が面倒だ。村人もいないし家もないので聞くことができない。勘で動くと危険なので運がよければ次の巡礼が来るかな。なんて考えてたら5分で巡礼の兄ちゃんがやって来た。初めて見る顔だ。これどっちかな?と手真似で尋ねるとスマホを出して確認してくれる。直進だった。良かった、感覚的には左折するのかと思ってたよ。ソリさんが良く見ていたようなアプリを入れてる巡礼が時々いるようだ。あれがあれば絶対に道を間違わない。この兄ちゃんは歩くのが恐ろしく早くてみるみる差が開いていく。

     兄ちゃんのあとを追って行くと線路を渡るところがあって、ペンキで「A Santiago(サンチャゴへ)」と書かれている。面白いからそこの写真を撮ってみた。巡礼路には線路を渡る箇所が何度も出てくるが、日本のような遮断機を見た覚えがないので本当にスペインには遮断機ってないのかも知れない。「勝手に渡っていいけど跳ねられたら自己責任ね」ってことなんか。今度踏切があったら良く観察してみよう。

     2時35にCaridadのアルベルゲ到着~。時間的に上段ベッドしか空いてないだろうと諦めてたが、なんと私が一番の到着だった。こんなこともあるんだな。希望の下段ベッドどころかコンセントが隣にある端っこの一番いいベッドをゲットできた。のんびりシャワー浴びながら洗濯もする。日当たりの良い裏庭に干したので簡単に乾いてくれるだろう。少ししたら町の中で会った凸凹三人組も到着してくる。やっぱり逆に歩いていたのは昼飯を探していたらしい。一番に到着できたのは運が良かっただけのようだ。

     シエスタの時間だけど駄目元でスーパーへ行ってみると、これが開いていた。1リットルビールにOicosヨーグルト2、カット野菜、トマト2、りんごに生ハムまで買って4.33ユーロと格安なのが嬉しい。今日の公営アルベルゲが5ユーロで、途中で飲んだコラカオが1.3ユーロ。スーパー4.33なので合計しても今日の出費はたったの11ユーロで済みそうだ。昨日はホテルが20で買い物足すと30ユーロだったが、今日のを合算すると一日の目標経費20ユーロでオッケーかな。

     のんびり食事していると、このアルベルゲの前を何人もの巡礼が通り過ぎて行く。あの歩くのが鈍いドイツのグループまで5時過ぎていると言うのにまだ先を行くそうだ。歩くのは鈍いけどすごい体力。さすが鋼のドイツ人だ。仲良くなった人たちが泊まってくれると嬉しいんだがな。みんなをブエンカミーノと言って見送る。

     ここのチェックインは7時半なので寝てしまう訳には行かないのが辛い。それでも昼寝をしていたらやかましい話し声で起こされる。まだ7時前だがオスピタレラがやって来てチェックインが始まった。今の時間になってもまだベッドがガラガラなのには驚いた。時期としても3年前とほぼ同じなのだが、年によって日によってこんなに違うのか。

  •  ここはベッドルームとテーブル1つだけの食堂兼談話室みたいのが仕切りなしでひとつに繋がっている。そこで初めて見る顔のスペイン親父二人が大声でずっと喋り続けているので寝ることができない。何しろスペイン語ってのは言葉自体がやかましいしスペイン人は大声で話したがる民族のようだ。そのうち一人が電話でも大声で長々と話し出したのが癪にさわってドアをバーンと勢いよく開け放して外で気分転換する。外のテーブルには凸凹三人組がいたので「ノイジー」と言いながら身振りでもやかましいことを伝えると同意してくれる。この三人組はちゃんと外でお喋りしていたが、巡礼が誰でもマナーを守る人とは限らない。<br /><br />  小柄な男はエドワルド、大柄なのはパウロで年配者はパブロと言った。一字違いなんだよと面白がっている。二人は30歳ほどに見えるが年配のパブロは73歳だった。若い二人は度を越したふざけ具合から同級生のようだ。二人とも面白いカメラを持っていてレンズが4つも付いている。このレンズで立体に撮れるそうだが、撮った写真が見られないので実感は薄い。たまに目にすることがある、見る方向によって見え方が少し違う写真のことかな?日本の住所を書いてくれれば写真を送るよと言うので書いてみるが本当にくれるかな?今度はノートの切れ端に何か書いてくれて、それをライターであぶったら消えてしまった。また冷やせば文字が現れるとのこと。そんな面倒なことしなくていいからちゃんと書いてくれよ。パウロの腕にはウルトラマンのタトゥーがあって、そんなギャグみたいなの大事な体に彫っていいんか!?こっちのタトゥーは可笑しなのがいっぱい。<br /><br />  明日はリバデオなので、リバデオ近くのカテドラレス海岸に行きたいんだと相談すると、電車もあるしタクシーもあることを教わる。日本にいるときから計画してて、カテドラレス海岸まで歩いて行って、そこから巡礼路に復帰する地図も作っては来たが、さてどうなるか。<br /><br /><br />北の道32  カテドラレス海岸計画 Ribadeo<br /><br /> 6/15 Caridad のアルベルゲ。6時半に起きる。何も食べずに7時10スタート。空はどんより暗い。今まではアルベルゲで朝飯を食べることが多かったが、1、2時間歩いて休憩がてら朝飯にする方がいいかなと、歩くスタイルを変えてみる。今日は途中から巡礼路が二つに分かれる。3年前にマルテンと歩いた海沿いのコースが景色が良かったのでそっちを選ぶつもりが何となく歩いている内に内陸コースに入ってしまう。<br /><br />  見た覚えのないミニ・サーキットコースが現れたので海沿いの道でないのがハッキリ分かった。あっちの方が景色が良かったのでちょっと残念かな。こっちは平凡で余り面白くない。道端の石に座り込んで朝飯にする。昨日作っておいたチーズとチョリソーを挟んだサンドイッチとリンゴ。前歯の差し歯が危なくなっているので大きなサンドイッチをぱくつくときは注意が必要だ。

     ここはベッドルームとテーブル1つだけの食堂兼談話室みたいのが仕切りなしでひとつに繋がっている。そこで初めて見る顔のスペイン親父二人が大声でずっと喋り続けているので寝ることができない。何しろスペイン語ってのは言葉自体がやかましいしスペイン人は大声で話したがる民族のようだ。そのうち一人が電話でも大声で長々と話し出したのが癪にさわってドアをバーンと勢いよく開け放して外で気分転換する。外のテーブルには凸凹三人組がいたので「ノイジー」と言いながら身振りでもやかましいことを伝えると同意してくれる。この三人組はちゃんと外でお喋りしていたが、巡礼が誰でもマナーを守る人とは限らない。

     小柄な男はエドワルド、大柄なのはパウロで年配者はパブロと言った。一字違いなんだよと面白がっている。二人は30歳ほどに見えるが年配のパブロは73歳だった。若い二人は度を越したふざけ具合から同級生のようだ。二人とも面白いカメラを持っていてレンズが4つも付いている。このレンズで立体に撮れるそうだが、撮った写真が見られないので実感は薄い。たまに目にすることがある、見る方向によって見え方が少し違う写真のことかな?日本の住所を書いてくれれば写真を送るよと言うので書いてみるが本当にくれるかな?今度はノートの切れ端に何か書いてくれて、それをライターであぶったら消えてしまった。また冷やせば文字が現れるとのこと。そんな面倒なことしなくていいからちゃんと書いてくれよ。パウロの腕にはウルトラマンのタトゥーがあって、そんなギャグみたいなの大事な体に彫っていいんか!?こっちのタトゥーは可笑しなのがいっぱい。

     明日はリバデオなので、リバデオ近くのカテドラレス海岸に行きたいんだと相談すると、電車もあるしタクシーもあることを教わる。日本にいるときから計画してて、カテドラレス海岸まで歩いて行って、そこから巡礼路に復帰する地図も作っては来たが、さてどうなるか。


    北の道32  カテドラレス海岸計画 Ribadeo

    6/15 Caridad のアルベルゲ。6時半に起きる。何も食べずに7時10スタート。空はどんより暗い。今まではアルベルゲで朝飯を食べることが多かったが、1、2時間歩いて休憩がてら朝飯にする方がいいかなと、歩くスタイルを変えてみる。今日は途中から巡礼路が二つに分かれる。3年前にマルテンと歩いた海沿いのコースが景色が良かったのでそっちを選ぶつもりが何となく歩いている内に内陸コースに入ってしまう。

     見た覚えのないミニ・サーキットコースが現れたので海沿いの道でないのがハッキリ分かった。あっちの方が景色が良かったのでちょっと残念かな。こっちは平凡で余り面白くない。道端の石に座り込んで朝飯にする。昨日作っておいたチーズとチョリソーを挟んだサンドイッチとリンゴ。前歯の差し歯が危なくなっているので大きなサンドイッチをぱくつくときは注意が必要だ。

  •  Brul、Tol と、ネットの紹介サイトGronzeにあった村を通り過ぎて行くと二つ目の分岐が現れた。上のホタテ貝には「Camino」と書かれているが、矢印がないのでどっちへ行けばいいのか分からない。作った人は貝殻の向きで分かるんだろうが、余所からやって来る巡礼者にはいまいち親切じゃないよ。ガリシア州ではホタテ貝の開いた方が進む方向で他の州ではその逆と言うらしいが(逆だったかな?)、それもマチマチで信用できない。ここは勘で歩きだす。まぁここの場合は間違ったとしても両方とも巡礼路らしいから大怪我はしないだろう。<br />

     Brul、Tol と、ネットの紹介サイトGronzeにあった村を通り過ぎて行くと二つ目の分岐が現れた。上のホタテ貝には「Camino」と書かれているが、矢印がないのでどっちへ行けばいいのか分からない。作った人は貝殻の向きで分かるんだろうが、余所からやって来る巡礼者にはいまいち親切じゃないよ。ガリシア州ではホタテ貝の開いた方が進む方向で他の州ではその逆と言うらしいが(逆だったかな?)、それもマチマチで信用できない。ここは勘で歩きだす。まぁここの場合は間違ったとしても両方とも巡礼路らしいから大怪我はしないだろう。

  •  リバデオが近くなってきた町はずれでまた巡礼路が分からなくなる。ちょうどそこへ四つ角の向こうからパトカーがやって来たので走り出した車に向かって手で「カミーノはこっちかな?」と合図をしたら停車してくれて、わざわざ警官がやって来てくれる。「えーとね、リバデオに行きたいんだよね」と何となくスペイン語で言ってみると伝わって、「まっすぐ行ってどーとかこーとか」と教えてくれる。まぁ他の言葉は分からなくても「トドレクト(真っ直ぐ)」だけは聞き取れたのでお礼を言ってトドレクトに歩き出す。

     リバデオが近くなってきた町はずれでまた巡礼路が分からなくなる。ちょうどそこへ四つ角の向こうからパトカーがやって来たので走り出した車に向かって手で「カミーノはこっちかな?」と合図をしたら停車してくれて、わざわざ警官がやって来てくれる。「えーとね、リバデオに行きたいんだよね」と何となくスペイン語で言ってみると伝わって、「まっすぐ行ってどーとかこーとか」と教えてくれる。まぁ他の言葉は分からなくても「トドレクト(真っ直ぐ)」だけは聞き取れたのでお礼を言ってトドレクトに歩き出す。

  •  Figueras 村を過ぎると正面に大きな橋が現れる。あーここか、じゃぁ今日のアルベルゲは橋を渡りきった右にあるな。この橋が偉く高いところにあって距離も長い。下を見るのも怖くて出来ないほどの細い歩行者用通路をまっすぐ前だけ見てひたすら進む。下を覗きこむと引きずり込まれそうな高さだ。<br /><br /> 渡り終えるとちゃんと矢印が続いているので、右に左にぐねぐねした道を進んでアルベルゲに到着。まだ時間が早いのか一番の到着でドアには鍵が掛かったままだった。張り紙を見たら「電話番号の所に電話するとブラックボックスを開ける番号を教えて」くれるらしい。ブラックボックス~?怪しい響きだが近くを見渡してみると確かにそれらしい金属の黒い箱が壁の上の方にあった。ダイヤルを合わせれば箱が開いて中にドアの鍵があるようだ。でもなー、電話は持ってないんだよ。こういう時にダイヤルをひとつ二つだけずらして施錠するズボラな人がいるので(自分)、試しにやってみるが箱は開かない。まぁそうだよね、駄目元だよ。

     Figueras 村を過ぎると正面に大きな橋が現れる。あーここか、じゃぁ今日のアルベルゲは橋を渡りきった右にあるな。この橋が偉く高いところにあって距離も長い。下を見るのも怖くて出来ないほどの細い歩行者用通路をまっすぐ前だけ見てひたすら進む。下を覗きこむと引きずり込まれそうな高さだ。

     渡り終えるとちゃんと矢印が続いているので、右に左にぐねぐねした道を進んでアルベルゲに到着。まだ時間が早いのか一番の到着でドアには鍵が掛かったままだった。張り紙を見たら「電話番号の所に電話するとブラックボックスを開ける番号を教えて」くれるらしい。ブラックボックス~?怪しい響きだが近くを見渡してみると確かにそれらしい金属の黒い箱が壁の上の方にあった。ダイヤルを合わせれば箱が開いて中にドアの鍵があるようだ。でもなー、電話は持ってないんだよ。こういう時にダイヤルをひとつ二つだけずらして施錠するズボラな人がいるので(自分)、試しにやってみるが箱は開かない。まぁそうだよね、駄目元だよ。

  •  しばらく巡礼は来なそうなので、地元の人に頼む作戦にする。ここは公園みたいになっているので前の道路をときどき人が歩いているのが幸いだ。あいつは駄目、こいつは信用できなそうなんて品定めしてると中年の夫婦がやってきた。あ、この人なら信用できそうだし親切そうだ。早速お願いするけど私のスペイン語じゃ伝えることができない。でも身振り手振りを加えて何とか伝わり電話して貰うと簡単に番号を聞きだしてもらえる。ムチャグラシアス、感謝して親切な二人の写真も撮らせてもらう。「1977」これがブラックボックスを開ける番号だ!!ここに書いても読むのは日本人だけなので地元の人間が悪用することはない。これ見てリバデオのアルベルゲに泊まろうとする日本人がいたら思い出してください。<br /><br /> 誰もいないアルベルゲに入ってベッドに荷を広げたら早速シャワーに洗濯。どこへ行っても最初にやることは同じだ。少ししたら顔見知りのアルゼンチン女性が到着。アウレイリオ達と一緒にいた女性だが、今日は一人で歩いているようだ。どうしちゃったんだろう、最後に会った時は男女二人ずつで歩いていたので恋のさや当てで火花が散ったのか!?と勝手なことを想像してみる。この人は牛と同じ鼻カンをしている。普通にしてればそこそこ美人なのに何が悲しゅうてこんな真似をしてるんだろう。親が見たら泣くぞ。<br /><br /> 次に到着してきたのは小柄なチャリのフランス婦人だった。公営アルベルゲでは歩き巡礼が優先されてチャリ巡礼は歩きが一通り入った後の5時くらいからチェックインしなくてはならないのが一般的な決まりなのだが、どっちみちここは管理人が来るのは夕方なので構わないだろう。ベッドを案内して上げて自転車が盗まれないように夜はここに置けば?と、管理人でもないのに何となく伝えてみる。<br /><br /> 何しろここリバデオに来たらカテドラレス海岸に行きたいので、地図を頼りにまず駅まで行ってみる。ここから駅までは30分も歩かなくてはならなかったが時間はたんまりあるので問題ない。アルベルゲは北の町はずれで駅は西の町はずれなので町を突き抜けて歩き続ける。着いた駅は無人駅だった。高校生のカップルがいたので、電車の時間を尋ねてみたが何を言ってるのか分からない。男のほうが「Can you speak English?」と英語で言うのだが、その割りに自分からは英語を話さないのでスーパー美少女の手前格好付けただけなのか?前にもこんな小僧に会ったことがある。中に時刻表があるようなことを言うので構内に移動。壁には簡単な時刻表が張り出されていた。どうも行きは1時間待ちの3時がカテドラレス方面へ行く電車で、帰ってくる電車はカテドラレス最寄の駅発が6:34らしい。3時の電車に乗ったとして、カテドラレス近くの駅から海岸まではそんなに近くないので往復40分は掛かりそうだ。しかも地理がまったく分からないのですんなり行けるとも思えない。帰りの電車に見事乗れたとしてもオスピタレロがやって来る時間に帰ることは不可能だからチェックインが出来ない。それを逃したら次は夜10時過ぎなので危険すぎる。取りあえず今日の所は諦めるのが賢明かも知れない。明日、歩いて海岸へ行って、見物したあとそのまま大回りして次のロウレンサまで歩く案を考える。一応、そのコースを想定して日本で地図も作って来たのでやって出来ないことはない。<br /><br />  せっかく遠くの駅まで行ったのにすごすごと引き上げてくる。途中のスーパーで買出しして丸きり無駄足にならないようにしてみる。入り口には健康そうな青年の物乞いがいて手をだしてくるが、可愛そうでも何でもない身なりなので興味がない。1リットルビールにカットスイカ、トマト2、カット野菜にハム、スープの素にセブンアップ缶にYatekomoの不味いインスタントラーメンで7.95ユーロ。帰りの出口にさっきの物乞いはいなかったな。<br /><br />  アルベルゲに戻るとスペインの凸凹三人組が元気に迎えてくれる。今日も若者二人と年配の人が一緒だった。若者二人は同級生か何からしいが年配者との関係が分からない。後から女性二人組が到着して来たので残り二つだけになった二段ベッドの上段を案内したげる。上段が嫌なのか部屋の雰囲気が嫌なのか、別の所へ行くと言ってるのでタブレットに登録してある私営アルベルゲとオスタルの場所を教えてあげる。私には快適に見えるアルベルゲだが女性だとそうでもないのかな。お嬢様か?

     しばらく巡礼は来なそうなので、地元の人に頼む作戦にする。ここは公園みたいになっているので前の道路をときどき人が歩いているのが幸いだ。あいつは駄目、こいつは信用できなそうなんて品定めしてると中年の夫婦がやってきた。あ、この人なら信用できそうだし親切そうだ。早速お願いするけど私のスペイン語じゃ伝えることができない。でも身振り手振りを加えて何とか伝わり電話して貰うと簡単に番号を聞きだしてもらえる。ムチャグラシアス、感謝して親切な二人の写真も撮らせてもらう。「1977」これがブラックボックスを開ける番号だ!!ここに書いても読むのは日本人だけなので地元の人間が悪用することはない。これ見てリバデオのアルベルゲに泊まろうとする日本人がいたら思い出してください。

     誰もいないアルベルゲに入ってベッドに荷を広げたら早速シャワーに洗濯。どこへ行っても最初にやることは同じだ。少ししたら顔見知りのアルゼンチン女性が到着。アウレイリオ達と一緒にいた女性だが、今日は一人で歩いているようだ。どうしちゃったんだろう、最後に会った時は男女二人ずつで歩いていたので恋のさや当てで火花が散ったのか!?と勝手なことを想像してみる。この人は牛と同じ鼻カンをしている。普通にしてればそこそこ美人なのに何が悲しゅうてこんな真似をしてるんだろう。親が見たら泣くぞ。

     次に到着してきたのは小柄なチャリのフランス婦人だった。公営アルベルゲでは歩き巡礼が優先されてチャリ巡礼は歩きが一通り入った後の5時くらいからチェックインしなくてはならないのが一般的な決まりなのだが、どっちみちここは管理人が来るのは夕方なので構わないだろう。ベッドを案内して上げて自転車が盗まれないように夜はここに置けば?と、管理人でもないのに何となく伝えてみる。

     何しろここリバデオに来たらカテドラレス海岸に行きたいので、地図を頼りにまず駅まで行ってみる。ここから駅までは30分も歩かなくてはならなかったが時間はたんまりあるので問題ない。アルベルゲは北の町はずれで駅は西の町はずれなので町を突き抜けて歩き続ける。着いた駅は無人駅だった。高校生のカップルがいたので、電車の時間を尋ねてみたが何を言ってるのか分からない。男のほうが「Can you speak English?」と英語で言うのだが、その割りに自分からは英語を話さないのでスーパー美少女の手前格好付けただけなのか?前にもこんな小僧に会ったことがある。中に時刻表があるようなことを言うので構内に移動。壁には簡単な時刻表が張り出されていた。どうも行きは1時間待ちの3時がカテドラレス方面へ行く電車で、帰ってくる電車はカテドラレス最寄の駅発が6:34らしい。3時の電車に乗ったとして、カテドラレス近くの駅から海岸まではそんなに近くないので往復40分は掛かりそうだ。しかも地理がまったく分からないのですんなり行けるとも思えない。帰りの電車に見事乗れたとしてもオスピタレロがやって来る時間に帰ることは不可能だからチェックインが出来ない。それを逃したら次は夜10時過ぎなので危険すぎる。取りあえず今日の所は諦めるのが賢明かも知れない。明日、歩いて海岸へ行って、見物したあとそのまま大回りして次のロウレンサまで歩く案を考える。一応、そのコースを想定して日本で地図も作って来たのでやって出来ないことはない。

     せっかく遠くの駅まで行ったのにすごすごと引き上げてくる。途中のスーパーで買出しして丸きり無駄足にならないようにしてみる。入り口には健康そうな青年の物乞いがいて手をだしてくるが、可愛そうでも何でもない身なりなので興味がない。1リットルビールにカットスイカ、トマト2、カット野菜にハム、スープの素にセブンアップ缶にYatekomoの不味いインスタントラーメンで7.95ユーロ。帰りの出口にさっきの物乞いはいなかったな。

     アルベルゲに戻るとスペインの凸凹三人組が元気に迎えてくれる。今日も若者二人と年配の人が一緒だった。若者二人は同級生か何からしいが年配者との関係が分からない。後から女性二人組が到着して来たので残り二つだけになった二段ベッドの上段を案内したげる。上段が嫌なのか部屋の雰囲気が嫌なのか、別の所へ行くと言ってるのでタブレットに登録してある私営アルベルゲとオスタルの場所を教えてあげる。私には快適に見えるアルベルゲだが女性だとそうでもないのかな。お嬢様か?

  •  二人が泊まらなかったお陰で後からやってきた二人のおばちゃんがその上段ベッドに泊まれることになった。管理人でもないのにまた案内して上げる。一人がスペイン語ぺらぺらだったのでスペイン人かと思ったが、この二人は互いに話すときはフランス語で、話の中でボルドーと言ったので数日前に歩きながら少し話したフランス人だったと気づく。<br /><br />  食堂で明日のカテドラレス海岸どうする計画を練っていると、近くのテーブルで話し合っている声が聞こえてくる。まぁ聞こえてくると言っても勿論詳しいことは理解できない。その中でプラジャカテドラレスと言う単語が何度も出てきたので、私が行きたいカテドラレス海岸のことを話し合っているらしい。すぐ同じテーブルに移動して話に加わらせて貰うと、二人のおばちゃんもカテドラレス海岸に行きたくてオスピタレラと相談していたのだった。相談には凸凹コンビの兄ちゃんも加わっていた。前日からカテドラレス海岸に行きたいんだと言い触らしていたお陰でスペイン兄ちゃんが気を効かせてくれ「一緒にタクシーで行けば一人5ユーロで行けるよ」と提案してくれる。もちろんノータイムで話に乗る。帰りは列車で帰ってくることが出来るのでアルベルゲにバックパックを置いたままで身軽にカテドラレス海岸見物ができそうだ。明日朝はアルベルゲを最後に出発する人がドアを施錠するのでバックパックが閉じ込められるのを心配してるようだが、鍵をしまうブラックボックスの番号はこれだよと紹介すると喜ばれる。一度は諦めかけたカテドラレス海岸だが、これで行けることが決まった。嬉しい嬉しい。<br /><br /> スペイン語が話せるおばちゃんの両親はスペイン・バレンシアの出身だった。それでスペイン語が喋れるのか。明日三人で巡礼路を離れて行動するには強い味方だ。このおばちゃんはラッフィー(写真左)でフランス語しか喋らないおばちゃんはファンス(右側。中央はアルゼンチン女性))と言った。名前は聞いてもすぐ忘れるので持ち歩く地図に書いておく。二人とも60代だがラッフィーの方が少し若いらしい。二人が来る前にベッドがいっぱいになればこの話はなかった。前の二人が別の宿へ行くと言ったお陰でカテドラレス海岸へ行くことができるし、フランスおばちゃん二人とはこの後サンチャゴまでの十日間を一緒に行動する旅の仲間になって行くので縁とは不思議なものだ。<br /><br /><br />

     二人が泊まらなかったお陰で後からやってきた二人のおばちゃんがその上段ベッドに泊まれることになった。管理人でもないのにまた案内して上げる。一人がスペイン語ぺらぺらだったのでスペイン人かと思ったが、この二人は互いに話すときはフランス語で、話の中でボルドーと言ったので数日前に歩きながら少し話したフランス人だったと気づく。

     食堂で明日のカテドラレス海岸どうする計画を練っていると、近くのテーブルで話し合っている声が聞こえてくる。まぁ聞こえてくると言っても勿論詳しいことは理解できない。その中でプラジャカテドラレスと言う単語が何度も出てきたので、私が行きたいカテドラレス海岸のことを話し合っているらしい。すぐ同じテーブルに移動して話に加わらせて貰うと、二人のおばちゃんもカテドラレス海岸に行きたくてオスピタレラと相談していたのだった。相談には凸凹コンビの兄ちゃんも加わっていた。前日からカテドラレス海岸に行きたいんだと言い触らしていたお陰でスペイン兄ちゃんが気を効かせてくれ「一緒にタクシーで行けば一人5ユーロで行けるよ」と提案してくれる。もちろんノータイムで話に乗る。帰りは列車で帰ってくることが出来るのでアルベルゲにバックパックを置いたままで身軽にカテドラレス海岸見物ができそうだ。明日朝はアルベルゲを最後に出発する人がドアを施錠するのでバックパックが閉じ込められるのを心配してるようだが、鍵をしまうブラックボックスの番号はこれだよと紹介すると喜ばれる。一度は諦めかけたカテドラレス海岸だが、これで行けることが決まった。嬉しい嬉しい。

     スペイン語が話せるおばちゃんの両親はスペイン・バレンシアの出身だった。それでスペイン語が喋れるのか。明日三人で巡礼路を離れて行動するには強い味方だ。このおばちゃんはラッフィー(写真左)でフランス語しか喋らないおばちゃんはファンス(右側。中央はアルゼンチン女性))と言った。名前は聞いてもすぐ忘れるので持ち歩く地図に書いておく。二人とも60代だがラッフィーの方が少し若いらしい。二人が来る前にベッドがいっぱいになればこの話はなかった。前の二人が別の宿へ行くと言ったお陰でカテドラレス海岸へ行くことができるし、フランスおばちゃん二人とはこの後サンチャゴまでの十日間を一緒に行動する旅の仲間になって行くので縁とは不思議なものだ。


  •  北の道33  カテドラレス海岸  Praia das Catedrais<br /><br /> 6/16 リバデオのアルベルゲ。今日は二人のフランスおばちゃんと一緒にカテドラレス海岸見物に行く。予約しといた時間8:40になったらタクシーがやって来る。大きなRV型タクシーで8人乗れるらしい。スペイン語が話せるラッフィーが助手席に乗ってドライバーといろいろ話してくれるので楽ちん。お喋りなドライバーでずっと何か話している。途中の名所らしき所で停めてくれて近くを案内までしてくれる。ここがカテドラレス海岸と思ったが、本命のカテドラレス海岸は少し先だった。前日の話ではタクシー代は15ユーロで一人5と割り勘し易かったが20ユーロといわれる。まぁそれでも日本と比べれば格安だろう。3分の1の7ユーロを出して残りは二人にお願いする。

    北の道33  カテドラレス海岸  Praia das Catedrais

    6/16 リバデオのアルベルゲ。今日は二人のフランスおばちゃんと一緒にカテドラレス海岸見物に行く。予約しといた時間8:40になったらタクシーがやって来る。大きなRV型タクシーで8人乗れるらしい。スペイン語が話せるラッフィーが助手席に乗ってドライバーといろいろ話してくれるので楽ちん。お喋りなドライバーでずっと何か話している。途中の名所らしき所で停めてくれて近くを案内までしてくれる。ここがカテドラレス海岸と思ったが、本命のカテドラレス海岸は少し先だった。前日の話ではタクシー代は15ユーロで一人5と割り勘し易かったが20ユーロといわれる。まぁそれでも日本と比べれば格安だろう。3分の1の7ユーロを出して残りは二人にお願いする。

  •  カテドラレス海岸はテレビで見たことがあった。そのもの凄い景色に是非行ってみたいと憧れていたが、それと同じ景色が目の前に広がっていた。どうです、この景観。さすがスペイン3大海岸と言うだけあります。二人はさっさと裸足になって砂浜の感触を楽しみだした。欧米人ってこういうのが好きだよな。私は砂まみれになった足をきれいにするのが面倒なので靴をはいたまま歩き回る。海水が染み込んだ砂浜は締まっていて歩きやすい。<br /><br />  二人が砂浜に大きく何か書き出して写真に撮っている。「ULTRAIA ウルトレイヤ」フランス語で「もっと遠くへ」とか言う意味らしく、サンチャゴ巡礼では有名な言葉だ。やたらと写真を撮りまくったり、膝までの水溜りをじゃぶじゃぶ入って行ったり楽しんでいる。あとで分かったが、この二人は何処へ行っても写真を撮りまくっていることに気がついた。日本人は誰でもやることだが欧米人にしては珍しいかもね。<br />

     カテドラレス海岸はテレビで見たことがあった。そのもの凄い景色に是非行ってみたいと憧れていたが、それと同じ景色が目の前に広がっていた。どうです、この景観。さすがスペイン3大海岸と言うだけあります。二人はさっさと裸足になって砂浜の感触を楽しみだした。欧米人ってこういうのが好きだよな。私は砂まみれになった足をきれいにするのが面倒なので靴をはいたまま歩き回る。海水が染み込んだ砂浜は締まっていて歩きやすい。

     二人が砂浜に大きく何か書き出して写真に撮っている。「ULTRAIA ウルトレイヤ」フランス語で「もっと遠くへ」とか言う意味らしく、サンチャゴ巡礼では有名な言葉だ。やたらと写真を撮りまくったり、膝までの水溜りをじゃぶじゃぶ入って行ったり楽しんでいる。あとで分かったが、この二人は何処へ行っても写真を撮りまくっていることに気がついた。日本人は誰でもやることだが欧米人にしては珍しいかもね。

  •  この海岸のメーンエベントが現れた。この空洞みたいな崖みたいなのが巨大なカテドラル建築で使われる飛梁(フライングバットレス))に見えることからカテドラレス海岸と言う名になったらしい。ここいらは潮が満ちると海の底になってしまい歩くことが出来ないようだが、時間を調べることなくやって来たら運良く見られたってことでいいんかな?来る前から来たかった名所にやって来られて大満足。一緒に来てくれたおばちゃんに感謝だ。それと間を取り持ってくれた凸凹の兄ちゃんにも。<br /><br />※お役立ち情報<br /> カテドラレス海岸は夏季(多分7月から9月まで)は予約が必要です。私が行った6月はセーフ。観光案内所で予約できるらしいが特に料金は発生しません。潮の満ち引きで溺れる人が出ないように入場者を管理してるようです。もよりの駅はReinanteで海岸までは歩いて15分位です。<br /><br /> 一通り見終わったころに団体の観光客がうじゃうじゃ到着してくる。良かった、混む前にゆっくり見物できて。二人は砂まみれの足をパッパッと簡単に払っただけで靴を履きだした。やっぱりな、そうすると思ってたよ。団体客の行列と入れ替えに海岸を後にする。駅の方向はラッフィーが分かっているようなのでまかせる。ちゃんと事前学習してきたんだな。小さな小さな駅は無人駅だった。11:15、ほどなく電車が到着して乗り込むと車掌がやってきて料金を払うことができる。リバデオまで1.65ユーロくらいだった(あやふや)。駅からアルベルゲまでの道は二人は知らなかったが、ここは私の出番だ。何しろ昨日往復してるからね。二人は帰る途中でもそこかしこで写真を撮りまくっている。<br />

     この海岸のメーンエベントが現れた。この空洞みたいな崖みたいなのが巨大なカテドラル建築で使われる飛梁(フライングバットレス))に見えることからカテドラレス海岸と言う名になったらしい。ここいらは潮が満ちると海の底になってしまい歩くことが出来ないようだが、時間を調べることなくやって来たら運良く見られたってことでいいんかな?来る前から来たかった名所にやって来られて大満足。一緒に来てくれたおばちゃんに感謝だ。それと間を取り持ってくれた凸凹の兄ちゃんにも。

    ※お役立ち情報
     カテドラレス海岸は夏季(多分7月から9月まで)は予約が必要です。私が行った6月はセーフ。観光案内所で予約できるらしいが特に料金は発生しません。潮の満ち引きで溺れる人が出ないように入場者を管理してるようです。もよりの駅はReinanteで海岸までは歩いて15分位です。

     一通り見終わったころに団体の観光客がうじゃうじゃ到着してくる。良かった、混む前にゆっくり見物できて。二人は砂まみれの足をパッパッと簡単に払っただけで靴を履きだした。やっぱりな、そうすると思ってたよ。団体客の行列と入れ替えに海岸を後にする。駅の方向はラッフィーが分かっているようなのでまかせる。ちゃんと事前学習してきたんだな。小さな小さな駅は無人駅だった。11:15、ほどなく電車が到着して乗り込むと車掌がやってきて料金を払うことができる。リバデオまで1.65ユーロくらいだった(あやふや)。駅からアルベルゲまでの道は二人は知らなかったが、ここは私の出番だ。何しろ昨日往復してるからね。二人は帰る途中でもそこかしこで写真を撮りまくっている。

  •  帰る前にお昼を食べるんだと繁華街方面へ。レストランには拘りがあるのか、あちこち物色してやっと決める。たこ、イカ、帆立貝とビールをシェアして一人16ユーロも掛かった。一回の食事代としたら今回の最長不倒距離が出てしまったよ。本当は半端なお釣りがあったのだが、ラッフィーがチップと勘違いしてお釣りは貰えなかった。そう言えばフランスってチップの文化があったんだよなと思い出す。うへっと思ったが顔には出さない。ラッフィーは安さに拘ってレストランを選んだようだが、結局メニュー(定食のこと:平均10ユーロ)より高くついた。私は店で食べる時は定食以外食べない。<br /><br />  アルベルゲに戻ると既に扉は開いていて先着の巡礼が入っていた。無事にバックパックを回収して歩き出すも矢印は町の中をぐねぐねと階段を上ったり下ったり無駄な動きをしている。これ絶対におかしいルートだよなと思うが矢印を離れるのも嫌なので素直に歩いて行くと先ほど食べたレストラン前に出る。やっぱり普通に直線で来れば良かったんじゃん。このあたりで二人がアイスを食べるんだと店に入るので付き合う。<br />

     帰る前にお昼を食べるんだと繁華街方面へ。レストランには拘りがあるのか、あちこち物色してやっと決める。たこ、イカ、帆立貝とビールをシェアして一人16ユーロも掛かった。一回の食事代としたら今回の最長不倒距離が出てしまったよ。本当は半端なお釣りがあったのだが、ラッフィーがチップと勘違いしてお釣りは貰えなかった。そう言えばフランスってチップの文化があったんだよなと思い出す。うへっと思ったが顔には出さない。ラッフィーは安さに拘ってレストランを選んだようだが、結局メニュー(定食のこと:平均10ユーロ)より高くついた。私は店で食べる時は定食以外食べない。

     アルベルゲに戻ると既に扉は開いていて先着の巡礼が入っていた。無事にバックパックを回収して歩き出すも矢印は町の中をぐねぐねと階段を上ったり下ったり無駄な動きをしている。これ絶対におかしいルートだよなと思うが矢印を離れるのも嫌なので素直に歩いて行くと先ほど食べたレストラン前に出る。やっぱり普通に直線で来れば良かったんじゃん。このあたりで二人がアイスを食べるんだと店に入るので付き合う。

  •  町外れでソロの巡礼と出会った。すっごいインパクトのある男だが巡礼同士なので怖いことはない。全身タトゥーまみれで日本の漫画「セイントセイヤ」の袖なしTシャツを着ている。そんなの日本じゃ子供しか着てないよ。途中の休憩所でまた会った時は、缶ビール片手にこの屋根のない休憩所で泊まるようなことを言っていたが冗談なのか本気なのか分からない。<br /><br />  今日のアルベルゲはリバデオから7キロ歩いた山の中にある筈だけど、いい加減歩いたのにまだ出てこないのでラッフィーが心配になったようだ。タブレットを出して地図ソフトで確認する。そしたら次の角を曲ればあるのが判明。すぐそこだよと言って歩き出したら本当にそこにあったのでタブレットの株が上がった気がした。。<br /><br /> 3年前は雨の中、ここに立ち寄りコーヒーを一杯飲んだだけで通り越したバルで、どこにアルベルゲの施設があるのか分らないようだったが、店を出て裏に回ると立派なアルベルゲがあった。既に数人がベッドの上で寛いでいる。しかも二段じゃなくて平ベッドだ。ヨッシャーッ。シャワーも小奇麗で豪華。バルだけ見たんじゃ想像できなかったよ。周りに何もないところなので、夕飯はまた三人で一緒に食べることになった。ペリグリノ・メニュー10ユーロ。外食するときはこれが一番安くて量もあるから鉄板だ。今日はタクシー代、高い昼飯代、高い私営アルベルゲ代、夕飯代で全て計算したら47.5ユーロも使った。目標としている倍以上の出費だ。まぁ普段はやらない観光したんだから仕方ないか。47ユーロは円なら5,700円ほどだ。日本ならビジネスホテル代程度で観光から宿代飲食代まで賄えるなら呆れるほど安い筈だが経済観念が節約巡礼モードになっているので恐ろしく金を使ってしまった感になった。<br />

     町外れでソロの巡礼と出会った。すっごいインパクトのある男だが巡礼同士なので怖いことはない。全身タトゥーまみれで日本の漫画「セイントセイヤ」の袖なしTシャツを着ている。そんなの日本じゃ子供しか着てないよ。途中の休憩所でまた会った時は、缶ビール片手にこの屋根のない休憩所で泊まるようなことを言っていたが冗談なのか本気なのか分からない。

     今日のアルベルゲはリバデオから7キロ歩いた山の中にある筈だけど、いい加減歩いたのにまだ出てこないのでラッフィーが心配になったようだ。タブレットを出して地図ソフトで確認する。そしたら次の角を曲ればあるのが判明。すぐそこだよと言って歩き出したら本当にそこにあったのでタブレットの株が上がった気がした。。

     3年前は雨の中、ここに立ち寄りコーヒーを一杯飲んだだけで通り越したバルで、どこにアルベルゲの施設があるのか分らないようだったが、店を出て裏に回ると立派なアルベルゲがあった。既に数人がベッドの上で寛いでいる。しかも二段じゃなくて平ベッドだ。ヨッシャーッ。シャワーも小奇麗で豪華。バルだけ見たんじゃ想像できなかったよ。周りに何もないところなので、夕飯はまた三人で一緒に食べることになった。ペリグリノ・メニュー10ユーロ。外食するときはこれが一番安くて量もあるから鉄板だ。今日はタクシー代、高い昼飯代、高い私営アルベルゲ代、夕飯代で全て計算したら47.5ユーロも使った。目標としている倍以上の出費だ。まぁ普段はやらない観光したんだから仕方ないか。47ユーロは円なら5,700円ほどだ。日本ならビジネスホテル代程度で観光から宿代飲食代まで賄えるなら呆れるほど安い筈だが経済観念が節約巡礼モードになっているので恐ろしく金を使ってしまった感になった。

  •  レストランを出ると夕闇迫った隣りの芝生でテントを設営している女性の3人組がいた。ワイルドだなーと声を掛ける。後で聞いたらこの三人は母子だった。アルベルゲに泊まることもあるが、基本はキャンプらしい。5回ほど一緒になって、ある時は夕方に町を後にしたのでその日もキャンプするのが分かった。とってもワイルドで明るい親子。最後にサンチャゴのアルベルゲ・メノールで再会したが、相変わらず愛想が良くて楽しい親子だった。<br /><br />  このアルベルゲの裏手には空家があって、壁には大きく「Albergue de Peregrinos」と書かれているので公営アルベルゲのことだ。じゃぁ現在のこの私営アルベルゲは公営の後を引き継いだ形で今に至っているのかも知れないと想像した。公営と言っても個人がバルに併設して運営しているアルベルゲもあるので、これも有りなんだろう。公営アルベルゲは値段を安くしなくてはならない制約がある気がするので、私営にした方が儲けは大きいから経営する側からしたらこっちの方がおいしい。<br /><br /><br /><br /> 北の道34   Wi-Fi ゲットだぜ Lourenza<br /><br /> 6/17 1時間早く出発したおばちゃん二人から遅れて7時7分に出発。テントの女性陣はまだピクリとも動き出さないようだ。テント持ってればどこでも寝られるので究極のマイペースで歩ける。なので何時まで寝ていてもオーケーなのだろう。羨ましいかと言えばバックパックが重たくなるのは御免だ。<br /><br /> 昨日から北の道は海沿いを離れて内陸に入っている。もう海を見るのはフィステラへ行くまでない。なだらかな上り下りをずっと繰り返すが舗装路なので歩きやすい。次の村に教会があった。教会の周りにはだいたいベンチがある筈なのでここで朝飯にしようと前に回るとちゃんとあった。ミニクロワッサン風の安いパンをもそもそ食べる。これはほんのり甘いので割とお気に入り。時々買っては持ち歩いている。いっぱい入って1ユーロ。

     レストランを出ると夕闇迫った隣りの芝生でテントを設営している女性の3人組がいた。ワイルドだなーと声を掛ける。後で聞いたらこの三人は母子だった。アルベルゲに泊まることもあるが、基本はキャンプらしい。5回ほど一緒になって、ある時は夕方に町を後にしたのでその日もキャンプするのが分かった。とってもワイルドで明るい親子。最後にサンチャゴのアルベルゲ・メノールで再会したが、相変わらず愛想が良くて楽しい親子だった。

     このアルベルゲの裏手には空家があって、壁には大きく「Albergue de Peregrinos」と書かれているので公営アルベルゲのことだ。じゃぁ現在のこの私営アルベルゲは公営の後を引き継いだ形で今に至っているのかも知れないと想像した。公営と言っても個人がバルに併設して運営しているアルベルゲもあるので、これも有りなんだろう。公営アルベルゲは値段を安くしなくてはならない制約がある気がするので、私営にした方が儲けは大きいから経営する側からしたらこっちの方がおいしい。



    北の道34   Wi-Fi ゲットだぜ Lourenza

    6/17 1時間早く出発したおばちゃん二人から遅れて7時7分に出発。テントの女性陣はまだピクリとも動き出さないようだ。テント持ってればどこでも寝られるので究極のマイペースで歩ける。なので何時まで寝ていてもオーケーなのだろう。羨ましいかと言えばバックパックが重たくなるのは御免だ。

     昨日から北の道は海沿いを離れて内陸に入っている。もう海を見るのはフィステラへ行くまでない。なだらかな上り下りをずっと繰り返すが舗装路なので歩きやすい。次の村に教会があった。教会の周りにはだいたいベンチがある筈なのでここで朝飯にしようと前に回るとちゃんとあった。ミニクロワッサン風の安いパンをもそもそ食べる。これはほんのり甘いので割とお気に入り。時々買っては持ち歩いている。いっぱい入って1ユーロ。

  •  3時間歩いた所で反対方向からやって来る女性巡礼がいた。小さいカートの上にバックパックを積んで引っ張っている。そこは分岐を過ぎたとこだったので「カミーノはどっち?」と尋ねられる。「どこへ行くの?」と聞いたら「フランス」とだけ答えニッコリ笑って行ってしまった。凄いね、これから北の道をさかのぼってフランスかよ。こっからスペイン国内だけでも700キロはあるだろう。それからフランスの何処まで歩くのか知らないが逞しい女性もいたもんだ。逆歩きは矢印も道標も本当に分かりづらいので迷うことだらけだし精神的に強くないとやってらんない。<br /><br />

     3時間歩いた所で反対方向からやって来る女性巡礼がいた。小さいカートの上にバックパックを積んで引っ張っている。そこは分岐を過ぎたとこだったので「カミーノはどっち?」と尋ねられる。「どこへ行くの?」と聞いたら「フランス」とだけ答えニッコリ笑って行ってしまった。凄いね、これから北の道をさかのぼってフランスかよ。こっからスペイン国内だけでも700キロはあるだろう。それからフランスの何処まで歩くのか知らないが逞しい女性もいたもんだ。逆歩きは矢印も道標も本当に分かりづらいので迷うことだらけだし精神的に強くないとやってらんない。

  •  おばちゃん達には3時間後に追いつく。二人は歩くのは早いんだけど道草が多い。ちょっと珍しいものがあるとすぐカメラを出している。トラクターや牛なんか撮って面白いのかな?次の村にバルがあったので三人して小休止。いつもバルではコラカオを頼んでいる。牛乳たっぷりなのでコーヒーより体力回復にいいかと思って。ラッフィーは相変わらずスペイン語で店の人とあれこれ喋り続けているがフランス語だけのファンスは加われない。その後は暫く一緒に歩き、森の中でユーカリの植林をしている地元の人がいたらラッフィーがまた呆れるほどお喋りをしている。そろそろ真面目に歩きたくなった私はロウレンサ手前で二人が遅れたのをこれ幸いとぶっちぎる。ロウレンサのアルベルゲには一番乗りかと思ったが先着が一人いた。<br /><br /> シャワー・洗濯してからスーパー探し。途中、スペインのおっちゃん巡礼がいたので話しかけてみたが、ここには泊まらずに食事するところを探していただけだった。スーパーではカット野菜、玉ねぎ、ソーセージにトマト、チョコパン、1リットルビールで6ユーロと少し。今日はスープを作るのだ。たまに暖かい物が食べたくなるとスープを作っているが、いつかフライパンを使った料理をやってみたい。アルベルゲに戻るとおばちゃん達が到着していて1階の女性ばかりが入っている小部屋に落ち着いた。スープを二人のおばちゃんにも食べさせようと多めに作ってみたが、二人は外食するそうなのでがっくし。<br /><br />  その後はリバデオを出発したと思われる人たちが続々と到着して来て私のベッドルームは満杯状態になった。3年前に泊まった部屋には鍵が掛かっていたので取りあえずこっちの部屋が満杯になるまで開けないのだろう。ベッドにあぶれた人たちに、オスピタレロがくれば別の部屋を開けてくれるだろうと伝えてみる。そのオスピタレラは3時半にやってきて、予想どおりもう一部屋を開けてくれた。お昼だけ食べて次へ行くと言ってたおっちゃんも結局ここに泊まることにしたらしくやって来たな。<br />

     おばちゃん達には3時間後に追いつく。二人は歩くのは早いんだけど道草が多い。ちょっと珍しいものがあるとすぐカメラを出している。トラクターや牛なんか撮って面白いのかな?次の村にバルがあったので三人して小休止。いつもバルではコラカオを頼んでいる。牛乳たっぷりなのでコーヒーより体力回復にいいかと思って。ラッフィーは相変わらずスペイン語で店の人とあれこれ喋り続けているがフランス語だけのファンスは加われない。その後は暫く一緒に歩き、森の中でユーカリの植林をしている地元の人がいたらラッフィーがまた呆れるほどお喋りをしている。そろそろ真面目に歩きたくなった私はロウレンサ手前で二人が遅れたのをこれ幸いとぶっちぎる。ロウレンサのアルベルゲには一番乗りかと思ったが先着が一人いた。

     シャワー・洗濯してからスーパー探し。途中、スペインのおっちゃん巡礼がいたので話しかけてみたが、ここには泊まらずに食事するところを探していただけだった。スーパーではカット野菜、玉ねぎ、ソーセージにトマト、チョコパン、1リットルビールで6ユーロと少し。今日はスープを作るのだ。たまに暖かい物が食べたくなるとスープを作っているが、いつかフライパンを使った料理をやってみたい。アルベルゲに戻るとおばちゃん達が到着していて1階の女性ばかりが入っている小部屋に落ち着いた。スープを二人のおばちゃんにも食べさせようと多めに作ってみたが、二人は外食するそうなのでがっくし。

     その後はリバデオを出発したと思われる人たちが続々と到着して来て私のベッドルームは満杯状態になった。3年前に泊まった部屋には鍵が掛かっていたので取りあえずこっちの部屋が満杯になるまで開けないのだろう。ベッドにあぶれた人たちに、オスピタレロがくれば別の部屋を開けてくれるだろうと伝えてみる。そのオスピタレラは3時半にやってきて、予想どおりもう一部屋を開けてくれた。お昼だけ食べて次へ行くと言ってたおっちゃんも結局ここに泊まることにしたらしくやって来たな。

  •  私の上段ベッドの青年が外のベンチに座って足に出来たマメの処置をしている。傷バンが欲しいと言うので一枚上げたが、見たら思いのほか酷いので更に2枚をあげてみる。地元の人らしきおじさんがやって来て、これからマメの処置をしてくれるらしい。どんなことをするんだろうと見ていると、お湯を沸かして塩をぶち込んで足を浸すようだ。兄ちゃんは「熱い熱い」と贅沢を言っている。おじさんは Wi-Fi がどうとか言い出したので、ガリシアの糞 Wi-Fi の事を言っているのだとピンと来る。すぐベッドルームからタブレットを持ってくると手帳に記してあるパスワードを入れ出した。こいつは助かった。あとでも使えるように写真を撮っておこうとカメラを出したら、それは駄目だそうだ。でもこれ一回登録しておくとガリシア州の公営アルベルゲではどこでも自動的に使えるようになるので非常にありがたい。昨年も親切なセニョーラがやってくれたが、有効期限があるらしく今年は使えなくて不便していたのだ。おじさんムチャグラシアス~。<br /><br /> おばちゃん二人の夕飯はスーパーで買ってきたもので済ますそうだ。私のために赤ワインを買ってきてくれたようで「どうだこれ」と見せている。二人は少ししか飲まないので私が殆ど飲ませてもらうことになった。二人してバケツ野菜をシェアしたり、二人なら経済的に済ませられる面もありそうだな。二人とも体が小さいので多く食べなくても済みそうだし。<br /><br />  私たちの意思疎通だけど、二人は英語は話せないのでラッフィーがスペイン語で話しかけてくるのを知ってる単語だけ拾って想像で理解している。こちらが言うことも同じ。ファンスとは殆ど身振りで会話している。それでも明日はgondanアルベルゲに泊まろうと約束する。距離的にアルベルゲはそこっきゃないし。おばちゃん二人は6時出発、私は7時出発で追いつく手筈。<br /><br /><br /> 北の道35へつづく<br />

     私の上段ベッドの青年が外のベンチに座って足に出来たマメの処置をしている。傷バンが欲しいと言うので一枚上げたが、見たら思いのほか酷いので更に2枚をあげてみる。地元の人らしきおじさんがやって来て、これからマメの処置をしてくれるらしい。どんなことをするんだろうと見ていると、お湯を沸かして塩をぶち込んで足を浸すようだ。兄ちゃんは「熱い熱い」と贅沢を言っている。おじさんは Wi-Fi がどうとか言い出したので、ガリシアの糞 Wi-Fi の事を言っているのだとピンと来る。すぐベッドルームからタブレットを持ってくると手帳に記してあるパスワードを入れ出した。こいつは助かった。あとでも使えるように写真を撮っておこうとカメラを出したら、それは駄目だそうだ。でもこれ一回登録しておくとガリシア州の公営アルベルゲではどこでも自動的に使えるようになるので非常にありがたい。昨年も親切なセニョーラがやってくれたが、有効期限があるらしく今年は使えなくて不便していたのだ。おじさんムチャグラシアス~。

     おばちゃん二人の夕飯はスーパーで買ってきたもので済ますそうだ。私のために赤ワインを買ってきてくれたようで「どうだこれ」と見せている。二人は少ししか飲まないので私が殆ど飲ませてもらうことになった。二人してバケツ野菜をシェアしたり、二人なら経済的に済ませられる面もありそうだな。二人とも体が小さいので多く食べなくても済みそうだし。

     私たちの意思疎通だけど、二人は英語は話せないのでラッフィーがスペイン語で話しかけてくるのを知ってる単語だけ拾って想像で理解している。こちらが言うことも同じ。ファンスとは殆ど身振りで会話している。それでも明日はgondanアルベルゲに泊まろうと約束する。距離的にアルベルゲはそこっきゃないし。おばちゃん二人は6時出発、私は7時出発で追いつく手筈。


    北の道35へつづく

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